製作中のモノ

こんなの作ってます

  今月は1日に模型が完成したっきりその後ぱたりと止まってしまった。おかしい、こんなはずじゃなかったのに! 完成はしてないけど、遅々着々と進行している(←こんな日本語ないけど理解してくれ)。というわけで、どんなのを作ってるかちらっとお見せしよう。前々から騒いでいる「配給電車」。トラックみたいな形ですな。運転室部分があって、後ろは荷台になっている。この形状のせいでNゲージでは動力化が難しい。とは言え、今の各社完成品メーカーの技術をもってすれば値段がどうなるかは別として作って作れないこともないだろう。事実某社がとある製品を出すときに「やってやれないことはなかったが、冒険はしなかった」みたいな感じでコメントを残したそうな。その後別の製品でそれを実証するかのような動力システムを……あー、でもあれはまたちょっと違うかなあ。

普段はやらないコト

  この電車、旧型国電、というカテゴリーに入る。それはいいとして、この製品何故か前面の手すりの表現が非常にカッコ悪い。というわけで真鍮線で作り直してみた。元の手すりの表現を削り落とし、0.3mmの穴を開けて真鍮線を"植える"。実はこの「手すりの表現を削り落とし」が曲者。旧型国電の多くには「シル」と「ヘッダー」という――窓の上下の強度不足を補うものではないかと私は推測しているのだが――一段出っ張った部分がある。その上に手すりの表現があったので、それを削るときにはシル、ヘッダーの段差部分を削り出してやらないといけない。というわけで難易度が高い。と思っていたのだが、やってみると意外にもすんなりできた。案ずるよりも、ってやつだね。
  というわけで右が施工前、左が完了したもの。なお、この前面の形をした配給電車はどうやら実在したことがないようだ。なので上の写真の配給電車はフリーランスということになる。実車に即した前面パーツもあったのだが、あまり好きなタイプの面ではなかった。なので敢えて実在しないけど自分好みの前面パーツを使用。こういうことできるのも自作ならでは。これとワンセットで組む車輌と、さらにあと1両作っている。その1両も、実車に即したものを作るつもりでスタートしたのだが、前面形状がかなり特異で……正直あまり好きではなかった。なのでそちらも好みの前面を使用。フリーランス配給電車3両ということになった。

(2007.12.24)

▲お戻りの際は、ブラウザの機能をご利用いただくようお願い申し上げますm(_ _)m▲