きらめく水面の上を鳥たち(カモメ?)が飛んでいたのでカメラを向けた。母親の付き添いで参加したツアー旅行のどこかで撮った写真――撮影場所がどこかあまりよく覚えていない。「おそらくここじゃないかなあ」というところを地図で見てみたのだが、近くに湖はなかったので完全に記憶違い。ま、私にとって場所はあんまり大切ではない。 写真としては、今のデジタルであれば「数うちゃ当たる」作戦で何枚も撮ればそのうち撮れるであろうもの。この当時はフィルムだったので、手持ちの残り枚数はもちろんのことフィルム代と現像代を考えるとなかなかそんな真似はできない。おまけにカメラはOM-3Ti。鳥瞳AFはもちろんのこと、そもそもAFが付いてない。鉄道であれば置きピンしておけば列車は必ずそこを通ってくれるが、鳥相手ではそう上手くもいかない。そんなわけであまり粘らず、2枚だけシャッターを切った。この写真は、そのうちのまあまあ見れる方だった1枚。