漆黒の泥濘〜そのニ〜
Original text:FOXさん
Illust:目黒腹蔵さん「ほら、見てください。あなたのフィアンセのオッパイ、トッテモ大きくなりましたネ」
男は朗らかに微笑んでみせる。
レンズ越しに、さらにその彼方の碇シンジに向けて。
「ほら、アスカ、挨拶デス」
彼の膝の上で淫らに踊りあえぐ美女の手首がまとめて握られ、ぐいと引き上げられる。
躰の芯を貫いた漆黒の巨人のペニスに子宮をごりごりとこねくり返された「碇」アスカは甘く屈辱的な悲鳴をあげる。
発情した牝花が最初から露出するような穴あきショーツに、固く尖った胸の先を隠そうともしない下着を身につけた彼女は太股をぴん、と張りつめさせてがくがくと震えた。
「ほら、イってないで、ちゃんと挨拶、イヤ、報告デス」
たわわに育ち、しかし極上の芸術品としてのかたちを保った彼女の胸が黒い指で乱暴にこね回され、変形し、そしてその先端が分厚い掌でねじ回された。
ああ、と彼女の澱んだ碧い瞳から涙がこぼれ落ちる。しかしその桜色の唇からはだらしなく涎がこぼれ落ちてしまう。
碇シンジの花嫁となる女性がこの屈辱的な行為から天上の悦楽を得てしまっていることは明らかだった。
だからアスカは背後から彼女を犯す男のささやきに従い、うっとり甘い声で「報告」をするのだ。
「あ、アタシの……おっぱい……見てくだ……さい。ほらぁ、アスカのバスト、すてきになった……でしょ?これはね、クリスさまの男性ホルモンをたーっぷり注いでいただいたからですぅ。もう、アスカのオナカの中、クリスさまのセーエキでいっぱいですぅ。今日は、あ、あ、五回も、おなかのナカにだしていただきましたからぁっ!」
くすくす笑って彼女は真っ赤な恥知らずなショーツに飾られた淫裂をカメラに向かって突きだした。
黒光りするほどの刀身を深々と飲み込んだそこはひくひくと摺動し、ピストン運動のたびに濃厚な精液を泡立てていた。
「も、もちろん昨日も、その前の日も、全部、全部アスカのナカに出していただきました!そうです!アスカは毎日クリスさまのセーエキでオナカのナカ、いっぱいにしていただいてますぅ!」
この二週間のあいだに危険日があったことなど彼女はまったく気にしていないようだった。さらにアスカは満面の笑みを浮かべて続けるのだ。
「いいんですか?フィアンセじゃないオトコのザーメンを流し込まれても?」
大声での白々しい問いかけに、アスカはまるで躊躇せずに答えた。
「だって、だってぇ、クリスさまのオチンチンに直接ごりごりされるの、アスカ大好きになっちゃったんだもん!熱くてかったーいおちんちんがアタシのナカで擦れるのってすごく、すごく素敵で、すっごくシアワセなんだからぁ。それにね、クリスさまのザーメン、熱くて量もたっぷりあってぇ……どくどく発射していただいたらアスカのおなかのナカ、とろとろに融けちゃうくらい熱くなるんだから」
「すっかり中出しが大好きになったんだネ、アスカは」
「うん、うん」涙と涎を垂れ流しながらクォーター美女はうなずく。そのたびに彼女の誇りの象徴だった髪飾りがライトにきらきらと反射する。だが、獣の精液でぐつぐつ煮えたぎった子宮が彼女に言わせた言葉はその誇りを踏みにじるものだった。「アタシ、アタシ、生のオチンチンでのセックス、だいすきなんです!中出ししていただかないと、もうだめなんですぅ!ゴム付けてするセックスなんて、に、に、偽物なんだからぁっ!あんなので満足するなんて、アタシってほんと、ほんとにバカだったわ!」
体内に命を宿すことを怖れ、「愛情の証として」婚約者との交わりには必ず避妊具を付けさせていた「碇」アスカは部屋中に反響するような艶やかな声で、過去の自分を哄笑した。
「それだけですか?」クリスが耳元で確認する。男とお揃いのピアスを舌で転がして訊ねる。「男性ホルモンを毎日注入されただけで、アスカのオッパイはこんなに素敵になったんですカ?」
「ううん!ううん!それだけじゃないの!」無邪気に舌足らずにアスカは叫んだ。「もちろんそれだけじゃなくってぇ、クリスさまにアスカのおっぱい、いっぱいマッサージしていただいたからですぅ。ぐりぐりしたり、こね回されたり、かじかじしていただいたりしたんです……ああ、ああ、そうですぅ。指で乳首をゴリゴリされると、クリトリスを意地悪するとき見たいにしごかれちゃったら……おしっこ漏らしちゃうくらすごく素敵なんですぅ……」
「ウエディングドレス、もう着られないくらいにオッパイ、育っちゃいましたねぇ」
極上ボディを淫らに輝かせつつ、夢見心地な告白をとめどなく続けているアスカにクリスは太い唇を歪めてささやいた。
だが彼女は呆けた表情のままでこう言うのだ。
「いいの!いいのよ!アレ、着られなくなっちゃってもいいもん!あんなもの、どうだっていいの!だって、だって、クリスさまにナカダシしていただいて、おっぱいを弄られてたら、アスカはすごくシアワセで気持ちいいんだから!」
「おやおや」漆黒の巨人は呆れたように言う。「毎日ナカに出されたら、アスカはニンシンしてしまいますよ?」
「いいの!いいもん!」クォーター美女の言葉にはまったく躊躇がなかった。「だって、だって気持ちいいんだからぁッ!そ、それに……ご主人様の赤ちゃん……産めるなんて……ああ、だって、すごく……素敵……だもん……」
……婚約者から自分をさらった野獣のような男に隷従を誓い、婚約者には許さなかった膣内射精を受け入れたばかりかそれを快楽の絶対条件になるようにされてしまった。
……結婚式まであと数日を数える花嫁が、婚約者以外の野獣に孕まされる幸せを叫んでいる。
自分の言葉のイメージに押し流されてまたアクメに至った奴隷花嫁をさらに揺すりたてつつクリスはカメラにウインクを送る。
「さ、分かりましたか?碇サン、ポイントは『男性ホルモン』と『マッサージ』ですヨ。マヤのおっぱいもこの調子で育ててくださいネ。『レンタル期間』が過ぎたら見せ合いっこしましょう」
大声で笑いながら彼は手を伸ばしてリモコンのスイッチを押す。
画面は唐突に途切れ、闇が広がる。
だが、青年はそれすら気付かない。
エプロンのみを身につけることを許した彼の奴隷をカーペットにねじ伏せ、背後から貫き揺すり立てることに夢中になっていたのだから。
ショートカットの黒髪を揺らして「ダメ、ダメ、今日は、今日は、今日は危険日なんです!」と悲痛な、しかし陶酔しきった表情で泣くマヤの子宮へ容赦なくおのれの精液を注ぎ込んでいたのだから。
マヤの柔らかな乳房を背後から回した両手で絞り上げつつ、尖りきった乳首をカーペットにごりごりと擦りつけるほどの強烈なスラストで年上のマゾ女を泣き叫ばせることに夢中になっていたのだから。
「マヤったら、ああ言ってますけどぉ……気にすることなんてないですよ、シンジくん」
あえぎ、泣き悶えるマヤのすぐそばにしゃがみ込み、いたずらな表情で彼女を観察する阿賀野カエデはにっこりと笑った。
「マヤはですね、どうしようもないマゾっ娘ですから、『貸し出し中のセックス奴隷・ナカダシはデフォ』にされちゃった自分が嬉しくってたまらないんですよ」
「そうです、気にしなくていいですわ」ビデオを構えている最上アオイも同意した。「この娘ったら、『ご主人様に忠誠を誓ったのに貸出先でニンシンしちゃった牝奴隷に与えられるオシオキ』を期待してるのは間違いないですわ」
「ひ、ひっ、いやぁぁあ……許して、許してぇぇ、ごしゅじんさま、ごしゅじんさまぁ!」
「本当だ、マヤったらすごい……締め付け……で」シンジは端正な顔を歪ませ、だがさらに激しく腰を振った。犬這いにされた伊吹マヤとの結合部からは白濁したあぶくが卑猥にぶくぶくと増殖した。
「だから、今日は絶対に受精させてあげるからね、マヤ」乱れたマヤの髪を直してやりながら優しくうれしそうに彼女の親友は宣言した。
「お願い、お願い、お願いよ……友達でしょ?親友でしょ?そんな残酷なこと、そんなこと……」
「シンジくんが出し終えたあとも、シャワーなんて浴びさせてあげないわ。大切な子種を流してしまうなんて罪よ」マヤの言葉を押しとどめてカエデは宣言する。
「指で掻き出したりしないように、がっちり拘束してあげる。ああ、それに念には念をってことで、逆立ちにしちゃいましょ。天井から逆さづりにして」アオイの悪魔の提案に、しかしマヤは軽くアクメを迎えてしまう。
「なるほどね。さすがアオイ!『赤ちゃんが欲しくって仕方ないママ』と同じことをしてあげたらいいのね」
「でも、逆さづりのままじゃ苦しいから……それを紛らわすためにバイブやローターでたっぷり気持ちよくしてあげる。もちろん前の孔にはそんなものを入れたりしないわ。アナルでたっぷり感じさせてあげちゃう」
アオイの言葉にカエデは瞳を輝かせた。「たしか、アクメを迎えると受精率が上がるって聞いたわ!一晩中逆さづりにして、いっぱい感じさせてあげる!マヤ!どう?私たちって本当にマヤ想いの友達でしょう?」
「ああ、ああ、ごしゅじんさまぁ!ごしゅじんさまぁ!マヤは、マヤは……ああ、すごい、だめ!どうして、どうしてこんなに感じちゃうのぉッ!あ、だめ、どうして、どうしてこんなに気持ちいいの!あ、お、おおッ!また、またぁ……またぁ……きちゃうぅ、あ、ふ、ふぁ……イ、イっちゃうぅ!」
彼女と同じく牝奴隷に墜とされた同僚から強制受精を宣告されたNervの技術主任・伊吹マヤは、その愛らしい表情を淫猥にだらしなくとろけさせてアクメを迎えてしまう。
年下の男性に孕まされる恐怖と、どうしようもない快美感に背筋をぞくぞくさせながら。
しだいに大きくなっていく下腹部をNervの職員たちはどういう視線で見つめ、どんな噂を囁くかを想像しながら。
「ご主人様」以外の子種を宿してしまった牝奴隷が、どんなに過酷で残酷な責めを受けるか想像しながら。
その責めを受けたとき、Nervの技術主任・伊吹マヤはどんな快楽を得てしまうのか想像しながら。
「ああ、ああ、ああ……ください!マヤにザーメン、いっぱいください!シンジく……シンジさまのおちんちんで、マヤをニンシンさせてくださいぃぃぃッ!マヤに、マヤに種付けしてくださいいっ!」
いまその瞬間、伊吹マヤにはこのことしか頭になかった。
……恥ずかしいくらい育ってしまったバストをもち、おなかをぽっこり膨らませた伊吹マヤと碇アスカが並んで「品評」される様子を。
……淫乱ボディに造り替えられ、子宮で精液を受け止めることしか考えられなくなったうえ、最後の操も守ることができなかった花嫁と牝奴隷を、その婚約者と所有者が残酷に淫らに折檻する様子を……。
From:汁絵板