漫画感想文の星評価基準変更

  
 毎月末の漫画感想文には「☆」印による評価を付けている。最高が「☆☆☆☆☆」で最低が「★」。始めた頃は「☆☆☆★」を「普通」としていたが、「面白い側の評価より面白くない側の評価の方が段階が細かいのは如何なることか?」と「☆☆★」を「普通」にすることにした。ところが最近「☆☆★」ばっかり付けているような気がして来たので、星の数を再度見直すことにした。
 実のところ「普通」が「☆☆☆★」の時からあった問題で、どうも私はシビアな判定をするのが苦手のようだ。ちょっとイマイチかなあ、と思っても「ちょっと」が本当に「ちょっと」であればオマケして「普通」評価にしていた。逆に言えば、「☆☆」以下は明らかに見劣りするというサインであり、突然続きを買うのを辞めたりしていた。ま、要は「普通」評価の幅が広すぎて星評価の意味があまりないのではないか、と感じたのだ。
 新基準では「☆☆☆」を普通とすることにした。それだけだと解決にはならなくて、評価欄に「☆☆☆」が乱発されるだけである。今回の変更では「☆☆★」も「普通」ということにする。「普通」に2段階作ることで、私の中にある「普通未満の評価を付けることへの抵抗感」を和らげようという目論見だ。

 簡単にまとめておくと
・☆☆☆☆☆……最高!
・☆☆☆☆★……文句なしに面白い!
・☆☆☆☆……かなり面白い!
・☆☆☆★……面白い
・☆☆☆……普通
・☆☆★……普通かなあ
・☆☆……やや期待外れ
・☆★……イマイチ
・☆……これはいかんな
・★……私は今、これを買ったことを激しく後悔している
と言った具合。簡単に言えば、去年までと比べて上半分が「★」分アップする感じになる。

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 今回の評価替えとは特に関係ないが、最近星4つ以上を付けることがめっきり減ってしまった。5つなんていつ以来だろうか。最後に付けたのは……『彼方のアストラ』かな? 『魔奴愛』も結構高評価にした記憶があるが、どうだったか。「普通」の星の数を減らした影響ではなく、読んでいて没頭するような漫画にとんと出会えていないのだ。私自身が老化して漫画が面白く感じられなくなったのかもしれないし、本当に面白い漫画が減ってしまっている可能性もある。面白い漫画はあるけど私がまだ見ぬだけ、であればまだ救いはあるが、探し回らないと出会えないのは絶対数が減っている証左ではないか、とも。
 毎年末に選んでいる「今年読んだ漫画で一番面白かったもの」に突出したものがなくて悩んだりしているのだが、今年はどうなるだろう。ちなみに4月分までの既刊漫画は既に買ってあって、次の5〜8月分も陣容がほぼ固まっている。「面白そう」と思って選んでいるわけだが、そこまでの期待感があるものはない。常時漫画アプリやツイッターを駆使して手広く探してはいるんだけど、なかなか難しいねえ。

(2024.02.28)
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