リリースされたばかりのSubversion 1.0.0を早速インストールしました。Subversionのインストールは少々大変なので、以下にインストール時のメモをば。それでも、0.x.yの時よりは随分と楽になりました。
まずは下準備からです。
これが無くちゃ始まらない。これを適当な展開する。以後、この展開したディレクトリをカレントディレクトリとします。
現時点では公式にはまだ0.9.4までしかリリースされていないので、Apacheのパッケージ内にある0.9.5を使えとINSTALLには書いてあります。なので、Apache 2.0.48をダウンロードしてきて、中のsrclib/{apr,apr-util}をSubversionのtar ballを展開したディレクトリの中にコピーします。
$ cp -a ../apache-2.0.48/srclib/{apr,apr-util} .
これもAPRと同じように、展開した物をSubversionのneonディレクトリにコピーします。
$ cp -a ../neon-0.24.4 neon
最新版の4.2.52を展開してきてコンパイルしました。4.1も入っているのですが、SubversionのINSTALLが4.2.52を推奨しているので新たにインストールする事にしました。昔Subversionをコンパイルした時は、バージョンが特定されていて面倒だったのですが、随分と制限が緩くなりました。コンパイル自体は一般的なconfigure; make; make installで終了します。
$ cd db-4.2.52/build_unix $ ../dist/configure $ make $ make install
これでお膳立てが揃ったので、いよいよSubversionのコンパイルを始めます。今回は既にインストール済みだったのでコンパイルしませんでしたが、他にもautoconf 2.50以上、libtool 1.4以上、Python 2.0以上が必要になります。また、NeonのコンパイルにはOpenSSLとzlibが必要になるようです。さらに、Subversionのリポジトリサーバーを作りたい場合には、Apache 2.0.48以上が必要になります。
コンパイルは、これまたconfigure; make; make installで終了します。今回はBerkeley DBの位置を指定します。
$ ./configure --with-berkeley-db=/usr/local/BerkeleyDB.4.2 $ make $ make test $ make check $ make install
コンパイルには35分かかりました。チェックには15分かかりました。ちなみに、Linux 2.4.xのコンパイルに10分前後かかるPCです。Cygwinでコンパイルした時には、チェックの段階でエラーが出ましたが、あまり気にしない事に(汗)