わくわく動物奇想天外ランド
著者.しあえが
例のBGM テレテテ、テレテテ、テレテテ、テレッテテ〜♪ テレッ、テテッテ、テテッー♪ 皆が大好きな牛乳。甘くておいしくて栄養豊富。 どうやって作っているのか? 詳しい事を皆さんはご存じですか? 今日も知ってるようで知らない、あんなことやそんなこと。乳牛の秘密や、知られざる苦労や技術的な話などを特集します。 というわけで、乳牛牧場を経営するオークのハラミさんの所に取材に来ました。 「おはようございます。牧場長、今日はよろしくお願いします」 「はい、よろしくお願いします」 忙しい中、無理を聞いてくださったハラミさん(以後、牧場長)に先導され、厩舎に案内されたスタッフが見たのは一頭の人間のメスでした。かすかにブドウめいた匂いがするのは、メスが緊張しているからでしょうか。 黒髪をしたまだ若いメスが怯えた表情を浮かべ、落ち着きなく周囲を見回しています。 「牧場長、これは?」 「ちょうど、新しいのを一頭仕入れられたばかりでね。でもこのままじゃ、人間のメスだからね。乳牛じゃないからお乳を搾れない。妊娠しないと人間は乳が出ないから面倒だね。だから、こいつをちゃんと躾て、乳牛にしなければいけないんよ」 「なるほど。その手順や過程を取材できるという事ですか?」 「そういうこと。じゃあ、早速始めるとしようか」 特徴的な衣装を着せられた人間のメスですが、牧場長が言うには調教……もとい躾用の衣装だそうです。 「意味がないって言う奴とか、違うの着せる奴もおるけど。私の場合は、これを着せてないとね」 「なるほど。職人の拘りという奴ですね」 タグに書かれた未来の乳牛の情報を拝見。 人間だったときの名前は「山岸マユミ」なようです。 「んだから、呼び名はマユミだな」 タグにはほかにも情報が書かれていて、年は17歳。身長は165cm、体重5Xkg、3サイズは上から72(I)・61・86となっています。 「牧場長、よくわからないんですが、良い乳牛になりそうですか?」 「あー乳もでかいし良い乳牛になりそうだよ。この仕事、何が大変って言うと調教も大変だけど、良い乳牛の元になる人間を仕入れることが一番大変だぁね」 最近は冒険者もあまりこの辺に来なくなったし、別世界へのゲートもめったに開かないしで、マユミも数年ぶりに捕まえられた人間のメスだそうです。 しかも人間のメスなら誰でも良いってわけじゃないとのこと。マユミの様に若く、発育の良いメスでないと良い乳牛にはなれない。素材から厳選しないと良いものは作れない、と言うのは他の色々な事と共通なのかもしれません。 と、話してる間にも皮のベストやズボンを脱いでいく牧場長。マイペースを崩しません。 そして下帯まで外して全裸になった牧場長が檻の中に入ったとき、ハプニングが発生しました。 「嫌っ! 来ないで、来ないでぇ!」 マユミが大仰に悲鳴を上げました。凄まじい高音に思わず耳を抑えたスタッフ一同。皆が怯んだその瞬間、その時を見逃さずマユミが動いた。 とてもそんなことができるような度胸もなさそうなのに、見た目に反して腰の入った肩からの体当たりで牧場長を転倒させ、逃げ出そうとします。 「こら、大人しくせんかい!」 しかし、さすがはベテランの牧場長。どっしりと構えて体当たりを受け止める。 微動だにせず、暴れるマユミを抱え上げ、軽く抱きしめました。 「あ……っ! が、ぐっ……ぎぃっ!」 目を白黒とさせ、口をパクパクと開けて、マユミが小刻みに痙攣をし始めました。 放送事故を警戒したスタッフ一同。 そんな私たちの不安をよそに、落ち着いた雰囲気で牧場長はマユミにベアハッグ……もとい、抱きしめています。 私達には軽く抱きしめたようにしか見えませんでしたが、牧場長の器量に観念したのか、遂にマユミが大人しくなりました。 「まあ、最初が肝心だね。大概、諦め悪く暴れたり逃げ出そうとするから」 「なるほど、これでもう大丈夫なんですか?」 「まあ、女戦士とかなら油断できないけど、こいつは大丈夫だね」 ぐったりしたマユミの頬を掴み、無理やり顔を上げさせ、牧場長は檻の中にしつらえられた木台の上にどっしりと腰を下ろしました。興奮したように檻の中にいたブタがぶうぶうと騒いでいます。 それにしてもこの牧場長、ノリノリである。 「あぐぅぅぅ……。や、やめてぇ」 弱弱しくマユミが泣いていますが、牧場長は表情を変えることなく何事か考えこんでいる様子。 「大人しい性格のメスと思ったけど、結構気が強いね。こういうメスの場合は、まず最初は奉仕させるんよ」 「教えなくてもできるものなのですか?」 「まあ、無理だね。だから教えながら奉仕させる感じになるかな」 「なるほど、でも、なぜ最初に奉仕を?」 私達の質問に、牧場長は頷き返しました。 「良い質問やね。まず、お前は奴隷だということを認識させる目的があるよ。 ……おら、そのでかい胸でオラのチンポを挟むんだよ」 「そ、そんなこと言われても、私」 「諦めの悪い奴だな。お前は奴隷……いや、乳牛になるんだよ、さっさとやれ。まだ『抱きしめられ』たいか」 牧場長の強い口調にマユミは身をすくませ、助けを求めるように周囲を見渡します。勿論、逃げ場はありません。まだしばらくグズグズとしていましたが、牧場長が髪を引っ張ると「キャア」と悲鳴を上げ、そのあとはノロノロとですが言うことを聞くようになりました。さすが、ベテランの牧場経営者としか言いようがありません。 「ん、んんっ、んんん……。ああ、も、やだぁ」 「おら、泣いてないで胸で捏ねるだけじゃなく、舌で先端を舐めるんだよ。ええい、容量の悪いメスだ。こうだ、こうだよ」 不慣れなのでしょうか、ぎこちない動きのマユミを叱咤した牧場長は、おっぱいに挟まれて出たり引っ込んだりを繰り返すペニスに自らの涎を溢しました。たちまち、マユミの涎と汗に混じってぬちゃぬちゃ、グチュグチュと淫靡な水音がし始めました。抗議するように目を見開き、顔を背けようとするマユミでしたが、牧場長に睨まれるとたちまち尻尾を股の間に挟んだ犬のように大人しくなりました。 とはいうものの、そのぎこちない動きは私達から見ても上手とはとても言えません。 「ちゅ……くちゅ、ん、にゅぶ、れろ……。はぁ、はぁ、はぁ。んん、あふ、ちゅぷ、ちゅ、ちゅる」 しかしスタッフ一同、認識を改めることになりました。 その後、数回牧場長がやり方指導をすると戸惑いつつもマユミは言われたとおりに愛撫の仕方を変えました。艶めかしい唇とピンク色の舌がうごめき、赤黒い牧場長のペニスの亀頭部分を舐めています。涎と汗で塗れたペニスがぬるぬるとスムーズに愛撫され、とても気持ち良さそうです。どうやら潜在的にかなり素質があるメスのようです。乳牛ではなく、奴隷としても高値が付いたでしょう。 「呑み込みが早いですね」 「オラの見込んだ通りやね。このメス、最高の乳牛になると思うよ」 「んんんっ、んん! あああっ!?」 ほどなく、牧場長のペニスが爆発するように勢いよく精液をまき散らしました。 顔と言わず胸と言わず、全身に精液を掛けられ、マユミがお湯でも掛けられたように大仰に身を震わせて悲鳴を上げました。もしかしたら、精液を見るのも掛けられるのも初めてなのかもしれません。マユミの様子に牧場長はしてやったり!な表情を浮かべます。濃厚なオスの性臭が厩舎に充満し、家畜のブタが興奮したようにぶうぶうと騒ぎ立てています。 と、見ていると牧場長が熱湯で十分に温められた布巾でマユミの顔や髪をぬぐってやっています。どうやら、付着した精液をふき取ってあげているようです。慣れた手つきで、いつもやってる作業な事が分かります。意外に優しい、というより何か意味があるのでしょうか? 「う、ううぅぅ。嫌ぁぁ……」 文字通り、家畜として扱われてマユミは嫌そうな顔をしていますが、抵抗するつもりはないようです。顔、髪、胸と布巾で拭われ、僅かに蒸気が立ち上ってピンク色の肌が艶めかしく輝いています。 ゴクリと、思わず唾を飲み込んだのはスタッフの誰なのでしょう。 「これは、どういう意図が?」 「清潔にしておくってこともあるけど、オークの精液は刺激が強いからね」 なるほど、確かにオークの精液は人間には強烈な媚薬として作用すると聞きます。しかも雄の中の雄みたいな牧場長だけに、精液も特濃なようです。 可能性は低いけど、このままだと発狂するかもしれんから。笑いながら牧場長が話していますが、目の奥が笑っていないことに気が付きました。おそらく、今まで何度かそういうことがあったのでしょう。今でこそベテラン中のベテラン、牧場の代名詞のように言われる牧場長ですが、牧場経営・乳牛生産に何度も失敗があったはずです。 「さっきも言ったけど、今は乳牛の元を手に入れるのが一番大変だからね。大事に、大事に育ててやらないといけないんよ」 「感服しました。おや、綺麗になったみたいですね。心なしか、マユミの嬉しそうですよ」 プリン、とオッパイが美味しそうに揺れています。取材ということを忘れて、飛びかかって揉みしだきたい気分が。 人間にしても、これはかなり大きめなのではないでしょうか。 「いったい何を言ってるんですか? うう、もう、嫌です。嫌ぁぁ」 最初の様に走り出すほどの元気はないようですが、全身をくねらせるように動かし、なんとか逃れようとしています。しかし、牧場長は巧のその動きを予想したようにマユミの全身を揉み、撫で、ときおり汗の浮いたうなじを舐めていなします。 「あ、は、ああぁ、ひゃぅぅ。あ、熱い。舐められたところが、胸が、顔が、熱い……です」 オークの体液は精液、血液は勿論、唾液も媚薬成分を含んでいます。いかにも経験の少なそうなマユミにとっては、首筋を舐められるというのは殺虫剤を掛けられたゴキブリよりも刺激が強い事でしょう。たちまち腰砕けになり、蹲るように座り込みました。 「ほんじゃあ、次の処置に取り掛かろうかね」 牧場長がマユミを押さえつけると、おもむろにたわわに実った胸の果実にむしゃぶりつきました。鉛色をした舌が産毛の立った乳房にねっとりと唾液を擦りつけ、ぷっくりと膨れた乳首を黄ばんだ歯で甘噛みしました。 「ひぃっ!? い、イヤぁ―――っ!!」 力尽きたように見えていたマユミですが、乳首をしゃぶられた瞬間、ビクンと大きく体を震わせて断末魔じみた絶叫を上げました。肌がピンク色に染まり、淫らに体をくねらせています。 「嫌っ! イヤイヤ、嫌ぁ! やめてやめて、お願いだから、ああうぅ! はっ、はぁ!? あああ―――っ!!」 オークの媚薬を接種した人間の性感は元の10倍以上。どれだけ感じているのか想像することしかできませんが、艶めかしい動きと壊れたように上げ続ける拒絶の言葉を見るに、普通の人間なら精神が焼き切れるほどの快感を感じているのかもしれません。もっともオークの媚薬には、感度を上げるだけでなく精神抵抗などを上昇させる効果もあるので、マユミが正気を失うことはないでしょう。 「今は何をしてるんですか?」 「ぶちゅる……。ああ、胸だけ弄って何回かイかせてやるんだよ」 「意味があるんですか? 見たところ、もう濡れてるようですし、孕み腹にしても良いように思えるのですが」 仕方ないなぁ、と言わんばかりに牧場長は肩をすくめました。どうやら地雷を踏んだようです。 「はぁん、あん、あっ、ああっ! やだ、やめてぇ、胸、嫌ぁ」 嫌々と泣きじゃくるマユミをなだめるように揉みしだき、嘗めしゃぶりながら、牧場長は応えてくれました。 「前戯で何回かイかせるのと、そうでないのとでな。あとの処置でちゃんと孕むかどうか、天と地ぐらいに差が出るんだわ」 涎でねちょねちょになったマユミの乳首を左右一緒につまむと、キュッと絞り出す様に指の腹でねじった瞬間、言葉を肯定するように、ビクンと大きくマユミの体が跳ねあがりました。弄られてものの数分ですが、達したようです。 「んんん―――っ!?」 猪口才なことに抵抗しようとしていたようです。未来の乳牛とは言え、所詮人間のメスでは抵抗できるはずもありません。ビクン、ビクンと痙攣するように体を震わせています。家畜臭い厩舎に、発情したメスの匂いが香しくも匂い始めました。内股が濡れて、ヌルリとした水滴が伝い流れているのが見えます。 「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……。いや、嫌ぁ。こんな、こんな動物みたいに触られて、こんな風に変な感じにされちゃうなんてぇ」 涙をこぼし、悔しそうにマユミが呻いています。 ともあれ、イったので次の段階に進みそうです。……と、思ったのは早計でした。 「こらぁ、ええ乳牛だ。丁寧に処理せにゃいかんよ」 「というと?」 「胸の愛撫だけで3回はイかせんと勿体な……いやいや、準備が足らんみたいだよ」 再び胸にむしゃぶりつかれて、乳首に強く吸い付かれた瞬間、くっ……と歯を食いしばり、目をきつく閉じてマユミは背中をのけ反らせました。 「はっ、はぅぅ……! ああ、ま、また胸をそんな。きゃぅぅぅっ!」 見ているだけで股間の当たりがゾクゾクと痺れたような感覚がする、なんとも官能的な表情です。 それから30分後。 3回どころか5回イかせてようやく満足したのか、それとも準備ができたのか牧場長はマユミのオッパイを愛撫することを止めました。もっとも、離れがたいのか指先がワキワキと揉みしだいているように蠢いています。 調教台の上にぐったりと倒れ伏したマユミが、まるで地獄の魔王でも見るような恐怖に満ちた視線で牧場長を見つめています。 「じゃあ、種付けするだよ。記者さん、ちゃんと記録しなよ」 「た、種付け……? まさか、嘘、そんな。シンジ君、シンジ君助けて! い、イヤァァァァァ!!」 痺れ切った体を酷使して逃れようとするマユミでしたが、その事もお見通し。容易に、それも怪我させたりしないように丁寧に押さえ込むと、慣れた動きでストッキングの股間部分に切れ目を入れました。ビッ……と乾いた音を立てると、たちまちに切れ目は広がり、こんもりとした土手全体が剥き出しになりました。 「ひっ、ひぃっ!? やめてぇ!」 周囲をうろつくブタの様にむりやり四つん這いにさせると、剥き出しになった盛りマンに、柱の様にいきり立ったペニスをを押し当てました。貝のようにきつく閉ざされた割れ目に熱と圧力を感じて、マユミは目を見開き、一瞬動きが止まります。 「いくだど……」 「誰かっ、助け……! シンジ、く……んっ」 何か言いかけた言葉は、音を立ててペニスが割れ目を押し開き、ズブズブと飲み込まれた瞬間に中断させられました。よほどきつくて気持ちが良かったのか、牧場長が呻き声を漏らして小刻みに体を震わせています。 「あ、あがっ……あああ、う、あああっ、やだ、やっ、やぁ」 さすがに5回もイかされただけあって、充分に濡れた秘唇は大きく開き、極太のペニスをどうにか受け止めています。痛々しいほどに大きく押し広げられ、ゴリゴリと凹凸の目立つ竿に擦られてもうまともに息をすることもできなさそうです。 「おーし、行くぞー」 「ああ、あっ、あっ、あああっ、ああ―――っ!? やめて、やめてやめてぇ! なにこれ、なんなの!? 嘘、嘘です! こんな、こんなので、感じて、なんて……。嫌よ、イヤァァァ! シンジ君、シンジ君、シンジくんっ! 助けて、私こんなの嫌です! 嫌、感じたくない、感じたくないのぉ! 突かないで、動かないでぇ! お願いだから、感じさせないでぇ!!」 後背位で力強く、杭を打ち込む様に腰を叩きつけていく牧場長。挿入して動かす端から、牧場長が射精を繰り返しています。オーク名物の連続射精が始まりました。一度、交尾が始まると、妊娠が確信できるまで決して抜かず、始終精液を噴射しながら犯し続ける暴走列車となるのです。特に人間の場合はオークの精液は強烈な媚薬として作用しますから、オークの1ストローク分の動き軽く1回、絶頂するという話です。 「あ゛―――っ! あ゛―――っ! あ゛あ゛あ゛―――っ!!」 マユミはそのたびに胃の底から絞り出す様な絶叫を漏らし、全身を戦慄かせています。 1ストロークで1回イく、というのはモノの例えだと思っていましたが、巨乳をゆっさゆっさと揺らしながら絶叫し続けるマユミの様子を見る限り、どうやら真実だったようです。 「イぎだぐないぃ……! もう、イぎだぐないのぉぉ! 死ぬぅ、死んじゃうぅ……! おがしぐ、なっちゃうよぉ!」 先程から壊れたレコードのように喘ぎ続けているマユミですが、舌もまともに動かなくなったのか、呂律の回らない様子で何やら呟いています。どうやら「イきたくない」と言っているようです。ですが「優しくしても甘やかしはしない」がモットーの牧場長は、休むことなく握りこぶしほどもある睾丸が複数ぶら下がった股間を激しく揺すり、叩きつけるように腰を打ち付けています。 「あぐっ、ぐっ、ひぐっ、あぎぃぃ! 嫌ぁ、いや、嫌ぁ!」 気が付けば、スタッフ一同息をすることも忘れて見入っていました。時計を見ると……種付けを始めてまだ10分!? 見れば粘つく精液と愛液の混合ジュースが、水溜りのように溜まっています。ですが、まだ直径30cm程度。オークは1度の性交で直径1メートルになるほどの精液溜りを作るという話なので、まだまだ始まったばかりと言えるでしょう。 「あああ、あああああっ! あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!! 壊れる、壊れるぅ!!」 「おおおぐうううぅぅぅ!!!!」 と、唐突に牧場長が大きく呻き、天を仰ぐように首をのけぞらせました。腰のあたりが引くつき、筋肉に緊張が走るのがわかります。同時に異変を感じとったのか、マユミが眼を見開き電流でも流したように全身を激しく震わせました。 「あああ、あああ〜〜〜〜っ」 人間相手では決して味わえない、望外の快感に翻弄され……。 今までの仮イきとは違う、オークの本イき。今までの射精が冗談かと思えるほど大量の、そして濃い精液がマユミの体内で爆ぜるように吹き出しました。 ブジュリュ! ブリュリュリュ! ほとんど水の下痢を吹き出したら、こんな音がするんじゃないでしょうか。凄まじい音を立てて、壊れた蛇口から零れるように愛液と精液が噴き出ています。 「か……かはっ、は、はぁ、はぁ……はっ、はぁ」 ガクンと糸が切れた人形のようにマユミの体が崩れ落ちました。いまだ結合したままの腰だけ持ち上げられ、「へ」の字のような体勢で、喘息患者を思わせる浅く速い呼吸を繰り返しています。 その目が、信じられないと言わんばかりに瞬いていることにスタッフ一同気が付きました。 「ふぃ〜いっぱい出たなぁ」 「なんで、こん……な……、どうし、て」 ショック死してもおかしくないレベルの人外の快感にさらされたにも関わらず、狂うことも気絶することもできなかったことに困惑しているのでしょう。瞬きを繰り返して懸命に呼吸を整えながら、原因を突き止めようとしているのか苦しそうな表情で先程までの快感とそれがもたらされた過程を反芻しているようです。 視聴者の皆さんは勿論わかっていますね? 本来ならショック死してもおかしくなかったのですが、事前に十分イかされて準備されていたこともあり、オークの精液を胎内に吐き出されたことで、ショック死するより先に体が順応してしまったのです。オークの精液にはこういう作用もあるから、人間相手に子供を作ることができるんですね。勿論、乳牛の素質も大事です。そういう意味で言えば、牧場長がいう通り、マユミは乳牛の素質があると言えるでしょう。 「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……。終わ……ったの?」 体中の骨がバラバラになったような快感に晒され、今も余韻でビクン、ビクンと体を震わせながら呻くようにマユミがつぶやいています。ですが、マユミはオークの生態に詳しくないようですね。 「よーし、2回目おっぱじめるだよ」 「っ!!?? に、2回目!?」 「こら、大人しくするだよ」 「ひぐぅっ!」 マユミが驚愕に目を見開き、反射的に逃れようとしますが、牧場長がコツンと腰を軽く打ち付けると、まだ繋がったままだった股間に得も言われぬ快感が走ったのか、そのまま前のめりに崩れ落ちました。 先ほど言ったとおり、オークは早くても精液溜りの直径が1メートルを超えるくらい性交を続けると言われています。牧場長は乳牛牧場の経営者として種付けのベテランということもありますし、もしかしたら直径2メートルくらいになるまで終わらないかもしれませんね。 編集しているので視聴者の皆様にはわからないかもしれませんが、牧場長の種付けは今もまだ終わる気配が見えません。 「あっ、はっ、あっ、あっ、あっ、はぁ、んん、あっ、あぁ、あん!」 虚ろ目になったマユミは、もうされるがまま一切の抵抗も拒絶の言葉もなく、壊れたように同じような喘ぎ声を漏らし続けるミルク飲み人形のような有様になっています。普通なら人間がこれほど長時間の性交に耐えられるはずはありませんが、そこは勿論、オークの精液の力です。粘膜から直に吸収されるオークの精液からは、媚薬成分のほかに傷を治す治療薬や失った体力を回復させる強壮剤の効果もある為、これさえ接種できていれば丸1日だって成功し続けることが可能なのです。 「はぁ、はぁ、はぁ、あぁ、んん、はぁん、あん、あん、あん! ああん! あん、やっ、きゃうん!」 取材当初は勢力に満ち溢れた巨漢に見えましたが、今は頬もこけ、気のせいか痩せているようにも見えます。まあ、無理はないでしょう。あれから実に6時間あまりも種付けを続けているのですから。 「種付け……こんなに執拗にする必要があるのですか?」 「ハァ、ハァ、ブゥ、ブゥ。……そ、そらぁ、そうだよ。1回で決めないと、乳牛にも負担がかかるさね。妊娠、すると、人間のメスの体の構造が、変わるんだな。今だって、だいぶ適応してるけど、それはオラが手加減してるからだぁよ。本気で、やったら、とてもとても……」 再び脳裏でチリチリと稲光のように瞬く閃光を感じ、マユミの体に緊張が走る。もう何度かわからないほど繰り返した前兆に、マユミは息を吸い込み、その時に備えて体を震わせた。 「あぐ、あうぅぅぅ〜〜〜。はぁ、はぁ、はぁ……。動か、ない、で……っ! や、やめ、きゅ、きゃぅぅ」 腰の律動と愛撫が止まったのは射精をしているほんのわずかな間、時間にして10秒足らずの間だけ。 止めてくれるよう懇願するマユミを無視し、無慈悲に行為を再開される。 「ひゃん! あ、ああっ! あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あ、あ、あ、あ、ああああっ!」 再び可愛らしい喘ぎ声を漏らし、男を誘う淫らな踊りを踊るように全身をくねらせるマユミ。 「これでまだ加減してるんですか?」 「ああ、そうだよ。地獄の悪魔だって、オークには敵わないんと違うかな。でもな、人間のメスはな、種付けがうまくいけば、オークの本気の種付けに耐えられる体に、乳牛になるんだよ」 そこまで話した時、牧場長の様子が明らかに変わる。急に押し黙り、血走った眼を大きくぎょろつかせた。 スタッフに緊張が走った。 何か不測の事態、トラブルだろうか? 「この感じ、来る……な」 来る、とはどういうことだろう? 疑問の表情を浮かべた我々に、牧場長が荒い呼吸の中、どうにか説明をする。 「次の射精で、種付けできた、って確信だ」 「じゃあ……?」 大きく我々の予想を肯定するように牧場長が頷き返した。 「随分待たせたけど、そろそろ終わりだ……よ」 口調こそ軽いが、そういう牧場長には余裕が感じられない。そういえば気にしていなかったが、マユミはかなり具合が良いのではないだろうか? それこそ、百戦錬磨のオークが言葉を失うほどの名器では? 仮にそうだとしたら、そんな乳牛相手に半日も種付けを続けていた牧場長の受ける負担も相当なものではないだろうか? 種付けはお楽しみではなく、乳牛との一世一代の大勝負。取材の前に牧場長が言っていたことを思い出す。 全身に汗をうかべ、目を血走らせ、文字通り命を削っているような……そんなギリギリの緊張が走った。 「あっ、あああっ! や、いや、妊娠、なんて、したく、無い! お願いだから抜いて、抜い……イヤあ゛あ゛あ゛っ―――!! 「ぶひっ、ぶひぶひブヒィィィ―――っ!!!」 対面座位で胸を揉まれながら種付けされていたマユミが、これまでで最大級の悲鳴を……。異種族の子供を身籠るという最悪の事態を感じとり、本能的に拒絶する叫び声をあげたのはそれから15分後の事だった。 正気をなくしていたマユミだったが、人生で最大級のピンチを感じたためだろうか、その目に理性の光が再びともるのが分かる。しかし、それ故に不要な苦痛と屈辱、恐怖でその整った顔が絶望に歪む。 「いやぁぁぁぁぁ! 嫌、イヤァァァぁ!! 嫌、嫌、嫌です! いや、こんなのイヤァァァ―――っ!! うっ、うっ、ううっ、いや、嫌よぉ。シンジさん、シンジさん、シンジさん……助けて、助けてください。お願いだから、この悪夢を終わらせてぇ」 一瞬、マユミの下腹が限界以上に注ぎ込まれた精液で膨らんだように見え、直後、勢いよくポンプから水でも撒くようにねばつくラブジュースが結合部から噴出した。何という大量の精液だろうか。半分ゼリーのようにどろどろとした半固体の白濁した体液は、マユミの膣と言わず子宮の奥、更には胎内、血液中に染み込んでいることは確実だろう。 これで孕んでない、はあり得ない。 直感的にだが、確かに、いまマユミは妊娠した。孕んだ、ということをこちらも理解した。 我々も興奮気味にマイクを向けると、相変わらずエネルギッシュだが、どこかやつれた表情で牧場長が微笑み返した。 「お疲れさまでした。仕入れ、種付け、これからの世話。話以上に大変な仕事ということが良く分かりました」 「ああ、大変だったけど。これで、うん、たぶん間違いなく孕んだと思うよ」 満足そうに何度も頷く牧場長につられて、スタッフも思わず笑みを浮かべる。 「じゃ、仕上げだね」 「イヤァァァァァ! 誰か、助けて、だれかぁ! ブタなんて、ブタなんてイヤァァァ!」 「これは……?」 「種付けした後、豚に姦らせるのがうちの方針なんだ」 どういう意味があるのだろう? 「ブタの精液は糊みたいに固まるから、蜜蝋みたいに封印として使えるんだ。妊娠が確定するまでの間に、他の誰かにやられたかどうかわかるだよ」 勿論、万一でもそんなことにならないよう、マユミはしっかりと見守るつもりだよ。そう、牧場長は応えた。妊娠が判明するまではおよそ1週間。それまで、牧場長は寝ずの番をすることになるのだが、その目には仕事に対する誇りと、新しい乳牛に対する愛情が満ち溢れていた。 3か月後、再び乳牛牧場を訪れた我々を牧場長は温かく迎えてくれた。 「マユミの様子はどうですか?」 「ああ、しっかり妊娠していて、まあ、御覧じろってとこだよ」 畜舎の一角で鎖につながれたマユミと再会する。他にも多くの出産を間近に控えた乳牛が繋がれているが、新人ということもあるのか他の誰よりも美しいマユミは一目でわかった。マユミに向かって手を振るが、見知っているはずの我々に何の反応も見せようとしない。 多産を象徴するウサギの衣装から、乳牛であることの象徴である牛角カチューシャをつけられたマユミは、虚ろな遠くを見るような眼をしている。その鏡のような瞳には、我々の事は映っていないようだ。だが人形のように生命を感じさせない顔とは裏腹に、彼女の膨れた下腹の中には命が蠢いているのを、胎児が育っているのを感じる。 「この分なら、あと2〜3日で出産かな」 牧場長の言葉に驚きを隠せない。早産・多産のゴブリンよりも早い妊娠周期だ。オークのように体格の大きい生き物が、3か月で出産というのは、いくらなんでも早すぎないだろうか? 「ああ、薬も使ってるけど、オラたち乳牛の種付けを専門でするオークと人間の間に生まれる子は、みんな早熟なんだな。大体3か月で、ミカンくらいの大きさの子を2、3産むくらいだから、母体にもほとんど負担を与えないんだわ」 「母体はわかりなんかましたが、子供は大丈夫なのですか?」 「マユミとオラの子なら、きっとかわいいんだろうなぁ。でも、育たないガキなんか、生かしておく価値なんかないだよ」 その言葉に、改めて乳牛を育てることの厳しさを実感する。 「今はあんな感じだけど、一度出産すれば1年間はミルクを出す様になるだ。しかも1年間は絶対に妊娠しない。そうなったメスの乳を搾りながら、毎日可愛がってやれば、すぐに雄と見ればチンポくわえこまずにはいられない、従順で淫乱な乳牛になるんだよ」 その時を想像したのか、厚ぼったい唇を舌で舐めとりながら牧場長はなんともイヤらしい笑みを浮かべたのでした。 1年後 「あん! あん! あっ、あん、あん、ああっ! 気持ち、良い、気持ちいいです! オッパイ、絞られて、マンコ抉られて、マユミは、マユミは、幸せですぅ!!」 再び訪問した我々を待っていたのは、立派な乳牛になったマユミだった。 もう逃げる心配もないのだろう。明るい陽光の下で搾乳機に繋がれてミルクを絞られながらミルク以上に甘い喘ぎを漏らしている。 「あああ〜〜〜っ。幸せ、幸せなのぉ。私のミルクを、世界中の人に飲んでいただいている、そう思うだけで、まるで世界中の人に犯されてるみたいでぇ」 初めて会った時とは180度異なる変貌ぶりだ。 すっかりふっきれたのか快感を拒絶することなく受け入れ、喜悦に満ちた表情を浮かべて牧場長の工業機械じみた激しい挿入を受け入れている。その蕩け切った表情は見ているこちらも射精しそうなくらいに官能的だ。 なにより目を奪われたのは、下手したら頭より大きなその乳房だろう。 「ここ数年で1番の乳牛になっただよ」 牧場長が誇らしげに答える。彼の言葉通り、良質のミルクを大量に供給するマユミは満場一致で今年の品評会本戦に出場。 本戦後の大乱交でも100人以上の参加者を骨抜きにし、文句なしの一等になったのだ。 「あ、●●〇TVの皆さん、お久しぶりです」 巨乳というより爆乳をゆっさゆっさと揺さぶりながら、我々を出迎えるマユミが1年前が嘘のように屈託のない笑みを浮かべる。だが注意してみればマユミの視線は私たちの顔を見ておらず、それよりももっと下、股間の一点をじっと見つめているのがわかった。ズボン越しでもわかるほど大きくなった私のペニスだ。 「苦しそう、ですね」 ペロリと唇を嘗め、蠱惑的にマユミがささやいてきた。もう元の世界にいたという想い人の事も何もかも忘れ去ってしまったのだろうか。ナイトハグもかくやと言わんばかりに淫蕩な眼差しを向けてくる人間の少女……いや、乳牛の姿に戦慄を隠せない。 (まさか、この私が……うっ!?) 「生まれ故郷の世界から見捨てられた哀れな私に、お情けを……いただけないでしょうか?」 腰の付け根がぶるぶると震える。 (この濡れた視線と想像だけで……。) 季節外れの栗の華めいた匂いが立ち込める。 マユミの表情、声音だけで軽く達して、射精してしまったのだ。助けを求めるように牧場長を見る私に、彼は鷹揚に頷き返した。 「かまわんだよ。折角だから、新鮮な生絞りミルクより先にマユミを味見してみてくれ」 ゴクリ……大きく喉を鳴らしてつばを飲み込むと上着を脱ぎ捨てる。相手がオークだろうと、ゴブリンだろうと構わず、まるで慈母のような笑みを浮かべたマユミは大きく手を広げて、私を受け入れてくれた。恥ずかしながら、竿の半分ほどを挿入した時点で達してしまったが、マユミを失望させることはなかった……はずだ。なにしろ、私はオークに負けず劣らずに性欲が強い種族なのだから。 「あ、ああああっ、ああああ〜〜〜〜〜っ!! ああ、あひぃ! ミノタウロスの、おチンポ、す、凄いのぉ……!」
初出2023/09/10
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