80系関西急電登場時4連

結構時間掛かりました

  なんか……あんまり「登場時」とかつけると、某マイ○ロ製品みたいでヤなんだけどね(マイ○ロエ○スは、「登場時」「現行」とかいろいろ付けて多種多様な製品を作りまくる)。
  さてさて、侃侃諤諤本編で何度も話題に出した関西急電バージョンの80系がついに完成。着工してから1ヶ月以上かかったかな。たかが4両に。思ったより手を付ける箇所が多くて……多くはないんだけど、一箇所一箇所に時間を取られた。おまけに最近暑いから、なかなかやる気起きないし……。愚痴っても仕方がない。ともかく完成した。これでやっと次の車輌に移れるぞ!

前面を、4ヶ月前に作った湘南色の80系(更新車)と見比べる

  右のオレンジと緑のツートンのは、今を遡ること懐かしき4ヶ月前(どこが懐かしいねん!)に完成させた、更新車の80系。前面窓が木枠押さえ(登場時。更新車はゴム押さえ)になっているのを再現してみた。結局手すりの別パーツ化は、面倒という理由が主でやめにした。他に側面もいじっているが、それは次の画像にて。
  前面の塗り分けは、私が写真を見る限り湘南色のものよりも直線的であった。なので敢えてそれを意識したラインにしている。この塗り分けは、色が違うためにそのままの塗り分けではデザイン面で良くなかったのか、それとも関西の工場で色を塗っていた人たちのやる気がなかったせいだろうか(笑) 模型を見て「お、細かいところまで見ているねえ」と思うか「何だ、マスキングで曲線出すのが下手だな」と思うかで、その人のマニアックさが分かる仕様である???(笑) もっとも、関西急電色の80系なんてあんまり写真残ってないと思うんだけど……。GMのタイプ製品のイメージの方が強そうだし。

ここが大変だった

  モハ80のパンタ部を付き合わせてみた。左が今回ので右が前回の。更新車(右)ではドアが交換されているので、原形に戻すために逆にドアの交換が必要になった。金属エッチングパーツが出ているので、それに置換。もとのドア部を切除してパーツが入るよう削り広げる。これが結構面倒だった。1両あたり4箇所で、4両16箇所。次に、ドアの次の窓。更新車(右)では角の丸いゴム押さえになっているが、登場時の原形(左)は木枠押さえで四角い。ゴム押さえの表現を削り広げ、一段引っ込めるようにプラ板をはめ込む。そこに窓を開け直して完成。なのだが、これも大変時間のかかる作業だった。1両4箇所、4両で16箇所。1両あたり2〜3時間かかったかなあ……。
  これらの加工は、時間はかかるけど作業してもなかなか先に進んでる感がせず、精神的にも辛い作業だった。まだ4両だからいいけど、これもし80系登場時とかやることになると……15両ですか。1年ぐらいかかりそうだ。完成すればまだいいけど、途中でお蔵入りしそうで怖い。

  塗料にはモリタのクリーム3号とぶどう色3号を使った。共に「え。こんな色なの?」と不安になりながらの作業。特にクリームは……前の70系阪和色のときによくかき混ぜなかったのか……う〜ん、しっかりしないといけないなあ。ともかく、GMのタイプモデルとは明らかに違う色。どうしてもそっちのイメージに引きずられてこっちが間違ってるように見えてしまう。が、多分こっちの方が近いはず。資料が少ないので何とも言えないんだけどね……。

(2007.08.26)

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