カトーHOクモハ40のIMONカプラー化
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カトークモハ40(大きいやつ)
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多分買ってから20年ぐらいは経つカトーのHOクモハ40。7、8年ぐらい前?に気が付いて、出来れば何とかしたいと思っていた部分を改良してみた。さて、どこが変わったでしょう? |
HOカトーカプラーを裏返してみたところ
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Nゲージのリアルカプラーの先駆者である「カトーカプラー密連形」は、連結器本体(を模した部分)の下にあるフックが連結機能を担っていた。一部では「電連」とも呼ばれていたが、実物の電気連結器とはちょっと似ていない。カトーは飯田線旧国シリーズで連結器本体部分で連結できるカプラーを新開発し、以後新性能電車にも反映しているが、メーカー自身がこれを「電連なし」ではなく「フックなし」と呼んでいる。
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様々なタイプが登場しているIMONカプラー
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そんなわけで改良策を探していると、IMONカプラーを使えば一発で解決するらしいことが判明。早速買って来た。なお、IMONカプラーはパーツがバラバラの状態でパックされていて、自分で組み立てる必要がある。バラバラの状態の写真は撮り忘れた!
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後部は切り取る
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加工点は多くないのだが、後部だけは切り取っておく(このままでも入りそうな気はしたが、一応)。ちなみにこの切り取った部分は、カプラーを2ヶ所でねじ止めするときに使うものだ。1ヶ所だけだと、回転方向に力が掛かった時にネジが緩みやすいからだと思われる。場合によっては後部1ヶ所止めという手もあるかも? |
そのまますっぽり入る
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カプラーポケットから元のカトーカプラーとバネ(左)を外したら、そのままIMONカプラーを押し込むだけ。特に穴を拡げたり干渉部分を削ったりとかいったよくある作業は必要なく、何か問題があればすぐに戻すこともできる。強いて言うなら、カプラーポケット内の余剰空間が大きいため、力が加わった時にIMONカプラーのポケットが左右に回転してずれる可能性がある。元のカプラーポケットのピンとIMONカプラーのポケットの穴がちょうどのサイズなので、通常使用で回ってしまうことはあまりなさそうだが。私は特に対策していない。 |
総作業時間20分程度?
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という簡単な加工で、カトーのクモハ40の連結器を旧型にすることに成功した。これまた強いて言うならば、胴受け内のスカスカ感が消えてしまったのが残念と言えば残念だが、そこは我慢しよう。そしてもう1つ、せっかく連結器がリアルになったが、連結する相手がいない。いないからこそカトーHOの連結器がフック式であることに長らく気付かなかったわけだ。ちなみに2年前にクモハ12を組んだが、可部線仕様にしたので連結器のタイプが違う。ま、単体での見栄え向上を狙ってのものだから、わざわざ連結する必要なないんだけど。
(2023.01.25)
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