阪急5100系5128F編成更新車

久しぶりのNゲージ車輌完成! 阪急5100系5128F編成のリニューアル車!

  着手したのが遠い昔の7月(笑) 最近は着工したら一ヶ月程度を目処に完成させているので、久しぶりに長期戦となった車輌ということになる。やはり重工事をやり出すと、集中力と気合と根性が不足してしまうなあ。その間にいろいろあったなあ。代役で旅行に行ったり友人が遊びに来たり阪神が首位陥落したり、侃侃諤諤には書いてないこともあったし……。まあともかく、完成して良かったよ。

この編成の特徴は、扉の窓が大きいのとパンタグラフがシングルアームタイプなのと。

  この編成を作るにあたってのポイントは、大きな物では2つ。まず、パンタグラフが通常の5100系に搭載されている物とは違うこと。シングルアームパンタグラフと言う、最近の電車では数多く採用されているパンタグラフになっているのだ。おそらく地震がらみで換装されたものと思われるが、実はよく知りません(笑) このパンタグラフ周り、テキトーに作る予定だったのだが、思わぬところで写真を見てしまったのがきっかけで細かく作りこむことになった。細かくって言っても、手先が動いて尚且つやる気の起きる範囲でだが。第二に、リニューアル工事によってドアの外観が変わっている。ドアの窓のサイズが、元は座席部分の窓と同じ天地サイズだったのが上下に大きくなっている。さらには、ドアレールがなくなったりしてすっきりしたものになった。模型の場合、削り込んで大きく……することもできなくはないが、数が数だけに現実的でない。全体的に揃った仕上がりにするにも無理がある。というわけなのだが、都合のいいことに関西の小メーカーが阪急のリニューアル車用の扉パーツを発売している。元の扉を繰り抜いて、そのパーツをはめ込めばいっちょあがりである。と、言葉にすると楽勝なのだが、実際はかなり面倒で時間がかかった。元の扉を繰り抜くにも集中力と気合と根性が必要で、さらにパーツに合わせて開口部を微調整しないといけない。それを1両6箇所、8両編成なので全部で48箇所加工したというわけだ。もう二度とやりたくない(笑)……とまでは行かないけど、当分の間はやらなくていいよ(笑) 実は以前、国電80系の関西急電という車輌を作っているが、それのときにもドアの交換作業をやった。あれの時は1両4箇所、4両編成で16箇所で済んだんだけどね。

前面は大体いつもの通り

  前面部分は、大体のところ私の標準仕様である。標準になったのは去年からだが(笑) 少しだけ各ディティールの表現方法を変えたりしているが、まあ細かいところは依然模索が続くんだろうなあ。実は一箇所、大きく変わったところがある。次の画像参照(分かりにくいけど)。

ライト周りが少し変わった、この画像じゃ良く分からないけど

  このキットに付いている前面パーツは、おそらく6000、7000系用を想定して作ってある。実車の6000系7000系の腰部のライトは、一段凹んだところに付いている。5100系や3000系は、登場後に更新工事が行われて6000系や7000系と似たような前面スタイルになった。ただ、ヘッドライトの部分が少し違う。6000系や7000系のヘッドライトよりも、板を一枚噛ませて出っ張った位置に設置しているのだ。というわけで、ほんのわずかだが前面の表情が異なる。模型で再現しようとすると細かくて手が出せない(と思っていた)ので今まで放置していたのだが、ちょっと挑戦してみた。というのがこの画像。なるべく大きく見せるように、マクロ撮影したものをトリミングしてみた……のだが、拡大しても分かり辛いばかりか傷と粗が目立つだけになったような(笑)

(2008.10.12)

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