名付けて「ライオンのたてがみマスキング」

その姿から何となく連想

  昨日お見せした17メートル級旧型国電、可部線風仕立ての舞台裏?をご紹介。塗料の発色の都合から言っても、マスキングの手間から言っても黄色→ぶどう色2号(茶色)という順で塗るのが普通。しかしながら、今回はその"マスキングの手間"の都合があって敢えて逆の順序で塗った。真面目にやるならば、前面の黄色く塗りたいところを残して全部覆うべきところなのだが……面倒なので画像のようなマスキングで誤魔化した。その姿を見て何となく思った。ライオンのたてがみみたいだなあ、と。原理としてはシャンプーハットのほうが近いのだが。

黄色の発色を良くするため、まず白く塗る

  茶色の上に黄色を塗っても、綺麗に発色しないのは目に見えて明らかである。だからまず、白を吹いた。但し、白を厚塗りすると……マスキングを剥がした後、境目に白い断面が見えてしまうので要注意。安全策を取るならば、白と黄色の中間色を下塗りする方がいいのだが。そして、薄く吹いたつもりだったのだが、ほんの少し断面に白が見えてしまった(笑) 上手いこと誤魔化して事なきを得たけどね。

最後に本命の黄色を

  そして黄色を塗る。塗装回数が増えて手間だけど、塗る面積は狭いのでさほど時間はかからない。
  この「ライオンのたてがみマスキング」はエアブラシならではの"技"。エアブラシなら、口を絞ることで狭い範囲に限定して塗料を吹くことができる。一方、スプレー缶というのは広い範囲に噴霧してしまうので、この程度の"たてがみ"では車体側面への塗料の付着が防げない。ま、やったことがないので、上手くやれば何とか出来るのかもしれないけれど……今さらわざわざ実験してみることもないしね(笑)

(2008.07.07)

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