展望車が追加されました
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侃侃諤諤本編で語ったことのある、カトー製「ばんえつ物語」の追加車両。詳細をもう一度書くと……この車両セットは、数年前に6両セットという形で製品化された。程なくして実車は、展望車が1両追加されて7両になった(上の写真がその模型)。その姿を模型でも楽しむべく、ファンが要望したのかカトーが売れると判断したのか、今年になって7両セットがリニューアル発売された。が、単品売りの展望車はなし。おいおい、前の6両セット買ったやつはどーすりゃいいんだよ!と侃侃諤諤で文句を垂れたのである。多くの場合、1両追加されただけ……というときは、限定品ながらも旧製品を持っているユーザーのためのフォローがなされるのだが。これがトミックスやグリーンマックスはやるけどカトーはやらない、というのだったら「しゃぁないなぁカトーは」という話になるのだが(それはそれで文句垂れてることになるのか)、カトーも以前、関空特急「はるか」で登場時5両から現行6両へセット内容が変わる時に旧製品を買ったユーザー向けに増結車両を単体で発売した。何故今回はやらないんだ! とまあ、一応カトーにも言い分があるらしくて、中間車の追加に加えて、先頭車(客車なのでこの言い方は厳密には正しくないが)の形状を正しく再現したリニューアル新製品だということ。それから、色の再現が難しくて、昔のセットと色調が揃うかどうか分からないと。まあ、カトーの色の再現がロットごとに違うというのは有名な話なのだが(そういやはるかのときはそういう話でなかったな)。でまあ、だからといって セットを丸ごと買いなおすのはあまりにも非効率的。6両のまま楽しむか、追加された車両だけをAssyパーツ(修理用の分売部品)を一通り買って組み立てるか。Assyパーツは数量限定なので手に入る保証もないのだが、注文したら入ってきたので有り難く引き取ってきた。それが昨日の話。本当は袋入りのパーツ状態をお目にかけたかったのだが、画像を単純ミスで消してしまったのでもうない。これだからデジタル画像は……ぶつくさぶつくさ。というわけで、本来ならば、「これも積み木に入るのかな?」なんて題でパーツ状態の展望車をお目にかけるところだったのだが、今回はそれができなかった。で、これ、積み木に勘定すると、負担が増えて読者には面白い題材になるのかもしれないが、以下2枚の画像をお見せすると意見は容易く逆転することであろう。ということで、下をご覧あれ。 |
組み立ては簡単
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Assyパーツは大きく分けて3つ。ボディ、床下、台車。台車は2個付いているので、細かく分けると4つ、だ。まず、床下に台車を付ける。プラスのドライバーでくるくるくる……と、2分あれば1両分2台取り付けられる。 |
画像にしてたった2枚で組み立て完了(笑)
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次に、台車を取り付けた床下をボディに装着。向きが分からなかったので若干難儀したが、本来は30秒あれば余裕を持って完了する作業。 |
サスのせいで高さが揃わない
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で、誤算があった。カトーが最近導入している「サスペンション機構」というシステム。線路への追従性が良くなる……らしいが、一部によると「腰高」という指摘もあった。で、今回のばんえつ物語号……うわ、明らかに高いやん。車体全体を見るとそれほどでもないが、塗装の塗り分けラインや幌(間に見えるグレーのやつ)を見ると、目測1ミリ程度はずれている。ま、「走らせれば気にならない」レベルと思えなくもないのだが……。 |
色も揃わないが、許容範囲内
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カトーから店を挟んで聞いた話では「色が揃わない可能性」を示唆されていた。確かに……現物を見比べるとちょっと違う。原色でない以上、仕方ないことだろう。ついでに言うと、グリーンマックスの塗料でもロットが違うと少し色調が変わるという。グリーンマックスでなくても、きっとどこでも似たようなものなのだろう。それが気になるかならないか、気にするかしないかの問題であって。で、確かにちょっと違うけど編成組んでみると気にならない。走らせればなおさらだ。展望車の存在感はそれ以上に際立ってやっぱり手に入って良かったと感じる。写真は、左が"先頭車"の新製品、右が旧製品だ。ほとんど違いなんて分からないはず。言われてようやく気付くレベルか。 (2006.12.30)
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