INNOCENT TABOO “Parallel”
01
人気の無い校舎。
窓の外はもう真っ暗になってしまっているが、塾通いで夜に慣れた少年たちにしてみれば、まだまだそれは宵の口だった。
それがたとえ、アスカやレイにとっては跪いた身を更に低く低く伏せなければ、頭を垂れたことにはならないような―― そんな年端も行かない少年たちにとっても。
ちゅぴちゅぴと粘つく水音。
ネコがミルクを舐めているようなそれは、ケイタの半ズボンに顔を埋めたレイの立てるフェラチオ奉仕によるものだった。
レイのほっそりとした腕でも、片腕だけで十分に抱き締められるような小さな小学生ズボンの腰。
レイはそんなあまりに小柄なケイタ少年の股間に両手でしがみ付いて、熱心に唇を使っていた。
「んっ、んっ……」
くぐもった吐息を熱っぽく重ね、青い髪の頭が忙しなく揺れる。
半ズボンのファスナーを突き出した口だけで下ろし、ピンと飛び出した小さなペニスに桜色の可憐な唇を被せている。
「良いよ、レイお姉ちゃん……」
年上の美少女を傅かせ奉仕させる心地良さに、満足そうな声をもらすケイタ。
純白の美貌の目元が、お褒めを頂いた嬉しさにかポゥと赤く染まる。
「ん……んんっ……」
ペットを可愛がるようにそのサラサラとした髪を撫で梳かれると、レイはますますぎゅっと深くご主人様の腰を抱き締めて、ペロペロと舌を絡み付かせていくのだった。
「どうだケイタ。レイ姉ちゃんもエッチだよなぁ」
「最高だよムサシ。レイお姉ちゃんの唇って、凄く柔らかいんだもん。もう、何回だって飲ませてあげられそうだよ……」
「それに、あんだけクールだった姉ちゃんだしな。もう、全然美味しそうに舐めちゃってるし、見てるだけで堪んねぇよ。なぁ、アスカ姉ちゃん？」
ケイタと椅子を並べたムサシの前、床に額を付けた謝罪の姿勢のまま放って置かれていたアスカが、ああと悲しげに呻いた。
あのプライドの高いアスカの、それも小学生に向けた土下座の姿だ。
わなわなと小刻みに震える肩を見れば、アスカは耐え切れぬ屈辱の中に居るものと思えた。
だが、アスカがムサシ少年に応えて見せたものは、さらに頭を低く擦り付けて慈悲を請う、か細い声だった。
「お願いよ……。もう二度と遅れたりしないから……」
「だめだぜ、姉ちゃん。中学生にもなって遅刻なんてさぁ。約束の時間に３０分も遅れて来るんだもん」
「だって、シンジやミサトに変に思われないようにって……その、色々手間取っちゃったのよ……」
「俺たちには関係無ぇし。レイ姉ちゃんはちゃんと時間通り来てさ、ケイタが気持ち良さそうに遊んでるのを、俺、見てるだけだったし」
小学生用の低い椅子から、小さく床に畏まるアスカを見下ろして、ムサシは『あ〜あ』とわざとらしいため息を吐いた。
「俺、今日の順番はレイ姉ちゃんにしとけば良かったな」
「そんな……！」
ばっと顔を上げたアスカは、まるでこの世の終わりかというように表情を青褪めさせていた。
「ちゃ、ちゃんとその分サービスするわ。何でもしてあげる！ 一生懸命に……ほら、あ、あたしのカラダでいっぱい気持良くしてあげるから……！」
だから許してよと。
泣き出しそうに顔を歪め、涙さえ浮かべたアスカが、年下の―― 普段笑ってあしらっているようなシンジよりも、さらに華奢な体付きの子供に縋るのだ。
「なに言ってんのさ。気持良くなりたいのはアスカ姉ちゃんの方だろ？ ま、いーや。人を待たせたんなら、その分ちゃんとしてよね？」
「え、ええっ。分かったわ……！」
促すムサシの声に、曇っていた表情を一転させる。アスカはいそいそとレイに並んで跪いた。
腰掛けるムサシの前に膝を揃え、ウェーブの華やかな金髪で飾られた美貌を近付ける。
既にこんもりとテントを張った状態のそこに嬉しげなため息を漏らして、アスカは少し顔を傾け―― やはり口だけで卑猥にジッパーを下ろすのだった。
「きゃっ、やん……ン」
しなった陰茎が弾けて飛び出す。
まだ先端に皮を被ったまま、まだまだ子供然とした幼いペニスだ。
しかしアスカは、最高級に美味な料理を目にしたように、表情を陶然と蕩けさせた。
「あは。おちんちん、ボッキしちゃってる」
興奮を示して声も弾む。
アスカは、この二人には性の玩具として弄ばれる度にレイと並んで性器を咥えさせられ、精液も飲まされている。
―― 勿論、排泄器官であり、同時に男のスケベさのシンボルであるペニスを口に含み、奉仕するなど、嫌悪感しか感じられなかった思春期の少女達ではあったのだ。最初は。
◆ ◆ ◆ 『あ、アタシ達に……口でしろってぇの！？ 冗談じゃないわよ！』
そう言って拒んでいた。
『あっれぇー？ アスカ姉もレイ姉ちゃんも、俺たちのチ×ポ嫌いなの？』
『あ、あたり前じゃない』
『不衛生だわ……』
口淫を要求されたのは、アスカ達の関係が始ってからまだ二月目に入って間もない頃。互いに同級生のシンジにと思っていた純潔を喪ってしまった、同じ週の内だった。
場所はいつものケイタのマンション。共働きだという両親は深夜まで家を開けていて好都合でもあり、全てを始める切っ掛けとなったユイの「レッスン」を覗き見てしまった碇の実家からも、事情あってシンジとアスカが預けられているミサトのマンションからも近い。
この時にはもうアスカもレイも、女にされた花園を掻き回されることで、甘美な意識の混濁に突き落とされるまでになっていた。
だから、ムサシ達にあまり強くは言い返せなかったのだ。
『嫌いって……そんなこと無いよね。だって、お姉ちゃんたち、あんなに美味しい美味しいって食べてたじゃない』
『食べて……って……』
下の口でだよと下品な言い方をされ、そして精液を注がれたばかりの股間をニヤニヤと視線で示されて、二人は真っ赤になった。
そんなこと出来るわけないわ。恥ずかしい……と、そう思っても、少年達とたった今までセックスを―― 散々に恥ずかしい格好をさせられて、恥ずかしい声を上げていた事は確かだったのだから。
元はシンジを取り返すという目的のための、練習台としか見ていなかった筈の少年達だった。
しかし、いかにも子供の持ち物だという未成熟なペニスに油断していた二人は、許すつもりは無かった奥にまで挿入されて、結局は処女の証を突き破られてしまったのである。
『良いでしょ、って聞いたよ。俺たちはさ。姉ちゃんたちのバージン、頂くよって』
『レイお姉ちゃん、うんって頷いたじゃない』
『それは……』
処女を奪われる事になったその日、テーブルをどかした居間のフローリングにバスタオルを二枚敷き、少女達は並べられて同じ格好で股を開いていた。
二人とももう慣れたように全裸。足の間には膝を突いた少年達が、硬くなった性器をくにゅくにゅと花びらに擦り付け、胸を揉み、乳首を吸って、ユイに仕込まれたというテクニックでそれぞれ年上の少女をトロトロに蕩かせていた。
あんあんと喘がされていたのだ。
『もっと気持ちよくしてって、二人とも言うから。入れてあげたんじゃない』
―― そんな大切なことを……言ってしまったの？
はっきりとした記憶は無かった。
『アスカ姉ちゃんなんか、早くぅってさ。すっごくイヤラシイ顔でおねだりしたんだぜ』
『嘘っ！？』
『“ごっこ”じゃ、もう我慢できなかったんでしょ？ ぐいぐい足で挟んできてさ、奥に入れて、奥にぃ〜って』
『あ、ああ……うそよ……』
挙句、証拠のビデオがあると持ち出され、黙らされた。
映っていたのは、しっかりと相手の腰に足を絡め、深々と出入りする勃起に合わせ身体を揺すっている女の子達。
リズミカルな腰遣いに、イイでしょ？ イイわ！ と応えあって励んでいる。
青い髪に赤毛のと、対照的な美貌であっても、口元からツーッと涎を流す恍惚の笑みはうり二つ。
とてもそのインサートを嫌がっているとは思えない。
『良いんだね、入れちゃうよって、僕も何度も聞いたもの』
『わたしは……覚えて……』
『でも、気持ち良かったのは確かだよね。お姉ちゃん』
『……私は……気持ち良かったの？ 気持ち良くなってしまっていたというの？ 碇くん以外の人にされて……』
ああっ、と呻いても遅かった。
二人とも、わななくように手を差し伸べた秘所からは、薄っすらと血の混じった白濁が漏れ出していた。
挿し込むのは入り口までと最初の約束だったではないかと文句を言ってみても、それは後の祭りだったのだ。
『えへへ、レイお姉ちゃんの処女、もーらいっ♪』
『凄いよな。あの惣流・アスカ・ラングレー先輩のはじめてのオトコだぜ？ 俺がさっ』
『そんな、なんてことに……』
悪びれる事無く不遜の顔を向ける少年達に怒りをぶつけようにも、あくまで合意の上で身体を開いていたという事実、そして処女さえも与えてしまったとなっては、アスカ達の方が不利だった。
今更関係を絶つことも無理だとやんわり脅してくる。子供だと見くびっていたのを後悔したのは、まさに手遅れだった。
その時が、対等だった―― どちらかと言えば憧れの目で見てくる、それが故に自分達の裸には興奮を隠せない少年達を、上からの立場であしらっているつもりだった関係の、変わり目だったようにアスカは思う。
『でもさっ、良かったじゃない？ あんまり、痛くなかっただろ？』
『シンジ先輩のだと、凄くおっきいもんね』
『だからって……！』
『初心者の姉ちゃんたちが相手をするのは、早いってことさ。敵はあのユイ先生なんだぜ？』
『マナも……随分慣れてたもんね……』
その事は言うなよと、アスカ達のお目当てとは交差の形で奪われたと―― 少なくとも、そう彼自身は捉えている少女の名に不機嫌になったムサシは、自分の憤りを分けてくるように言い募ったのだった。
こうなっては後戻りは出来ないのだから、とことん「練習」して、そしてシンジを奪い返せるだけの「オンナ」になるのが賢い選択ではないか、と。
呆然とする二人を、今度は相手を交換し合って愛撫しつつ、
『俺たち上手かったろ？ 一応はユイ先生の直伝なんだし、敵を知るには一番だってさぁ』
『あ……あっ！ だめ……まだ、そこは切れてて……』
撥ね退けようとする抵抗もショックのあまりか弱々しく。
処女喪失のスリットに再び侵入されるのを防げないレイに、強引なムサシが生まれて二人目に知った男になる。
『すぐだって。す〜ぐ。レイ姉ちゃんもここでヨガリ泣けるようにしてあげるから。痛いんなら、ホラ、こことかでね……。レイ姉のチクビ、くにゅくにゅって。クリの豆もコリコリってさっ』
『いやぁ……あああ！ あああー！！』
乙女の大切なものを喪った衝撃も今しがたなのに、もう体中をくねらせて快感に耐えねばならなくなっていたのは、隣のアスカも同様のこと。
男と女の行為に不慣れな少女達には、却って都合の良いサイズと言えるペニスで、最初から狂わされてしまっていた。
『あうン……！ 抜きなさい！ 抜きなさいってばぁ……！』
『アスカお姉ちゃんのオッパイ……大きいよね。うんと揉んであげるから、きっとユイ先生にも負けないようになるよ』
『いううーっ、あうんンン……ンー！』
初めて知る痛みよりも、それを押し流すように加えられる既知の愉悦があまりに巧みだった。
病的な程の肌の白さのレイに覆い被さるムサシは、浅黒い手足を絡みつく蛇さながらにフルに使って、胸やヒップの性感帯を責めまくる。
ケイタは、跨ったアスカの肌にしゃぶり付き、オイルのように唾液を塗りまぶす一方、細やかなタッチで全身を撫ぜ上げていた。
『そんな……されたらッ……。アタシ、アタシいっ……！』
二人とも幼いとは言え、ユイという熟練の性の伝道師によって育て上げられたテクニシャンである。
少女達の抑え切れぬ反応を見逃さず、的確にそのウィークゾーンを突いていく。
特に成長期の少女には泣き所である敏感な乳房は、丹念にねっちりと揉みこねて、破瓜の痛みを完全な嬌声に塗り替えるピストン抽送を施した。
『ほら、もうイケるだろ、レイ姉……？』
『あっ、ああ、ああん……』
『イヤッ、こんな……ひぁあ、アッ、アハァァ！ やめっ、ケイタぁぁ……！！』
性行為にかけては、何もかも習い始めたばかりのアスカやレイだ。太刀打ち出来よう筈がない。
快楽の嵐に揉まれる只中に処女を摘ままれた、その余韻も冷めやらぬ身に、再びマグマのような官能の泥濘を注ぎ込まれる。
瞬く内に、揃って鼻に掛かった声を上げるだけにされてしまった。
『でも、まだまだだぜ』
『そうだよ。シテ貰うばっかりじゃなくってさ、お姉ちゃん達も僕らを気持ち良くしてくんなきゃ』
その苦しげな喘ぎの合間にも口説きを囁かれて、
『アスカお姉ちゃんのオマ×コも気持ち良いけど、ユイ先生のは凄いんだ』
『ユイ……おばさまの……？』
『そうだよ。凄く柔らかいのに、ギュッギュツって締め付けてくるんだもん。気を抜いてるとあっと言う間に搾り取られるんだ』
悦びの海に溺れそうになりつつ、アスカもレイも思い浮かべたのだ。
―― そうよっ、シンジぃぃ！ アン、アアン……ン。ママの中に……いっぱい、いっぱい出して良いのよ！
くぐもった声が切れ切れに響いていた碇家の廊下。いつものように『お邪魔します』と声を掛けてから上がれば良かったものを、いたずら心から足を忍ばせ、シンジも参加しているという英会話のレッスンを覗こうとした。
そして見てしまった。―― 母と子と、もう一人の少女が裸身で幸せそうに睦み合う姿を。
（シンジとっ……おばさまがっ！？ ……そんなっっ！！）
ソファに座る息子と、向かい合ってじゅぷぐちゅと腰を上下させ交わるユイ。完全な成熟を備えた女体は汗でぬめ光り、少女達を圧倒する色艶を醸し出していた。
マナという少女も、自分達よりも遥かに年下でありながら性への熟練を見せて母子の絡み合いに参加し、交接する性器に唇を寄せて奉仕していた。
そのニンフのような蕩けた微笑で、シンジの濃厚なキスを貰っていたのだ。
勝てないと、直感的に知らされた。
子供に―― 「女の子」に過ぎない自分達では、夢中になって母と少女と愛を交わしているシンジの目を、こちらに向けさせることは出来ないと。
だから手を組んだ。同じく奪い返したいのだと言ってきた、ムサシ達と。
手を組んで、ユイ達の磨きぬかれた性の技に対抗するため、あくまで「練習」をするのだと。
だからこそ、ろくに知った仲でもなかったムサシ達の前で服を脱いでみせたのである。
その筈が……と、アスカ達は途方に暮れていたのだった。
（フェラっ、フェラチオをしろだなんて……！）
取り決めの日にケイタのマンションに集まってという約束が、その日に限らず一方的に呼び出され、駆け付けねばならなくなるとはどうしたことだろう？
共闘のためのパートナーという名目で、実質、性の奴隷のような真似をさせられている。
セックスの勉強だと言われれば断りにくいのは、決して目的に至る手段だからというだけではなくなって来ていた。
―― ただ、逆らえないのだ。この年下の少年達に。そして彼らの与える快楽に。
結局のところ、嫌がってみせた口唇奉仕にしてもである。
箱入りも同然に育った免疫の無さからか、性器に入れられてしまうと途端に何も分からなくなってしまうレイは、バックからケイタに犯される最中、引っ切り無しに悶える口元にあてがわれた物体に、促されるまま舌を差し出していた。
それが一足先に果てたアスカから引き抜かれたばかりのムサシのペニスだと、果たして理解していたのか。
膣に大量に注がれたのと同じ樹液で口の中を一杯にしながら、『んくんっ』と飲み込んだ顔は、決して嫌悪のそれではなかった。
アスカの場合は徹底的に焦らしてと、少年達は良くその弱点を捉えていた。
今度はレイがふらふらの行動不能になっている傍らで、二人がかりで攻め立てる。
快楽をもたらす器官として目覚め始めた秘唇は、ムサシの勃起が深く埋めて。ケイタと四本の手と二つの唇が、顔から胸、腹からヒップまで徹底的に揉みこね、舐めしゃぶり、撫でくすぐった。
『もう、もう……アタシ……』
切なげな声が聞かれるようになったところで一斉に愛撫の手を止める。
注がれ続けていた愉悦から急に隔離されたアスカが、泣いて、ねだって、懇願するのを待って、ケイタが自分の股間を示した。
『さっ、アスカお姉ちゃん。口を開けて』
『ふぁぁ、ああ……』
プライドと欲情の狭間からおずおずと顔を向けたアスカにその先端を。一度や二度では果てぬ性欲に漲ったペニスが、微かな隙間を開けて震える唇を割り、
（ん！ んっ、んっ……んー！）
誇りよりも、屈服と引き換えの快楽を選んだ美少女の、暖かい口の中を犯していった。
『…………！？』
声にならない悲鳴を上げたアスカは、どくどくと放たれた熱汁の味を、全身愛撫の絶頂と共に覚えたのだった。
そうして唇の純潔さえも明け渡してしまっても、まだ始めの内は、理性が勝っている状態では進んで唇を開こうとは思わなかった。
二人してセックス開発をされているアスカとレイなのだ。
犯されている自分を誰かに―― しかも同性に見られるというのは、それだけでもう耐えがたい。
最もノーマルなと言える正上位であってすら羞恥の極みなのに、犬のように這って悦がり泣かされるバックスタイルや、自分から跨って腰を振る騎乗位姿を演じ、眺めさせられては、
（あのレイが……あんなに興奮して、自分からお尻を差し出すようになるなんて……）
（私もアスカのようにだらし無い声を出して、この子達の上で腰を振っていたのね……）
なんて浅ましい……と、恥じらいを深くせずにはいられない。
まして、それ以下の卑猥さで男の子達の性器にしゃぶりつき、頬をすぼめてチュパチュパと奉仕している顔をなど、どうして見せられようか？
それでも―― 、
『レ……イ……。あんた……』
『んんっ、見ないで……見ないでアスカ……』
ちんまりとした花唇にスペルマ塗れのものを含んで、ンフン、ンフンと鼻を鳴らす。
信じられないと友が蒼ざめるのが分かっていても、（止められないの……。どうして……？）と。
『んっ、……うんンンっ』
『セーエキの味、たまんねぇだろ？ レイ姉。女の一番の大好物だって、先生も言ってたからな』
繰り返される肉宴の内に徐々に性感を開発させられていったアスカ達は、同じようにして何度も精液を飲まされ、抵抗感を失っていったのである。
今や、アスカもレイも、少年達の歳に似合わぬ手管に絡み取られ、既にその牡の生殖器がどれほどの快楽を与えてくれるものかを散々に教え込まされていた。
最近では、自分の手指でやわやわと刺激し、そしてしゃぶり上げる口の中で膨らみを増していくのを感じるだけで、膣を犯されるのと同じ昂揚を覚える。
肉体的な快感に拠らぬ、アスカの中の淫心が感じる精神的なエクスタシー。
自覚してのことではないが、特にこの高慢な少女には、奴隷のように奉仕させられる事への倒錯した感情が大きかった。
たっぷりと焦らされ、女として目覚めさせられたばかりの欲情がピークに達している時などには、咥内射精に導くだけで、絶頂を迎える事もある。
ここに至っては、フェラチオの指示はペニスをしゃぶらせて頂けるとの許しであり、口元にその肉柱を与えられることは、アスカの喜びであった。
―― 小学生のおちんちん。ウィンナーみたいにちっぽけで、まだムケてもいない癖に。アタシをうんと気持ち良くしてくれる……。
ステキ……と、見せられるだけでもう、女の芯が濡れるのだ。
◆ ◆ ◆ 「さっ、遅刻の分も入れて、たっぷりサービスしてよね」
学校用のチープな椅子に腰掛けつつも、奴隷に対する主人の態度で奉仕を促すムサシ。
彼のそそり立たせたモノを前に、やっと舐めさせてもらえるのね、と。
アスカはその青臭い味わいを思い出してか、早くも半開きの朱唇にチロチロと舌なめずりしていた。
「ああ……」
チュッと唇をすぼめて挨拶のキス。
待ち兼ねた快感にビクンと跳ね上がったそれに、うっとりとため息を吐きながら、アスカは手早く制服の前を開いていった。
ボタンを粗方外し終わると、ブラジャーに包まれた豊かな膨らみが露になる。
もどかしげにフロントホックを外してしまえば、先端に尖った桜色の乳頭を輝かせる、美少女のまばゆいバストがさらけ出されているのだった。
「早く、アスカ姉……」
「ええ。ご奉仕、するわね……」
ムサシのペニスに欲望の兆しがピクピクと脈打つのに、アスカももう我慢が出来ないとばかりに生唾を飲んでいる。
下からすくい上げるように自慢の美乳を捧げ持って、その柔らかな谷間に少年のペニスを挟み込んだ。
「うぉ、すげぇ……」
絹のようにすべらかなバストに包まれて、ムサシが下半身をブルッと振るわせた。
「んっ、んっ、んっ……」
左右からやわやわと揉み挟み、自らの乳房を使ったマッサージ奉仕にアスカの肩が揺れる。
胸肉自体を擦り付けるように上背をそらして、ふるふると揺さぶって、ムサシの脚の間で懸命にアスカは奉仕していた。
「んむっ、ちゅっ、ちゅぴゅ……」
白い美肉の中に埋もれるような、そんな小さな肉茎の先端に、窮屈に身をかがめてキスを見舞う。
幼いばかりのペニスでも、既に幾度と無くアスカ自身を味わってきた牡の道具だ。
先走りの汁液が滲み始め、アスカの胸を汚し始めるようになると、もうアスカはその性臭にくらくらときてしまう。
チロ……と、ピンク色の亀頭に舌を被せ、舐めた。
「うんっ、セーエキ……」
この味よ！ と、嬉しさに目尻が垂れ下がる。
ビクンと、ムサシの腰に愉悦が走ったのが分かると、更に奉仕には熱が入った。
「ああ……最高だよ、アスカ姉ちゃんのパイズリ……」
「んっ、んううっ……アタシもっ……美味しいわ……。このまま……んふっ、飲ませて……」
竿を、袋を、乳房でやわやわと揉み上げ、粘り気のある汁を吐き出しているのを吸い啜る。
「最初は……んむっ、あ、アタシのお口に……」
ちろっ、ぺちゃ、んちゅーっ……！ と無心になって。皮の間にも舌先を差し込み、恥垢をこそいだ。
(アタシ……こんな子供のおちんちんに夢中になって……)
狂ってるわと思うほどに、『ジュン……』とスカートの下に甘い疼きが走る。
何の力も持たぬようなちっぽけなオスに屈服する自分に、誇りを穢される苦痛と、それさえも妖しく心をときめかせる興奮を覚えるのである。
「もっと、もっと……吸って、アスカ姉……！」
乱暴に頭を掴まれると、被虐の歓びが胸にざわめいた。
ぐにゅぐにゅとバストで揉み上げるのは、同時に自分への愛撫でもある。
敏感に尖る乳首をついでと白魚のような指先で転がして、次第にせり上がるアクメの予感に打ち震えながら、アスカは美唇に咥え込んだペニスをしゃぶり続けた。
「ムサシ、良いなぁ。レイ姉ちゃんもパイズリしてよ」
「はぁっ、わかったわ……」
しゅるしゅると衣擦れの音に続いて、また夜の教室に美しい乳房が晒される。
熱心な舌音とぐもった鼻息の二重奏は、年上の美少女の唇を犯すという興奮に、ムサシとケイタが青臭い獣液を迸らせるまで続いた。
「はっ、はっ、はっ……」
「ああ……小学生のミルクで……、あたし……」
ぼぉと霞んだ瞳でこくんと飲み下したレイ。
感極まったように声を戦慄かせて、唇の端などにこびりついた飲みこぼしを手にぬぐい啜るアスカ。
二人とも学校ではアイドルと持て囃され、どこかヨーロッパのお姫様のようだとも、神聖な雰囲気の巫女だとも例えられる美しい少女達なのだ。
この世の穢れなど何一つ知らぬかのような可憐な乙女の顔立ちを―― しかし、ぬらつく淫欲に塗れさせて。
「んくっ、んっ……んあ……苦いの、おいしい……」
「あはっ。アタシの口の中も、ねばねばしてぇ」
アスカもレイも、揃って年端も行かぬ小学生の獣液を、胸に口にと受け止めさせられていた。
この恥辱の仕打ちに遭いながら、二人が浮かべているのは恍惚とした夢見心地の表情。
屈辱どころか歓喜のそれを唇に形作って、そのほっそりとした指の間に糸引き絡まった新鮮なスペルマに、淫らな舌音を立てるのだ。
「あんン……。もっと……もっと、飲ませて欲しいの……」
「次は、アタシ達のお腹の中に。ねっ、ねぇ……ぇ」
ふるふると揺れるアスカの膨らみや、形良く尖ったレイのおとがいからも粘液が糸を引いて滴り落ちている。
唇から双乳までをべっとりと精液に塗れさせたままで、二人は続きをねだった。
その白い素肌は、少年たちの欲望を浴びせられた被虐心とこれからの興奮によって、淫らなピンク色に染まっているのだった。
Original text：引き気味
From：【母子相姦】淫乱美母ユイ【寝取られ風味】