「きっかけ」はわたしなのかもしれませんが、ここまで素晴らしいものになるとは……文章書き冥利に尽きます。

　いろいろな小物については、ぜひいろいろと使わせていただきます。「その後」について時間軸を行ったり来たりできるのが本作の便利なところですから。

　いやもう、服かけを見ただけで……

　「母親の口の中にいっぱい迸らせた少年の手首をフックに吊し、その目の前で奴隷ユイは扇情的な挑発を命じられてしまう」
　とか
　「ポールに抱きつくように手首を固定されたアスカが、お気に入りのワンピース姿のままで太股を絡めて腰を前後させはじめる」
　とか
　「淫らな仕打ちを待ち望んだユイがアトリエのドアを開けて中に入ったとたんに『年配男性のコートが何着も』フックに架かっていることに気がついて、さらにその中に見知った人物のものがあることに気がついて……そのあとに待っている事態を想像しただけで軽くイっちゃう」
　とか、

　いろいろ思いついてしまいます。

　しかしもっとも妄想をそそられるのは、テーブルの上の花瓶の「大輪の花とまだ堅い蕾」だったりします。

　実に暗示的ですね。