スワップネタ・仮名夫婦
- 63 名前: 引き気味 投稿日: 2004/04/20(火) 13:19
- >「本当の夫の前で偽物相手に愛しているふりをせざるを得ない」という描写
それを強制する理由次第でこのアスカの内心も変わってくるのでしょうが(例えば、今回の作品のようにシンジへの想いがかなり二の次にされてしまっている場合と、躯はともかく、心は変わらない愛を貫いている場合を比較してみると、でしょうか)、やはりこれはねじれたジレンマで燃えるものがあります。
シンジともお互い事情を承知の上で嫉妬をぶつけ合うというパターンも良いものですが、シンジがその場にアスカが来ているとは知らなかった場合などでもまた色々とネタが膨らませられますね。
例えば、
男性参加者は仮面を付けるルールの「愛好会」のパーティ。ゆったりとした音楽が流れる中、会員達が自分のパートナーを紹介しあう。
「Mr……アンカーマン、でしたかな? それから奥様も、ようこそいらっしゃました、私どもの夜会へ」
ホストの男性がやはり仮面を付けたシンジと、そして妻だと言う触れ込みになっているアスカの義姉に挨拶を寄越す。彼女は他の女性参加者と同じく、優雅でありながらも肌を露に、身にまとう者の女性を強調するデザインのドレス姿だ。
将来のネルフ高官として政治の真似事もさせられているシンジに、それは出張先のアメリカ支部高官達が誘った秘密の懇親の場であった。
新妻のアスカを日本に置いて何をしているのかという後ろめたさを覚えつつも、これまで生活からは想像すら出来無かった倒錯的な快楽を連日に渡って饗されてきたシンジは、スワッププレイをという今夜の趣向に既に意識の半ばを奪われていた。
そんなシンジの元へと、ホストの手招きで人垣の向こうからしずしずと歩み寄る、一際優美なブロンドの女性。
「さてと、Mrアンカーマン。次は私の妻を紹介させて下さい。……さ、こっちだよ、お前」
シンジは、引き合わされた彼女の顔に息を飲んだのだった。
「ふふふ、名前はどうかご容赦を、この場では……そう、Aとお呼び頂ければ――」
(――な、アスカ……!?)
なんて感じで、立場上自分がアスカの夫の碇シンジであるとは言い出せないシンジに、こちらも因果を含められていて気付いていない振りを続けねばならないアスカ。
そして戸惑い、煩悶する夫婦二人の羞恥と恍惚をメインディッシュにして、歪んだ興奮を高めていく紳士淑女たちであった、ですとか。
……あ、しかしこの組み合わせでスワップとなりますと、結局はアスカ×シンジになるのかな……? (;´∀`)
- 64 名前: 引き気味 投稿日: 2004/04/20(火) 13:22
- >>62 PDX.さん
周囲が寄って集ってシンジたち夫婦を食い物にして、終いにはアスカにまで虚仮にされている形なのに気付けないと言う、ピエロシンジですな。
私としてはこうなるともう、破綻→即、絶望→死か断罪かの分岐、だなんていつもの趣味妄想にスイッチが入ってしまうのですが(笑
- 65 名前: PDX. 投稿日: 2004/04/20(火) 13:46
- >>63
引き気味さん
この状況で、周囲の面々はシンジとアスカのことに気付いている(気付いていても口にしないのが社交上のルール)というのであればなおさらですな。
スワップの相手が結局違うカップリングになったりすると、二人ともそれぞれ相手が誰と寝たのかを詮索して疑心暗鬼状態とか。
仮面をつけていてもそれとなく誰かわかっている面々と、公式の場で会うたびに胸がチクチクとか。
>>64
淫靡さを求めるのであれば、死か断罪という結末は先延ばしにして、無駄な延命治療のごとく長々と侵食が続くべきかと思いますけどね(笑)
あるいはクリスやマヤがより悪辣であれば、シンジの側にも罪を背負わせるよう細工するかもしれません。
アスカ以外の逃避の相手をあてがうかして。
アスカの不貞をシンジが責められない状況に追い込むか。
- 66 名前: PDX. 投稿日: 2004/04/20(火) 16:17
- >>63
引き気味さん
連想でこういう妄想も。
「失礼」
ホストがシンジ達『夫妻』に一礼し、新たに入室してきたゲスト夫妻に近づいてゆく。
「ようこそいらっしゃいました」
「ほっほっほ、久しぶりですな。おや奥様。相変わらずお美しい」
『A』を『奥様』と呼び、『相変わらずお美しい』と言った中年男。
その言葉がシンジの脳裏をぐるぐると回りつづける。
長い出張でしばらく日本をあけている自分。アスカとの連絡は国際電話やメールでつけているが、アスカが本当に日本にいるのかを確認できないことに気付いたのだ。
もし誰か権限のある者が本気でMAGIで欺瞞を行っているのであれば、アメリカにいるアスカが日本にいるかのように連絡をつけてくることも可能であろう。
「また踊っていただけますかな?」
「え、ええ、よろこんで」
一瞬とまどったような声で、しかし相手の返事を肯定する『A』。
「あなた」
義姉……いや、シンジの『妻』がカクテルグラスを手に歩いてくる。
「喉が渇いているかと思って」
「あ、ありがとう」
甘い酒が喉に心地よい。シンジが思っているよりは強い酒が、彼を酔わせてゆく。
しかし、彼の耳は、ホストの傍らの『A』と、二人の周囲の客達の会話に照準を合わせてしまうのだった。
「奥様、私とも踊っていただけますかな?」
「今度また我が家におこし下さい。愚息も喜びますぞ」
そんな会話の間じゅう、ホストである男は『愛妻』を抱き寄せ、その腰に手を回していた。
- 67 名前: PDX. 投稿日: 2004/04/20(火) 16:18
- >>66
続き
そしてパーティ会場の照明が切り替わり、音楽が流れ始める。
男達はそれぞれ、付近にいる異性にダンスの誘いをかける。シンジの『妻』も、端正な白人青年に誘われ踊りだした。
そして『A』は……何人かの男達から同時に誘われ、その中で最も年長であろう初老の紳士の手を取った。
「また貴女と踊れて光栄です」
「お上手ですわ」
必要以上に身体を密着させるようにして『A』を抱き寄せる紳士。そして、彼に身体を預けて優雅に踊る『A』
(……くそっ)
あまりにも手慣れて見える彼女の姿に苛立つシンジ。
手にしたグラスの中身を一気にあおる。一息ついて周囲を見回し、まだ誘いをかけられていない若い女性を見つけ、ダンスに誘った。
「踊っていただけますか?」
「喜んで」
華奢なその女性は優雅に応え、彼に身体を預けてきた。
くるくると踊りながら、次第に『A』に近づいてゆくシンジ。
踊っていれば、彼女の側にいても不審がられない。
そして、時々視線を投げると、彼女と踊る男の手が、薄いドレスごしにヒップの感触を確かめているのがわかる。そして、彼女はその手を払おうともせず身をゆだねている。
「ふふ、どなたか気になる人がいらっしゃるの?」
「え?」
踊っている相手に内心を見透かされて慌てるシンジ。
「うふふ、勇気を出して誘えばよろしいのですわ。ここはそういう場ですもの。
男達は気に入った女を踊りに誘う。
女は相手が気に入ればそれに応じる。
踊ってみて互いに感じるものがあれば、それを確かめる」
シンジの喉がごくりと鳴る。
「私は……あなたを確かめてみたいわ」
女が身体を密着させてくる。唇を重ねながらシンジは、『A』の姿を視界に見出すことができなかった。
- 68 名前: PDX. 投稿日: 2004/04/20(火) 16:19
- >>67
続き
強い酒のせいもあったのだろう。
淫らな宴の場に期待していた部分も間違いなくあった。
そしてシンジは、その女の接吻に応じた。。
彼女の肩を抱きながら踊りの輪から離れ、広間を後にする。
さも当然のことのように二人を案内するボーイに導かれ、いささか手狭ではあるが豪奢な寝室へと。
「……きて」
ベッドの上に横たわり、薄いドレスごしにスレンダーな肢体をみせつけて誘惑する美女。
その姿が、『A』に重なる。
激情にかられて、シンジは女を組み敷いた。
:
寝室の片隅にあるユニットバスで熱いシャワーを浴びる。
そのために用意された部屋だけあって、小さなユニットバスとは言え2つ並んでいるのが滑稽だ。
身支度を整え、女の着付けも手伝って、最後にもう一度深い深いキスをした後、パーティ会場に戻る。
「素敵だったわ。また踊ってくださいな」
「ええ」
女は、カクテルを取りに歩いていった。
その後姿を見届けたシンジは、あらためて『A』のことを思い出す。
どこだ。彼女はどこだ。
「失礼」
「あ、これは申し訳ありま……」
どうやら部屋の入り口をふさいでしまっていたようだ。慌てて道を明けると、先ほどの紳士と……『A』がいた。
「どうも」
ぺこりと会釈して、『A』と腕を組んで歩く紳士。
『A』の長い髪がたなびき、香水の香りだけでなく、かすかにボディソープの匂いを感じさせた。
だなんて。
- 69 名前: PDX. 投稿日: 2004/04/20(火) 16:53
- しかし、『A』はやはり、「アー」なんでしょうかね?
- 70 名前: 引き気味 投稿日: 2004/04/20(火) 16:59
- 上流階級ぶった狒々爺ズの金満エロ遊びは好きですか? 私は大好きでつ。
久々に昔投げっぱなしにしたエロ社交界モノ用のネタとか思い出したわけですが (;´∀`)
>アー
はじめドイツ支部と書こうとして、そうなると偽名から全部ドイツ語にしないと雰囲気が変かと思い直し、慌ててアメリカ支部にしますた(藁
アスカの義母はテレビではドイツ在住のようですし、本当はドイツ支部だとした方がアスカの訓練時代とか絡められて膨らませ易いんですけどね。
- 71 名前: PDX. 投稿日: 2004/04/20(火) 17:06
- >>69
引き気味さん
>上流階級ぶった狒々爺ズの金満エロ遊びは好きですか? 私は大好きでつ。
御意w
>久々に昔投げっぱなしにしたエロ社交界モノ用のネタとか思い出したわけですが (;´∀`)
もちろん、アレを多分に意識して書いていました。
ただし、以前はアスカ視点、今回はシンジ視点ですが。
そのぶんアスカが、彼の主張中、彼の知らない間にここですごしていたのではという疑問とかを交えてみましたが。
もしかしたら、逆にアスカが短期間のアメリカ出張という時に、毎回ホストの『妻』を勤めていたのかもしれませぬ(笑)
あと、
>「今度また我が家におこし下さい。愚息も喜びますぞ」
のあたりは、アスカが泊りがけでコトに及んだときに、先方の親子に貪られたこととでも思ってくださいませ(^_^;
(遠まわしすぎ?)
>偽名から全部ドイツ語に
いっそ銀英伝風の名前に……(笑)
- 72 名前: 引き気味 投稿日: 2004/04/20(火) 17:35
- >「今度また我が家におこし下さい。愚息も喜びますぞ」
いやもう、まさにそんなんでありましょうと妄想しておったわけですが(w
とりあえずシンジの従兄弟クンをベースに、ドイツのガキなんてこんな感じ! みたいな偏見でもって鼻頭の赤さとか、ソバカスとか追加してバカっぽさを三割り増しにしたような――そんな感じのジャイアン君を当て嵌めてですね(笑
>昔投げっぱなしにしたエロ社交界モノ
まぁ……何と申しますか……PDX.さんが念頭にいたのだろうアレ以外にもですな、ここを立ち上げる以前にやっちゃったのがあったりするのですよ。
例によって館淳一風味のが (;´∀`)
トランク――と言えば、感付く方は感付くであろうソレだったりするのですが。
- 73 名前: PDX. 投稿日: 2004/04/20(火) 18:22
- >>72
引き気味さん
後から「しまった」と思ったのは、シンジと義姉ちゃんがどの程度身体を重ねたのかとか、そのあたりの描写がなかった点でしょうかね。
アスカがホスト氏の『妻』として現れたときに、自分の傍らにいる『妻』とどれほど肌を重ねたのかに思い至ってマズー、とか(笑)
>そんな感じのジャイアン君
しかも三人くらいいたりしてw
>ここを立ち上げる以前にやっちゃったのがあったりするのですよ
なんと(笑)
From:スワップ物考察スレ