Subversionのインストール

原文: Silphireの日記 2004年2月23日分

Subversion 1.0.0リリース!

リリースされたばかりのSubversion 1.0.0を早速インストールしました。Subversionのインストールは少々大変なので、以下にインストール時のメモをば。それでも、0.x.yの時よりは随分と楽になりました。

依存しているパッケージのコンパイルなど

まずは下準備からです。

Subversion 1.0.0

これが無くちゃ始まらない。これを適当な展開する。以後、この展開したディレクトリをカレントディレクトリとします。

Apache Portable Runtime 0.9.5

現時点では公式にはまだ0.9.4までしかリリースされていないので、Apacheのパッケージ内にある0.9.5を使えとINSTALLには書いてあります。なので、Apache 2.0.48をダウンロードしてきて、中のsrclib/{apr,apr-util}をSubversionのtar ballを展開したディレクトリの中にコピーします。

$ cp -a ../apache-2.0.48/srclib/{apr,apr-util} .

Neon library 0.24.4

これもAPRと同じように、展開した物をSubversionのneonディレクトリにコピーします。

$ cp -a ../neon-0.24.4 neon

Berkeley DB 4.X

最新版の4.2.52を展開してきてコンパイルしました。4.1も入っているのですが、SubversionのINSTALLが4.2.52を推奨しているので新たにインストールする事にしました。昔Subversionをコンパイルした時は、バージョンが特定されていて面倒だったのですが、随分と制限が緩くなりました。コンパイル自体は一般的なconfigure; make; make installで終了します。

$ cd db-4.2.52/build_unix $ ../dist/configure $ make $ make install

Subversionのインストール

これでお膳立てが揃ったので、いよいよSubversionのコンパイルを始めます。今回は既にインストール済みだったのでコンパイルしませんでしたが、他にもautoconf 2.50以上、libtool 1.4以上、Python 2.0以上が必要になります。また、NeonのコンパイルにはOpenSSLzlibが必要になるようです。さらに、Subversionのリポジトリサーバーを作りたい場合には、Apache 2.0.48以上が必要になります。

コンパイルは、これまたconfigure; make; make installで終了します。今回はBerkeley DBの位置を指定します。

$ ./configure --with-berkeley-db=/usr/local/BerkeleyDB.4.2 $ make $ make test $ make check $ make install

コンパイルには35分かかりました。チェックには15分かかりました。ちなみに、Linux 2.4.xのコンパイルに10分前後かかるPCです。Cygwinでコンパイルした時には、チェックの段階でエラーが出ましたが、あまり気にしない事に(汗)