アスカに邪心をいだくコダマさん
- 120 ：引き気味：2011/01/26(水) 23:42:25 ID:Lk7H4OCI0
- 洞木コダマは自分をもう「手遅れ」だと考えている。
（――これ、サイズ的には良い感じだよねぇ）
近所のコンビニでおやつを買って戻る途中、行儀悪く歩きながら袋を破いて咥えはじめたアイスキャンデー。ふと頭に浮かんだのが、棒状の形になっているのだから突っ込んでみて「下の口」で味わったならばどんな具合だろうかという、爛れた思考だった。
（冷たそうだけど……でも、その『冷たい！』をアソコで感じるのって実際だとどんなものなのかなー、って）
試してみようか。それとも、妹たちで試させてみようか。などと膨らみはじめた卑猥な妄想をもてあそびながら、ガジガジと甘い噛み応えを味わう。
そうして家の前まで帰ってきた時だった。
よく目立つ人影が、門扉の前で家の方を窺うようにしているのを見付けたのは。
「あれぇ？ アスカちゃん――だよね、たしか」
声を掛けられるとは思っていなかったのだろう。丁度その、日本人とは違う長い金髪が見当を付けやすい女の子の真後ろから、ずっと視界に入らないまま歩いてきたのだから。
名前を呼んでみると、彼女はひくんと肩を震わせ振り向いたのだった。
「ごめんごめん、驚かせちゃった？」
「い、いえ……。その、あなたヒカリの……？」
「ああ、そういえばちゃんと挨拶したことって無かったっけ。こっちは何度か見かけてるんだけどね。わたし、コダマ。洞木コダマ。妹のヒカリがいつもお世話になってます」
よく話に聞いていて、その上で他の誰かと間違えることはまず無いだろう姿格好だったものだからと、不躾に名前を呼んでしまったことを詫びる。
「壱中は去年卒業しちゃってるんだけどね、お噂はかねがね。高校まで聞こえてきてるよ。すっごい綺麗で、頭は良いわスポーツ万能だわって女の子がアメリカから来たらしいって」
「あ……、わたしも、ヒカリからお姉さんがいるとは聞いてました」
「あんまり良い話じゃなかったでしょ？ にひひ」
おどけてみせたのは彼女がずっと硬い表情をしたままだったからだが、すぐにコダマは仕方無いかと気にするのをやめた。
考えてみれば、緊張しているのも当然の話なのだ。ここに、コダマたちの家になんか来れば。
「ヒカリならまだ帰ってきてないみたいだけど――。ま、ま、入って待っててよ」
去年まではコダマも袖を通していた壱中のジャンパースカート。肩を押して、玄関の中に誘う。
やはりというべきか。随分と頭のネジが外れてしまったという自覚のあるコダマから見ても、どうして「あんなこと」があった家にまた訪ねてきたのか、考えていることがさっぱり分からないこの女の子は、二の足を踏むようでいたのだけれども、
（だったら、ここまで来たりなんかするなよーって思うんだよねぇ）
コダマはもう、うずうずしていたのだった。
つい先日、信じていた友人に裏切られて、その父親に――レイプされたというのに、どうしてその現場である家へまたやってこようなんて思ったのか。尋ねてみたくて仕方が無かったし、直接間近にしてみたこの混血の女の子の肌はときたら、バービー人形なんかよりもずっと白くて綺麗なのだ。
不安そうにふるえている長い睫毛の、青色をした瞳も。ほんとうに、嘘のように美人に出来ている女の子で。
（ああもうっ。ナイスタイミングだったのに、アイスもう溶けちゃうし）
余所行きの顔を作って挨拶をしてみせた時にほっぽり出したはずの、先ほどのとりとめもない妄想。それがまた、歳下の飛びっ切りの金髪美少女を前にした今、ふつふつとわき上がってきてコダマの子宮を疼かせているのだった。
（ノゾミもいないし、ヒカリも買い物してからのはず。パパが帰ってくるのは夕方だし……）
『あの』だの、『今日はちょっと近くを通りがかっだけで』などと、はっきりしないことを言って断ろうとしているアスカを、あくまで人懐っこいお姉さんの口調であやしながらリビングに引きずり込んでいく。
なにかの香水でも使った名残なのか、かすかに花の良い香りがする。そんな外国の少女の背中に回した手でフレンドリーさを前面に押し出しつつ、ぐいぐいと。
- 121 ：引き気味：2011/01/26(水) 23:48:16 ID:Lk7H4OCI0
- 「友達と、友達のお姉さんに――」というフレーズがエロエロしく思えたので、コダマ攻めアスカ受けなんてシチュを考えてみたのですが。
やっぱり、タイミングを洞木パパンに犯されてしまった直後とすると、本来ならば二度と近付こうとするはずのない洞木家にアスカが実質飼われるまでになった理由、動機、心情の機微ってとこをクローズアップしちゃいたくなります。
例によってエロシーンには関係無い行数が増える気がしまくりで、やはり最近の私の興味は濡れ場自体よりエロい関係性成立の過程に向かってるのかなぁとか考えちゃうんですが。
あと、これはやはりコダマ視点じゃなくてアスカ視点で書くのがエロ的に正解じゃなかろうかと。
そなわけで、書き殴りだしてはみたものの、とりあえず破棄 (;´∀｀)
- 122 ：コウイに値する名無しさん：2011/01/30(日) 23:12:06 ID:6dmVtiPk0
- アスカを引き留めたコダマの意図はなんでしょうね
- 123 ：引き気味：2011/01/30(日) 23:14:53 ID:b.icNRqA0
- 普通に（このサイト的に）、にゃんにゃんしたかったからでつ。
このシリーズだとそんな両刀で見境無しの子設定に育ってしまいますた。
というか、なんかキャラ的に私の中でのマリに被ってきたかなと思うこの頃。
From： 【近親相姦】ヒカリ日記スレ【爛れた洞木家】