Back Seat

Original text:引き気味


11

薄暗い通路を、アスカはひたひたと歩いていた。
天井は低く、取り付けられた照明もぼんやりと最低限で、それも通路を進む者を照らすというよりは、天井に一列に連なってレールのように導く為と見えるもの。
その青白い蛍光の下、頬の横にはアスカの吐き出した息が白く霞んで流れている。

アスカは裸足だ。
打ちっ放しのコンクリート壁や床からも、地下の冷気が彼女の剥き出しの両肢を這い上がっている。
ひたと白い足裏で床を踏む―― それだけで、バスローブを纏っただけの身体が鳥肌立った。
足の付け根からは、流れ落ちる濁った汁液が気持ち悪く冷えて下肢に絡み付いたまま。
つい先程まで、親友と共に老人に並べ嬲られていた狂熱の名残は、今は芯に染み込むような冷たさに取って代わられていた。

―― 彼女達が、このネルフ本部の機密区画にしつらえられた老人のプライベートスペース連れ込まれて、6時間近くが経過していた。
執務の合間の仮眠用などでは断じてあり得ない一流ホテル並みの豪奢な内装と、好事家向け専用の宿泊施設も鼻白むような卑猥な設備の数々。
リムジンの後部座席のように限定される空間ではなく、それこそ寝具の上に投げ飛ばされ、身体を表に裏にと自在に転がされ広げられて、数時間前までは無垢そのものであったヒカリは、身体の隅々までを老醜の性欲に饗されてしまった。
今は犯し抜かれてぐったりと、まだ性臭のこもる寝具の上にしどけない身を晒しているのだろう。
同じく汗みずくで老人の胸に抱かれるように眠りこけていたアスカだったが、一人深夜に目を醒まし、そっと裸のまま抜け出してきたのだった。
汚濁に塗れた制服はもう一度身に着けたいと思える有様ではなかったろうし、そもそも二人裸のまま専用駐車場に下ろされて、羞恥に躊躇うことさえ許されず、部屋まで歩かされて来たのである。
幸いと呼べるものか、人類社会にとってのVIPとされているセカンドチルドレン=アスカを老人が慰み者にしている事実はそうそう大っぴらに出来るものではなかったが為に、道中人目に付くようなことは無かったのだが、既にそれが日常と化したアスカはともかく、ヒカリにとっては恐怖そのものの道程であったに違いない。
そのアスカとて、本来ならばいかに無人の通路と知ってはいても、素肌を頼りなく晒した姿で出歩くなど考えも及ばぬ少女であった筈である。
老人が調教に使うその部屋にはアスカに合わせた替えの制服なども常備されてはいたのだが、今の彼女には部屋を飛び出す間際にバスローブを掴むのがやっとなのだった。

(ヒカリを……守れなかった……! アタシなんかの友達でいてくれた、本当に良い子なのに。大事な子だったのに……!)

俯き加減に、とめどない落涙が少女の頬を伝っている。
アスカは今ほど自分を無力に感じたことはなかった。
人類の存亡を背負ったエリート戦士としての、かつての万能感は遠い昔の話だ。
もはやEVAに乗ることもない、アスカに無敵を錯覚させてくれたあの巨人の力を振るうことはないという以上に、今の日々は己の卑小さを突き付けられるばかり。
結局のところ、己の意のままに出来るのはその二本の腕と足ぐらいのもので、それも鎖に繋がれて、「主人」の許す範囲でだ。
自分の力とは、手を伸ばせば届くほどの近くに居ながら大切な友一人を救うことすらままならない、その程度。
何も出来ないし、してもやれない――

傍観を強いられてこみ上げたのは、所詮、ただの子供に過ぎないちっぽけさな自分への悲しみだった。
取り囲む大人達のお膳立てがなければ、一人で何をすることも出来ないのだと―― 思い知るしかない惨めな毎日。
運命に祝福されているのだと勘違いしていられた時は既に去って久しく、プライドを誇れる虚飾も根こそぎに引き剥がされた後だ。
今は首輪を嵌められて、老人の所有物として生きている。

(なんて無様な……アタシ……)

皺だらけの指の命じるままに従う。それ以外の道を塞がれた奴隷の身分なのだから、こうやって項垂れているだけの自分はまさに負け犬なのよと自嘲するが、

(だからって―― 、何が出来るって言うのよ。こんな……アタシなんかに……)

嗚咽を堪える手のひらの下から、誰か教えてと叫びたくなる。
助けて欲しいのだ。この、無力で哀れな自分達を。

「ねえ……!」

よろめくように辿り着いた果てで、震える声を搾り出す。

「……もうっ、限界なのよぉ……」

ネルフの暗部の底の底、往時はダミープラグのプラントとして使用されていたその暗い部屋。
ガラスの水槽に膝つき縋って鼻をすすり上げる華奢な後姿は、かつてやはりこの部屋で絶望に呻いた女性に良く似ていた。

「ううっ、シンジ……シンジぃ……」

泣き濡れる顔とガラス一枚を隔てて、こぷこぷとチューブに絡め取られた身を浮かべる少年は、何もアスカに応えてはくれなかった。
少女のそんな打ちのめされた姿を決して放っておく筈のない優しい目も、今はオレンジに揺らめく瞼の下。
LCLに満たされた中に見える身体は元来の細身がさらに痩せたようで、頬肉の落ちた顔には病の影が差している。
「治療中」に用いられる睡眠薬が、このところのシンジから付き纏って離れない苦痛から一時の解放を与えている代わりに、またアスカが求める慰めの声が掛けられることもない。
心細さが募るが、だからこそ彼女は泣けるのである。
シンジの前で泣いてみせるわけにはいかないと、そうアスカは決心していたから。
寧ろ逆に、今のようにシンジが眠っている時にしかアスカは素顔に戻って泣くことが出来ないのだった。

彼の前では常に強く、自分以上に怯えているシンジを引っ張って見せるくらいの前向きさで振舞って見せなければならない。
いつも彼が眩しく見ていてくれるように、シンジの希望であり続けなければ―― そうしなければ、彼女のたった一つ残された宝物も壊れてしまうだろうから。



◆ ◆ ◆

―― 酔狂なことだ」

どれくらい泣いていたのだろう。
不意に掛けられた声にアスカが振り向くと、入り口の傍には何時の間にかあの老人が立っていた。
アスカと同じく、素肌の上に軽くガウンを掛けただけの姿。
目元を赤く腫らしたアスカと、そして水槽に浮かぶシンジとを眺めやって口の端に皮肉げな皺を刻んで見せている。

「冬月、さま……」

思わずビクリと後退ったアスカに、ゆったりと歩み寄る。

「あれほど、その姿を見られることを怖れていたというのにな」
「やっ、いや……」

身を強張らせて腕を振り払おうとするアスカから、その意気地の無い抵抗を抑え込んでバスローブを奪い去る。
露わにされたアスカの柔らかな胸元は、肌が白いだけに、その短い攻防だけでもう薄っすらと桜桃の色に上気してしまっていた。
傍らに浮かぶ少年を意識してか、膨らみを隠そうとした手を押さえて、そのまま水槽のガラスに押さえ付ける。

「そう、その姿だよ。アスカ君」

大人の男に比べればその胸までしかない少女の裸を見下ろしながら、老人はしわがれた笑い声を上げた。
『ああ……』と喘ぐようにするアスカの怯えのまま震える、上向きの小ぶりな―― しかし美しい円弧を描く乳房。
細くすらりと伸びた腕は磔の生贄にも似た格好で拡げられて、駆ければそれこそカモシカのように跳ねてみせる鍛えられた両肢も、やはりまだまだ幼いミドルティーンのもの。
しかし、腿の付け根から点々と赤く、それこそ眠るシンジの側からはガラスに押し付けられた項や背筋、小さく引き締まったヒップにさえも確認出来るだろう、老人がアスカの新鮮な肌を吸いたてた痕跡や、柔らかな部分を揉み捏ねた手形の卑猥さは、この少女がどれほど男によってその躯を踏み荒らされてしまっているかを物語るものだ。

「彼にだけは知られたくなかったのだろう?」
「あっ、あ……、はぁぁ―― !」

親友と二人乱暴に扱われた記憶も覚めやらぬ乳房を掴まれて、ぐにぐにとかさついた掌の中に形を変えられる。
たったそれだけでもう胸の中に息を吹き返す快楽という灯火に、怯えるしかないアスカだ。

「君が私に、どれだけ浅ましい姿で仕えているのか。大人の女でもそうそうは真似出来無いような――
「やめて……やめて下さい。ああ、だめ……!」
「淫らな淫らな、ワシの牝犬奴隷をやっているのだと……、ね」
「はっ、ああん……んぅ〜〜!」

思うまま揉み立てられるバストの白さを台座に、頂につんと桃色に実る敏感な小粒を潰されて。悲鳴はか細くも潤んだ気配を示したものだった。

「いや……、あ、あっ、ああっ!」

そのまま指の腹で転がすようにされると、アスカはもう……じんじんと膨らみの頂点から神経に走り始めた疼きが止められなくなる。
『はぁぁ……!』と細い喉を巡らせながら、怯えた目だけは喘ぐ合間にちらちらと背後のシンジに注がれているのは、今にもその瞼が開かれて、犯される自分の姿を見られてしまうではと震えずにはいられないからだった。

「怖いのだろう? 彼に真実を知られることが」
「お願いですから……ああ、ああ……ふぅん、むぅ……っ」

首を振って嫌がる唇を、老人の乾いた唇が深く犯す。

(シンジの目の前で……!)

わなと見開いたブルーの目から涙を零しても、恐怖で頭を押さえ付けられたアスカには、その老人と少女という―― 見るもおぞましい口舌の交わりを、あたかも進んで受け入れているかのように応えてみせるしかない。

「んむっ、んっ、んんぅ……」

恐らくは想い人の前でキスを奪われる羞恥と、そして見るも露わに広がり続ける官能の紅潮を頬に乗せて、もごもごと絡められる舌の動き。
密着させた唇からは、鼻に掛かった吐息と、アスカと老人のたがいに舐めしゃぶって絡ませた唾液が漏れ伝う。



◆ ◆ ◆

「どうして……?」

息苦しくも緩められた口付けへの戒めから顔を背けさせて、アスカは泣き声に抗議した。

「シンジには……、シンジにだけは知られないようにって、そういう約束だったのに……!」
「そうだ。それが契約の一つだったな」

老人の名残を払うように口元を手で拭うアスカ。
その乱れた髪と腕の間から覗く、赤く涙に濡れた瞳を愉快そうに映して、老人は『だからだよ』と続けた。

「君の身体を自由にさせてもらう代わりに、ワシは約束したな」

ひとつは、最後の決戦の傷もとうに癒えた筈の頃になって、突如異常を来たしたシンジの治療にネルフの総力を傾ける事。
その深刻な「病状」を知らされたアスカは、人類の存亡を最前線で勝ち取った英雄なのだから、救いの手は無条件に差し伸べられるべきだと思っていたのだが……。
死んでしまっても構わないのだと言い放ったのがこの老人だった。
寧ろその方が都合が良いのだと。

『惣流君。これが君だったなら、言われずともネルフは全力で治療に当たっただろうがね?』

弐号機との組み合わせであり、一般庶民向けの宣伝素材としてもそのアイドル性をもって実に利用価値の高いアスカとは、サードチルドレン=シンジは違うのだと。
サードインパクトの直後こそ大気圏の彼方、人類世界から遠く旅立つかに見えたものの、その後地球の重力を脱しきれぬまま落下、回収された初号機。ロンギヌスの槍をはじめとして、あらゆる“儀式”階梯の果てに統合されたその存在は、人類の勝利の象徴であると同時に原始的な畏怖の具現でもある。
そしてそれは“儀式”の依代とされたシンジも同様であり、警戒は国連をはじめとした社会の上層にこそ根深い。
そしてシンジの身に顕れた「症状」とは、ヒトの範疇からの逸脱の兆しであったのだ。

『表沙汰となれば、彼に味方するものは多くは無いだろうね』
『そんな……』
『我々ヒトにとっては運の良いことに、あの少年の体力では現状を乗り切ることは出来ないだろうというのが技術部伊吹部長の見立てだよ』
『!? マヤなんてまだほんの駆け出しじゃない! あいつの言うことなんか―― !』
『だが、赤木君の居ない今、誰よりもエヴァと使徒とについて詳しい人間は彼女だ。なにしろ今の彼は、彼女の専門分野にこそ分類されるべきだからね』
『…………』
『残念だろうが、君も彼という人間は知っているだろう? あの気の細さでは、たとえ変化に耐えようともその先の軋轢に保ちはせんよ。到底ね』

数度に渡る使徒との接触。S2器官という名の生命の実を宿したエヴァとの一体化。そして、アダム、リリスといった多くの禁忌と共に供せられた最後の儀式。
どれひとつを取ってしても、シンジの身に起きたことは社会から異分子と看做されるには充分な事だった。
際限無き探究心の俎上に上げられずにいたのは、それが曲りなりにも英雄として巷の人気を博していたからだ。
その名声にさえ重圧だと四苦八苦していたシンジに、人類の敵の同類だとの―― いや、「ヒト以外」との烙印が押されでもしたならば、追い詰められるのはまずそのこころであろう。

『苦しむのは分かりきっているだろう? どうせなら、このまま楽にしてあげるのが彼のため、我々のためというものだよ』

そして絶句するアスカに向かって、それ以上を敢えて望むのはエゴだと言ってのけたのだった。
組織が良しとし、恐らくは当人もそれを受け入れるに違いない。そこに異を唱えて差し挟むのは、単なる個人的欲求ではないのかと、そう言って司令卓から間近にアスカを見透かしてきていた。
動揺を抑えられないアスカの瞳の底、シンジを失える筈もない切実さは、サードインパクトを企図した男の片腕として海千山千の駆け引きを繰り広げてきた老人にとっては、実にたわいも無いものだっただろう。

『お願いよ……』

何でもするから、と。人類の救世主のひとりにして、全世界のアイドルであるその少女に言えたのは、何のひねりも無い―― ありふれた無力さに包まれた、只のおんなとしての哀願だけだった。

そうしてアスカは、その日の内に処女を喪うこととなったのである。



◆ ◆ ◆

―― その時、君は言ったな。どうか彼にだけは知られないようにと」

くっくっと喉を鳴らす。

「ならばどうして自分からそんな姿を見せに来たのかね?」
「それは……」

老人がニヤニヤと視線を這わせるアスカの裸は、上から下までが全て陵辱の名残を濃厚に残したものだ。
何よりその股間の恥毛に白く粘り付いて、秘唇の間に濁って見えるのは、少女の膣が牡の性欲に汚されている証に他ならない。
これを見間違うことばかりは、誰にどんなにアスカが言い繕おうとしても無理というものだろう。
そのすべらかな肌を老人が胸の双丘から下へさわさわと撫で摩っていくと、

「……っ、くぁ、あ……」

既に新たな熱を滲ませ始めた部分への接近に、アスカの鼓動は妖しくリズムを狂わせてしまうのだった。

「これまでも幾度と無くワシが可愛がってやったままで彼の前に立っていたろうが……。見たまえよ。今の君は、ワシとのまぐわいの跡を隠すものは何一つ身に着けておらん」
「んぅっ、ふぅんンン……!」

言いながら老人はアスカの腹を正中線沿いに、そして『くちゅり』と、注ぎ込まれてまだ新しい汚濁のぬかるみに指を突き挿してしまう。

「それ、それ……それ、ワシの指は美味しかろう?」
「はぁっ、やっ……やっ! やぁ、あ……あああ」

寒気に裸身を晒して冷え固まっていた濁りも、老人の巧緻を極める指捌きに秘裂の入り口から奥までをゆるゆる擽られて、瞬く間に胎奥からの熱にトロトロと熔かされていく。
幼いながら開発されきった少女愛奴の官能は、繰り返された老人のその淫戯を良く覚えていて、いくらアスカのこころが嫌だと首振りもがこうとしても、あまりに忠実な反応を示してしまうのだ。

「ああう、あ、やああ……」

唇に似た器官がぬめと内側からの涎にてらついて、縁にピンと少女の尖りが勃ち上がる。
勿論、アスカの急所と呼ぶべきそれを老人が放っておくわけもなく、充分にアスカ自身の蜜液に浸した指の腹で、くりゅくりゅと触れるか触れないかの絶妙のマッサージに啼き声を上げさせる。

「ひぅん! んぅ……ぅ。お、お願い……」
「その様だよ、アスカ君。ワシが縄で飾ってやった時も、楽しいプレゼントを咥えさせてやった時も、君は服の下に全て隠し通して見せて、見事なさり気なさを装ってみせたじゃあないかね」

彼の前ではねと、いやらしい含み笑い。
冷たいガラスにぴったりと背を押し当てたアスカは、噛み締めようとする唇の合間から、盛んに白い息を吹き零す。
快楽を司る神経がどくんどくんと心臓に直結して、体中に熱を送り込んでいるようだと―― いよいよ追い詰められてしまっていた。
泣きそうな顔で水槽の中へと横目を向かわせるが、

(ああっ、アタシは……やっぱりダメだ……)

例えシンジの前であっても、もうこれ以上は快楽に抵抗しきれないと悟っているのだった。

―― だのに……!」
「あっ、やぁあああ!!」

ぐいと掴んだ腕を引っ張って、老人がアスカの躯を回転させる。
眠る少年と真正面に、その恥ずかしい性奴裸身を対面させられた悲鳴を、即座に無防備に晒された尻肉の中心への侵入が『ふぁおぅ!? んンおぁ……あ、ああ!』とくぐもった呻きに変えてしまう。

「やめ……ぇ、ああう」

しとどに濡れたクレヴァスをまさぐる指の中から、ついと後へ回された最も太い一本をすんなり根元まで受け入れてしまうアスカのすぼまり。
アヌスに埋まった親指の蠢きが、膣感覚とはまた別種異様な快美感を伝えてくる。
『ああ、ああ……』と喘がされるばかりのアスカは、向かい合った想い人の顔に、耐え切れず顔を背けてしまうのが精一杯だ。

「お願い……お願いだから……。んあっ、ふぁあ……! あ、やくそくっ、約束だったじゃない……」
「そう言うのなら、どうして自分からワシをこんな場所に誘ってくれたのかな、うん?」
「ちがうのぉっ……。ひっ、はぁっ! あたっ、アタシは……別に誘ってなんか……、くぅんン!!」
「違う? ではその格好は何故だね。何故、いつものように隠そうともしなかった? 大切な彼に顔を見せようと言うのに。なぁ、アスカ君」

『褥を抜け出したそのまま、注いでやった精を垂らしたままで』と、背中から老人の胸に抱き込まれて嘲弄されるアスカは、もはや切羽詰って、硬いガラスの表面に爪を立てるように、縋り付くようにとなっていた。

「だって今、シンジは……、ぁ」

揉み解されている秘肉の合わせ目からはダラダラと内腿に愛液が垂れ流れ、さらにはもっと恥ずかしい―― しかし、膣と同じくセックスの為にと老人によって作り変えられた器官にも、ぐりぐりと淫靡な振動が送り込まれ続けている。
そんな場所を使って快楽を貪るなど思いもしなかった……そんな無垢なアスカはとうに性の汚泥に穢されきっていて、今や前と同様以上に感じてしまうのだ。

「はっ、はぁっ、はぁぁ……ッ!」

背筋を這い上がる甘やかな戦慄。
わなわなと震える膝には、すっかり力が入らなくなっている。
崩れ落ちないでいられるのは、脇から回された老人の左腕が少女の乳房を味わうついでに支えているからに過ぎなくて、この老人が枯れた見掛けによらず鍛えた身体をしているとは、よくよくアスカが思い知らされていることだった。
でなければ、いくら華奢な中学生少女だといえ、抱え上げた姿勢のままアスカを絶頂まで貫き揺さぶったり、縄に縛り上げた身体を天井へと吊り上げたりは出来ないだろう。
まだ抵抗する気力を残していた調教の初期に、力づくで押さえ込まれて犯されたのも一度や二度ではない。
その腕でぐにぐにと胸をいたぶられ、下半身にもいっぱいに指を充填されて、言葉を紡ごうとするのも容易にはいかず、ともすればあられもない嬌声に声が乱れるのだった。

「シンジは、眠ってるから……、あ、あぅひぃぃぃ!」
「眠っているから見られはしない―― 、ならば、たとえ彼の目の前だとしても、ワシに抱かれて構わん筈だな」
「だめっ、そんな……そんなのはイヤ、ぁ……! はぉうぅんンン……ぅ!! お尻ぃ、いやぁよぉ……」
「くふふ。あいも変わらず、肉付きもまだまだの割りに色気のある娘だ。実に良い声で啼く」
「ひあ……ああァン……」
「これでもう二、三年もして身体も熟れてくれば、どれだけの艶が出てくるものやら。実に楽しみだよ。大切なお友達と一緒に、ワシが丹念に丹念に磨いてやろうな」

『そう。中も外も、体中をね』と、二穴内側から強く媚肉をこそがれて、アスカは『ひぃん』と切ない悲鳴を上げた。
吐き出す息は白く、頬を押し当てたガラスは氷のように冷たく感じるというのに、そんな部屋の冷気を他所にして、アスカの身体の火照りは益々耐えがたくなってきている。
―― いや、とうに耐えられはしないのだと諦めてしまっていたのだ。どこか、未だにシンジだけにと捨て切れられない乙女心を残した場所とは、また別の部分で。

シンジが、シンジが見てるのよ……と、繰り返し心に叱咤して声を堪えようとしていたのも、今や逆に、少年の瞑った瞼の下、黒い眼差しをそこに思うだけで襲う愉悦が大きくなる。その自覚を確かにアスカの諦めは承知していた。
辱められるほど狂ってしまう―― マゾよ変態なのよと、歪んで浮かぶのは泣き笑いの顔。
それは屈辱を繰り返される毎に老人に囁かれ続けた言葉を、自らも認めることだった。

「くふぅ……ぅ、アタシ、はぁぁ……!」

―― 結局こんな、いやらしいだけの牝犬オンナ……。これじゃあ、シンジだってきっと好きになってくれない……。

「ううっ、うっ、うぅ〜〜……!!」

決壊した涙はポタポタと止まらずに、性奴隷少女のアスカは抗いようの無い戒めの中、前後の快楽性器を弄ばれるままに嗚咽を零す。―― それさえも、淫虐愛撫に荒く乱れる鼻息の下なのである。

「くっくっく、可愛そうに。恋しい相手の前で随分と恥を晒してなぁ……」

抜き差しに、ぐちゅぐちゅ、じゅぽじゅぽと聞こえよがしの音を立てさせる。

「だがまだ答えを聞いておらんぞ、アスカ君。それ、どうして彼の目の前で犯して欲しいなどと考えたのかね?」
「ううっ。もう……、もう良いでしょお……!」

どこまで嬲れば気が済むのか。憤りはまた、そんな下種に良いように慰み者にされるしかない、自分への惨めさを駆り立てる。

「良いものかね。見れば随分と辛そうにしてな。麗しい乙女の泣き顔、この年寄りの胸も痛むというものだよ。くく……。どうかその苦しみを和らげさせてはくれまいかとね?」

猫撫で声を耳朶に吹き込んで、老人はそのままねっとりとアスカの耳に舌を這わせた。
耳の穴も犯そうかというように、レロとすぼめた舌先でくじり回す。

「うっ、うう……」

おぞましさに総毛立つ背筋にも、びちゃびちゃと唾液を塗していくのだ。
身をよじるアスカにヒップを差し出させて、老人は充分に解れたなと、いきり立ったペニスの先を悦楽の沸き出す泉に押し当てた。

「尻から犯してやろう。そら、もっと脚を拡げんか」
「あぅっ、はぁ……ぁ、あぁあああ〜〜……!!」

ぬぷ、ずぷぷ……

繊細な膣襞を愉悦の膨らみと共に押し分けてきて、背後からの陵辱が、直に目で見る以上にくっきりとアスカには分かってしまう。

じゅぶぶっ、ズン……!

「ふぅン……んンンン!!」

淫唇も肉ビラもオイルのようなはしたない蜜液にてらつき、燃え滾っているのかと思うほどに熱い下腹に、更なる熱さをもたらす肉槍のめり込みを歓迎している。
早く、早く奥まで……と、膣襞の淫らな蠕動が挿入を急かし迎えて、その入り口から奥までを分け入り進む短かな掘削だけで、徹底した調教成果はあっけなくアスカを軽いアクメにと追いやったのだった。

「はぅううゥゥ〜〜〜〜ンんん!」

コツと未熟の子宮口に届いた―― その亀頭の感触が情けない嬌声の契機で、

「あうふ、っぐぅ……うンぅ、うぁんン! んっ、んっ、んっ、ンぁんっ……」

打ち付けられる腰の動きのまま、リズミカルな吐息を洩らし続けるのだった。

「くくっ、たまらん締め付けだな、アスカ君、やはり彼の目の前だと思えば、ワシの逸物の良さもまた格別かな?」
「い、言わないで……」
「否定はせんのだな? ふっ、ふはははは……! そうか、そんなにイイのかね!」
「ううう……」

真っ赤になって羞恥の嗚咽を零すアスカに、老人は上機嫌に笑って、更にその小さな膣を満杯に犯すピストンを逞しくさせた。

(ああっ、なんでまた……大きく、なる……のぉぉ!?)

美少女の未成熟粘膜にはサイズが合いそうに無い陵辱器官が、さらにミチミチと狭道をこじ拡げていく。
男が自分の腹の底を蹂躙しているのだと、実感させる息苦しさ。
そこにも、被虐の性感を開拓され尽したアスカは、激しい性的興奮を掻き立てられずには居られない。
ずん……と重い痺れが子宮に響くかのよう。

「はっ、あっ、あっ……」

背筋を反り返らせて荒く浅く喘ぐ。
その両手をガラスに、剥き身の桃尻を勢い良く後ろへ突き出した―― スタイルの良い少女裸身全てが、老人の突きに合わせて卑猥なグラインドを描く。

「あう、ああう……っ」

横倒しにした胸でふるんふるんと揺さぶられる乳房には、青いながらも成熟した暁の豊かさが充分に窺える。
いつかはと甘く夢見たシンジさえも知らない、そのまろやかな手触りを貪りつくしているのは、少女の狭い秘腔共々のその所有者だと屈服させた、この卑劣な老人だけだ。
淫らがましく綻んだ割れ目にずぶずぶと、極上の未完成肢体への欲望を撃ち沈め、老人が自ら女にした場所を堪能するのを、アスカはただひたすらに泣き叫んで甘受する―― と同時に、緩急使い分けての摩擦快感を発情した牝の器官で存分に受け取って、長い髪を振り乱しながら悦がり啼くのである。

「だめっ、だめぇ……ぇ、えぁはぁぁぁう! んぁハぁァァ……ンンン……」

その初々しい女体を知り尽くした愛戯に、堪らず鼻に掛かった声が尾を引き流れてしまう。
膣腔は嬉し泣きのあまりにキュンキュンと老人の肉塊を締め付けずにはいられず、西洋の血を引いて細く締まったウェストをくねくねと淫らなダンスに巡らせる。
その姿は、成熟した大人の女にも引けを取らない扇情的なもので、世間で女神の如く崇められる美少女英雄をセックスペットにしているのだと、老人の醜い性根に満足を与えるのだった。

「良いぞアスカ君。15の小娘とはとても信じられん……実に優秀な道具を持っておるな。君の胎の中になら……いくらでも出してやれそうだよ」
「くぅうン……ン、ンウッふ、ふぁ、ハァぅうンン―― ッ!」

サファイアの瞳はシンジと向き合うことに耐えられず固く閉じてはいたが、その罪悪感も今や倒錯官能のスパイスに摩り替わってしまっている。

「アアン……、あ、ああ……ごめんね、ごめんねシンジぃ……。シンジっ、いぃヒ、ひィィイイン……ン!」

泣きながらも、いつもの狂気に沈んでいくしかないのだと歪んだ笑顔が許しを請う。
嫌が応も無い。それが老人の愛玩性奴に躾けられた今のアスカなのだから。

「くふふ……。そう嘆くこともなかろう? 良いではないか、アスカ君。実際君は、こうしてワシに抱かれて夢見心地を味わっているわけだ。傍から見ても―― くくっ、実に幸せそうな、蕩けた顔をしておるぞ」
「そんなのっ……、ほ、本当のアタシじゃない。こんな……ッ、コトっ、くるって……狂ってしまってるのよぉ」
「それの何が悪いのかね? ……ほれ、下の口もこんなに嬉し涙を洩らして―― 。まだまだ小粒の癖に、この豆も随分と尖らせて気持ち良いと叫んでおるのは誰だね?」
「ひぃいっ、クリトリ……っッ、いやぁっ……!」

休む間もなくアスカの脳裏をピンクに染め上げる抽送愉悦に加えて、濡れそぼった恥毛をかき分け探り出しての秘核責めが、鋭角の刺激を打ち込んでくる。
堪らずビクンと腰を打ち揺すって叫ぶアスカだ。

「分からぬのならワシが教えてあげよう。君はね、楽になりたかったのだよ」
「あっ、あっ、あっ……」
「一方でワシの逸物に跪いて欲に仕えておきながら、彼の前では清純な顔に装う……。嘘を突き続けるのは辛いだろう? もう限界なのだよ。だから今日、君はここにワシを呼んだのだ」
「なにを……って、るの……よぉっ、ぉ、おぁああ……!」

成長途上の乳房をねちねちと揉みながら、乱れに乱れたアスカのブロンドの間、昂ぶりに真っ赤に染まった耳朶へと淫攻の合間に畳み掛ける。

「そう……嘘が辛いなら、いっそ全てを吐き出してしまえば良い。そうして真実にだけその身を投げ出せば、君の前から悩みも苦痛も取り払われる」
「そっ、そんな事したら……」
「彼に疎まれるのが恐ろしいかね? いや、それは嘘だな」
「なにが……よぉっ」
「嘘なのだよ。君はもうワシとのこのまぐわいだけで良いと思っておるのだ。それさえあればもう……彼は要らんとな」
「嘘よっ、そんなの……ぜったいっ。あ、アタシはシンジを……!」
「自分を果たしてどこまで偽れるかな? 分かっているのだろう……ほれ、ほれ、気持ち良かろう? ワシに胎の底をほじくられてなぁ」
「うぐっ……い、イイひぃいいいい……!」

ここぞとばかりにアスカの性感の急所を、グイグイと貫き叫ばせる。
四肢を踏ん張り、こみ上げるエクスタシーの予感に抗おうとするアスカだったが、一から少女を被虐性愛に目覚めさせた老人の手管の前に、所詮は儚い抵抗なのだった。
深々と結合した下半身同士のグラインドは益々猛烈になり、媚肉を強烈に抉られる美少女は、艶かしい歓声に声を張り上げさせられる一方。

「うそっ、嘘よぉ……」

―― そんな事は無い。
揺さぶられながら、一片だけ残った正気にアスカは必死にしがみ付こうとする。
自分はシンジの為を思えばこそ、シンジと共に居たいと願うからこそ、この恥辱に耐えて―― そう、「耐えて」来たのだから。
これは我慢すべき苦痛であり、決して望むような喜びなどではないのだ、と。

だが――

「いぁぁ! あ、深ぁい……いぅ、ン―― !」
「賢い君には、もう答えが見えているのではないかね? 良い、良いと……先程からひっきりなしに悦がり続けておる、これのどこが嘘なのだね。そうれ、見るが良い。彼も呆れておるよ」
「そんなことない……! シンジは、シンジは……」
「どうせ嘘など続きはせん。どの道捨てられるなら……。くくく、そうだよ。先に捨ててしまうが良い。それこそ楽になれるというもの、ワシが請合おう」

ちゅぶっ、ちゅぶっと淫らな水音に下腹を叩きながら、老人の毒気に満ちた囁きがアスカを唆す。
肉体と知性とをまさにエリートとして鍛え上げて来はしても、その実、幼子の脆さを抱えたままの心に向かって。
それはまるで、捕われのお姫様を堕落に誘う邪悪の魔法使いのように。
皺だらけの身に組み敷いた少女の小さな躯に、深々と刺し込んだ毒針と耳元へ流す誘惑とで、アスカに残された最後の穢れ無き一欠けら―― シンジへの想いを手放させようとする。
アスカのが心をここで挫かれてしまったなら、後はもう……肉と欲とに塗り潰された、狂おしい暗闇に堕ちて行くだけだ。

(嘘よぉ……うそ、嘘だったら……。あ、アタシは絶対……ぃ……)

「ひぃいいい―― ぃ! 、い、イイっ、あぅふっ、イイのぉぉ……!!」

アスカは顔を左右に振り乱して否定を叫ぼうとしながら、しかしそのバラ色の唇からはあられもない嬌声をだけ歌っているのだった。
発情の色に燃え上がる全身。祖父ほども歳の離れた男に犯される秘部からは、ドロドロと恥毛を濡らして、失禁かと見紛う程のおびただしい喜蜜が床に零れている。
金髪碧眼の、非の打ち所の無い秀麗な貌は切なく上気して、はっとするような被虐美が浮かぶ。
犯されれば犯されるほど、その陵辱がアスカにもたらすものは、牝の本能の覚醒だ。
呼応して全身の細胞が今日までに受け続けてきた奴隷調教を思い出して、記憶野に再生される肉悦と今只中のエクスタシーを二重露光に、狂い悦がるアスカの現実を映し出す。

「ひぃあっ、あっ、来てッ! もっと、もっと来てぇっ……!」

耳を塞ぎたくなるような浅ましい声は、分かりきった自分の声。

(いやだ。ああ……、なんていやらしい女の子なの……?)

淫乱―― まさに、その言葉そのものの「アタシ」から、アスカは目を背けよう筈が無いのだ。

じゅぶっ、じゅぶっ、じゅぶっ……

子宮には、きつく狭腔を埋める剛直が打ち鳴らす原始的なリズムを感じていた。
甘い拷問にともすれば遠のこうとする意識。
乳房の先はこれ以上無いほど硬くしこり、股間には目一杯に割り広げられて黒い肉棒が出入りする―― その秘め割れの先端で、少女の分泌した恥ずかしい汁液に塗れたクリトリスがそそり立っている。
快楽神経の集中したその尖りは、冷たい外気に晒される、それだけで疼きを覚えてしまうほどに敏感な状態だ。
体中に走り回る、快感というインパルスが止められない。

「イっ、ひ……! それっ、キツ―― っ、死んじゃッ、死んじゃあぁあああっ!」

(こんなの嘘……)

がくがくと細首を仰け反らせ、快楽に舌を突き出し叫んで涎を振りまきながら考える。
老いに皮膚の強張った指先で乳首をしごかれ、潰される。その痛みに『ヒィ』と泣きながら気持ち良さを見つけてしまっているのも、そのまま摘まれて引き伸ばされ、

「オッパイ……やっ、引っ張らないで、ぇ、……ジンジンするっ、アタシのオッパイ、乳首ぃっ! ジンジンするのぉ……!」

乳房自体が尖がるように、オモチャにされる―― それさえもじわと熱に変わって胸から『キモチイイ……!』と脳天に突き抜けていくのも、

(うそ、うそ……嘘だわ……。全部、ウソよ……!)

どれ一つ、認めたりはするものか……と。
なんとか奥歯を食いしばろうとしている。耐えようとしているのよと、それが本当のところかどうか、所詮の言い訳に過ぎないのかは、バックからの突き上げに勢い良く乳房を弾ませ喘ぐ、アスカのその姿こそが物語っていた。

「イっ、イイのぉぉぉ……!」
「どうだね、アスカ君? ワシならばな、とことんまでの快楽を君に教えてやるぞ。それがどれだけ素晴らしいか――
「はいっ、はい、はいぃ……! ごっ、ご主人様ぁあああ!!」

ミドルティーン少女の未完成さを見せながら、しかし繰り返された激しいセックス調教に色くすんでしまった性器に、血管を浮かせた牡の肉管が泡立つほどの勢いで打ち込まれている。
その激しい腰遣いに、少年の存在を強く意識しながらも、アスカははしたなく脚を拡げて歓迎せずにはいられない。
そんな淫らなダンスに汗みずくの裸を踊りくねらせていても、今やアスカの中でほんのちっぽけな領土した持たないこの―― アタシだけは正気なのだと訴える純粋の乙女心が、いつかに大切にしていたぬいぐるみのように、抱きかかえた言葉を繰り返す。
うそ、ウソ、全てみんな嘘なのだと。

―― つねられて、引っ張られて、いじめられているオッパイを気持ち良いだなんて、そんなことない……!

―― ペロペロと敏感な首筋を舐めしゃぶられて、こんな年寄りと肩越しに交わす淫らなキッスが素敵だと、そう感じる筈がないの。

―― まだ子供のヴァギナなのに、大人のペニスでキツキツに満たして貰うのが堪らない程快感だって、喜んでなんか……いないのよ……?

―― シンジの前だと思うと、それだけで余計に濡れてしまう。感じてしまう……。

(そんなのっ、そんなの……ウソよっ……!)

乖離していく精神。凛としていた青の眼差しが、熱に浮かされるように曇っていく……。
『あん、ああん……』と、上擦った甘え泣きは次第に悩ましさを増して行き、淫らな響きに歪んで裏返った歌声が、冷たい部屋一杯に反響していた。

「イイ! もっと、もっと……もっとして! もっとアタシを苛めて! もっとアタシを―― アタシの中っ、ぐりぐりって、もっともっとぉおおお……!!」

ガラスに両手を突いた顔を振り向かせて、泣き濡れたと瞳と、切なく捩じらされた眉とで訴える。
哀願は果たして容れられて、

「あひぃぃっ、ひっ、ヒィィイイイイイ〜〜んンン……!!」

老人のぐんと体重を乗せた猛烈なピストンが与えられた。
美貌の少女は細い手足を精一杯突っ張らせて受け止めながら、歓喜のソプラノに声を揺らす。
逸物をぱんぱんに含んで下腹に膨れ上がった性愛器官。自分のお腹の底を灼熱で掻き回されるのを恍惚と悦んで、アスカの貴族的な美貌がだらしなく蕩けていく。

ビクンとペニスに力強い脈動が走ったのを、アスカは歓喜の到来だと知って、瞳を虚ろなままに輝かせた。

「ヒィンン、ン!? ンン……ぅッ―― !」

一声唸って老人が腰を突き出す。ぐ、ぐぐ、ぐーっと子宮口に汚毒の吐瀉口が押し付けられる。
その同時に迸った爆発に、幼い膣内を老人の精液で熱くビシャビシャと洗われて、アスカは更に一段高いところへと、白目を剥くようにして絶頂を叫んだのだった。

「すごいのっ、凄いステキ……ぃ、ひぃっ、ひいぃっ、イクぅっ、イクのぉっ! イクイク、イクゥゥウウウウウ……!!」



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