早熟淫少女 公衆浴場発情披露


Original text:FOXさん


 「え、あの、ボクこっちがいいよ」
 「ダメダメ、ノゾミちゃん、お父さんと一緒にこっち」
 「女」と書かれた脱衣所へ向かおうとしたノゾミの二の腕がとられ、ぐいと引かれた。
 「そんな……あ」勢い余って父親のお腹のあたりへ飛び込んでしまった少女は刹那大人びた表情を浮かべ、慌ててその身を引き離す。
 「まだ小学生なんだから、気にしなくっていいじゃないか」穏やかな笑みを浮かべるその表情にその言葉は、周囲の大人達が抱いている「好ましい父親像」と見事に一致していた。
 だから彼が「ほら、ぐずぐずしてると晩ご飯に間に合わないよ」と言いつつちょっと強引に可愛らしい「娘」を男子脱衣所へ引っ張っていく様子になにも不信感を抱けるはずなどなかったのだ。

 「じ、じぶんで……脱ぐよ……ぉ」
 「いいから、ほら、『万歳』して」
 ノゾミは力なくつぶやく。しかし少女は逆らわずに両腕を上げた。彼女を抱くような姿勢で彼はノゾミの背中のボタンを外し、少女らしいデザインのブラウスを脱がせてやる。
 「ふぁ……」すぽん、と裾からノゾミのツインテールが現れた。その表情はわずかに上気し、同時に翳りがあった。
 続いてスカートを落とされ、シュミーズもひょいと脱がされる。
 たちまちのうちに洞木ノゾミはキャラクター入り幼児ショーツ一枚に剥かれてしまう。
 ぶるっと震えて立ちつくす。しかしみずみずしく光り輝く肌はほんのりと赤く染まっていた。
 「お、おとぉ……さ……ん」父親がノゾミの衣服を丁寧にたたんでいるあいだ、ノゾミは胸を隠して立ちつくす。うなじがみるみるうちに染まっていくのが自分でも分かった。

 ……ボク、ボク、男のヒトたちのいっぱいいるところでハダカになってる……。
 ……いっぱい、いっぱいオチンチン見えるところで、ハダカになってるよ……。

 幼い身体にセックスの歓びを十分に教え込まれてしまった利発な女子小学生にとって、それはとても残酷で甘やかな拷問だった。
 父親と密着し、その牡の汗の香りを胸一杯に吸い込みながら衣服を脱がせられてしまった洞木ノゾミは自分がどうしようもなく高ぶっていることを理解していた。
 同時に自分と同世代の女の子がこんな欲望を抱いてしまうなど、途方もなくいやらしくて背徳的で、許されないコトだと分かっていても、動悸が速くなるのを止めることができないのだ。
 「スカートめくりに対抗するため、いつもスパッツを履いているの」と口にするクラスメイト達に密やかな優越感と背徳感を抱いてしまうほど「目覚めて」しまったノゾミは想像を止めることができないのだ。

 ……ボクがこんなにエッチなコト考えてるって周りのオジサンたちに知られたら……どうしよう。
 ……ひょっとして、ひょっとして、もうバレてるのかも。こんなエロい顔してるボクを心の中ではくすくす笑っているの?

 目の前でノゾミの父親が衣服を脱いでいく。ノゾミの目の前に「それ」が堂々と現れる。
 彼女を「おんな」にし、そして彼女に天上の快楽と無限の服従を誓わせる牡の器官が。
 ぶるっと女子小学生は震えてしまう。

 「こら、ノゾミ、パンツ脱いでないじゃないか」
 「あ、ああ……」その一言で彼女の思考は白熱した。

 ……みんなが見てる、オジサンやお兄ちゃんたちが見ているところで、ボクはぱんつを脱がなくちゃいけないんだ……。
 ぺたん。としゃがみ込む。すがるような瞳で父親を見つめる。その眼差しが「ください」の表情であることなど気づかずに。
 「まったく、なにを恥ずかしがっているんだか」彼は「父親」の口調でつぶやきながらノゾミの小さな硬いお尻をくるりと剥き出しにしてショーツを剥ぎ取った。
 くるくると丸めてロッカーにしまい、鍵をかける。
 ……ああ、鍵、かけられちゃった。これでボク、パンツを履くのもお父さんの「許可」が必要になっちゃった……。
 言うこと聞かなかったら、ワガママ言ったら、ハダカのままずーっとおいとかれちゃうんだぁ……。

 「あ……」絶句する少女の背中がぽんと押され、男湯へと連れて行かれる。
 期待に胸を震わせ、陶酔に喉をからからにさせ、ふらふらと女子小学生は牡達でいっぱいの密室へ連れて行かれる。

 そうして少女は磨き上げられるのだ。
 父親の手に石けんを塗りたくられ、足指の先から滑らかな脚や太股を、脂肪などひとかけらもない脇腹から密やかな胸の膨らみまで丁寧に丹念に洗ってもらうのだ。
 「お父さん、くすぐったいよぉ」とこどもらしい口調で抗議しながら、牝のあえぎをなんとか押し殺しているのだ。
 ちっぽけな胸の尖りと、無毛でまだ一本の縦筋にすぎない牝器官からぬるぬるとした液体が出ていることを、父親以外に発見されないことを渇望しつつ全身を綺麗にしてもらうのだ。
 「お父さん」の背中を流すように言われると、ノゾミは必死で戦わねばならない。
 父親の広い背中にまだまだ足りない膨らみを押しつけてぬるぬると自身を愛撫しつつ、小さな手を前に回して少女を快楽の虜にしてしまった牡器官をいじりたいという衝動と戦わねばならない。

 湯船につかるときも、裸体をタオルで隠すことなど許されなかった。
 「ノゾミ、湯船にタオルを着けちゃダメじゃないか。みんなの迷惑になるんだぞ」と父親らしく諭されて、タオルを取り上げられてしまうのだ。
 まだ少女の肉付きを、ピンクに染めたつややかな肌を、男達の視線に曝すことを強いられるのだ。
 ほとんどの男性が紳士的に彼女から目を逸らしていることなどノゾミには分かるはずもない。
 わずかでも好気心やいやらしい視線を感じてしまうとそれを増幅させてしまい、なんとかその視線から逃れようと不自然でそしてかえって猥らなポーズを取ってしまうのだ。

 そして父親に呼ばれるままいくつもある浴槽を巡る頃には、すれ違う誰もがどきりとするほど淫靡で小悪魔的な表情を浮かべるようになっていたのだ。



◆ ◆ ◆




 「ね、お父さん」夕方の涼やかな風に肌に感じながら、洞木ノゾミは父親に言う。「帰り道、公園の中を通っていこうよ」

 そこには個室のある公衆便所が設置されていることをノゾミは知っていた。
 その個室は大人とこどもが同時にはいることができる事も少女は知っていた。
 食事のあとの「団欒」まで、自分が我慢できることなんてぜったいできないことをその女子小学生は分かっていた。 「おトイレに行きたい」と公園で父親に告げても許可など下りないことは分かっていた。
 ヒカリが寝室で泣きながら父親に懇願しているように、「ノゾミをどうしてほしいか」をちゃんとお願いしないといけないことも分かっていた……。




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