何かの三次創作


108 名前:引き気味@北京之春 投稿日: 2007/11/12(月) 06:39:54 [ ng0Qgx0s ]
『五年モノ(仮題)』

行ってしまった―― 。
その寂寥は幾ばくかの納得を含んでいたもので、そうなるだろうと予期していたアスカやレイは、どこか粛々と事の事態を受け入れていた。
しかし、彼女達のように落ち着いてはいられない者も居たのである。

「シンジが行ってしまったのよ!」
私を捨ててっ、と、ユイは多分に芝居じみた泣き言を漏らしていた。
彼女にはシンジの心中をまるで理解することが出来なかった。
しようにもシンジというキャラクターが何をどう考えるのか、あまりに材料というものが欠けてしまっていた。
親子だと言うには彼女と息子には、あまりに共有した時間が少なかったからだ。
それでもユイはなんとか原因を見付けようと必死に脳みそを回転させた挙句、ぷしゅうと煙を立ち上らせて倒れ込んだのである。
そんな頭の中では、つい最近、実は彼女の夫を狙っていたのだと発覚した(そう彼女は思い込んでいる)アスカが原因なのだと、複雑怪奇な推理ゲームの果ての解答として捻り出されていた。
「アスカちゃんがいつまで経ってもああだから! ……もうっ、妙な妄想にばっかり拘ってて、だからシンジも怖くなっちゃったのよ」
『それはあなたのレイちゃんも同じことじゃない……』
電話口の向こうには、付き合ってられないわとボヤく旧友が居た。
惣流・キョウコ・ツェッペリンという名の彼女は、付き合いが長いだけにユイの傍迷惑な思考にも慣れていた。
だから適当にあしらい受け流してその電話を済ませたのであったが、事が自分の娘の在り方にも絡んでくるだけに、このままにはしておけないかと決断してもいたのだ。

―― かくして、アスカは久方振りの母親との再会を果たす事となったのだが、その母が、突拍子も無いやつだとアスカが呆れているファーストチルドレン・レイに、行動の非常識さを加速させるような影響ばかり吹き込んでいるどこかの誰かさんと、かつては同じレベルで張り合っていた過去を持つなどとは、もちろん承知している筈もなかった。
キョウコはかつて、あのゲンドウをユイと巡り争った挙句、結婚式に略奪を試みて乗り込んだような非常識の女であったのだ。
そのような、やはり傍迷惑な行動力を持つ彼女が日本に乗り込んできた事に、アスカはいま少し警戒するべきであったのである。

◆ ◆ ◆

「はぁい、アスカちゃん」
「……遅かったのね、ママ」
待ち合わせの街角に滑り込むようにしてドアを開けるオープンタイプ・スポーツモデル、ロータスELAN1600。
運転席には、常に無く上機嫌の母親がハンドルを握っていた。
加持のものである筈の車に乗っているその様子や、妙に肌ツヤの良い母親に少し眉を顰めて―― それでもわざわざ文句を言うことではないかと、アスカは黙って乗り込んだ。

109 名前:引き気味@北京之春 投稿日: 2007/11/12(月) 06:40:22 [ ng0Qgx0s ]
キョウコが唐突に第3新東京市を訪ねてきて、既に一月程が過ぎている。
その間、どうやらドイツに居る間から興味を持っていたらしい加持と関係を持ったようだと、アスカも感付いてはいた。
若いツバメなどと平気で口にし、年頃にしても早過ぎる娘にさえセックスを唆すがごとき母親である。加持もいい歳をした大人であるのだから、それは当人同士の問題だろうというのが、かつての憧れをまだ忘れていない彼女の割り切りだ。
ミサトが知れば一騒ぎになるのかもしれないが、それを考えるのも鬱陶しいと投げてしまっていたのは、或いはシンジに置いて行かれたというショックが時間を置いて少しずつ、今のアスカに失調を呼んでいたのかも知れない。
その想いを分かち合えるだろう綾波レイの姿も、ここ暫く見掛けることが出来なかった。
(またシンジのベッドに潜り込んで、女々しくしているのかしらね……)
ふぅとため息をこぼすアスカを乗せて、スポーツカーは郊外へと夕闇の気配の増すハイウェイを行く。
知人がオーナーなのだという高級ホテルのレストランでとりとめもない話を続けたその後、キョウコは娘を本題へと誘った。
場所を変えようと、冷めたコーヒーカップを二つ残して席を立つ。
ここで、上の階に部屋がとってあると男の口から告げられたなら、無論アスカも警戒したところだ。が、他ならぬ母であるのだから。アスカは黙ってキョウコに続き、エレベーターに乗り込んだ。
キョウコは慣れた手付きでプライベートフロアに上るための認証を打ち込んでいる。この一月たらずで早あちこちと、しっかり確立させていたらしい行動範囲、その一端がここということか。
エレベーターは直通だった。途中、他の客が乗り込むことも無い。
上昇しているのか、下降しているのか、表示に目を向けることの無かったアスカには分からぬ程の丁重さで、目的の階に扉が開く。
仰々しいわねと、日頃ネルフの絡みで金のかかった施設に出入り慣れしているアスカさえ感じた内装に、少し悪趣味なほど赤いカーペットが奥へとまっすぐ。
窓のない通路は、他に足の向け先を迷うべくもない一本道。キョウコが連れて行こうとしている先が、狭いどころではないこのホテルの一階層を丸々占有しているのだと知れた。
程なくして、ネルフのそれとは少し雰囲気の緩い―― しかし、一般人の威嚇には十分な体格を持った黒服たちのチェックへと行き当たる。
そこすらキョウコは、顔で通じる気安さで。恭しく荷物を預かるカウンターの向こう側が、照明も薄暗くなにやら大仰な閉鎖性を演出していたのと対照的に、最後までアスカに大した場所に行くのではないと、そんな態度を取り続けていた。

◆ ◆ ◆

「やだっ、何よこれぇ……!?」
導かれた先はホール状の空間だった。その薄暗さに目が慣れる前に、どこか甘ったるい生臭さと、立ち込める嬌声がアスカの耳朶を赤く染め上げた。
ホテルのラウンジにも似て、並べられた低いテーブルとソファー。低いBGMが流れ、カクテルグラスやバーボンのガラス容器がまばらに光を反射させているそこには、まさに酒池肉林といった趣で痴態に耽る、裸の男女で溢れていた。

―― はぁん、ん、ンんんぅンン……。

110 名前:引き気味@北京之春 投稿日: 2007/11/12(月) 06:40:41 [ ng0Qgx0s ]
思い思いに躯を重ね、ソファーや絨毯の上、長テーブルの上に身を蠢かせる。その為の配置なのだ。テーブル同士、ソファーとソファーの間にも、たっぷりと空間が取られていた。
中には一人の女に複数の男が挑みかかっている塊や、また逆の組み合わせも。
各々、思い付くままの欲望を露わにした体で、肉欲に耽り続ける紳士淑女達の景色だ。
「ママっ、こんなとこに連れて来てっ……!」
どういうつもりよと、そう続けようとした唇は振り向きざまに母に奪われていた。
「んむっぅっ……!? ううっ……げほっ、げほっ。……何をっ!」
不意打ちの口移し。カッと喉を灼くアルコールが流し込まれる。
よろめく身体は、背後から誰かの固い胸の中に抱き止められた。
「な、加持さん……!?」
何故と驚き焦った次に、アスカは彼が何一つ身にまとってはいないことに気付いて悲鳴を上げた。
「やぁ、アスカ」
羽交い絞めにされた耳元、吐き掛けられる息は色濃くアルコール臭を滲ませていて、お尻にはスカート越しに押し当てられた『生固い』感触が。
「なんのっ、なんのつもりよ。ママぁっ!」
「うふふふ……。アスカちゃんのそんなびっくりした顔って、ママほんと久しぶりに見るわぁ……」
頬の横でちゅぐと粘っこく加持と舌を絡めて、そのままキョウコは娘の顔に唇を寄せていた。
「イヤッ、気持ち悪いっ」
蛇が獲物にそうする風に、うっとりチロチロと舐め上げられる。
嫌悪感に粟立つ項には、加持の赤ら顔が吸い付いていた。
「やっ、やだぁっ、触らないでよぉっ」
「うふふ、だってここでお洋服着てるのはアスカちゃんだけよぉ? さ、脱ぎ脱ぎしましょうね」
「放してっ。やめてって言ってるでっ―― んん〜〜っ!」
「ははぁ、アスカぁ……。キスはやっぱりまだ子供だな? ママに上手なやり方を教えてもらわなくっちゃな」
生臭い息と唾を同時に飲まされて身をよじる。
「今度そんなことしたらっ、舌を噛み切ってやるから!」
「だめよ、そんな恐い顔しちゃあ」
「な、やめっ!? なんてとこ触るのよ、ママぁ……!」
混乱の内、悟らせず腿の付け根を押さえていた手付きはとても母親のものとは思えない。
しなやな指先は、するすると蛇を思わせるくねりで鼠蹊部から下着に忍び入ったかと思うと、そのままクロッチを内側から脇に引っ張って、綺麗にずらしてしまっていた。
ほのかに膨らんだアスカの陰阜が、スカートの裏でとはいえ丸出しだ。
もっとも敏感な肌に、すうっと撫でる空気の流れ。アスカは『ヒッ』と声を震わせた。
痴漢ですら、まだ遠慮というものを見せるだろう。恋人なら、下着の上からの『挨拶』があって、それからの手順であったべきだ。
しかしキョウコは娘の認識が追いつく前にさっさとそこを露出させて、愛人と二人して好きに弄りまわせるようにしてしまった。

111 名前:引き気味@北京之春 投稿日: 2007/11/12(月) 06:41:01 [ ng0Qgx0s ]
「あら、もうこっちはすっかり大人じゃない?」
「ああ、惣流博士。俺にも……」
「良いわよ。……ね、美味しそうじゃない?」
場所を空けてくださいよという酔った指先と娘の秘毛の部分を分け合って、くにゅくにゅと柔らかい感触を楽しみつつ、手際良く更に服を剥いでいく。
スカートもすぐに奪われた。
「ああっ」
人前で―― そこらの『人前』であるより尚悪い、変態だとしか思えない乱交中の男女達が囲む中で、それで本当にアスカの花園が見られ放題。
しかも、母親のものと加持のものと、左右から花びらを悪戯する指々にかき分けられ、割り拡げられのさなかなのである。
未成熟なシンプルさを残す亀裂に、大胆な探索と玩弄を注ぐ大人たちは、綺麗なピンク色をした秘口さえ露呈させる。
良い晒し者にされているとしか思えなかった。
そしてそれは事実だろう。
『ほぉ……』と低いどよめき、クスクス、クスクスと一際盛り上がるさざめきが、圧迫感を伴って囲みに増していた。
寝そべり絡まり合いながらの男達、女達の淫蕩な視線の殺到は、まず自意識過剰の類ではない。―― 羞恥が過ぎて、確かめられたものではないが。
「やだ、やだぁ……!」
「青い果実ってやつですか。犯罪者の気分にひたってみるのも、乙なものですなぁ」
「知らないうちにちゃんと育っちゃって……。わたしもおばさんになるわけよね」
「いえいえ、博士はまだまだお美しい。毎晩、花形じゃあないですか」
「あら、ありがと。加持くん」
世辞と、熟れた乳房に回されてきた手に喜んで。キョウコは慰めてくれるのねと、彼の隆々としたペニスをまさぐり返す。
アスカのまだ肉付きの薄い双臀に擦り付けてそのあわいを愉しむ加持の逸物は、キョウコの手のひらにニチュニチュと、既に誰かと一戦交えたらしいぬめりを響かせた。
先走りの汁は素裸に剥かれたアスカの白い尻肌にも軌跡を残して、乳房を直に揉まれるどころか、性器まで二人がかりで遊ばれてしまっている少女に泣き声じみた叫びを上げさせる。
「はぁっ、ああああっ! ひいぃぃッ」
本物の悲鳴だった。
「ヤッ、や、やあッ。放してっ、放してよ、ママぁっ!」
何重もの意味でそこらの女子中学生とは性根の座り方が違うアスカであるけれども、警戒していなかった場面、相手に騙し討ち同然、更にその罠が想像したことさえない淫ら尽くしのものであったとくれば、平静も保てるどころではなかったのだろう。
ぴったりと尻に感じる男の獣器。生の感触。
そしてニチャリと生理的嫌悪感をいや増させる粘液が肌を、危うい下半身を穢すおぞましさ。
(これっ、このお尻にくっついてるの……!)と、混乱の只中にあって察してしまえば、洞察は容易にこの先を連想させて、生々しく乙女の危機感を煽り立てる。

112 名前:引き気味@北京之春 投稿日: 2007/11/12(月) 06:41:21 [ ng0Qgx0s ]
「流石に狭いわねぇ……」
「よく濡らしておかないといけませんね」
「いや……ああ、いやあっ! そんなとこに指を入れないで、拡げないでぇええ……!」
まさにその処女の部位を二人がかりで脅かされている真っ最中でもある。
女として生まれて、これを危地と焦らなければ他に何がだ。
「ヤっ、イヤッ、ああっ……あっ、やだっ、そんなとこ―― っッ、やだやだ、やだぁぁ!!」
普段、どんな過酷な訓練を課されようとタフに構えていた、エリートパイロットの顔ではない。
少女の時代を飛ばしていち早く大人の精神を宿したかに振る舞う、キョウコの出来過ぎなほど出来すぎた娘の、かつて見せたどれとも違う。
「あらあら、そんなに怖がらなくっても。ふふ、アスカちゃんがこんなに女の子らしい声出せるなんてね」
レアだわと。母親であってすら初めて目にする、アスカの恐慌だった。
罠に嵌めた張本人に許されるものではないが、暴いた素顔の保護本能をそそる弱々しさに、キョウコはときめいてさえいたのだ。
胸の高鳴りは、食欲に似た感情を刺激した。
あなたもでしょう? と、子供の背丈にある娘の頭越しに、愛人と目を交わす。
頷き返す加持の眼差しも、当然のように興奮の色が濃い。
「いいのよ、アスカちゃん。そんなに怖がらなくたって。すぐに素敵な気持ちにさせてあげるから……」
母親の言い草ではない。しかし、キョウコは真摯だった。
言った言葉の通り、同性を愛するに異様に慣れた手指を自在に踊らせて、中学生の娘を喘がせたのだ。
薄い色の乳暈自体から隆起した風情で発情を見せる乳首をくじり、転がし。ツンと堅くなった先端を付け根に挟んだままの指で、ほどよい手鞠サイズの乳房を揉みしだく。
「はぁ……ぁ、ああっ、あ……っあ、あっ、あっ、あっ」
細い首をくねくねとさせて蕩かされていくアスカの、『くぅッ』という時折の表情の変化も逃すことなく、
「あら、まだ芯にしこりが……。ふふ、そうよね。アスカちゃんのおっぱいも、今から大人になるのだものね」
痛かったかしらと、二次性徴の途上にある乳房への慮りも巧みに取り入れて、可愛がり続ける。
(いや……ぁ、ぁ、ああ……っ)
涙の滲むアスカの視界には、おめかしの裾を上も下もだらしなくさせて、自分がいつの間にか裸にさせられていたのとお似合いに、いやらしい格好になっていたキョウコの胸元しかない。
上に重ねていた、まだしも上品な前リボンブラウスをはだけてしまった今、はっきり分かる。ママったら、なんて、と。
キョウコは最初からブラを付けていない。
上衣に着るには若向け過ぎるキャミソールに、しっかりと両胸の頂が確認できた。
まして、アスカの美貌のルーツであり、完成形とも言える彼女のバストは、誇るに充分豊かな張り出しを見せている。
細い金鎖のネックレスが大胆に開けた谷間へ掛かる眺めは、有無を言わせずにひたすら扇情的だ。無理強いのセックス・レッスンを受けさせられている少女が、顔を背けたくなるほどに。
やむなく『くぅっ』と瞑った目蓋の裏を、せめて精一杯アスカは怨んだ。
(どうして……こんなにぃ……っ)

113 名前:引き気味@北京之春 投稿日: 2007/11/12(月) 06:41:46 [ ng0Qgx0s ]
―― 堪らなかった。本当に上手だった。この母親の、娘の躰のいじくり方は。
そしてこの男の、色事への長けぶりは。

白い乳房に満遍なく手形が残る頃になれば、丸い輪郭からさわさわと指先の腹だけを這わせた五指で撫で回し、敏感になったアスカへやがてその感覚が頂上の一点に集うまでをゾクゾクと味わせた。
緩急付けて時にアスカに息をつかせ、時に甲高く喉を震すようにさせる。
やわやわと捏ねてぬるま湯に似た性感を暖め、きゅぅっと絞って痛みと裏腹の官能をつんざかせた。
「はぁっ、あっ、あっ、んァあああぅ……ッ、ンン! ウンんンンンッ! ッッ!」
加持も心得たパートナーぶりで、動きを合わせるのである。
尻のあわいにドクドクと息衝く肉柱は処女には恐怖でしかないが、わざと意識させるべく密着させつつ、可憐にくびれたウェストをソフトタッチでさすり、あやすかに。
そうして同時に、片方で嵐の勢いの愛撫を見舞っていた花園の蜜源にも、仮初めの凪を。
上下する肩も華奢な生娘が『はぁっ、あっ、はっ、はぁぁ……』と、ようようの息をついている間に、今度は粘膜へのダイレクトな責めから迂遠に変えた、遠回しの揉み込みを下腹へ施す。
湿りを帯びた溝へ直接指は差し込まず、ふっくらとしたヴィーナスの丘をすっぽりそのまま揉んでやるのだ。
処女にはそれ位が丁度良い。
荒い息を収めようとする合間へはうっとりとした声が混じりはじめ、シナシナと加持の指に絡む薄いヘアには、アスカの悦びがしっとり絡みだしているのだった。

最初にせっかちなほど駆け足で激しい悪戯をされたから、一転して緩やかな愛撫へ変わると安堵を覚えてしまう。落差の故だが、決してアスカが安心して良いはずがない。
裸にされているのだ。
胸を揉まれているのだ。
股間を直に、男の手でまさぐられているのだ。
だのに、うかうかとされるがままで身を任せてしまって、再び致命的な場所へにじり寄っていた指にも、油断しか出来ていない。
「っぁ……あ、ぁあは―― ぁ、ぁ、ふぁぁっ、あっ、ああっ? あはぅ! う、ううっ、ふぅッ……!」
隙を突かれたと認識さえ出来ない内に、切れ込んだクレヴァスにぴったり角度を揃えた中指の付け根で、雌蕊を確保されてしまっていた。
そこは優しく刺激されたなら、心ならずも否応無き快美感を泉に湧かせるスイッチだ。
恥丘ごと加持の手のひらが上下すれば、蓋になった中指に合わせ目がゆるゆる擽られてしまう。刺激は同時に、フードの上からクリトリスにも及ぶ。
こすこすとと摩擦される隙間にじんわり、愛液が滲んだ。
溝に沿って少しだけ顔を覗かせたピンクの縁取りも、やはり敏感極まりない部分なのだから、中指全体でなぞられて、いよいよ蜜のまみれは増していった。
「んんっ、んっ、んぅ……っッ、ッ。く、くふぅうう〜ンンン!」
強情っぱりなアスカの性格ならば死にものぐるいで堪えようとするだろうに、子犬を思わす鼻息で啼く有様。

114 名前:引き気味@北京之春 投稿日: 2007/11/12(月) 06:42:05 [ ng0Qgx0s ]
カタカタと膝も定まらないでいる。
「さ、邪魔なもの全部取っちゃおうかしら」
ぐにゃりと力の抜けた体を一旦加持が両脇に手を入れて持ち上げると、届かない床を頼りなく求めるかに戦慄いた爪先から、最後の一枚になっていたショーツが抜け落ちた。
キョウコの手で半ばまで足を滑らされた下穿きは、膝をくぐった下を、ぐっしょりと吸い込んだ水気の重みに引かれたように独りでに落ちたのである。
すっかりと変色した薄布が床で立てた音は、淫靡な喧噪に満ちたホールの中にあっても多くの者がはっきりと耳にしていた。
少女自身の耳にもそれは同じ。
「―― っッ!」
アスカの耳朶は、瞬く間に真っ赤に染まった。
踵まで埋まりそうな毛足をした絨毯の上だったというのに、随分とそれが軽くはなかったかに感じられたのは、皆の錯覚だったろうか。
ひぃひぃと実の母親たちに悶えさせられ、下肢を付け根からびしょ濡れにさせられた金髪美少女の醜態には、それを素直に信じさせるだけの淫らな魅力がある。
アスカが爪先まで完全な素裸に剥き上げられてしまった瞬間には、ほおっと洩らされる溜息たちが、期せずして重なった。
股間をいきり立たせた紳士ら、髪のセットを乱しきった淑女らの目に共通する思いは、自分たちも早くこの新たな参加者の瑞々しい躰を堪能したいという、その一念に集約される。
そんな観衆に応えるのが母親の、兄代わりの義務だとばかり、
「だ、だめっ!」
「ふふ、暴れちゃ危ないわよ」
「……あっ、あっ、あ、アッ! あッ、アーッ!!」
二人の大人に挟まれて悶えるアスカの身体は、的確にツボを刺激してくる卑猥な手付きによって羞恥だけではない紅潮に染め上げられてしまっていた。
薄暗い中にも、白人混血の透き通った肌が燃える様は非常に艶かしいと見えるものだ。
周囲の客にも、そんな小妖精の悶える様に見入っている者はいくらでも居る。
「いやだぁ……ぁ、見ないで、見ないでよぉ……」
耐えられないと首を振る娘に、キョウコは既に十分に濡れそぼってしまっている陰部を合わせるようにして、ぬちゅにちゃと蜜液を移そうとしていた。
「やっ、やぁっ……あああっ!」
「んふっ、んうぅん……気持ち良いわあ……」
「ひぁ、ア……!」
「アスカちゃんと下のお口でもキぃス……。んふっ、素敵」
しこったクリトリス同士を愛液に絡めて『挨拶』させて、嬉しそうに突き出した腰を揺らめかせる。
加持はそのアスカの股下にそそり立ったものを潜らせるように。竿の背で少女の花びらになぞらせながら、先端をその母親に突きつけるという贅沢な愉悦で、いつもの余裕めかしたポーズもどこへやら。ふふっ、ふふぅと、若者のように息を荒くさせていた。

115 名前:引き気味@北京之春 投稿日: 2007/11/12(月) 06:42:32 [ ng0Qgx0s ]
「ああっ、あっ……アッ、ああああッ!」
キョウコが分け与える潤滑油と、アスカ自身が分泌させたとろみでスムーズに肉槍が滑り回る。
敏感なクレヴァスに与えられる刺激に、母娘は揃ってわななきを上げた。

「どうしてっ、どうしてこんなことを……」
『あら……』と、切れ長の目を艶冶に綻ばせて、キョウコは娘の首筋で朱唇を蠢かせた。
「だってアスカちゃんったら、こうでもしないと目を醒ましてくれそうにないんだもの」
言わばショック療法よ、と。
「このままじゃ本当に一生セックスなんてしないって、シンジ君に拘ってばかりでしょう?」
「そんなっ、アタシ……言ったじゃない! シンジとならって!」
「それが怖いのよ、アスカちゃん。シンジ君は行ってしまったのよ? ちゃんと大人になる―― って」
それはおそらく自分達が共有している記憶のことを指しているのだろうが、シンジが旅立った意味をキョウコは取り違えている。
そうして、アスカに自分を安心させるようにと、キョウコ自身の良いと思う形を押し付ける理由にしているのだと分かったから、アスカは叫ぼうとした。
それは違う。それを否定することだけは、たとえ母といえども許すわけにはいかないから。
「アタシはっ、シンジが答えを見付けるのをちゃんと待って、シンジとぉ―― ぁああ、いやぁぁあ!」
アスカの華奢な肢体を肩の横から覆うように身を屈めた加持が、しこってしまった乳房の先を食んでいた。
性徴の萌えはじめにあるアスカの身体には、まだ敏感すぎる淫核責めよりも乳首からの刺激の方が分かり易いのか、首を仰け反らせる少女の悲鳴には、くっきりと快感の兆しが見えていた。
それならと反対側にもキョウコが吸い付いて、ひぃひぃと喘がされる。
「あっ、あっ、ああっ……!」
大人たちに撫で回されるすべらかなお腹にも、びくびくと子宮から押し寄せる波打ちの様子が現れる。
「やめっ、いや……あ、アハァアア!」
「アスカは胸が好きかぁ」
「んっ、ママと加持君でうんと可愛がってあげるから。すぐに、もっともっといやらしい、男の子が夢中になるようなオッパイに育ててあげる」
「いうっ、ひぃぃぃ……!」
二人して乳首を吸われ、舌に乳房の先ごとしゃぶられ、あげくコリコリと甘噛みされてしまって、
「ほらっ、イッちゃいなさい」
「いやぁあぁぁあああああ……!」
アスカは大きく叫ばせた口から舌を突き出し、よだれと一緒に啼き声を絞りながらアクメを迎えさせられてしまった。

ぜいぜいと喘ぐ身体を加持と絨毯に横たえさせて、ほらとキョウコが首を傾かせて指し示す。
「ユイったら、わざわざ私のところにまで電話を掛けてきたのよ?」
ぼんやりと漂っていたアスカの視線の先を、見覚えのある女性の顔が過ぎった。

116 名前:引き気味@北京之春 投稿日: 2007/11/12(月) 06:42:52 [ ng0Qgx0s ]
あれって、確か……と、瞳孔が縮まって自分が何を見ているのかはっきりさせようとする。
「レイちゃんも夢のようなことばっかり言ってて、このままじゃシンジ君が安心して帰ってこれる場所を用意して上げられない、って」
投げ出されていた肢を割り開き、股の間にしゃぶり付いて来た加持の舌に仰け反り震えながら、アスカはそんなまさかと、ユイの―― レイとシンジの母親だという女性の犯される姿に目を見開いていた。
だらしなく顔を緩めたユイは、アスカと同様に絨毯に寝そべって、正上位でペニスを打ち込む見知らぬ男に感謝の言葉を叫んでいた。
なんて素敵な。もっと犯して下さい。もっと突いて下さい。ああ、ありがとうございます。私のいやらしいヴァギナを満たして下さって……!
髪を振り乱し、男の打ち振るう腰にすらりとした美脚を絡めて。
「うそっ、そんな……!?」
あられもなく悦がり叫ぶ顔には、アスカに息を飲まさせる、剥き出しの“おんな”が浮かび上がっていた。
さらにその向こうに、良く見知った青い髪の揺れる様をも見付けてしまって、アスカはああと呻いた。

117 名前:引き気味@北京之春 投稿日: 2007/11/12(月) 06:45:17 [ ng0Qgx0s ]
一応の手直しが済んでるのはここくらいまでですかねぇ。
ここから先は、

■レイ描写 ■呻いたセリフ呻いたそのままに、膣口へすぼめた加持の舌を突き入れられて、そのかつて憧れた男の後ろ髪を掻き毟るように喘がされていた。

とか、

■もう三日も―キツイ ■体と一緒でマンコも小さく ■お母様も ■レイはもう肉欲にすっかり心を明け渡してしまっていた ■レイ、もっと開いてと言われて尻タブを

なんて具合に、付け足し修正のメモ(これ自体、書き込んだのは何年前やら)が本文中に挿入されたままだったりと、まだ全然ですね (;´∀`)

118 名前:PDX. 投稿日: 2007/11/12(月) 16:30:40 [ CNMgAadc ]
>引き気味さん
 オチとしてシンジが絡んでくるんでしょうかねぇ。
 それともシンジ放置で堕落したヒロインズで結末なのか。
 楽しみにしております。

119 名前:引き気味@北京之春 投稿日: 2007/11/13(火) 12:02:05 [ Fu8Mk7Fs ]
>>118 PDX.さん

帰ってきたシンジの前で展開される堕落した仲間たち、母親たちの痴態、なんてのもいいかもしれませんね (;´∀`)

120 名前:すとらと 投稿日: 2007/11/16(金) 21:45:13 [ IS28XP/6 ]
>引き気味さん
いやはや、とても殴り書きとは思えぬクオリティーの高さ。
私もPDX.さんと同様、触れられていないシンジの存在が気になりますね。
それにしても、アスカ以外の女性陣の堕ちっぷりが、寧ろ清々しいくらいですな。
続編、楽しみに待っております。

121 名前:引き気味@北京之春 投稿日: 2007/11/17(土) 11:58:49 [ 6K1svlRc ]
>>120 すとらとさん

 いや、実はここまでの部分はウン年かけて推敲しまくってるんですよ(藁
と言っても、何年かに一度思い出して弄っていたという程度ですが。
最初に書いたときはそれこそ地の文とかスカスカな走り書きだったものですが。

 この後をどうするかはあまり決めていませんが、やはり不在のシンジの位置付けが興味の集まるポイントっぽいですねぇ。
シンジが不在、その心の隙を突かれるようにヒロインたちがアレコレのエロ陥穽に落ちる、寝取られるという構図は、今にして思えば『肉体決済』に通じるものがございますから、ひょっとするとネタが転用されていたのかもしれません。
今になるともう全然思い出せないわけですが。

 ――などと、いつもと違う表記方法を地味に試してみるテスト (;´∀`)







634 名前:目黒腹蔵 投稿日: 2007/11/12(月) 11:20:16 [ FCkaxZQg ]
>>632
>投下スレに落として

どもども読ませていただきました
>>631で言ってたのは自分の勘違いで、別の人のを元ネタにした別のやつでしたけど、これはこれで!

以前どこかのいかがわしいリンクで乱交現場のスナップ写真を見たことありますけど
っていうかmy参考資料に乱交フォルダってありますけど、独特の生生しさがあるんですよね
むさぼってる感というか、むんとした熱気がこもって、匂いさえただよってきそうな。
そんな中にヒロインが放り込まれて、「その他大勢の中の一塊」にされちゃう的なナニがこのシチュのミソですかねえ
描くのはごっつしんどそうですけど(;´∀`)

>スタイル変更を模索
>今回は1文字字下げを無し

今回投下分を読んでからこっちを読んで、そういえば何やらいつもと違う、詰まってる感じがしたのはこれか、と。

FEZはまだしっかり読めてないんですが、不ぞろいの凸凹が気になるというのは、ほぼ一文=一段落として、
頻繁に字下げしてるからかな、と思いました。
自分は文体に関してはさっぱりなので感覚的なものでしかないんですが。

気になる違和感というのも、慣れれば感じなくなる類のものだと思いますけど、
ぱっと新しいスタイルを見ての比較ですと、直感的には前の方が読みやすいと感じるかもです
(でも、印刷する時は個人的に行空けを詰めて短縮しちゃったりするから、ほんとに感覚的なものなんですよね(;´∀`))



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