鉄道模型制作報告
「旧型国電 片町線 第二期」その4
先週の続き

 先週の続きで、クモハ32001の前面加工。貫通扉の額縁形状を再現し、運行番号窓を埋める(Hゴム化されているので、後でエッチングパーツ貼り付け)。テールライトやステップ、Hゴム窓加工は、後で他の車両とまとめてやるので、次の車両へと移る。

3両目は予定変更することに

 3両目はクモハ41127……旧国大糸線黒標記で作ったクモハ41117とほぼ同型(この下に参考写真掲載)のつもりで作業を開始。しかしながら改めて確認すると、41117が半流クモハ40改造車なのに対して41127は平妻クモハ40改造車。127が異端車というわけではなく、番号が飛んだと表現すればいいのか……旧国にありがちな「番号だけで判断してはいけない」の典型例に見事に引っ掛かってしまった。
 半流改造車の112番や126番も片町線で走ったようだが、今回奇数向き先頭車を多めに作りたいという事情により「127」という選択は揺るがない。鉄道模型は不自由なのだ。この写真の後さらにドア抜きなどの加工もしたのだが、今回はこの写真のパーツは使う場面がなくなってしまった。なお126番は宇部線では奇数向きだったようだが、手元の資料によると片町線時代は偶数だったようだ(この資料も怪しいのだが)。

参考写真:去年完成したクモハ41117
正しいクモハ41127を作り始める

 平妻クモハ40改造クモハ41は原型クモハ41に近い形態をしているのだが、車端側の窓配置が異なっている。ドアとその次の窓の間隔からして違うのだが……グリーンマックスのキットは寸法が怪しく、拘りだすとキリがないというか面倒(本音)なのでそのまま。一番車端寄りの窓だけ後ろにずらして改造車であることをアピールしておく。

運転室側も加工

 運転台側はいつも通りの加工(乗務員扉の形状修正や額縁加工)……と思っていたら、クモハ32001と同じく雨樋が側面に移設されていた。淀川電車区に何かしらの拘りがあったんだろうか?

前面加工

 前面の加工。キットにはクモハ用クハ用2種類の前面が付属しているが、クモハ用は配管を削るのが面倒なのでクモハを作る時でもクハのパーツを使うことが多い。今回はどちらにせよ雨樋を削らなければならないので、運行窓がそのまま活かせることもあってクモハ用を選択。雨樋を削る以外はいつもの通りの作業で、ほとんどすべてのモールドを削り、貫通幌取付穴や実車にはない連結器の逃げを埋めた。先週と同じく、前面パーツ加工途中で時間切れ。

 来週は4両目に取り掛かり、多分問題の5両目に手を付けるところまで行けると思う。どうして5両目が問題なのかと言うと……
・クハ55035(半流)を作る予定だった
→手元資料では奇数向き
→クモハ41127の勘違いを受けて確認すると、偶数車だった可能性が高い
→奇数車が作りたいので計画変更
→しかし奇数向きクハは選択肢が乏しい
という感じで未だに決断ができずにいるのです。

(2023.2.26)
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