ボクのヒミツたいけん
Scene.15Original text:PDX.さん熱い。カラダが熱い。
鈴原に初めてを奪われた時はただ痛いだけだった。
後で家に帰って、ヒカリに巧みに言いくるめられて、大切なものを喪ってしまったことを実感したときにはもう遅かった。
その夜、ヒカリから電話がかかってきた。
『明日も来てね。レッスンの続きよ』
もう嫌、あんなのもう嫌。
『碇君に教えちゃってもいいの?』
酷い。酷いよヒカリ。
『アスカはまだ経験したばかりなんだから。今日だって痛いだけだったんでしょ?
大丈夫、すぐに慣れるから。余裕ができたら、今度はアスカが男の子を弄ぶことをレッスンするのよ』
そんな、そんなに何回も鈴原とするの?
『鈴原が言ってたわよ。アスカの中って凄くいいって。ちょっと妬けちゃう。
エッチなテクニックを身に付けて、碇君を虜にしちゃいましょう?』
シンジ、を…。
『それじゃ、今日と同じ時間、待ってるからね』
学校帰りに誘われることはなかった。
ヒカリはいつもと同じように、「また明日ね」なんて言って教室を出て行った。
最後の選択。
アタシは、迷いに迷ったあげく…まっすぐ家には帰らなかった。
挿入を楽に受け入れられるようになるまでは、手淫とフェラチオのレッスンを重点的に。
カラダが慣れてきたら、最初は騎上位で自分から腰を使って鈴原をイかせるまで交わるレッスン。
どうやらアタシのカラダは感じ易い体質だったらしく、鈴原より先にイってしまうのが困りものだった。
息絶え絶えになりながら、腹式呼吸で自分の胎内をコントロールする術を覚えた。
「う、うおうっ!!」
最後のレッスン。正常位で鈴原に組み敷かれた態勢で主導権を握る。
脚を絡めて逃げ場を奪い、巧みに腰を振って相手にピストン運動の主導権を与えない。
そしてあの呼吸。アタシの柔肉が鈴原に絡みつき、嬲り、吸いつくす。
鈴原の腰が抜けるまで何本も抜いてやった。
「こりゃ…かなわんでぇ…」
「うふふ、これで碇君もバッチリね」
そして、今。
アタシは、シンジの目の前で鈴原に貫かれている。
愕然とするシンジの視線にさらされながら、バックから鈴原を受け入れている。
ここ数日…ううん、一体何日の間、このペニスを受け入れ続けていたのだろう。
アタシのカラダは、愛してもいない筈の男のモノの味をしっかり憶えていて、オトコの快楽のために奉仕してしまう。
「ああっ…」
感じていないようにポーカーフェイスを装うとしても、感じ易いカラダがそれを許してくれない。
ヒカリの手がシンジの前を撫でている。
ズボンのファスナーを下ろし、シンジを剥き出しにする。
白い手が、固くなったモノに絡みつく。
シンジ、どうして逆らわないのよ。アタシ以外の女の手で触られて平気なの?
ヒカリが何かシンジに囁いている。その右手の動きが妖しさを増し、シンジがさらに紅潮する。
やがてヒカリが跪き、シンジを口に含んだ。
駄目よヒカリ、それはアタシの…
「うあああっ」
鈴原の動きがハイピッチになった。
ヒカリがシンジを咥えているので嫉妬しているの?
アタシを無茶苦茶にしようとする鈴原の動き。
子宮口めがけて激しく叩きつけられる剛直がたまらなくイイ。
シンジに見られているという羞恥の嵐の中で、ポーカーフェイスを装うことしか考えていなかったアタシは、鈴原に反撃することもできずに彼のモノに支配されていった。
そして、鈴原に組み敷かれて一方的に精液を注がれて朦朧とするアタシの目の前で、ヒカリがシンジに跨っていた。
アタシの、目の前で、シンジが…。