LHS廚さんの王道ハーレム(3)

842 名前: LHS廚 投稿日: 2004/05/31(月) 23:45
最終確認。

現時点で入ってるのが H、A、Mayu、Mana、Mari、で五人。

これから、でHありに出来そうなのが R、で一人。
これから、でHありに……?  のが N、で一人。

うらはーれむ? なオペレーター四人は……なぜか一人表に出てるから一人アリ?


>>821 のカウント修正、最終版です。
(レイは821の時点で基本メンバーに入れてますた)

表6(二人追加が可?)人+裏4(一人抜け駆けか?)人で計6(最大11)人……。
ヒカリンの責任重大!(自爆不可

845 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/01(火) 11:51
私の前の彼は、何時もの彼とは違っていました。
純粋に、驚いて、隠しもせずに。

「と、父さんは?」

おとうさん?!
昨日、朝一番にお会いしたあの御髭の方ですよね。

もしかして、綾波さんとあの方とは……。


「碇司令は私の後ろにいる人を見ているだけ。 最初はそれでもよかったのかもしれない。
 けど。 私は知ってしまった。

 浅間山で碇君がアスカさんを助けた時、うらやましいと思った。
 三人で地下通路を歩いた時、二人の会話が途切れないのも。

 その後、あの丘から街を眺めていた時、三人で話せる事がとても嬉しかった。

 何よりも、知ってしまった。 碇君を山岸さんと飲み込んだあの使徒によって。

 碇君が大切な、失うことが嫌な人だと思っていることが。
 貴方ともっと話したい、笑い合いたい、貴方の……傍にいたいと願う私が居ることを知ったの」


碇さんは戸惑っているみたいでした。
何か、綾波さんとの関係に踏み出せない何かがあるのかも知れません。


でも、それは杞憂でした。
何も言わず、彼は綾波さんを抱きしめるとキスをしました。
ウットリと目を閉じた綾波さんの頬を伝う一筋の涙が印象的でした。




一分くらいのキスが終った時、しんじさんはようやく私に気付かれたようです。

「何故、戸惑われたんですか? 私の時はあんなに手の早い行動でしたのに」
「本当の碇君は、そんなに決断が早いの?」

確かに手は早いです。 あの時だって……。


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シンジさんは、あの時私の手を引いて初号機というあの紫の機体の上を
手を繋ぎながら付き添ってくれましたけど
あの赤っぽい液体の入ったカプセルだけは、怖かったのです。

「あ、あの、もしかして、このなか、に?」

そしたらシンジさん、なにも言わずにニコニコしながらキスしてきたんですよ!?

846 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/01(火) 20:22

「!?」

びっくりしましたよ。
だって、ただ唇を合わせただけならともかく、こう。
つつ、っと唇から下になぞって喉の辺りまで唇でなぞられて。

ウットリというよりぽかーんとした時に、ざぶん、と。

シンジさんにこんな強引なところが在るのに驚いたんですよ。
でも、それがきっかけで好意が恋になったんですから、イイ切欠でした。


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それで、何故綾波さんの………写真を?

えっと、女の人がおんぶしてる男の子が多分、シンジさんですよね。
という事は、こっちの反射光が原因で顔がつぶれてしまっているのがお母様ですか?
たしかに、印象だけを取り出せば綾波さんに似てますが……?!

こ、この人?!  たしか、お母さん達と一緒に写ってたあの椅子の女性に………。


「ちょっとまったぁぁぁぁ!!」
「ひゃい!!」

写真を取り上げながら、耳元で叫ばないで下さいアスカさん! ……って、あれ?

アスカさんより少しだけ遅れたマリイさんと霧島さんの表情がおかしいです。
息を整えながら、何かに呆然とされています。
青緑とこげ茶の二組よっつの目の先は……。 私が持っている、写真?


「山岸さん? このお写真は、どこから?」
「あ、あの、シンジさんのお母様のお写真だそうです。 綾波さんとキスしようとしたとき、
 ふと思い出されて、お母様とキスしてるんじゃないかって思われてしまったみたいで、その…?」

マリイさんが制服に付けたウエストポーチからPDAを取り出されました。
何があるんで………!!


「そ、その写真!!」
「え? なんでマユミさんがこの写真を御存知なのですの?」
「多分、この黒髪の人がマユミさんお母さん………本当にそうなんだ」


綾波さんの事がいつの間にか霞んでしまう中………。
今日の運命はアスカさんの携帯に届きました。

「………んっ」

友達をからかう事が大好きなのか、アスカさんの声を霧島さんは見逃しませんでした。

「あ、アスカさん携帯のバイブで感じちゃったんだ」
「そうよぉ………。 だって、シンジの力でアタシは「オンナ」として目覚めちゃったものぉ」

しっかりと藪をつついた事に引き攣って固まった霧島さんと。
まだ殻が一寸お尻に引っ付いてますね? と不謹慎な考えを持った私の前で。


「はい、アスカです……あ、リツコ?」


848 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/01(火) 22:27

「あら、アスカ? 機嫌最悪みたいね?」

呆れた。 まだそんな「情報収集手段」を使う気なの?
アスカはつかつかと日向君の椅子に座っているミサトに近付き

「お・か・げ・さ・ま・で!!」

と一撃。

「それじゃ、山岸さんと洞木さんはここに並んで?」

足を押さえて呻くミサトを『無様』と思いつつ、私は無視を決め込んだ。

「それじゃ、自己紹介を改めて、お願いね」


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司令たちを含めて、発令所の面々に一通り、紹介が済んだ後。
私特製のコーヒーを飲んで貰いながら『座談会』を始めた。
ミサトにとってもその方が都合がいいと思ったしね。

「あの、私達が同居する事になると言う最上さんはどちらの」
「彼女は今日、特別に有給扱いの外出中なの。貴女達が住む為に、
 シンジ君達の隣の部屋へ日向君と一緒に洞木さんの家から荷物を運び込むのが任務。
 日向君はこの前ミサトの昇進パーティーで洞木さんは会ってるわね。 ……さて、これからの日程は」

ミサトも満足したみたいだし、早速、この後の日程の割り振りをしてしまおう。
アスカは月一の、山岸さんと洞木さんは初めての完全定期健診の指示と。
新システムを搭載した三着のスーツの作成。


「アタシのも作るのぉ?!」
「三人共女性でしょ? だからサポーターとかのシンジ君専用の機械を使わなくて良いし、
 その為に共通システムを男性用に再調整するのは結構手間がかかるのよ。
 それと、新システムに交換したのがいくつかあるからシンクロ率伸びるかもね」

意外な事に、シンクロに興味津々のはずのアスカは全くといっていい程食いつかなかった。


「少し前ならねぇ、興味大有りだったけど。 シンジが傍にいれば良いか、と思えてきたから
 そっちはもう良いかな、って。 ……そう言えば、幸運だったのかもね、アタシって」
「幸運?」


続きを目で尋ねた私にアスカは

「軽い脱水症状で倒れたあの日、もしアタシがちゃんとシンクロテストに参加してたとして。
 シンジのシンクロ率があたしを上回ってたりしたら……あの頃ならシンジを拒絶してたかも。
 シンジと一緒にいることに、ささやかだけど、とても暖かい幸せを感じることも無く、ね」

849 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/03(木) 02:58

「早く行かないと最大のライバルが出来ちゃうじゃない!」
「………そうかもしれないけど。丁度告白の真っ最中かもね」
「え? それって……やっぱり綾波さんもそうなの? シンジの事を?」


「ヒカリさん……昨日言いませんでしたが、彼女も私達『3号室入居メンバー』に入ってますの」
「嘘!? 言う気になったの? レイ?!」

「……アスカ、知ってたんだ」
「だって、今の気持ちに好意だと思うけど恋なのか解らない、って言ってたんだもの………」

「彼女から言われたのですわ。 『もし、彼の中に私が居ないのなら同居は断る』と。
 ですから、真偽の程を確認した後で話したほうがいいと思いましたの」

「ってことは、アンタ達は気付いてたの!」
「元が戦自で訓練受けてた私だよ? 気配でわかっちゃう。 そうでなきゃ護衛役出来ないもの」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

「……という訳で、わたくし達は遅れたのです。
 職員室直ぐ近くの廊下で押し問答をしたので先生に怒られてしまいましたわ……。
 まぁ、それがレイさんにとっていい結果になったのは良かったと思うべきでしょうけど」

「じゃあ、そういう理由があってアスカ達は遅れてたんだ。
 道理で何時も突っ込んでくる二人が来ないと思っていたんだ」

「あ、一寸失礼しますね・・・・・・」
「え、あ! 御免、ノゾミちゃんにばかり仕事させちゃって?!」
「いいんです。 姉と同じで整理整頓は大好きですから」

今日の屋上での事を話す僕らの目線の下を軽やかに、ヒカリ譲りのスピードでゴミの分別を
ノゾミちゃんが済ませていく。

「シンジさん、冷蔵庫はいいんですか?」
「うん、あやな……レイがもうここにあるのは全部捨てていくって。
 だから……」

白金に近い彼女の髪の間から藍色のタンクトップの胸元へ延びる一本の汗の流れ。
その汗の量を一気に増やしたい。

最も下の彼女がどう啼くか……。


「だぁ!?」

頭をふるふるとふって、いやらしい考えを必死になって追い出した。
脳裏にに浮かぶその思いは非情なまでに不謹慎で。

卑猥で。

倒錯的な快感が詰まっていそうだった。


851 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/03(木) 17:00

乳房もろくに膨らんでいない女の子以前の彼女。
ロリコンとは別の意味で。
崇拝のように僕に答えようとする彼女の心と体に教え込むんだ。

苗木を育てるみたいに。 僕好みの存在へ。 レディーに。 僕だけの娼婦に。

ぞくぞくっとするよ……。

「シンジさん?」
「ひゃい!?」

はぁ……いけない……さっき一度振り払ったはずなのに。
最近この手の妄想に自分からどっぷりとハマって行くようになってる。

玄関先にいる二人は、もう帰宅の準備を済ませて僕たちを待っていた。
その後に、荷物を持った僕とマナ、最後にあや……レイが続く。

「荷物の片付けは済みましたし、冷蔵庫などは庶務課の人が処理してくださるそうなので。
 さて綾波さん。 他に思い出の品とかは有りません? 後の物はこのままでよろしいですか?」


彼女の当にレイがこっくりと頷いて、心残りはもう無いと告げる。


「それじゃ、荷物を姉たちの家へ!」
「はいはい。 ヒカリちゃんとマユミちゃんの荷物の整理が待ってるわ」

期待とわくわく感そのままにノゾミちゃんの声が弾む。
それとは反対に、マナの声はもう少し続く労働と暑さを、少しだけげんなり。

「それじゃ、行こうか。 レイ……?」


玄関から出ようとした僕の耳にちいさく。
最後に残っていたレイの。


「さよなら……今までの私」と声が聞こえた。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


夕焼けが近いお陰で少しだけ涼しくなった道を、5つの長い影を纏って歩く。

「ノゾミちゃん、わくわくしてる?」
「はい! 嬉しいですよ霧島さん! だってシンジさんと一緒に御仕事できたんです!
 これからは姉の家に行くだけで。 キスも、それにその先も……うふっ♪」

「あ、あのさ、ノゾミちゃんは、その、早いとは思わないの? キスとかはともかく」
「今のボクが怖いのは純潔の痛みだけです!」


ぴるるるるる。
丁度話をきるように、マリイさんの携帯がなる。
助かった……。

「はい、マリイでっ?! 声が大きすぎますわ! アスカ! 冷静になりなさい!

 それで……何ですのアスカ? は?策略? 『ご馳走』? あぁ……なるほど。
 主役のヒカリさん達が明日のお昼まで缶詰と聞いていますから明日に伸ばしましょう。
 は? パーティーのご馳走じゃ、ない?……あきれた!……貴女の中にはそれしか有りませんの!?」

電話の向こうのアスカとマリイさんは真っ赤になりながら大声で話している。



ちょんちょん、とつつかれ、振り向いた僕の前には。
三色三対の――レイの赤、ノゾミちゃんの水色、マナのこげ茶の――興味津々な瞳。


「ねぇ? アスカさんがあんなに夢中になるくらいに凄いの? シンジのって?」
「一度見たことはある。 でもしなびてて大きくなかった」
「それはですねレイさん。 刺激を受けると大きくなるんです」
「綾波さん。 その時の大きさ覚えてる?」

確か、微妙に隠れていたけどこのくらい……。

そういって、レイが両手の指で大きさを表現した。
長さはそのくらいで、今のより少し細いかな……。

「お父さんのより遥かに大きいです……」

そうなの?

「ムサシより長くて、ケイタより太いのか……」
「どうして霧島さんは二人のサイズを知ってるの?」
「どういうのか知りたかったんで、二人を捕まえてひん剥いたの♪ それだけだよ、綾波さん」

あ、あはははっはは………。

852 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/03(木) 21:48
帰宅(?)したボク達を待っていたのはトウジさんとケンスケさんの二人でした。

「あ!センセ、一寸」
「シンジぃぃぃぃぃぃ!」

重くは無いけどおきな段ボール箱を持っているシンジさんは逃げられない。
引き攣った彼に縋りつくようにしながら叫ぶケンスケさん。

「な、何があったのケンスケ?」
「あんな? さっき親父さんのファイル覗いたら『五人目』が予備として選ばれる可能性があるって
 書いてあったらしいんや。それでな……」

「姉ならもう手続きに行きましたよ? ジオフロントへ」

自分でも意地悪だ、とは思うけどシンジさんとの時間を邪魔すされるのはいや。

「……はい?」
「『五人目』でしたら、ヒカリさんと後もう一人が最終選抜の候補に先程選ばれました。
 ノゾミさんはその事を言われたのです。
 彼女は明日の昼まで本部に泊り込み、身体検査など素質調査の準備を……」

マリイさんの話に止めを刺された彼はとぼとぼと帰ってしまいました。
慰め役の鈴原さんを連れて。

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「あ、ここに穴開けちゃったんですか」

三号室と二号室の間の壁には即席のドアが突貫工事で取り付けられていました。
丁度、二号室のキッチンと三号室の廊下……この部屋ならシンジさんとアスカさんの部屋を挟んだ
廊下に当たる所にドアが繋がっています。

そのドアの向こうには既に日向さんち最上さんがいて、引越し蕎麦を並べてました。

「ああ、お帰り。早かったね」
「部屋割りを勝手にしてしまったけどよかったかしら。
 こちらとこちらの大部屋二つに二段ベッドを一つずつ入れて二人部屋に。
 後シンジ君の部屋に当たるところを一人部屋に。
 私はリビングで寝起きさせてもらうわ。 そっちのほうが性に合ってるの」

彼女が指差す先には一つベッドがあって、それに隣接するように端末がすえつけてあって。
ベッドの上から操作できるようにしてあるみたい。

「少し、不精ですね」
「ははは……」

話し合いの結果、マリイさんと綾波さんがアスカさんの部屋に当たるところ。
マユミさんと姉が葛城さんの部屋に当たるところ。
マナさんがシンジさんの部屋に当たるところに決まった。


854 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/05(土) 00:19



夜 八時。

マリイさんが再び掛かって来たアスカさんの電話に出て鼓膜が破れる思いをしたり。
コダマ姉に夕食前にボクが泊まる、と了解を取って。 お風呂も済ませて。

とりあえずの下準備は万端。


今、お風呂に入っている綾波さんを除く全員が葛城家のリビングにいる。
取り合えずボクとマナさんはパジャマ、マリイさんは浴衣姿。
家主(?)のシンジさんは「平常心」と書かれたTシャツに短パン。

綾波さんがいるお風呂場に近い所から時計回りにボク、シンジさん、マリイさん、マナさんの四人。



御蕎麦を食べた直後に日向さんは早々に『明日早番だから』と抜け、
宴会になった直後にアオイさんがお酒に弱いみたいであっさり潰れちゃって脱落。


「緊張してるんですか、しんじさん?」
「う、うん。 あのさ、ノゾミちゃんはその、本当に僕がいいの?」
「はい。 ここにいる皆さんそうだと思いますよ?」


大人は、もう居ないから足止めもないんですよ?

ボク達を求めても、その行動を阻害する人は誰もいないのに。
シンジさんがもし本当に性欲の塊ならもうハーレムそのままになってもいいのに。
シンジさんが入れてくれたほうじ茶が冷めても、誰も動けない。


ボクが、子供だから?

そう言う意味で、全員始めて(人事さんが入ってる間に確認しあったから判ってます)だから?
そして、姉やアスカさん達を骨抜きにするほどに、今のシンジさんが『達人』だから?

でも、正直に言うと、今のシンジさんはハーレムの王、って感じじゃない。


「ところで、その」

女性に慣れているのなら、こんなときに真っ赤になってしまわないで。
洒落た、とまで行かなくても、私達と話す事にここまで緊張したりはしないと思うの。


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私があの日ムサシを巻き込みながら消えて、たった二ヶ月ちょっと。


本当にこのシンジがハーレムを作ったの?
おどおどして、一寸私がからかうだけで真っ赤になったり、期待に胸を脹らませたり。
アスカさんの大声にビクッとなるあのシンジが?

「不思議だと思う。 僕が、その、こんなにもてちゃうなんて」
「貴方はもう少し御自分に自信を持たれたほうがいいですわ。
 普通とか、そう言う話に拘る位なら、今の状況をお楽しみになったほうが良いです。
 貴方が努力しなければ、第参使徒でこの世界はおしまい。 今は無かったのですから」

椅子から体を上げ、静かに動き始めたのはマリイさん。
テーブルの上でがちがちになったシンジの手を取りながらシンジの傍へ移る。

手を握られたシンジはもう真っ赤になって、あうあう、って聞こえてきそう。


「真面目ばかりだけじゃなく、たまに、こう、わたくし達にしなだれかかられた時は。
 へへへ、と嬉しさの余りににやけられるくらいには……肩の力を抜いて下さいな」

マリイさんがシンジの肩に顎を乗せて、そっと耳元に……あれ?
今ちょっと、シンジのシンジの印象が変わったような……?

「いいの?」
「ええ。 取り合えずわたくしは「じゃあ、頂戴」……はい?」


それからのシンジは早かった。
呆然とする私たちの前で、堂々とマリイさんの浴衣をはだけ、あの時挨拶として言われたとおりの
私より二周りは大きいバストを惜しげもなく晒させた。

「あ、あの?」
「僕の、なんでしょう?」

855 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/05(土) 00:28
あうあう。

人事さんってなんでっしゃろ、私。
シンジさん、です。

後、シーンが判り難いので追加。


の四人。

の四人がテーブルを囲んで、何をするでもなくお茶を飲んでいます。

858 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/05(土) 15:59
>>856 コースケさん。


一応、今回は某YS11氏のアスカ&ヒカリのヘアヌードを考慮にいれて。

マリイ≧ヒカリ≧マユミ>アスカ&マナ>レイ≫ノゾミ。

としております。

ちなみに大人は某保管計画のキャラクターグラフィックを見る限りでは

ミサト≧サツキ>リツコ≧カエデ&マヤ>アオイって感じでしょうかな?

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「そ、それは、確かにわたくしの全てはシンジさんにわた」
「なら、何も言わないで。 夢じゃないって、確かめたいんだ」

ごくり、と目の前のマリイさんの痴態に喉がなる。

もう服の意味を成していない浴衣から完全に上半身が見えてしまっていて、
ピアノの白鍵盤のような彼女の肌を、まさに演奏者になったシンジの指が叩いていく。

特に鎖骨の辺りを撫でた辺りは凄くて。

「や、やだっ?! 変ですっ」って一気にのぼせちゃって。

シンジの膝の上にちょこんと座って、右肩に頭を乗せて。
もう、私達の事なんかどうでもいい位に、めろめろになっちゃうなんて……。

シンジの唇がマリイさんのうなじを過ぎて、その先のくぼみにキスマークをつける。
左手が胸を交互に、右手がショーツをくぐって。 貪欲なまでに……求めてる。

「あ……」

嫉妬なら、無いわけじゃない。
この四人の中で、シンジに最も近いのは私か綾波さんだ。
一番一緒にいた時間が短いマリイさんが選ばれたのは偶然。

だから、だから、その隙間に私が割り込んで、その手を私に使って欲しい気持ちもあるのに。


でも、それすらもどうでもよくなる位に、目の前の光景は誘惑に満ちた禁断の味。
彼女と同じ位に躰を支配している情欲に私も身をゆだねていた。


861 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/06(日) 00:37
あぁ。

シンちゃん、誕生日おめでたう。

>>860 PDX.さん

全部まだです(w

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手元の時計は午後9時18分。

「ん……」

目を覚ました時、私はもうベッドに寝かされていた。

シンジ君がベッドに寝かせてくれたらしい。
私の体の上にはシンジ君の毛布がかけてあったの。

ノゾミちゃんが一度ウトウトとなった時に彼自身が部屋から持ってきた、花柄の青い毛布が。
鼻にあてた毛布から、しみこんだ彼の匂い。
その匂いにあてられて、引っ張り出される。

「ふふ、本当は真っ赤になってかけてくれたんじゃないのかな」

心の中に植えつけられ、一気に大きくなる彼への……。

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日曜日の午後一時三十八分。



『一寸良いかしら、シンジ君? 検査の……?』

検査の為に迎えに来た私の前で、目に入らないくらいに悩む彼がいた。

『じゃあ、そうならなければ、いいのかな。 でも、ヒカリちゃんは好きだし、アスカには
 想いがまだ残ってるし、綾波は最近綺麗になっていくし、山岸さんは……』

シンジ君は何か必死になって迷っているみたいだった。
今なら良く判るけど、彼ってその頃からもう皆から告白されていたんだ……。

あ。

ちょっと嫉妬心がめらめらと……。



『シンジ君!』
『え? あ、最上さん。 桃の香水、いい匂いですね……』
『もう、本当に大丈夫なの? 検査の時間になったから迎えに来たんだけど……』

ベッドの右側に立って、私は彼の額に手を当てて体温を測ろうとした。


顔色を見る限りでは、特に不安を感じるところは無いみたいだった。

『あ、あの、その、えっと』
『?……あぁ、そっか』

顔を真っ赤にして喘ぐシンジ君を見た私は、医療用ベッドから体を起こしただけのシンジ君に
丁度のしかかるような格好になった今の状態が、彼にとっては十分に刺激になっている事に気がついた。


ふと、このまま押し倒したら、彼を私のものにできるかも、という誘惑に駆られた。

仕事の虫である私にはいい男が寄ってこない。
まぁ、私にはシンジ君のような年下がいいんだけど。


珍しく妄想にとらわれちゃった時、シンジ君はじっくりと私を見ているのに気が付いた。

『どうしたの?、シンジくん』
『……少し不注意ですよ? アオイさん。 一寸の間だけ、塞がせてね?』

彼の手が額にあてられたままだった私の手をとって、ベッドの上に更に引っ張り込まれて。

『ちょ!? っじょうだ……んんんっ』

唇を合わせ、舌を滑り込まされる。 歯茎、ほほの内側、舌全体に彼の唾液をまぶされる。

彼よりも大人で、男女の事に彼よりは詳しいのに、シンジ君の舌一つであっさりと陥落していくのが
怖いのに、たまらなく恍惚に、私の心を彼のものにしてほしい、征服して欲しいと感てしまう。

最初僕を突き飛ばそうとしていた筈のてが、何時しか自分から首に回して、更なる刺激を求めていた。



私はしっかりと5分もそこにいて、天井のスピーカーからのカエデの声で怒られるまでずっと。
「碇シンジ」を刻み込まれ続けたの。


----------------------------------------------------------

今まで、あんなに男との関係にのめりこめた事は無いのに……。

そっと唇に手を当てて、その刺激で彼のぬくもりを思い出して、顔が更に真っ赤になって。
男を知って直ぐの、快楽への期待の塊になりながら、唇のあったかさを思い出す。

「エクスタシーを感じたのは、初めてだったな……」


ため息混じりの吐息が収まったそのとき。 
快楽と痛みが混じった声を聞いたのは、その時が最初だったわ。


865 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/07(月) 19:09

まず、 >>863の続き。

えっと、書き忘れていたので。

マリイの胸が大きいのはコースケさんの絵の印象が強かったせいですが、
ヒカリの胸が大きかったのは『アスカ〜』本編に合わせる為です。

(『アスカ〜』本編では彼女、91のEカップに育ってたりします)

それで、一番近い、つまり胸が大きなヒカリの絵を探していたら
おお、あの絵が丁度いい、と思ったわけで。

『考慮に入れた』のは「この絵ならイメージが掴みやすいかな?」という意味です。


>>864 PDX.さん

あう……やっぱり一寸詰め込み過ぎたです。

--------

急に痛み出したために抜歯してもらった親知らずの痕が、いたひ。
微かに残っている麻酔でくらくらっと来てもいます。

という訳で、今日の更新はちょっぴりデス。
すいません。

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「一人で、しないの? 別に僕は止めてるわけじゃないよ?」
「で、出来ないです?! だって、一度もした事無いんですから!!」
「ふぅん。 そうなんだ。 じゃ、いまやって見たら?」
「じ、自分でですか?!」

シンジさんに助けられたあの日以来、変わる為に必死になっていただけで、
大した事はしてないのに。
勇気を一寸だけ出して、これ以上苛められてなるものか、と喧嘩をしたら相手のほうが
よっぽど弱くてビックリして。

あの日以来の数日で、周囲のボクに対する印象ががらっと代わった。


一寸だけ不愉快だったのは、皆が想像する変わった『原因』が。
金髪と空色の瞳が元なのか……『ボクがもう完全に経験済み』と言う事になってるらしいんだ。
ボクが望む相手はシンジさんだけなのに!


867 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/08(火) 22:54
あ、PDX.さんが>>861 を勘違いされた理由が判りました(多分)。

『最初僕を突き飛ばそうとしていた筈のてが』てほんの少しだけシンジの口調が混じってました……。

最初、彼を突き飛ばそうとしていた筈の手が に修正しちゃってください。

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閉じたまぶたから涙が伝う。 痛みと、それ以外の理由がまじった一滴。



「今、どのくらいですの? 私のナカの、どれくらいに」

木のベッドの上に横たわるマリイさんの、丁度、中ほどまでシンジさんのが入っていた。
マリイさんのあそこの中に、食い込むように、僅かな血を纏わりつかせて、痙攣しながら、めくれてしまった襞を
巻き込んで。 ボクにはまだ生えてない金色と黒の毛が少しだけ、触れ合ってる。

「丁度、半分くらいかな。 少し慣らすね」

調味料入れや湯のみ、急須がどけられてまっさらな板になったテーブルの上。

シンジさんがマリイさんの中に入った部分をそっと動かしてる。
微妙に、泡だて器を動かすような感じで『入り口』から少し入った辺りを軸に回してるの。
ほぐすため、ってシンジさんは言うけど、動きが少しでも大きくなると、マリイさんの口からは苦痛の声が漏れるの。
ホントに、痛いんだ……。

「い、いた、んっ、お、ひゃぐっ」
「痛いのなら、僕にあたっていいよ? 背中をかきむしったり、肩でもかんで、痛いって教えてよ。
 その方がさ、嬉しいんだ。 別に痛みを共有してるとか言わないけど、隠される方が嫌なんだ」

マリイさんの覚悟は凄かった。
痛みのせいでシンジさんを蹴飛ばしたりしないように正座したまま後ろに倒れ、そのまま両手を
テーブルにしがみ付かせてるの。 その手は力の凄さに白くなって、そのまま痛さをボク達に見せ付けてる。


首を微妙に振って、マリイさんは表情が歪むのを押さえて、言うの。

「わたくしだって、女ですわ。 そう言う意地も、あります。 躊躇わないでください。 そして、貴方を、下さい」

その一言でシンジさんの意思も決まった。

今までマリイさんの胸やうなじを撫で、肩のくぼみにキスしたりして痛みを減らそうとしていた動きをやめて
肩の上、首に触れる寸前のところに両手を突いて。

見つめ合うと。 一気に腰を進めた。

「んひゃうっ!」
「ほら、入ったよ。 ちゃんと、最後まで、根元まで」

ドキドキと動悸が耳に残る。
体の何処かから水気が汗となって渋り出されて行くのに、口に中にはその水が来てくれない。


もじもじとする足を押さえ込みながら、ボクは目の前の光景から目をそらせない。


869 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/09(水) 03:01

わたくしは〈処女は気持ちよくなれない〉と誤解していたのかもしれません。
痛いのは判っていたのに、それが簡単に麻痺してしまうとは思っていなかったのです。


『しんじさぁん』
「もう痛くないんだね。 良かった。 じゃ、これからは僕の時間だよ」

足はいつの間にかシンジさんの手でセイザの状態から開放されています。
でも、彼は足をつかんだまま、離してはくれませんでした。


『あ、やです! さすがに、そ、それ、ぅあぅん!』

そのままわたくしの足をまっすぐ伸ばすとテーブルの上に膝立ちになり、シンジさんはいびつな
Vの形に開きながら少しだけ腰を吊り上げ……そう、丁度わたくしのヴァギナがシンジさんのペニスに
一直線に、一番奥まで入り込むように調整して。


「いくよ」

全力を込めて動かして、私の中を往復していきます。

『や、こんな、な、恥ずかしいの!、に! なんで、気持ち?! いいのぉ』

わたくしの足はもう痛みでしびれ、ちゃんと動かす事が出来ないので、わたくしとシンジさんの
繋がっている所が丸見えになってます。

『はぁ………たれてます! わたくしの、シンジさんの、血、愛液、ぜんぶ!』

繋がっている、部分、からこぼれた体液は混じりあったまま、陰毛をぬらして、そのまま一筋、二筋と
おへそへ向かって流を作っているのです。


「ふふ……気持ちいいよね?」
『はい! あなた、の、すべて、わたくし、の、すべ、てです!』


主人たる彼の声に、わたくしは全身を使って必死にそうだと伝えます。
私の声を聞いたシンジさんはすこし苦笑い。



それから暫くは、私の体を見つめる黒、赤、青、こげ茶の四つの視線に耐えながら。


わたくしはシンジさんの太股に、胸を求める腕に、キスを求める彼の体に。

「ちょっと痛いけど、いいよ。 もっと付けて」

爪痕やキスマークを刻みつけ。


『んっ。 そう、もっと刻んで……』

シンジさんは、わたくしの両足の指をしゃぶったり、乳房に幾つもキスマークを散らしたり、
体のいたるところを這う舌の感触を私に味合わせながら腰を振ることに集中しました。


暫くして、私の足の拘束が解けるのと一緒に、目の前がシャンプーと汗のにおいが混じった
黒髪の頭で一杯になりました。
シンジさんがわたくしの背中に腕を回して、全身の体温を伝えてくれる。
触れ合う肌が、こんなに気持ちいいものだとは知りませんでした。

粘つく二人の体液すら、微妙な違いになっていい気持ちと感じてしまえる。
とりつかれたように夢中になる人が多いのも、わかる気がします、今なら。

870 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/09(水) 03:04

「今言葉が通じてるか解らないけど。 中に出して、いいの?」

当たり前です。
それが一番気持ちいい事なのだと聞いていますから。

『当然です、避妊ならちゃんとしていますから! 思いっきり注ぎ込んでください!』

夢うつつの状態にいても、その一言は理解できました。
だから、必死に何度も頷きました。


「……多分、いいんだよね。 それじゃ、いくよ!」

シンジさんの動きがその一言によって一気に増して。

彼の陰毛がわたくしのものと微妙に絡み合って、様々な気持ちよさが溢れてきます。

滑るように私の中に入ってくる瞬間に。
陰毛やシンジさんの肌がクリトリスを擦る瞬間に。
理性が壊れ、気持ち良さに惚けていくのが、たまらなく嬉しいのです。


「もう、そろそろ、いくよっ」


彼が更に早く、動きにバリエーションも出てきたからか、ちくちくと痛みも戻ってきました。
わたくしの痛みが顔に出たのか、シンジさんの動きが柔らかく、少しだけゆっくりとしたものに……。


『駄目です! シンジさんの、すべてっ!』

シンジさんは頷くと、今度は顔が歪んで求めないでくれて。

そのまま私は、彼のが弾ける瞬間に合わせて。

『いきますぅぅぅぅぅ!!』


絶頂に送り出されました。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


彼のが抜けていくのに合わせて、ちょっとだけ痛みがぶり返しました。
それでも、さっきまでとは少し違う弱さが見えるあの瞳で心配されると。

「大丈夫です。 我慢できない痛みじゃ有りませんし、嬉しいですもの、この痛みは」

と、安心させてあげたくなるのです。



えっと、次は……。

「はい! ボクがしてもらいたいです!」


874 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/09(水) 12:33

僕の戸惑いは頂点に近かった。

彼女も初めてなのに。 僕自身、Hの経験は数日なのに。

ヒカリ、アスカ、マユミ……そして、今日のマリイ。

四人とも初めてだったに、気持ち良さから皆そろってその日の内にイケるようになってる。
それも、イケるようになるまでの時間がどんどん短くなってもいるんだ。

一瞬、下手な僕の為にしてくれたお芝居なのかとも疑ってしまったけど。
目の前のマリイがお芝居じゃなく、ちゃんとイッちゃったのも、判るんだ。
知識というより、あの『イメージ』に似た感覚で。

絶対、これは僕のテクニックとかじゃないよ。


でも、それは、いいか……と半ばやけになりながら開き直る。
初めてだったとしても、痛みが勝った初体験よりは、このほうがいいと信じたい。

こっちの方が、重要だから。

「ねぇ、しんじさぁん」
「え?! あ、あのさ、その、ノゾミちゃん、いい、えっと」
「はい?」

いくらなんでも、良心が咎めちゃうよ。 だから。
なんとしても、本番だけは止めないと。

「そーにゅーって言うんですよね、おちんちんをここに入れるのって。
 今日はまだ、そーにゅうしなくても、いいですよ」
「え?」

ノゾミちゃんは僕の心が読めるの?

「ボクの願いは、シンジさんと、その、ずっと一緒にいること。
 でも、今経験したら体が壊れちゃうかもしれないって、コダマねえが言ってましたし」

は? え、え? えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!

「相談したの?!」
「はい。 最初は怒ってましたけど、本気だって話したら『本番だけはするな』って。
 ずっと傍にいたいのなら、せめてあと三年待って、耐えられるまで待てって言われちゃいました」

あう。
目の前の彼女の瞳は真剣で、拒否の意思を押さえ込まれそうになってしまう。

「えっと、どこまで知ってるの、コダマさん」
「ボクとアスカさん、後やっぱり姉ですね……三人だけだと思います。
 姉が把握している『シンジさんを思う人物』は』」


881 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/10(木) 00:49
シンジの前にいる少女はにっこりと笑いながら、その、二人ぶんの体液で濡れたおちんちんを
両手で、こう、湧き水を汲むときにやるような形ですくい上げて、口に含んだ。

「ん?!」

私が想像したことも、経験した事も無い味に四苦八苦しながらふにゃっとしたのを
時々むせながら、精一杯広げた口の中で丁寧に舐めていく。

舌やおちんちんの形に膨らむ頬が、たまらなく淫靡な……光景。


「無理、しなくていいんだよ?」
「んんっ!(ふるふる)」

シンジの声にそれじゃ嫌です、と首を振りながら伝えるその顔は、少女から少しだけ
いびつな女への成長を立派に果たさせていたわ。

その内、シンジのがそれなりに回復してきたのを確認すると、一度唇から抜いて形を確認する。
ノゾミちゃんは「こうだったよね」と小さく呟いてから、奉仕を再開する。


シンジのが……唇を犯してる、年端の行かない、本当なら……。
かばんを、背負って、その……。


「罪深い人なのね、シンジ君」
「わ!!」

多分、お風呂からあがったのにも気付いていなかったんだろう。
真後ろからのレイさんの声にびっくりしたシンジの腰がびくん!と跳ねた。
それは勿論、血の気が引いた唇を限界まで開いた彼女の喉を突いて。

「げほっ!! ごほ?! げっほぉごほほほっっ!!」
「あ! ノゾミちゃん!! 本当に御免!?」


さっき飲んでいたほうじ茶なんかを少しだけ吐き戻す彼女。
暫くの間、腰が抜けちゃって動けないマリイさんを覗く全員で手当てをしたんだ。


-----------------------------------

「もう、大丈夫、ですよ……」

暫くして。
何とか息を整えたノゾミちゃんに、私は感心、というか、驚き、と言うか……。
勇気を振り絞って聞いた。

「ノゾミちゃん、シンジのに喉突かれて、苦しかったのに、シンジの噛まなかったんだ……」

あれだけ喉の奥をキツク突かれたのに、辛かった筈なのに。
彼女はシンジのおちんちんを噛まなかった。
歯を引っ掛ける事も無く、直ぐに抜いて。 まずシンジの安全を確かめた。


「えっと、……ごほ……噛まれたら、信じられない、くらい、痛いって聞いてましたから……」
「ノゾミちゃん!!」


883 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/10(木) 17:29

右目の端、冷蔵庫の傍でハラハラとしているレイさんも。
背中を撫でる手の動きが小さくなっていくマナさんも。
テーブルの上で顔だけをこちらに向けてるマリイさんも。

ちょっとだけ、呆れてた。


「なんか。 ずるい……」
「でも、さすがに今回はねぇ……」
「マナさん、口の中をゆすぐ水を。 レイさん、お風呂場から濡れタオルと洗面器を」
「(こく)……すぐに」
「うん、わかった」


喉もと過ぎれば暑さを忘れる、と言う事で。

ふにゃあぁぁぁぁ、と。 甘えてるボクの顔が、丸見えだったから。

-----------------------------------------

ボクに無理をさせちゃいけないから少し休憩、となって。

マリイさんのエッチな液でびしょびしょになった食堂のテーブルでは、その、流石にみんな
飲む気がしなかったから。

テーブルの無いリビングにビニールシートをまず敷いて。 その上にシーツを敷いて。

5人でお茶を飲む事になったの。


さっきと一番違うのは全員裸である事。
時にマナさんなんか、裸なのに胡坐をかいて座ってるからあそこが丸見えで。
シンジさん、真っ赤になりながら、それでもちらちらと覗いてるの。


「ねーねー、ノゾミちゃん」
「え? 何ですか、マナさん」
「ノゾミちゃんって、なんでシンジに惚れちゃったの?」


ボクが答える前にマナさんは。 私が知ってるのはぁ、と前置きして、

「マユミちゃんは、シンジ君があのデパートから助けたのがもとでぇ。
 レイちゃんはそのカプセ「エントリープラグ、ですわ」から体張って助けてくれたから。
 私はなんか、その……気になって、でーとして、じんわりと好きになって。
 マリイさんは、その、慰めてあげたかったんだっけ?」

へぇ。
きっかけって、色々なんですねぇ。

シンジさんは真っ赤になって、何も言わない。
四人とも手振りをつけて話すから、それぞれの胸がふるふると触れて。
それに視線がいっちゃってる。



羨ましい位に一番大きい胸を持つマリイさんは、氷無しの麦茶で口を湿らせてから

「ええ。 4,5歳の彼が駅のホームで泣いている写真を見て、そう思ったのですわ」
「ええ!? あ、あのときの事、写真に取られてたの?!」


「まぁ、そのお陰で私は『縁』が出来たのですから、それはそれでいいではないですか。
 
 後は……。
 ヒカリさんは……レイさんに対する世話焼きぶりを気に入ったのが馴れ初めだそうで。
 アスカはシンジさんとヒカリさんとの……その……つまり……」


珍しくマリイさんが真っ赤になって口をつぐんだ。
また痛くなったのかな……。

「つまり?」

レイさんに続きを求められたマリイさんは一つ大きなため息をついてから。
しぶしぶと。

「処女と童貞同士のHを覗き見て嫉妬心の塊になって、それから自分の気持ちに気付かれたそうで」
「ぶふぅぅ?!」

今度はマナさんがむせた。


891 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/12(土) 00:40
>>890 コースケさん。

いや、本当にお早いお仕事で。

>成長の悪い少女。
そう言えば、彼女は成長を完全にコントロールされてましたね……。
小さい方が良かったわけですか(w

ふと気になって調べたらラピス嬢って仲間さんだったと今知りました。
CV参加はどういう経緯だったんでしょうか。



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真っ赤を通り越して真っ白になってるシンジさんを放って置いて話は続いたの。

「うそぉ……? 私の裸を見ても手をださなかったシンジがぁ!?」
「何でもアスカに一度振られたと思ったシンジさんを慰めてる内にそうなったらしいですわ。
 それで女一人篭絡できるんですから……天性のテクニシャン、なんですねシンジさんは……さて」
「あ、はい。 ボクの時はですね……」


ボクは、自分の気持ちが生まれたいきさつを話したの。
母から唯一受け継いだ(ヒカリ姉は最近金髪に生え変わりりつつあるんだけど)金髪と空色の瞳が
皆から浮いてしまったのか、幼稚園から最近まで苛めを受けてきた事。

ちょうど去年の7月。 あの小雨の日。

『墨汁いり水爆弾』を投げつけられた時、始めてボクを助けてくれる人が現れた。
使徒と言うあの怪物との戦いの中、トウジさんの妹に怪我を負わせてしまったという
シンジさんに『もう誰も傷付くのを見たくなかった』と言う理由で助けられた。


シンジさん自身にとっては何でも無い事なのかもしれないけど、『碇シンジさん』と言う
『運命の人』を手に入れたボクがそれで今迄の自分を変える勇気を持つ事が出来たの。

今までボクに嫌がらせをして来た連中に『もう止めて』と言いに行った事も。
何人かとは喧嘩までして止めさせる事に成功したことも話した。

結果として苛めは終ったし、みんなに強くなれた事アピール出来たけど……。


「今度は『洞木ノゾミがいきなり積極的になった理由は好きな人が出来て、
 外人だから初キスも、Hの初体験も済ませちゃったんだ』って噂になってます。
 ま、まぁ。 今日からは、その、ボクは……」
「……うん。 それじゃ、そろそろその噂を本当の事にしよう?」


シンジさんに抱きしめられ、押し倒されながら。

本当の意味でシンジさんに完全に抱かれたい、っておもった。
処女を散らしてもらって、精液の熱さ、って言うのを味わってみたい。


でも、それだけが「大人になる手段」じゃないって思うから。
だから、今はいいの。 背伸びなんか、したくないから。

「幸せです。 シンジさん」


894 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/12(土) 21:57

「は、うん、しんじさぁん」

結局、チョッとだけ期待したシンジさんとの本番は本人によって改めて拒否されちゃった。
……んだけど、限りなく同じ方法があるなんて、ボクは知らなかったの。
だって、自分で触ることも知らなかったんだから。

「や、これ、こすれちゃう!」
「そうだよ。 だって、そうじゃなきゃ気持ちよくなれないもの」

四つん這いになったボクは、滴る汗で濡れ始めたシーツを握り締める。
そうしないと、ボクがボクでなくなっちゃいそうなじょうたい、なのっ。

「しん、じ、さん、おしっこっ、る、とこ、へんにっ?!」

理解できない、切ないとしかわからない気持ちに突き動かされてるボクの背中に、うなじに
ひりひりしたキスマークを付けられて。

「キス、しよ。 マナとレイに、Hでおませなノゾミちゃんをみせてあげよ?」

キスされるたびに、足につけられてる手が、震えるの。
レイさんが左足、マナさんが左足をくっつけあうように押さえて。
マリイさんがボクの両肩に膝をあててっ、うごかないように、してっ!

「気持ち、いいんだ……」
「……うらやましいの」

両足の間の、隙間に挟まれたシンジさんのおちんちんが、こすって!
もう、こえもだせないっ?!

「あ、さっきオシッコが出る所の辺り、気持ちいいって言ってたでしょ?
 そこにはね、クリトリスって所があって、とても気持ちいいところなんだよ。
 ちょっと触れるだけで気持ちよくなれちゃうから、すぐに淫乱になっちゃうからって
 昔の人たちは切り取っちゃったりしたんだっ………。 聞こえて、無いみたいだね」
 

うらやましいと思われるのは嬉しいけど、もう、自分がどうなってるのか判らないの。
判ってるのは、ボクがが四つんばいにされてること。
みんながボクを取り囲んでる事。

後は、もう、何も無いの。 何も思い出せないの。
シンジさんの熱さと、たまに聞こえる言葉と、擦れあう所からこみ上げて来る熱さだけ。
そして、その熱がクラスメイトの言う『気持ちよさ』になったとき。

すべて、気持ち良さに押し潰されるだけになったの。

「やだぁぁぁぁ!!」

もう、何を言ってるのかさえ判らないの。

895 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/13(日) 00:30



お風呂場に入ったアタシの前にいるのはシンジからの勲章を付けた『仲間』が二人。

「あ、ヒカリさんって下のヘアは金髪なんですね」
「シンジが転校してくる少し前辺りからかな、ノゾミみたいに髪も金髪になり初めてるの。
 お医者さんの話ではね、あとひと月もすれば完全も金髪になっちゃうんだって……あ」
「あらら……そんな所にもキスマーク……」

丁度、ヘアの生え際のラインに沿って二つずつ。
なんか、こう、ヘア上の布がキスマークで縫い付けられているみたい。

「二人とも、チルドレンとしての素質は十分だって。 リツコの話だと
 『マユミさんは参号機を使ってすぐに実戦も可能みたい』って言ってたわ。
 明後日の午前10時にマリイが一度シンクロチェックを済ませたら……」
「フォース・チルドレンの山岸マユミの誕生、ですか……」


複雑な表情の二人の間に割り込む形でたぽん、と浸かる。

「ま、デコ娘と違って二人とも初めてのシンクロ率って高い方なのよ? 誇っていいわ。
 マユミが29%、ヒカリが27.9%。 アタシなんか……アタシ、なんか……」

「? どうしたんですか?」 「私達に、なんか付いてる?」


付いてるわよぉ! 思いっきり大きなのが二つぅ。
こうして二人を眺めると……うう、やっぱり二人とも、大きい……。
ヒカリが89のD、マユミが87のEって、本当に牛よ、牛!

なんかこう、『搾乳してやるぅ!!』て弄繰り回したくなるわ。
まぁ、それをして良いのはシンジだけなんだけど。


「あ、アスカ、どうだった? やっぱり」
「アオイ、多分シンジ達がシテるのを覗いてたわ。 いや、ホントビクビクしてたの。
 『な、何、シンジ君ならここに居ないわよっ』とか誤魔化してたけど」


アタシ達より大人なのに、本当に嘘が下手なのよ。
はぁはぁ、とか隠せてないから覗いてますって丸わかりだもの。


「ノゾミちゃん、声大きい。 『入れられてないのにぃ!』って大声上げてたから最後までは
 シンジもしないつもりらしいけど。 でも、裂けちゃうよ……。 シンジのが今入った、ら……」

妹が抱かれてるのに、殆ど寝取られてる、って言っていいのに。
ヒカリは微笑むだけ。 少しも悔しがったりしないの。

「ノゾミ、『入れて!』とか言ってシンジを困らせないといいけど」

そして、その理由は言わなくてもわかる。  だって、アタシ達もそうだから。

ジキルとハイドみたいな御主人様の『者』で『物』で……『モノ』だからね。


897 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/15(火) 18:35
仕事とかに差し支えない位には、復帰しました。

>えろすれの胸ばなし。
読んでくれてる人が多いらしい事に、今更ながらちょっとビックリ。


========================

お互いの気持ちが高まってきたのが理解出来るようになったボクは、一つだけお願いをしてみた。
『シンジさんのせーえきを飲んでみたい。 体の中へ受け入れたい』って。

シンジさんは微笑みながら、許してくれたけど。
その条件は、思い切り恥ずかしい物だったんだ。

-----------------------------

「ここもね、慣れると気持ちよくなるんだよ」
「駄目ですっ! そこ、お尻です?!」

そう、ボクはシンジさんの顔の真上にアソコもお尻も、全部さらしながら、暴れてる。

お尻のラインに沿ってシンジさんの手が動けないようにボクを拘束して。
おしりのあなにひとさしゆびがはいっていくのっ。

「ホラ、足をちゃんと伸ばしてくれないと、溺れちゃうのに……」

シンジさんはボクが足をちゃんと伸ばすとアソコに奥まで差し込んだ指をかき回して
さっき言ってたクリとかリスとかいうところに吸い付いて、いっぱい気持ちよくして、くれるの。

でもでも、今みたいに足の力が抜けてシンジさんの顔に入り口を乗せたりすると。
右手を、ゆびをっ、なかにっ?!

「シンジさん! だめ!?それだけは駄目! きた………ひゃん!!」
「汚いなんて思わないよ。 だって、ひくひくして、気持ち良さそうだよ?
 僕だけに、ありのままの、すがた、見せて……」

そういって、ボクのお尻の中にまた舌をいれて、かきまわして、かんがえられなく、されちゃう。

898 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/16(水) 01:22
頭の中が、まっしろで、でも、ほしい物だけはわかっていたボクは。

「んっ。 さっきと違ってちょっと歯があたって痛い……。
 そっか、もう気持ち良さ以外判らないんだ。 じゃ、一緒にいこう?」

なにかシンジさんが言ってる。
でも、その言葉よりほしいのがあるの。
恥ずかしさとか、気にしていられないのっ。


--------------------------------

僕は、突然の豹変にも驚かなかった。
お尻の蕾を蹂躙していた舌の動きにあわせて、悩ましい声を上げてくれるようになった時から。
その動きに不快感を感じなくなってくれた事に嬉しさがあって。

前に舌を、後ろに人差し指を入れて壁に穴を開けるようにつつき合う。
その刺激にビクビクと震えながら、必死に尽くしてくれてる。

ノゾミちゃんの唇は僕の先走りが乾いた跡が粉砂糖をふったお菓子のようにも見えて
その口に咥えられてる物とのギャップに倒錯的な興奮が……。


「くださぁい。 しんじさん、くださぁぁい!!」
「お願いノゾミちゃん」
「やです! くれなきゃやなんですぅ!」


ちゃんとあげる。 ただその為にしてほしい事があるんだ。
そう宥めて、さっきみたいに喉を突いてしまわない様に手をストッパーにしてもらって。
精液が喉に入ってまた苦しくならないように、舌の裏で精液を受け止めるように教えてあげた。

彼女の中からこみ上げ始めた悦楽に、僕も気持ち良くなりたいからね。
真っ赤に染まった肌を見て、ほんの一寸でエクスタシーを感じてくれると判ったていたけど
のどを突いちゃわないように、ノゾミちゃんの体を下ろして側位の形に直して。


「こぉ、でいいんですか」
「うん」

実は僕も、もう少しだった、から……。

教えた通りにノゾミちゃんが舌の裏で刺激してくれるのを感じながら、両手の中指をフルに使って
一気に高みへ持っていってあげる。

「んっ、んっ、んんっ、んーーっ」

入った指で膣と直腸を隔てる壁をぎゅっと押し合いながら、クリトリスを吸い上げる。
それが最後の衝撃となって、幼女といっていいノゾミちゃんの体を駆け抜ける。

「ふぐぅぅぅぅぅぅ!」
「……んっ!」

彼女のとがった歯が、亀頭に回った舌と一緒に絶妙な刺激を与えてくれて。
ぼくもっ!

「あ!」

気持ち良さに負けて腰がはね、彼女の唇から抜け出た僕のから精液が顔へ降り注ぐ。
頬から唇へと垂れていくその雫を無意識に舐め取るノゾミちゃんの顔は堪らなく妖艶で。

抱きしめてあげた頃にはいつもの彼女。
でも、こくこくと動く喉と、唇を拭う白とピンクがマーブルになった舌が。
禁忌をまた一つ犯したことを僕に教えてくれる。


「無理して、飲まなくていいよ」
「あったかくて、一寸、生臭いです……でも、シンジさんのですから」

「ありがと……よく頑張ったね、『ノゾミ』」

僕の気持ちを理解したノゾミは満面の笑みを浮かべて微笑んでくれた。

900 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/16(水) 23:43
『アンタ! どっかの組織のスパイでしょ! 正体見せなさい!』
『大丈夫。 ああいう感じだけど本当のアスカは優しい子なんだから。
 でも、そっか、貴女も碇君のこと……ううん?! わ、忘れてね!?』
『あなた、私に声が似ているのね……』
『そやな。センセは優しいから、何でも食ってくれるよ』
『写真撮らせてくれない?』



「霧島マナは、今日この制服を着てきましたぁ! 似合う?」

彼は真っ赤になりながら、それでも頷いてくれた。

「う、うん……似合うよ、とても……」

ムサシやケイタができなくなった素直な笑み。
【女殺し】は本当にいる。 その笑顔にときめいた時、そう実感したわ。

-------------------------------------------------------------------


数ヶ月ぶりに教室の扉を恐る恐る開けたとき、目の前には赤鬼さんがいた。
あの髪飾りが角に見えて、怖い、というか滑稽というか。
怖さに引きつった頭では、そう好い回答もできず。

「た、ただいま」
「この馬鹿娘ぇ! 弁解とかの前に一発殴らせなさいっ!」

シンジに対して行動するときの手加減が感じられない手が。 ぱしんっ、と私のほほを鳴らす。
そのまま二発めを振りかぶったアスカさんの手をマリイが止めてくれた。

「事情はともかく…いきなりそれはないですわ」
「ここは殿中なの……」
「……レイさん。 ここは教室で『松の廊下』じゃないですわ?」


マリイさんの対応と綾波さんのおとぼけに理性を少し取り戻したアスカさん。
でも、追求の手は緩めてくれそうに無かった。

「いいのよ! シンジがあのロボットが融けた塊を見てどう思ったかっ!
 こいつの事情は……ともかく。 『マナ……』ってシンジ泣かせたんだから!
 シンジ、湖のほとりでコイツとの事を……苦しんでたんだから……な、なによっ」


洞木さんと資料にあった山岸さんの二人にニヤニヤと笑われ、さっきの威勢を吹き飛ばして
真っ赤になるアスカさん。
ああ、やっぱり彼女はシンジの事、好きなんだ……。

「いいえぇ。 アスカさんって本当に素直ではないな、と」
「シンジの事、そのときも心配してたんだ」

息を整えるとアスカさんが洞木さんと綾波さんを私の前に引っ張った。

「あの日々のことに対して、アタシは落し前はつけたつもりよ。
 今回のことには、アタシだけじゃなくレイとヒカリにも権利があると思うけど。 どうする?」

やっぱり二人とも、シンジの事好きなんだね。
しばらくの内に、ライバルがこんなに増えちゃったんだ……。

「私はいい」

綾波さんは、以前とは違ってはっきり判る微笑を浮かべながらそう言ってくれた。


一方の洞木さんは、『嘘は許さない』という真剣な瞳で聞いてきた。

「それじゃ、私は……一つだけ聞きたい事があるわ。 霧島さんの想いは今でもシンジに向いてる?」
「どう証明していいのか判らないけど……シンジの事が大好きです。 今でも」

私は本心をそのまま伝えた。 嘘をつくのはもう嫌だったから。
あの時、ムサシに抱きしめられながら言った嘘は、痛かったんだから……。

「そう……それじゃ、これから証明してくださいね」
「これは貸しよ! もう一回はないんだからね!」

三人は私の気持ちを知って、受け入れてくれた。
でも、その時はアスカと洞木さんがシンジのものになってるとは、思わなかったのよね……。


901 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/18(金) 00:13
そんな時、全く変わったとは思えないシンジが現れたんだ。
いつも使うバッグと対称的な白い紙袋を抱えて。

「何やセンセ、その紙袋」
「さっき校門で会ったノゾミちゃんがね、校門でサンドイッチとコンソメスープをくれたんだ。
 『姉のと違って一寸濃いかもしれません』って言われたけど……作ってくれるだけで嬉しいから
 いわれても、そんなの気にしないのにね」

校門でつかまっていたというシンジが来たのはその時だ。

「『ちゃんと食べるよ』て言ったら本当に嬉しそうで……あ」

ようやく私に気がついたシンジ。でも、それでもシンジの態度は以前のままだった。
何時もどおりの、自信の無い、けど裏表も無い笑みを。
あのときのまま、私に向けてくれるのよ。


込み上げる想いを必死に堪えて。 何とか私も、あの時のままに。

「…私、霧島マナは、本日六時に起きて、シンジの、為に、お泊りセットを用意してきました」

「……お帰り、マナ」
「……あんな別れ方をしたのに責めないの? 私を」

シンジは何も言わず、ポンポンと頭を撫でて、微笑んでくれるのにあわせて。
ぽろぽろとこぼれる涙を止める術を、私は持ってなかった。

---------------------

「あ、あ、そ、そんなに舐め取らなくても……」
「やです。 だってこれはボクのですもの」

さっきまでの凄い強気な態度はどこへやら。
頬や首にまだ残ってる精液を美味しそうに舐め取る『最年少メンバー』を、気恥ずかしさなのか
オロオロとしながら、でも何も出来ないシンジ。

そんなシンジに、ふと、悪戯心がわいて。
もう堪えきれない想いをと滴る雫をそれにくるんで。

体が二つ、それぞれの肩に。

………二つ?

左肩には綾波さんが。

「あ、綾波、マナも……」
「もう、我慢できないの。 シンジ、お願いっ」
「私も、愛してください」


903 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/18(金) 21:39
一部重複を確認です。

>>901内の重複文の置換。

校門でつかまっていたというシンジが来たのはその時だ。

ノゾミちゃんって、確かシンジが好きだって言う子だよね……。

-----
>>899 PDX.さん。

>所有宣言(笑)
たぶん『ノゾミ』で通しちゃうでしょう。

>>902 同じくPDX.さん。

>サンドイッチ云々のノゾミたんまで本気

恋する乙女は同じ想いの人を見抜けると言いますし(w

============================================================

………うあ、や……へんっ……
あ、や、ひゃう……お、おっぉふぉうっ……しんじぃ……


「うわ……お二人とも御相手できるんですかぁ……Hって一対一しか無いって思ってたのに」
「まっかになったあそこが……(ふるふる)……ふたつ……もう一度、して欲しくなっちゃいますわ……」

れいちゃん…ちゃぷ…ほら、しんじの……
これ……わたしたち……んちゅ……に、入るの………?

「駄目だよ。 たぶん今日は後二回で打ち止め。 もしかしたらあと一回だけかもしれないのに」
「え?何回でも出来るんじゃないんですか?」
「うーん。 僕は一日四回位が限界なんだよ、さすがに……」
「絶倫なシンジさんでも、ですの?」
「機械じゃ無いんだから、僕にだって限界はあるよ」


むねのっ、さき、あしの、うぶっ?! ひっかかってっ
じんじん……するのっ


「そういえば、マリイさん、痛みは引いたんですか?」
「思ったより痛かったですけど、飲み込まれたシンジさんのを覚えている証拠のひとつですから。
 アスカ達も、覚えているんでしょう……そして、この二人も……これから覚えるんです」



視線が下に移るにつれて。
こういう話をするに相応しい、爛れた絡み合いが映るようになる。

一度も男の人を口にもアソコにも受け入れた事の無い二人が。
特にその手の知識を全くと言っていいほど持っていない筈のレイまでもが。

僕の先走りと自分の唾液なんかが交じり合った雫を顔中に擦り付けてあえぐ姿を。
お尻を振って、僕の舌を、手を求め夢中に出鱈目に振り回す姿も。


おちんちんの棒(竿というらしいけど)に絡む真っ白なレイの手。
その下にある袋を、赤ちゃんの素をおっかなそうに揉み解すマナの唇。
僕の『頭』を唾液漬けにする二つの舌も。

それと対になって、壊れかけのラジコンを動かすように。
レイの豆を押し潰す右手とマナのお尻の中で動く左手、時々膣内に押し込まれる舌。


僕と二人は丁度川の字になって、三人の性器を愛し合っている。

904 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/19(土) 16:54
「レイ、マナ、僕の気持ち、わかる?」
「わかるよぉ……(ちゅっ) しんじぃ……だいすきぃ……」

私にも向けられている同じ想いを込めて、
見よう見まねで霧島さんのを動きを真似て、シンジくんの性器を愛してみる。

亀頭という所の反り返りの裏、ちょっと窪みになっている所を舌でなぞる。
三人分の唾液とマリイさんの陰液が混じった液体私の唾液を追加して、微妙に膨らんだ
血管に指先を沿わせる藺生にしながらしごくの。

それに合わせるように、霧島さんと私に入ったシンジ君の指が、中指っ。

「ど、どうして? ほしい、と思うの? 私は、経験なんて、無いのに」

霧島さんは怖くないのだろうか?

ただ一本の指が入ってるだけなのに、それだけなのに。
それだけで、私の心と体がざわめいて、もっと欲しいと思ってしまうの。

「それは、仕方ないと思いますの。 貴女はシンジさんの物になりたいのですから」
「ボクもそれが自然だって、そう思ってます。 さっきマリイさんが言ってたじゃないですか」

それが、自然、なの?
こんなに、不確実で、すぐ消えてしまいそうなものを、大切に、もっと欲しいと思ってしまう事が、自然なの?

「そうだよ。 レイが、欲しいと思っているなら。 その想いは、レイだけのものだよ」

そう。 なら、もっとほしい。
自分の気持ちを、もっと確かなものにしたいの。
私の、すべてにしたいの。

905 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/19(土) 17:03
変に恥ずかしいけど、訂正あんど追加。

血管に指先を沿わせる藺生にしながらしごくの。
↓。
爪を立てないようにしながら、血管に指先を沿わせるようにしながらしごく。

906 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/19(土) 19:13
司令は私に必要と思われる事以外何もさせなかった。
アスカさん達のような、普通の女の子の部屋や、服。
ふしだらな台詞に赤くなる、そんな知識も。

でも、今なら判る。

私の一言にみんなが私に立てた親指の意味。
その時マリイさんがアスカさんに言っていた『Hが全てになりかけてるませた天才少女さん?』の意味も。

前に後ろに入って来る指や舌の快感に答える体。
体だけだったのが、込められた想いが理解できるようになった。
でもそれは、別の怖さも連れて来た。

司令のときと同じ。 でも、今の方がよっぽど痛い。
あの人に必要なものは、私じゃなくても良い『綾波レイ』。
それでよかった。 私は必要とされている、それだけで良かったから。

今度は違うの。
シンジ君は私を必要としてる。 でも、彼が求めている『私』は三人目になったら居なくなってしまう『私』。
それは、今ここにいて、彼の気持ちを受け止めている私。
三人目じゃない。


ようやく理解できた。
シンジ君があの時ないてくれた理由。
アスカさん達が、他の人とも関係を持つシンジ君でもいい、と思っている理由。

そして、あの時シンジ君が黒いものの中に飲み込まれて行くのがたまらなく怖くて痛かった理由が。


求めているのは相手だけじゃない。
私も、マナさんも、アスカさんも、ヒカリさんも、マユミさんもマリイさんもノゾミちゃんも、みんな。
それぞれの理由があるだろうけど、それでもシンジ君じゃなければ嫌なんだ。

求められてるから求める、じゃなく、自分から、求めているんだ。

それを理解したとたんに、怖くなった。 体が小さく震えるのを抑えられない。
私の変化に気づいたのか、みんなの動きは止まっていた。

「泣いてる……どこか痛くなったんですか、レイさん?」

自分の気持ちを表す言葉がうまく出てこなくて。


908 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/20(日) 09:47
「怖いの………」
「シンジ君のぬくもりを求めてしまうのが」
「もし、シンジ君がいなくなったら」
「『私が望む、これからの私』ではなくなるの」

数ヶ月前まであった日常と、それ以前に一度壊された日常。
私を大切に、好意の対象としてみてくれたいたあの二人には。
もう、二度と会えない。

彼女の気持ちは、誰よりも私が理解できる事。


「それは、仕方の無い事だよ」
「……どうして、そんな事言うの?」
「シンジを失いたくないんでしょう? でもね? それは私たちも同じなの」

不安を感じてるのは自分だけだと思ってた綾波さんは、目を丸くした。
ようやく、私なりに綾波さんの考えたが理解できた気がする。

ピンポイントな……シンジや司令さん以外
基本的な事が『希薄』んだ。  天然の人みたいにすっこーんと抜けている、じゃ無くて。


「私たちはシンジがHの王様みたいになった状態である事以外は対等だと思ってる。
 それはさ、レイちゃんがしている想像と同じ想像もできる、という事だよ」

ふと思いついた悪戯心がもたげる。
そのまま、レイちゃんの背後へすりすりと……戦自の訓練がこんな事に使われてるって知ったら、教官泣くわね。

「だからアスカも朝怒ったの。 多分、アスカにとってのシンジが居なくなっちゃうんじゃないか、って思ったんだよ」
「私だけでは、無いの?」
「さっきマリイさんが抱かれてる時、おっきい胸をじぃっと見てたでしょ。 うらやましいなぁ、って。
 そんな気持ち、無い人には当たり前なんだよ。 ある人は『かわいいのはサイズが無い』とか言うけどぉ?!」

握り拳をレイちゃんの前に引っ張り出し、注意をそっちへ向ける。
もう少し………もう少し………お馬鹿なポーズまでもう少し………っ

「ヒカリ姉みたいにおっきくなるかなぁ……」
「ま、まぁ、肩こりの原因が抜けてますし、シンジさんは胸の大きさにこだわる人では無いですわ?」


910 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/20(日) 13:23
ピンポイントな……シンジや司令さん以外
基本的な事が『希薄』んだ。  天然の人みたいにすっこーんと抜けている、じゃ無くて。

 ↓

対応する相手がピンポイント……シンジや司令さん以外の人を自分から見ていなかったせいで
基本的な事が『希薄』なんだ。  天然の人みたいにすっこーんと抜けている、じゃ無くて。



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「まぁ、その不安と付き合うのも大切なのです。恋愛がゲームに例えられたりするのはそう言う理由も……?
 何をしてるのですか?マナさん」

ボク達の視線の先、そろそろとレイさんの真後ろに回ったマナさんが体をつかむ。
そのまま柔道の寝技の要領で体を固めていって……あれ?

「まぁ、難しい事を考えて行くより、楽しい事から受け入れて行こうよ。 恋愛は楽しいものっ♪
 それではシンジッ! ご開帳ー!!」

シンジさんに向けられた二人の膝が開いていって……?!

「ひゃん?!」

わ、わ、わ……!

二段重ね、って言ったらいいのかな。
レイさんの白い足をマナさんの日焼けした足が絡まるつたみたいに固定して
マナさんの下腹の上にレイさんの腰が乗っかって。

ひくひくとうごめく二つ重ねの……アソコが怪しくぬれて光っていた。

911 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/21(月) 00:00


快楽にのめり込む二人を見て……ボクもこうなっていた事への恥ずかしさと一緒に。
何時か三年後に経験する事の為に、という理由に裏打ちされた好奇心の塊になっていった。

体全体が赤く染まっていくのを瞬きも忘れて見つめる眼。
ボクのともマリイさんのとも、多分二人のオリジナルとも違う、二人が混じったにおいを感じる鼻。
時々大きい雫がこぼれたり、濡れて張り付いた肌がはがれる音を聞き逃さない耳。

舌の動きを真似たり、シーツにこぼれた雫を指ですくって舐めたりも、している口。



すべては、シンジさんの為。



二人のように、ボクも誰かと一緒にシンジさんに愛される日がきっと来る。

経験は勿論、自分の手を使う事も目の前で本当のHを見るのも全部はじめて。
昨日までなら想像することも出来なかったあやふやなものだったはずなのに。
でも今のボクは、そのすべてをありありと想像できる……。


何もかも判らなくなってるHなボクの姿を見られる事も。
逆に相手をそういう意味でじっくりと見て、同じ事をされるのを想像するのも。

何時か、あねと一緒に愛されたらきっと浮かぶ、罪深いと思う気持ちも。
すべて、気持ちよさにかわっていくのかな……。


----------------------------------------------

「………に、それでいいの?」
「お願い……」
「レイさんがそう望むなら、私はそれでも良いよ?」

気がついたとき、ボクの顔はもう息がかかる位の距離まで近づいていたの。
淫らな、でも知りたい気持ちよさが詰まってる二つの華がすぐそこに。



「どう? ノゾミちゃんの感想は?」

ボクの唇から、『感想』がこぼれ出る。


「形、微妙に違うんですね……。 下の、毛の色はその、髪の毛の色と同じで。
 レイさんの方が、その、アソコが小さくて。 でも……(ふるふる)……その、さっき教わった
 クリト……は、レイさんの方が、大きいと思います。

 マナさんは……その、えっと、左右の大きい襞、ところどころに、少し濃い色が、あって。
 レイさんのより、匂いも濃くて、
 大きいしずくが、レイさんの所から垂れ……た液と混じり合って。  その……!?」


我慢出来なくなったシンジさんのが目の前を通過して、レイさんの内側を傷付けながら、征服していく。
ポンプのように、一筋の血が流れ……え?

すぐ抜け出たシンジさんのが、今度はマナさんの中へ。
上からしたたるレイさんの血と混じって、三筋の血がマナさんのお尻の谷間へと流れて行く。


流れ出るような悲鳴は、どっちの声なんだろう……。


913 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/21(月) 23:36
うーむ。

悪乗りした後の某スレの反応を見て、やっぱり大きすぎたかな、中学時代の同級生見たいなんは
ごく少数で普通はちょっとあり得ないんかな、と思ってたのですが。
マリイ、ヒカリ、マユミの巨乳三姉妹なみに大きい人もいるのですな……。

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私の絆は、痛みと共に出来上がる。 そんな気がする。


マナさんの処女の証が付いたままの『シンジ』は数回の律動の後彼女の中からはなれて
彼の方はさっきより優しく、私にとっては処女のときより少しスムーズに。
男性器は深い所までしっかりと埋めてくれた。

「は……!」

その痛みは、比較できるのがほかに無い。
何回も怪我をして、様々な痛みを経験した私が断言出来るのだから、たぶん本当。

「んっ?!」

シンジくんが出て行って、またマナさんの中に入った証拠の振動が背後で始まる。
私より少しだけ大きい胸の中心が、くすぐったさと不思議な気持ちよさを私の背中に与えてくれる。


「……あ、もう少し……中にいて……」

そのまま何往復した後、また私の中へ。

「はぅん……しんじくんの……あったかいの……」

二人の痛みが山場を越えるまで、根気よく、その動きは続いたの。


---------


「れいさん、まなさん。 やっぱり、痛いですか?」

桃色に染まった『妹』からの問いかけ。 自分なりに体の状態を確認して、私は彼女に伝える。

「痛い」

痛みの峠は何とか過ぎたと思うけど、動く度に痛みがよみがえって来るのがわかる。
でも、それがとても嬉しいのだ、という事も伝えなければ。 真っ青になった彼女に。

「でも、痛いからこその嬉しさも……あ、抜ける……も、ちろんあるの。 私は、髪や瞳の色が違いに始まって。
 何人もの他人に気味悪がられてた。 私自身も、それが当たり前だと思って、んん……たの。
 私は他人と違う、そう思うようになっていたの。 でも、この痛みは」

シンジ君のがまた、マナさんに入っていく。

「入ってくりゅるときのっ痛み、すこしなくなってきたみ…っつ?! それだけじゃ、な…いの?」

敏感になった肌が、声が、マナさんの痛みもひき始めている事を伝えてくれる。
下腹部の肌が少し膨らんだ気がするのは……やはり膨らんだのは、シンジくんのが入ったせい?


「私とマリイさんが感じている痛みは…んっ、シンジくんの女になれた事の証のひとつ。 何時か、貴女もっ?!」

シンジは私達が話している間も上と下を行き来して、それぞれの開拓にのめり込み始める。

その成果はすぐに現れて。
私達のあえぎ声が、部屋の音の中心になり始めるまで、時間はかからなかった。


916 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/23(水) 15:23

「……それにしても、本当に良く食べるんですね、アスカさんもヒカリさんも」

ぴたり、とはしが二つとも止まった。 私、何か変な事言ったかな……。


「ま、まぁ、アタシの好みに合わせまくったシンジのより、愛情分……けどおなか空いてたし……」

アスカさんは鉄板の上のハンバーグを器用に挽肉に戻している……。
ソースと混じりあってるみたいですし、もうスプーンじゃないと食べられませんよ、それ。


「外食以外で夕食が他の人のは久しぶりだし、その……」

ヒカリさんは和食定食を丁寧に食べられてますが、やはりいつもの癖が出てしまうのか
お味噌汁がかけられてるご飯が、どこと無く……うちのお父さんみたいです。

「ひやじる?」
「九州のお婆ちゃんが作ってくれるの。 そうね……冷たいお味噌汁のぶっ掛けご飯、かな」
「シンジあたりが好む食べ方ねぇ……」



私といえば、サンドイッチを食べながら分厚い説明書の暗記中。
今は『非常ハッチの安全な開け方』のページ。
気長に覚えても良いヒカリさんと違って、てんてこ舞いです。


「そういえば、シンジさんはご飯美味しく食べてますよね……」


……あ。

余計な事も、思い出しちゃいました。
少しだけ、体が熱いです……。


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シンジに聞こえているのは果たしてレイちゃんの声か、それとも私の声なのかな。

「ひた?!……しんじ、し…んじぃ……わたしのこえ、わかる?」


聞き分けられるとはあまり思ってなかったけど。
答えはちゃんと返ってきた。

「もちろんだよ、マナ」

想いが届いてるのが嬉しかった。 それは最高の鎮痛剤でもあって。
引き裂くような痛みが引いていくにつれて、私の体の上で同じ声が囀るように響く。


…力が抜けてきたから、レイちゃんの体がちょっと重くなってきた。

「レイ。 これ以上の負担はマナがきついから、降りてあげてくれるかな」
「……はい」


918 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/23(水) 19:49
勤務終了した私達三人がが遊びに行った先は、小中学生5人の乱交現場の隣だった。

「ふxty?!」

場面に写った痴態に叫びかけた同僚の口が、三対の掌によって塞がれる。
はしたないのは 折角の『生本番』を見逃す手は無いのよ……あたしにとっては。

「馬鹿っ、なに叫ぼうとしてるのよマヤ。 ドアから漏れて聞こえちゃうじゃない、もう」
「(もごもご)……」
「うわぁ……さんぴーってああやるんだぁ……ねぇ、カエデぇ」

膝立ちのレイちゃんの肌には大小幾つものキスマークが刻まれて、紅さが白い肌に映えてる。
いつも刺されちゃうんじゃないかと思う位の瞳はどんよりとして、あたしがまだ知らない快楽に呑まれてるのよ。

シンジ君、って、そんなに上手いのかな、H。
ここまで経験なしの女二人を最初でよがらせてるんだから、ほんとに上手いんだろうなぁ。
……お願いしてみようかな、『あたしを大人にして』とか。

「な、なに?」


痛いのは、さすがに嫌だもんね。


「経験ある? さんぴー」
「わ、私? Hの相手は一人しか知らないから判らない、わよ。 それも高校の頃の話だし……サツキは?」


え!? あ、あたし?!

何か丁度いい嘘をつこうかと思っていたあたしの態度は、皆にはバレバレだったようで。
三人とも経験があるのか、ちょっと優越感がこもった瞳を向けてきた。


「いーじゃない。 高嶺の花、って皆相手にしてくれなかったんだからさぁ、26でばーじんでもさぁ」

ふいっと画面の痴態を見ると、信じられない位にはしたなく、だらしなく緩んだ上下の口から体液がこぼれていくのがありありと見える。
底無しな欲望を表してるみたいに、体のラインに沿ってそれぞれが滝を作るの。


その滝の流れを作るのが、蹂躙するシンジ君の舌と指。
対になったレイちゃんの唇と怪しく動く腰つき。 動力だけは無限の、だらしなくて効率の悪いポンプだ。

液晶に写る痴態と対になった声は。 引き戸の向こうから聞こえる、想いを交換している三人のもの。
スピーカーからのコーラスと対になって、あたしの全てを高温にしていくの。


「意外。 サツキって経験あるんだと思ってた。 へぇ……バージ、ぅぁ?!」


自分のモノをマナちゃんの中に飲み込ませたまま、レイちゃんの胸とおまんこを見せ付けるように。
お互いの痴態を見詰め合うように命じながら、シンジ君は腰を振っている。

その姿を真正面(天井)に据え付けられ、偽装された監視カメラの一つとマイクで見てるわけだけど。
こんなに鮮明だったなんて……『保安部謹製カメラ』さまさまだわ。

あ、あんなちいさい子のまでパクパク開いてる……。

919 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/23(水) 20:04
>>915 callinさん。

>「キボウ」とは「うすいノゾミ」と書く!

確かにノゾミは最小(ぉ

>あせも

可愛いデザインが少ない、と言われるのも通気性が優先だから?

>>917 PDX.さん。

>喰べる方と喰べられる方。

どちらも生物には必要な事ですから(爆

--------------------------

>>918

勤務終了した私達

勤務終了したあたし達

場面に写った

画面に映った


921 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/23(水) 23:33
後、もう一つ修正したいのです。

はしたないのは 折角の『生本番』を見逃す手は無いのよ

はしたないとも思うけど、折角の『生本番』を見逃す手は無いのよ




923 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/24(木) 19:53
「もふぅ!! らめらめぇー!!」

さっきまで私の体重に耐えていた御褒美として、マナさんは一本の柱から精液が出るまで
何度でもいっていいことになって、今のがちょうど二回目。

それを斜め下から見ながら、もうすぐもうすぐと待つ私を襲うのは、シンジ君の中指。

「感じるなら、ちゃんと声に出して表現して?」
「(ふるふる)……声も、だせない、の、しゃべるのも、つら、いの」

私の立場は殆ど変わってないのだけど、今度はシンジ君の上になっているせいだろうか
背中の体温から来る安心感が、達成感が、体に与えられる性感と交じり合っていく。
硬かった膣壁は、この15分でしっかりと揉み解され、彼に鳴らされて、痛みも無い。


「んふ……お、重くぅん、ない、の?」
「大丈夫、僕だって男だから。 それより、手が休んでるよ、レイ」

強気になった彼は、依然とは比べ物にならない程に意地悪。
私の中にゆびを、入れ、って欲しいのなら……Vサインを作るように私の陰唇を開いていて、
そう命じた後は、力が抜けて閉まりかけるたびに指を抜く。

「だって、だって……自分の、あふ、むね、っもさわれ、なんっ」


その後さらに追加された要求はもっと意地悪だ。
『指をもっと奥に入れて欲しいのなら……オナニー……自慰を覚えて』とか
『胸をもっと力強く、しぼるように触ってくれたら、もっと奥に入れてあげる』とか。


私達の自慰の教科書になったマリイさんは、シンジ君の右手の指三本を軸にして、くいくいとお尻を回してるの。

「しんじぃ! もうやだよぉ?! 切ないよぉ!?」



「ボク、ボクもですっ?! もっとほしくなっちゃいますぅ」 

もう一人の生徒、ノゾミちゃんは……彼が差し出された左足に陰唇を何度も擦り付けて、甘い刺激に酔う。

「足の、うぶ毛がち、ちくして、あのとっきに、あうふっ?! からまてっ」

マリイさんが動かす手を真似て、でも彼女の未成熟な授乳器官は収束させても教師のようにはいかない。
それでも、この数分で『快楽を得るコツ』を理解、会得した彼女にシンジ君はさらに加熱させる。

「おねーさんと一緒の所でおまんこを刺激してるんだよ、ノゾミ。 お尻を振って、とけきった顔をして」

そういって彼女の羞恥を煽ったばかりのシンジ君の顔が急に厳しいものに変わった。
私の腰といっしょに少しの間跳ね上がって、マナさんはふらふらになりながら三回目に向かう。

その動きがさらに激しくなったときに、彼は私たちも一緒に達するように、
置いてきぼりにならないように、私達二人のクリトリスを潰して。
左足を引き上げるようにしながら、足の骨を使って早熟な彼女の『入り口』に大きな刺激を与えて。

「………!!」
「い、いきますぅ?!」
「し、じさぁあぁんん!}

私達を一度に絶頂に送り出してから、彼はマナさんと一緒に達していった。

「「は……!!」」

いっせいに倒れてくる三人の重みと朦朧とする体に意識を必死につなぎ止めて起き上がり、
シンジ君のをマナさんから抜く。
二人の腰が震えるのに合わせて、赤さが抜けて完全に白くなった体液がもれ……てるの。


「ごめ……」と休憩の意思を言い出しかけた口を陰唇でふさぎながら、さっき習ったやり方で
シンジ君のを勃起させようとつとめる。

疲れてるのはわかるのだけど、相手はあと一人なの……。
最後にこだねをうけとる、わたしだけなの。

………………がんばって。


925 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/25(金) 17:21
「その、お願いを聞いて二人同時に奪っちゃったんだけど、やっぱり一人ずつしたほうが良い?」
「うん」


マナさんがシンジの上で弾けるように動き始めたとき、私の前に抱かれた三人との違いを作って
しっかりと覚えてもらおうと私は考えた。

この数日、本部の女子職員の何人かが娯楽室の図書ルームの隅っこに作り上げた秘密の図書館。
そこで手に入れた知識を総動員して……この瞬間に出来て、ほかの三人には無い事を探す。



----------------------------------------


「あ、あのねあやなみぃ」
「……二回目」

いつもの彼らしい態度を横目で見ながら、ノゾミちゃんと同じ希望もこっそり叶えた。
二人の味を飲み込み、心に焼き付ける。

シンジ君のおちんちんごと飲み込んだ雫は、やはりちょっと臭う。
でも、飲み込むのを見せてあげた方が喜ぶそうだし……絆が出来ると思えたから喜んで飲み込むの。

「……あ」

屋上でした約束を、ようやく彼は思い出してくれた。
その場にいなかった三人は何がなんだかわからない表情。


「二回目って、何ですの?」
「さっきマナさんと抱きついた時もそう。 綾波って言った……レイって言ってくれる約束……」
「あ、あやなみさん?」
「ほらまた……。 甘い罰が必要なの」


それに……まだ収まらないの。

「気持ち良かったけど、この数日で読んだ本にあった『えくすたしー』……多分、まだとどいてないの。
 さっき達したと思ったのに、まだ先がある気がしてならないの。 証拠に火照りが、さらに酷くなったの」
「後数分だけ、みんな休ませて……くれないのね」

左右からマリイさんとマナさんが二の腕を掴んで止めてくれる。

「明日はアスカさん達も帰ってくるし」
「決まっているのは後一回ぐらいしか出せないって事だけですもの」


息を整えるシンジ君の前で両肩、両膝ともについて。
四つんばいになりながら、内股にそって残る破瓜血の流れを見せ付けるように。
乾きかけた赤のながれをなぞって股間へ。


欲望が鎌首を持ち上げていくのを足の間から覗き見ながら……たどり着かせた内股の終点。 
まだ、鈍く痛みが残る性器を左右の手のひらで開いておねだりするの。
それに……『罰』なんだから、シンジ君に拒否権は無いわ。


「このまま……ちょうだい」


927 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/27(日) 16:44
完成と試着は明日の朝だと言う事を伝えながら、、技術主任として二人の質問に答える……二度目のお茶会。
完璧人間ドックとも言える総合検査の結果も伝えつつ、私は残りの気持ちも知りたかったから。
『他に好きな人がいるのに、彼の事を素直に好きになれる理由』を。


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「………………という訳で、大体こんなカラーになるわ」

ディスプレイに映っているのはあの二人と少し違うデザインの『服』。

マユミさんが選んだのはレイのデザインが色濃い。カラーは淡いアンバーにアクセント程度のスカーレット。
ヒカリさんはやはりと言うかアスカのデザインが近い。 コバルトグリーンとターコイスブルーのツートンカラー。


「ほんとにアタシのデザインに近いのにしたんだ……違うのにしてくれるかも、って期待したのに」
「違う所は幾つもあるし、色が違うから間違われる事は無いと思うけど……」

持っている人が持っていない人の気持ちに気付かない、というのは真理かもしれない。

「そうですよアスカさん。 赤一色なんですから遠目でも十分貴女だとわかりますよ」
「だからぁ……」

ちなみに、型崩れしないように、綺麗に見えるように注意してデザインしてあげたけ結果、
二人のスーツはアスカのと比べると5%近く素材が多くかかるのも事実だけど。

どこに使われているかとかは聞くだけ野暮。


「あ、もしかして胸のこと?」
「お風呂場でも話題になりましたが、こればっかりは私達のせいじゃないですよ……」
「うう、リツコぉ……二人が苛めるのぉ」

ミサトの真似をして私とじゃれ合おうとするアスカも始めて。
明らかに、彼女も変わった。

「うう、やっぱり中学生としては胸が大きすぎるすのよぉ……パイズリしやすそぉ」

は、はい!?

「バランスはアスカの方が良いよ、ぜ、絶対?!」
「あの時着たのもそうですが、体のラインが目立ちますからね」


ちょっと変な方向に向かってはいるけど。 三人とも満たされていると判る。
話の内容はとことん淫靡な臭いがするのに、笑顔はそれを感じさせなくて。

その笑顔を微笑ましく見つめる私はその笑顔を見守る後見人みたい。 まるで………。


「……上臈(じょうろう)にでもなった気分ね」
「?」

上臈というのは、大奥において将軍の奥様である……御台様(にだいさま)の側近兼世話係な役職のこと。

シンジ君が将軍様とは、とても思えないけど。

928 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/27(日) 17:16
あ。

『他に好きな人がいるのに、彼の事を〜

『好きな人が他にいるとわかってる相手なのに、彼の事を〜


930 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/27(日) 20:03
もう一つ修正。

その笑顔を微笑ましく

屈託の無い笑顔を微笑ましく

938 名前: LHS廚 投稿日: 2004/06/29(火) 22:18
水曜日のお昼。


シンジさんとその……アスカさんの言う『完璧美少女』達の昼食のお時間です。
(私が『完璧美少女』含まれてるかは疑問なんですが)

今日はアスカさんと私が調理したコロッケと唐揚げをメインにした昼食。
最低限の唐揚げよりコロッケの方が多く、それもお肉、お魚をコロッケの具にしないように……。


菜食主義的なレイさんに配慮した、不器用なアスカさんなりの心遣いに
気付かれたヒカリさんの感動やマナさんの冷やかしが一通り済んだ後。


「知っていて欲しいの」


その一言から……綾波さんの『報告会』が始まりました。

淡々と、自分を含めた四人を『捕食』して行くシンジさんがまじまじと想像出来てしまうのは。
『女』になったからなのでしょう。



嫉妬心とそれを覆いつくせる興奮に包まれながら、シンジさんを中心にして円陣を組みます。

「恥ずかしいんだけどぉ……」

一番女性らしくなってしまう彼が……逃げられないように。

そして、その後に追い討ちをかける面々。



「恥かしいなんて……普通は、そんな事をされたレイさんの台詞なんだよ、シンジ」
イヤンイヤンと首を振りながら、両手は人数分の紙コップにお茶を入れているヒカリさん。
やっぱり………貴女は器用です。

「私の時はアスカさん達に後ろからされてるのを魅せていたんですから、たまには」
これは私。

「そんな事まで? わたくしにはしてくれませんでしたわ?」
レイさんに自分の事まで説明され、感化されたマリイさんの目は潤みきっています。

「不思議ねぇ……バスタオルが解けた時は襲って来なかったのに、こんな猛獣になっちゃって」
そんな事あったんですか? マナさんも大胆だったんですね。

「確かに………シンジさんは猛獣。 あんなに私を貪りつくしたもの」
自分のクライマックスを思い出して、真っ赤なレイさん。

「ふうん……一日四回くらいかぁ……ふふっ」
アスカさん……。 発想が一直線すぎますよ……。




この時もシンジさんは真っ赤なまま。

「恥かしすぎるよぉ……逃げちゃ、駄目……?」

スイッチが入ってないシンジさんは大抵こんな状態。 自信と迫力はどこへ行ってしまうのでしょうか。

「逃げてもいいよ?、ちゃんと屋上のドアには鍵かけたから」
「マナぁ……」


946 名前: LHS廚 投稿日: 2004/07/02(金) 18:36


「阿賀野カエデ二尉、最上アオイ二尉両名、これより松代試験場へ出発。
 参号機起動試験準備および本試験サポートの為、先行された赤木主任と合流します」

「任務の完遂を期待する」
「今回はアメリカ支部との協力関係が何より重要となる。 あちらの職員達との友好を保ちつつ、
 参号機を完全な状態へ仕上げてくれたまえ」


「大井サツキ二尉。 本日より三日間、チルドレンたちの保護責任者代行を命じる。
 どちらの部屋に滞在するかは自由だが、可能な限りどちらかの部屋にいて欲しい」
「了解いたしました」


----------------------------------------------


『それじゃ、サツキ。 シンジ君達のことお願いね』
『昨日の事があるからって、手を出しちゃ駄目だぞ?』
『……あのね。 あたしは……』


はぁ。
あんな事言われちゃったから、さらに気になるじゃない。

ま、まぁ、ミサトさんの部屋には美味しそうなお酒が沢山有るみたいだし……。
お邪魔するだけなら、いいかも。
オフィシャルな理由も副司令から貰っちゃったし………。

って、何で期待してるかな、あたし。



「………あ。主任、鼻血」


でも、凄かったな、シンジ君。

最後(?)、レイちゃんの時なんかノゾミちゃんを下に潜り込ませて『見学』させちゃうなんて。
両手は変わらずマリイ博士とマナちゃんを……。
お終いはこーはい座位、って言うんだったっけ、下からずんずんと……。



「ですから主任……って、顔、血以外でも真っ赤??」


股間から漏れ出すレイちゃん、うらやましいなぁ……。

って、何で自分がされることを想像してるかな、あたし。



「大井主任?」


アオイの話だと、そういう時の彼って強引な上にメロメロになっちゃう位にキスも上手いらしいし。
あの陶酔しきった顔……多分、ショタ娘も本気になっちゃってるわね、シンジ君に。


や、やっぱりあたし三佐の部屋に泊まらなきゃならないのかな?
加持さんはいつの間にか葛城さんと一緒に行っちゃったし。
多分、マヤは『不潔』の一言で拒否されちゃうだろうし……。


あううう……。
シンジ君が襖を開けて、『我慢できないですよね、『サツキ』……おいで』なんて言われたら?!
『痛くしないでね』なんて言っちゃって……啼かされて……モノみたいに扱われて……。
って、何で自分がされることが確定的な思考になってるかな、あたし。



「サツキ主任!!」
「はい?」

嗜好の海と言うか、妄想の谷間に潜り込んでいたあたしは部下の声に初めて反応したらしい。
周りのみんなは興味と不安と他の感情がマーブルに交じり合っている表情。


「え、えっと、ナニ?」
「ですから大井主任、鼻血が……その」
「え?」

下を見ると、二筋のしずくが制服へしっかりと伝わっていた。
妄想の結果ね………恥ずかしい。



「昨日、マヤ達とその、かなり濃厚な『裏』なもの見ちゃって、それが変にこびり付いちゃって、
 その……へん、かな?」


とりあえず、うそじゃない。
内容は。


「あ、嫌、そんな事ないですよ? あ、はは、ははは……」
「あ、あは、あははははははは……ねぇ、管理主任は?」
「伊吹二尉なら今、顔を真っ赤にして出て行かれました。 なんだったんでしょう?」


949 名前: LHS廚 投稿日: 2004/07/04(日) 11:08

>本スレ
わーい。
そう言ってくれる人が居るなら、頑張ってみるです。

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流石にしっかり二本の筋を追加している上着を着ているわけには行かず、
脇に担いであたし達の控え室に着替えを取りに行く。

「んもう、マヤも気付いていたんなら……やっぱ不潔、って思われたのかな……」


赤木主任や葛城三佐と違って、あたし達三人は一つの部屋を使っている。
あたしが鼻血を制服に垂らしたのを知っているみたいだから、ここに着替えに来るのは
想像の余地のない、当たり前の事で。
もし、潔癖なマヤが逃げたのなら、この部屋には居ないと思っていたんだけど

「あ、いた」

彼女は自分のブースに座っていた。





ドアの開閉音にも気付かなかったマヤ。
文句を言いたかったあたにしは『その理由』が全く思いつかなかった。
結果。

「さっきは何でフォローしてくれなかった…の……よ?」


綺麗に動けなくなる。 ブースのドアを開いたあたしと一緒に。



「………はい?」

そこにいるのがあの潔癖なマヤだとは、とても思えなかった。
制服の隙間から手を忍ばせるように入れて。
そろそろと、机の脚に股間を摺り寄せてる彼女が。

思考を停止させるには、十分な衝撃。
よく言う『ハンマーで殴られ云々』は、こういう時のたとえの筈だ。



一応、先に回復できたのはマヤのほう。

「あ、ちがうのよ! そのね、偶然なのよ!?、偶然!!」
「……なにが?」

何かタブーに触れたみたいに……事実まやのには触れたんだろうけど。

「ち、違うよっ?! 私は見たくて見てたわけじゃ?!」
「は?」
「いやぁぁぁ!! 不潔っておもわないでぇぇぇぇぇっっ!」


制服もろくに整えず、慌てふためきながら飛び出して行くマヤ。
今のあたしに追いかける気力なんて最初からないのに。


「不潔云々より、まず鍵ぐらい掛けときなさいよ……」

彼女のスペースからかすかに漏れる女の臭いが。 また一つ、あたしを追い詰めた。

950 名前: LHS廚 投稿日: 2004/07/04(日) 12:10
着替えをとりあえず終えてから、さっきマヤが飛び出した理由が知りたくなった。
マヤの端末が律儀に樹ってあったのも、それを加速させた。

「えっと……さっき言ってたとおり、『偶然』なら、ログ残ってるはずよね」

さすがにマヤの端末に入るのは気がひけたから、ここの中央サーバとアクセス。

今日、MAGIにマヤがリクエストしたらしいデータを絞り込む。
業務に明らかに関係が無かったのは……一件だけ。

「監視映像記録……? シンジ君たちの学校か……」

もう少しだけ、と絞り込む。
リクエストされていたのは、かなり離れた地点からの屋上を撮影していた物。
あたしもリクエストしてみたけど、そこに映っていたのはただの屋上。


「なんで? ……あ、そっか」

マヤがオナニーに熱中していたのなら、見たデータも彼女がいた時間のものだ。
映像データを保存しているサーバにアクセスして、そのデータをコピーする。
その頃には、幾分冷静になったあたしの頭でも、おおよそこの映像に
何が記録されているかが想像できるようになった。

「もしかして………?」

また、「デバガメ」とかになってしまうんだろうか、あたし。
それでも走り出した興味は観るのを止められずに、再生を開始。
画面に映ったのは……。


952 名前: LHS廚 投稿日: 2004/07/04(日) 13:55
>堕ちるオペレータ。

最初は最上さんにそのまま堕ちて貰おうかとおもったですが、
『シンジ補完』においての彼女の説明文と、
彼女が処女ならおもろいかも、と言う事で彼女に変更してます。
したがって、彼女が最後の一人です。

さて……もう少し行くです。

----------------------------------------------

「……?」

黒と金の髪で彩られた制服製のサークル。
よく理解出来ないそれを説明しろと言われたら、それが一番出来のいい説明文。

「これの何処がマヤにHを想像させるた?」

裸になっている訳じゃないし、別におかしいとは思えない。

アスカちゃん、レイちゃん、マユミさん、マナちゃん、ヒカリちゃんにマリイ博士。
六人が円陣を組んで、何かを見つめてる……?

「あれ?」

異常はすぐに見つかった。
シンジ君がいない事と、何かを見つめてるにしては、あまりにも屈みすぎている事。
体格の違いこそあるけど、みんなが完全と言っていいほど、同じポーズをしている事。

「あ!」

シンジ君がそこにいるのははすぐにわかった。
彼のらしい手やズボンを履いた足が、時々誰かの股間から伸びていって
明らかな意思を持ってショーツ越しに快楽を注ぎ込んでいくらしいから……!!

ちょ、一寸ま、待って!!

手や足が『彼女たちの股間から』伸びて行くって事は、その、シンジ君は彼女達の真下で。
むっつの頭のあるあたりって……!!

おちんちんの真上!?

953 名前: LHS廚 投稿日: 2004/07/04(日) 17:15
修正。

「これの何処がマヤにHを想像させるた?」

「これの何処がマヤにHを想像させたの?」

--------------------------------------------------------

あたしを悶々とさせたまま、時間は確実に過ぎていく。


「そ……れじゃ、マリイ博士とレイちゃんは明日朝の朝すぐに移動してもらいます。
 マリイさんはそのまま松代の実験場へ。 レイちゃんは月一の定期健診に」
「はい。 判りましたわ」
「(こく)……了解」


口紅なんかで飾らない二人の薄い唇が言葉を紡ぐ。
レイちゃんのはすっとシャープな薄め。 マリイ博士はふくよかで、少し縦長な唇。

この唇が少し前、本部職員のほとんどを前かがみにさせる溜息を……。


「マユミさんの待機は明日の正午から。
 明日15時の最終の調整シンクロテストでOKが出たら午後6時に試験場の参号機に搭乗。
 深夜だけど地下ルートに潜って貰って、操縦訓練がてら本部まで『徒歩移動』して貰う事になるわ」
「いきなりですか……ちょっと、自信ないですね」
「(んぐ……)大丈夫よマユミ! マユミより運動神経無いシンジですらちゃんとこなしてんだから」


ペットボトルに唇をつけてお茶を飲むマユミさん。
意外にもボトルにストローを挿して飲むアスカちゃん。
液体を飲むたびに……こくこくと動く喉。

さっきは、その、シンジ君の…………飲んだの?


「あ、アスカ、主任からちょっとお願いされてる事があるんだけど」
「ん? リツコから?」

「明日、D型装備の「改良型のテストね? いいわよ」……いいの?」
「シンジに『ダルマスーツ』のテストをやらせるなら」
「何で?!」


いきなり振られて愕然とするシンジ君。

六人がかりで奉仕されていた時の彼の顔は、夕べの彼みたいに誇らしげだったの?
のほほんとしたその笑顔の裏で、目の前のあたしの裸を想像して、欲情してたりするの?


「………という訳なんだ」
「……ぷっ!? や、やっぱりアスカさんがやるべきよ。 二つはセットなんでしょ?」
「た、確かにシンジだって嫌よね、動きにくいスーツなんて」


日向君から『ダルマスーツ』の事情を聞いて、からかう事に決めた二人。
意地悪な事を言って、アスカちゃんを困らせてるマナちゃんも、ヒカリちゃんも。
『してる時』もシンジ君に抱かれてる人をさらに堕そうとしてるの?


それでも、この言葉を言うときには「自分にもシテくれる」と言う期待が少なからず篭ってた。
多分もう、あたしは堕ちている。


「それじゃみんな、今日はあたしが保護者って事になってるから、一緒に帰りましょ?」


959 名前: LHS廚 投稿日: 2004/07/05(月) 22:25
>>958 コースケさん。

早速見てきました。

つつーっと(麦

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困った。 本当に困った………妄想が止まらない。



ヒカリさんとアスカちゃんのサポートのもとシンジ君が作った夕食は
家庭的な美味しさだった……のに。
そんな時、ふと見たコップの中の氷から、体に落として遊ぶポルノを思い出して。
真っ赤になって不信の目を向けられてしまったり。

夕食後、リビングで横になって落ち着こうと思って目を閉じていたら
「御免なさい!?」と切羽詰ったシンジ君の声にぱちっと目を開けたら開けたで
丁度顔の真上によろけたシンジ君がいて。
シンジ君の股間を短パンとトランクスの隙間から……。


お風呂に入ったら入ったで、シンジ君にタオルをドア越しに渡してもらい、
直後にドアを開けて乗り込まれちゃうんじゃないか、と。

また鼻血……最後じゃ無くてよかった。
もし最後だったら……何をやってたか。

960 名前: LHS廚 投稿日: 2004/07/06(火) 21:32

台所でのひそひそ話。

「それで、どうだった?」
「この家全体で『目』が20、『耳』が35。 本当に外さないでいいの?」
「外した所で、別な所に移動してしまうだけ。 シンジが気にしてないんだったらいいわ。
 まだ『理屈』を知らないヒカリ達には秘密にしといて。 保安諜報部のおかずには丁度いいでしょ」
「『おかず』って……まぁ、そう言うなら……。 でも、慣れてるんだね」

苦笑するしかない事情を持つ少女たち。


「……異常な日常ってのはわかってるんだけどさ。 あ、そうだ。『お隣』は?」
「『自分の目と耳』にできるみたい。 彼女の態度からもそう理解できるよ」
「偶然か必然か、とにかく覗いて……のぼせちゃってるのね。 彼女」


氷水が入ったプラスチック製のコップ、その隣には白い薬びん。


「多分ね。 でもアスカ、本当に使うの?」

ちゃぽん。

「……あ」
「もちろん。 とりあえず、邪魔をされたくはないでしょ?」

----------------------------------------------

「あ、ありがと」

お風呂からあがったばかりのあたしにアスカは氷水をくれた。
別の原因で真っ赤になった体と鼻血の跡を見られたからかな。
でも、この心遣いは嬉しかった。

「全く……のぼせて倒れたらどうする気だったのよ。 明日は結構大事な日なのよ?」
「……うん」

確かにそう、そうなんだけど……。


「最近ちょっと悩みがね……」
「ま、気が向いたら相談してよ。 アタシ達が相手でも話せば楽になる時ってあると思うから」




ジーンとしちゃった。
アスカちゃんって最初は突っ張った感じだったのに、本当はこんなに優しい子だったんだ。

シンジ君も、やっぱりすごい。
強い棘があった彼女を、こんなに魅力的な女性にしちゃうなんて……。
やっぱりあたしも、惹かれちゃってるのかな……?


そう思いつつ、氷水に口を付けようとした時。

「サツキさん?」
「ひゃい!」

背後からきたシンジ君からの声に驚かされ、コップは滑り落ちてしまう。

「「あ……」」

それが、『牢獄に自ら入る為の鍵』となった事に気付いたのは、翌朝の事だった。


962 名前: LHS廚 投稿日: 2004/07/07(水) 19:11

時間は午後九時。 多少は涼しくなったベランダでの話。


「それじゃ、やっぱり……」
「はい、貴女の想像している通り、確かにあれは保安諜報部の管轄になってます。
 そして、あの監視カメラ・盗聴マイクからの『データ』は大して重要視されていないようです。
 アスカが貴女に言った「おかず」云々も、意外とある可能性かもしれませんね」
「それじゃあ、いったい誰が、なんのために?」


キーを叩くのをやめ、博士はポツリ、と。

「カイルからのオフレコ話では……情報はSEELと言う組織に渡っている、と言う話らしいです」
「なに? ゼーレって?」


「説明できるほど、わたくしも良く知らないのですが……。
 Nervには、本体以上に機密の塊の……そういう名前の上位組織があるらしいのです。

 カイル、と言うのは向こうの友人でアメリカ支部の保安主任です。
 アメリカ支部にいた頃、全てのチルドレンののデータは、日々の生活を含めて
 彼ですら良く判らない所で、その組織にデータが引き渡されているらしいと聞きました。

 おそらくここも、そうなのでしょう。 そうする理由は……知りません」


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彼女が落としたコップの始末をしながらの相談。

『えっと、実はさっき、僕の部屋で、その』
『どったのシンジ? 何があったの?』

マナを騙すのは気がひけるんだけど、彼女は判ってくれる、と信じたい。

『知り合いからもらった男物の香水のびん割っちゃって』

本当は『淫らな香水』というべき物なんだけど。
明日の為に寝たいのに、アスカやヒカリ、マユミの『におい』を纏った部屋やふとんは
純粋に『寝る』と言う行為をするには落ち着かなくなっちゃった。

それに……ほぼ一週間近く毎日のように……やっぱり休息は欲しい。


『それで、消臭剤と空気清浄機を使って匂いをとってるんですが……今日一晩は無理みたいで』
『そ、それで、リビングなの?』
『あ……お布団隣に…なっちゃいますね。 3号室のほうへ移られ』
『あ、いいわ一緒で。 別にシンジ君が襲うとは思えないし』

サツキさんが傍にいるなら……アスカ達、あきらめてくれるかな。
明日の事もあるし、休憩したいんだけど……無理かな。



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