今日の作業〜丸ノ内線の赤いヤツ〜

インレタで靴摺りを表現

  侃侃諤諤本編で書いていた靴摺り部分について。金属キットの車体には靴摺りの表現がないため、インレタ(インスタント・レタリング)を貼って表現する。左が貼った後、右が未貼り付けの状態である。ちなみに、この車両に限らず多くの鉄道車両の靴摺りはステンレスっぽい素材で、銀色に輝いている。一方でNゲージ鉄道模型のメーカー製完成品の多くは、靴摺りが車体色で塗り潰されている。塗り潰されているというか、銀色に塗られていないと言った方が正確かな。
  そんなこんなで、今日の作業は4両の金属ボディの車両に、靴摺りを表現するためのインレタを貼った。だけ。全体として、今日はあんまり進まなかった〜。

プラ車体の場合は塗装する(画像は未塗装)

  で、プラ車体の車両の靴摺りは、このように少し出っ張っている。厳密なことを言うと、こちらが正しい。150倍場合、実車より出っ張ってしまっているかもしれないが。エッチングはシャープに作れる反面、細かいディティール表現には不向きな面もある。靴摺りの場合、車体面より一段前に出ている。エッチング板でそれを表現しようとすると、靴摺りの面を基準として、車体全体を一段奥に凹ませる(エッチングにより腐食させる)必要がある。それでは非効率的だ……ということで省略されたのだと思う。まあ、仕方のないことではあるが。
  ところで、こうして撮影して拡大すると、塗装面の粗さが気になるねぇ。

(2007.03.23)

▲お戻りの際は、ブラウザの機能をご利用いただくようお願い申し上げますm(_ _)m▲