ぐるる、と低いうなり声で愛玩少女の懇願の言葉は途切れた。

　「……お願い……おねがいです！アタシ、アスカは御主人様のものです……お願いだから、アタシをソイツのお嫁さんにしないでぇ……」

　輝く金髪が優しく撫でられた。
　しゃくり上げる少女の頬に赤みが差す。
　上目遣いの瞳に安堵の表情が浮かぶ。
　髪を撫でる手がそっと背中に回る。
　その手が腰へ、つんと尖ったヒップへと下りる。
　少女ペットの全身が硬直した。

　「あ、お……くふ……あは……ン」

　少女の美貌がゆっくりと変化してゆく。
　気高く強気なものから、淫靡で従順なものへと。

　少女の目の前に二本の指が突き出された。
　揃えられたそれが開かれると、人差し指と中指のあいだには粘液の橋が何本も架かった。

　「あ……はぁ……」

　そこから視線を逸らすことのできないペットの美しい碧い瞳が、被虐の輝きを帯びる。
　そしてその粘液が瑞々しい頬に、つやつや輝く薔薇色の唇に塗りつけられるころには彼女の表情には諦観とそして歓喜しかなかった。

　くいっとリードが引かれた。

　すらりとした脚にショーツを絡ませた少女は、うっすらと笑みを浮かべたまま四つ足のけだものになった。

　くいっとリードを引かれる。

　「あ、は……くぅ……ん」
　甘え声を漏らしつつ、まだ硬さの残るローティーンヒップをくりくり振って、その愛らしいペットは『つがい』の待つ愛の巣へと導かれる。

　金属がこすれ、擦り合う音。
　かちり、と錠のかかる音。

　うぉん、ぐるる、という獣の声。
　そして、それに続くは惣流・アスカ・ラングレーの歓喜に満ちあふれた声。

　「あ、あは……もう、乱暴なんだからぁ……あん！あ、ああ……イイ、あ、素敵、あ、ああ、あ……すき、すき、ああ、ああ、だいすき、あ、あ……」

　毛深い獣に真っ白なスレンダーボディをがっしりと金属床に押しつけられた愛玩動物は、自分を貫く獣ペニスの感覚に酔いしれていた。
　今日は尻尾を付けられていないお尻を完璧なタイミングで揺すり振り、おのれの処女を捧げ、牝の悦びを教え込んだ「つがい」との悦楽のダンスに、愛の共同作業に夢中になっていたのだった……。

　ああ、最初の気丈な感じのアスカたんはいずこへ……。