去年作った車輌大集合

ホンマよーこんだけ作ったわ

  というわけで今回も並べてみました。一昨年は一昨年の間に並べて撮ったけど、去年のは去年間に合わなかったので今年送り。というわけで並べてみたのだが……去年の両数は前年比20%アップ。一昨年が121両で今年が145両で24両増加した。正直言って並べるのが面倒だった。実は一部車輌については存在を忘れかけていた(笑) 以前「18パーセントグレー」でカメラの全機材を集めて記念撮影をやったことがあるが、あれに匹敵する面倒さ――でもない。カメラ機材の方がでかくて重くて撮影場所と保管場所が離れていて、で面倒だった。カメラのときは出すのに1時間片付けるのに1時間かかったが、模型車輌は145両あっても1時間あれば出して撮影して再度収納できる(まだ出しっぱなしで余韻に浸っているところだが)。ところで一昨年は「積み木を減らす」が目標だったが去年は……? 長期構想を立てて買い込んだキットがあるので、ひょっとしたらまた増えたかもしれない。いやいや、145両も組み立てておいて145両以上買ってきたなんてことはないだろう。と断言したいところだがどうか分からない。ぱっと思いつくだけでもパーツ取りのための車輌を20両ぐらい買いこんだような……あ、そうか、パーツ取りのための車輌は積み木としては増えないのか(一昨年の減らす基準で考えると、の話)。ただ、増加積み木リストを見ると、去年は買ったものは結構コンスタントにその場で組み立てている。ちょっと失敗した澪つくし号が放置なのと、構想がじっくり練れてないために放置されたナロ10と、作ってみるとまるで部品が合わないサロ85と、去年完成している予定だった105系と……ってこれ、全部金属キットだな。何か金属キットを途中で放置する悪い癖が付き始めていてやばいぞ俺。まあ、そんなわけで、不慮の事態で放置されたものと長期構想(部品取り含む)を除くとほぼ全部片付けている。片付いてないのは、足りないと思って買った阪急キットとエッフェル塔(笑)とあと少しぐらいなものか。
  では、もう少し細かく見ていこう。

旧国とか阪急とか

  一昨年のこういったページで「今年は旧型国電かな?」と予言?した通り旧型国電を組み立てた。80系が18両に52系流電他が8両、17メートル級の配給車などが6両。あと、ハンダ付け第一号の客車がある。阪急電車では、ついに色を自分で調合するということをやってしまった。思えば遠くへ来たもんだ。

色の調合と言えば

   本来色の調合はこっちが先になる予定だった。113系の阪和線色。帯の色は一般に青22号と呼ばれるものなのだが、明らかに実車を見ると青緑。というわけで調色。ついでにベースのライトグレーも、一般に灰色9号と呼ばれているけどもっと白いので調色。今年の最初に作った113系関西線色のときにこの色があればなあ。

で、初のハンダ付け

  「思えば遠くへ来たもんだ」の筆頭、ハンダ付け。第一号が奥の淡緑色の客車。その手前の左側がハンダ付けの挑戦を決意させた52系流電。人間頑張ればいろいろ出来るもんだね。

再登場赤い電車

  金属キットのスケールモデル、という意味では初めて完成したのが丸ノ内線の赤い電車(画像奥の方)。2年少し前にRMM(鉄道模型雑誌)の10周年記念号に付録で付いてきたのだが、最初は興味がなかった。しかし周囲から「要らないからあげる」コールのラッシュで気が付けば手元に1編成6両分が揃っていた(増結キットの発売前に)。その6両は速攻で組み立てたが、程なくして手元に届いた増結キットが3箱(笑) "余ったパーツでおかわり"する金属キットも発売され、追加で全20両の陣容。放置気味だったのだが去年の初めごろに奮起して18両消費。でもまだあと2両残ってるんだよなあ(笑)

またまた登場"とても簡単塗装済みキット"シリーズ

  一昨年に発売発表されて話題を呼んだグリーンマックスの"新"塗装済みキットシリーズ。関西の103系の体質改善車がモデルだったが、去年は別のタイプが発売された。大好きな形式なので一通り買って組み立てた。今年もまた何か出ると嬉しいのだが。

  最後に、作ったものを文字情報で振り返ってみた。誰も読まない可能性があるんだけど(笑)  なお、完成した順に載せてみました。
○GMキット組み立て 113系関西線色 6両
以前作った湘南色22両(115系含む)のいわばカラーバリエーション 。このときから基本工作として床板をネジ止めすることにした。
○GM、銀河モデルキット組み立て 丸ノ内線の赤いやつら 18両
インレタを早めに消化するために一念奮起、久々の同一形式大量生 産となった。初の金属スケールモデル4両を含む18両が完成。しか し構想外でまだ2両残っているのだ……
○GMキット組み立て 80系 14両
鉄コレ17メートル級用動力ユニットを20メートル級に延長加工して 組み込んだ。鉄道コレクションシリーズで元旧型国電車輌が出ると 聞いたときからの構想。台車の軸間が旧型国電は現在の 多くの電車よりも広いために、性能の悪いGM純正動力に代わって流 用できるものの登場を待ち続けていたのだ。
○KATO完成品塗り替え、たぶれっとデカール貼り付け リニューアルソニック 7両
色の再現とロゴのデカール貼りに難儀。
○GM塗装済みキット組み立て 201系関西線色 6両
"とても簡単塗装済みキット"軍団、去年発売された201系の残党みた いな分。
○キングスホビーキット組み立て スハフ43青大将 1両
初めてハンダ付けをして作った金属キット。当初特急はつかり構想があ ったのだが、とりあえず青大将カラーにしてカトーの完成品と差し 換えて遊ぶことにした。
○キングスホビーキット組み立て 52系流電飯田線仕様 4両
先述のスハフ43を"踏み台"にして本番に挑んだ。先頭部が結構難し く、しかしながらハンダ付け開始後2作品目としては上々の出来だ ったのではないだろうか。
○GMキット組み立て 52系流電 4両
上記キングスホビー製品とは細部が違う。積み木にしていたもので、 同じ流電だからと同時組み立て。あまり同時に組み立てる意義はない のだが。
○クロスポイントキット組み立て 近鉄11400系 3両
ハンダ付けに自信が持てたので、以前から興味があったものを作成。 店長さん曰く「とても簡単」だったはずなのだが、結構難しかった。
○GM塗装済みキット組み立て 103系オレンジ 12両
○GM塗装済みキット組み立て 103系ウグイス 6両

"とても簡単塗装済みキット"軍団、去年発売された103系のバリエー ション? オレンジの方は、このシリーズの103系としては初めて 高運転台キットも購入。環状線は8両なのに12両組み立てたのはそう いう理由。
○GMキット組み立て 80系関西急電登場時 4両
先述の80系の続き。改造箇所が多くて時間がかなりかかってしまった 。
○GMキット組み立て 阪急5100系 8両
鉄研の後輩(現役生)の模型作るぞプロジェクトに刺激されての久々 の阪急製作。流れで阪急マルーンを調色したり、キットのままでは まるで似てない連結器周りに拘ったりして新しい境地を切り開いた。
○GM塗装済みキット組み立て 103系ブルー 7両
"とても簡単塗装済みキット"軍団、今年の100両達成を103系で飾るが 故にこのタイミングで製作。
○GMキット組み立て 阪急3000系 8両
○GMキット組み立て 阪急3100系 4両

上記5100系の"続き"で製作。後輩たちに経験者の圧倒的製作スピード を見せ付ける意味があったとかなかったとか(笑) 以前作ったとき は屋根上配管の表現に不満が残ったため、今回は技術面を含めて 再検討。連結器周りも実車の観察と5100系の"失敗"を踏まえてグレー ドアップ。現時点における準決定版といえる自信作となった。
○モアキット組み立て クム1000 4両
○TOMIX完成品塗り替え 113系関西色 4両
○TOMIX完成品塗り替え 113系阪和色 4両
○GMキット組み立て マニ44ユーロ 4両
○GMキット組み立て 113系阪和色 4両

阪急で少し製作疲れしたので、手抜きする意味もあっての11月の ラインナップ。ところが阪和線色の調色で 意外に手間が掛かってしまった。マニ44ユーロライナーはマスキング が どうしても上手く行かなかったり、クム1000はデカールがどう考えて も貼れず、省略しために完成予定が1日前倒しになるという珍事も 起きた。ここで"とても簡単塗装済みキット"軍団を除いての100両達成 。
○GMキット組み立て クモル24クル29タイプ 2両
○GMキット クモル23タイプ 1両

普通に作ると動力化が困難な配給電車。それを動力化するのに適した 素材を手に入れたために製作開始。ところが実車を調べれば調べるほど 好きなスタイルから離れていったため、実車どおりに作るか自分の好き なスタイルのセミスケールモデルかで悩みに悩んだ。結果後者を選んだが、 完成までの期日が大幅に伸びることに。
○アルナインキット組み立て デト 1両
○アルナインキット組み立て 近代ロコ 2両

とても簡単な〜シリーズ(ちなみに、GMキットで「とても簡単な塗装済みキットシリーズ」って言ってるのは、アルナイン製品のシリーズ名称からパクって私が勝手に呼んでるだけです)。12月初旬に組み上げてはいたものの、塗装他でいろいろ悩んだり、その合間に上記のクモルタイプを作ってたりしてかなり完成が後延ばしになった。
○宮沢、GMの塗装済みキット組み立て キハ110秋田リレー号 4両
まずはGM製造宮沢模型発売で世に出て、然る後にGMから限定品として発売された。宮沢版とGM版で色が違うという困った製品。さらに私の手持ちの宮沢版は2両で色が異なると言うオマケ付き。前面だけ自家調色した色を塗り全体のイメージ統一をした……つもり。
○GMキット+タヴァサパーツ組み立て クモヤ22 1両
GMから「クモハ12、クモニ13」というセットで売られているのだが、そのうちクモニの方を先ほどのクモル23(タイプ)へ改造して組み立てた。余るクモハは普通に作るつもりでいたのだが、某所でタヴァサのパーツを発見したためにクモヤ22へ変更。特に深い理由はないのだが。
○GMキット組み立て クモハ11+クハ16 2両
GMから「クモハ11、クハ16」というセットで発売されている。上記クモル24、クル29はここからの改造。但し改造用おまけパーツは1組しか付属していない。クモル、クルをセットで作りたかったので、そのために「クモハ11、クル16」をもう1セット購入。当然パーツ取りだけで捨てるには勿体無いのでそのまま普通に組み立て。なおこのクモハ11や上記クモヤ22には、去年発売されて80系や52系を作る原動力となった鉄道コレクション用動力ユニットが組み込まれている。

(2008.01.01)

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