霧の六甲山
フィルム写真を掘り起こす その2
天候で言えば悪い方だが、写真映えがする

 六甲山へは何度か足を運んでいるが、霧が出たのはこの一回だけだ。行き帰りは公共交通機関を使ったが、霧が出てバスが運行中止になったとかそういう記憶はない。フィルムを見ると最初から霧だったわけではなく、途中から出て来たらしい。となると、晴れたのも割とすぐだったのだろうか。
 婚活をしていた時、釣り書きの趣味の欄に全てを書くと膨大になるので、3つに絞って「鉄道模型制作、バッティングセンター通い、写真撮影」と書いていた。この中で女性受けが一番いいのは「写真」だろうなあ――ということでお見合いには自選傑作集として10枚を選んだアルバムを鞄に忍ばせていた。そのうちの1枚がこの写真で、「これはどこで撮られたんですか?」と訊かれたらこんな風に答えていた。

  霧の街と言えばロンドン

(「へぇ!」と思わせておいて)

  ……ですが、この写真は六甲山で撮りました。

落差が激しい(笑) しかもここでは終わらない。

  「ろ」と「ん」しか合ってませんね(笑)

読者の皆様も「んんっ?」となったかもしれない。

  ―― ンド 
  ―― っこうさ 

最初と最後かい!というネタなんだけど……このギャグセンスじゃあ婚活に苦戦するのは想像に難くないですよね!?

(2023.03.15)
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