またまたアルモデル
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Nゲージの方も快調だが、でっかいサイズの方も……というわけで、またまた仕入れてきちゃいました(笑) あれだけNのキット買っておいて、まだ他に買いますか俺。買った順に組み立てろよ!と読者の皆様からの声が聞こえてきそう……。でも、こっちを優先する理由がきちんとあるんです(こっちを優先するならNの積みは自粛しろよ……)。
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おやぁ? HOゲージではありませんねえ……
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実はこれ、HOゲージじゃないんです。もちろんNでもないし、Zゲージでもありません。実は……0ゲージの一種なんですねえ。「Oゲージって何?」 そもそも、HOゲージというのは「Harf of O-gauge」という意味合いを持つ。元々Oがあって、Oじゃでかすぎるって言うんでその半分の縮尺のHOゲージが生まれた。つまり、OゲージはHOゲージの倍の大きさということになる。さらにつまるところ、Nがあって、それより大きいHOがあって、さらにそれより大きなOという具合に……橘雪翼の症状が悪化していると思ってもらって差し支えない(笑) ただ、この画像に写ってるキットはタダのOゲージではない。 ――そりゃあお金かかるだろうなあ という意味のタダではない。Oゲージの中でも「ナロー」と呼ばれるジャンルに入る。別にOに限らず、HOナローというゲージもあるし、多分だけどさらに大きなゲージにもナローはあると思われる。Nにもあったんじゃないかな。ナローというのは日本語で「狭い」という意味。軽便鉄道などの軌間が特に狭い鉄道がこの世に存在する。それらを単純にNやHOやOの規格で模型化しようとすると、車体の大きさと線路の幅の関係がおかしくなる。というわけで生まれたのがナローという規格。ボディはHOやOの大きさだけど、線路幅は一つしたのゲージと同じ、というものが多いようである。というわけで、私が買ってきたOナローのキットは、HOゲージの動力を利用して、HOゲージ上の線路を走らせることが出来る。厳密には枕木などの大きさが違ってくるので、Oナロー用の線路も発売されているみたいだけどね。
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欲しいのがなかったので代わりに……
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本当は「なべとろ」という砂利を運ぶ貨物車が欲しかったのだが、品切れだったので代わりにトロッコ車輌を買ってきた。世には観光用にトロッコ列車というものが走っているが、そのトロッコ列車のそもそもの起源がこれ。文学作品でトロッコが出てくるのあったよね? あれのトロッコがこういうのである。 さて、さっき「こっちを優先する理由があるんです」といってその理由をまだ説明していない。今、HOゲージを走らせるために線路をなんとかしようとしている。フレキシブルレールを曲げて、小半径エンドレスの線路配置にしたいのだが……アルモデルのHOの製品紹介には「半径100ミリのカーブを曲がります」とあったが、こっちのOナローの方には特にそういう記述が見当たらなかった。じゃあ自分で作って試してみるしかない。半径100ミリは小さすぎるので、倍の200ミリ(それでも並みのNゲージの線路より小さな半径だ)を考えているのだが、万が一このOナローが半径200ミリのカーブを通過しないとなると困ったことになる(まあおそらくは余裕でクリアしてくれそうなのだが)。HOもOナローも共用にしたいからね。そして、HOゲージのプロジェクトが立ち上がってからぼちぼち半年が経つ。いい加減そろそろのんびり周回運転を楽しみたいところなので……Oナローもさっさと一つ二つ形にして、通過半径のチェックをしたいというわけである。
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これらは部品が全部付属している
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HOの客車や貨車は車輪やネジ類を別に買ってこないといけなかったが、何故かOナローのトロッコは込み込み。2両一組で、プラスアルファのパーツ代も少なく、なんとなくお得な感じがする。もっとも、先日作ったHOの客車がNの一般的な車輌よりも短いものだったが、このトロッコはそのHOの客車よりもさらに小ぶり。エッチング板を見ても小さいし、そういう意味ではパーツ代込みでこの値段じゃないと高すぎるよ!という価格設定ではあるが(笑) ただ、パーツ込みというのは、品切れのリスクが回避できるという意味では大きい。買い忘れもないし、店でパーツリストと睨めっこしながら部品を探す手間もない。オールインワンというのはそういう意味で嬉しい。 さて、機関車だけでは寂しいからとなべとろの代わりにトロッコを買ったわけであるが(そもそも、後ろに何か牽かせてみないと通過半径の条件がチェックできない)、やっぱりなべとろも欲しい。アルモデルの製品を取り扱っているお店は、関西だと2つしかないのだが……あと1つの店にあればいいんだがなあ。再生産を待つのが手堅いのではあるけれど。
(2008.07.15)
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