INNOCENT TABOO, case Asuka & Rei
Original text：引き気味
『 周囲全てが最悪の選択肢を選びまくったせいで、自爆的に五十男に勝利献上してしまうＥＮＤ（下） 』
ゲンドウとの密やかな情交を、周囲に隠れて幾度となく繰り返して。
アスカは十六歳になろうとしていた。
「そろそろ、あれも帰ってくる時間か」
ぎしりとスプリングを軋ませ、ゲンドウがベッドから体を起こそうとする。
「先にシャワーを使わせてもらおうか」
この日、アスカとゲンドウの密会はアスカの自宅で行われていた。
彼女の幼い頃から使っているベッドは、あくまで一人用。ゲンドウと睦み合うには少しばかり小さかった。
アスカの部屋に、これまでそういう意味で入ったことのある異性――ムサシやケイタといった子供達や、トウジ、ケンスケという同い年の少年たちとは勝手が違う。
それゆえに。アスカは、最後にベッドで窮屈な格好になってゲンドウの膣内射精を受け止めるまでに、惣流家の玄関でと、アスカの部屋のカーテンを引いた窓際でも、それぞれ一度ずつ都合三度、五十を迎えた男との中出しセックスを交わしていた。
「……待って」
帰り支度を始めようとするゲンドウを引き止めて、アスカは彼の股間に跪く。
「ンッ、ンゥっ、んんンむ……」
しばしのフェラチオ奉仕。そして、ぷはっと顔を放し。つい今しがたの名残を一通り舐め清めた口元を拭ってから、
「もう一度、お願いします」
西洋の血に由来する男たち垂涎の容姿にいよいよ輝きを増しつつある少女は、男へと言った。
そのサファイア色をした美しい瞳を、前髪で隠したまま。
「……私は構わん。しかし、君の方は良いのか？」
既にゲンドウとの関係はおおよその身内に露見してしまっていた。
ユイにいたっては最初から知っていたのだと明かしていた。
何食わぬ顔で素知らぬ振りをしていた――アスカの気持ちを慮ってそうしてくれていたのだと。
シンジに対しても、はっきりとした証拠を見せてはいない、というだけのことだ。
レイに子供を産ませた相手の候補には父親も含まれているのではないかと、そんな風に疑っていたとも聞いている。
同じように、ゲンドウが実はもう一人の幼馴染であるアスカにも手を出しているのではないかと考えるのようになるのも、シンジや彼女たちの環境では当たり前のことだろう。
であるが為に。シンジが帰宅する前にゲンドウも何事も無かったかのように取り繕い、自分の書斎に引っ込んでおく。それは関係を疑う息子に最後のピースを与えないよう、アスカの為を配慮してのことだった。
それを良いからと、この日の少女は言ったのだ。
「もう一度……。いいえ、夜まで。ママが帰ってくるまで一緒に居てください」
「キョウコくんが帰って来るのにしても、一人だとは限るまい」
ゲンドウが指摘したのは、アスカの母親を肉奴隷だと公言し、言葉通りの扱いで好きなように欲望のまま貪っている少年達のことだ。
仮に今日もそのトウジやケンスケが共に行動していたのなら、帰宅した時に一緒にいる可能性は小さいものではない。
アスカがその時間になってもゲンドウを家に引き止めていたとすると、現場をクラスメイトたちに見られてしまうことになる。後日、さぞかし気まずい思いをせねばならないことだろう。
そのトウジ達にも、とうに幾つもの弱みを握られてしまっている。シンジやユイの見ていない場所では母親とほとんど同様のセックス奴隷扱いをされてしまっているのが、今のアスカであるから。気まずい思いをするにしても、ある意味、それで待ち受ける内容など知れてはいたのだが。
「それで構わないのか？」
「……はい」
ふむ、とゲンドウが頷くと。アスカは改めて父親並みに歳の離れた男の股間へと、しゃぶりついていった。
――今日のアスカは、様子がいつもとは違っていたのだ。
いつもより随分と積極的にゲンドウを誘い、求める態度。そこには、どこかしら追い詰められたような必死さが垣間見えていた。
理由が思い当たらないほどゲンドウも事情に疎いわけではない。
アスカの、この歳の少女にしては行き過ぎなくらい放埒な性遍歴。それは、ほとんどがゲンドウの妻であるユイに唆されてのことだ。
世間の常識から見てどれだけ悲惨な目に遭わされているにしても、ユイはそれがあくまでアスカの為であると考え、事態をコントロールしている。
（ハードルの高い要求をするものだな……）
ぴちゃぴちゃと猫がミルクを飲むような音を立てての、少女の巧みな舌遣いに、また血流が股間に集まっていくのを心地良く感じつつ。ゲンドウが思うのは、そんな自分のしていることを他所にしての嘆息だ。
「……今日まで、私は君を孕ませてやれずにいたが」
そう言葉を投げかけられた少女の肩が、びくりと震える。
「どうするのだ？」
言葉にして尋ねはしていないが、ゲンドウは知っていたし、そうやって知られていることをアスカだって承知していた。
ユイの公認のもと、或いは黙認のもと、アスカの躰を好き放題に貪っている少年たち。彼らの間には、アスカの肉体をどちらがどれだけ支配下に置けるかという、そんなゲームを競っているような関係が出来上がっている。
ゲンドウもまた、そこに参加しているのと変わらないものだと見做されていた。
そしてこの春、片側のプレイヤーであるムサシとケイタのコンビが中学に上がったのだ。
アスカが一六歳の誕生日を迎えれば、飼い主気取りでいる少年たちは二年前に結ばせた契約の履行を求めてくるのだろう。
即ち、避妊を止めての完全な種付けセックスを受け入れるという、妊娠奴隷契約だ。
「わたしは……」
それきり、アスカは黙り込んでしまった。
その日が来るのも、もう目の前に迫ってきている。だから少女は、何度も何度もどうするのかを考え、悩み抜いている筈なのだった。
「まぁ、良いだろう。まだ日にちは残されているのだ。ここで答えを出してしまわずとも、当面は問題ないだろう」
それで――どうするのだ？ と、改めて訊ねたゲンドウのこれは、これこそは意地が悪いというべきものだった。
ゲンドウが軽く指差すそぶりを見せてやった先のベッド脇には、いつでも取り出せるようにそこに置かれた、小さなポシェットがあった。
中身はアフターピルやスキンといった、避妊具。
既に今日、三度も。それらを用いること無く、つまり避妊を行わないまま膣内で射精を受け止めさせていたというのに。またこれから始めようという行為での避妊をどうするのか、ゲンドウはアスカに確認を求めたのだ。
「このまま……」
一度そう、唇から溢してしまえば。
アスカは顔を大きく振りながら立ち上がった。
精力を漲らせた姿を取り戻させた屹立から離した口元を、手の甲で拭い。仁王立ちするゲンドウに寄り添うと、
「このままっ。来て、下さい……！」
注ぎ込まれたばかりの白濁が滴り出てくる淫靡なクレヴァスを男の股間に擦り付けながら、アスカは切羽詰まった声で訴えた。
要は、アスカは思い込んだのだった。
ムサシやケイタに孕まされるか。その前に、ゲンドウの精子で妊娠してしまっておくか。
冷静に、そして常識的な判断をするのなら、アスカの将来を大きく歪めてしまうような要求など断ってしまえば良い。
妊娠奴隷だなどと、馬鹿にしているのかと。そうやってムサシたちの手を振り払えば良いだけのことだ。
そうでなくとも。仮にどうしても誰かによって妊娠させられてしまう運命を受け入れるというのであれば、まだそこには第三の選択肢があるだろう。
まだしも、アスカの当初からの想いに沿えば幸せな結末だと看做せなくもない……シンジとの子を妊娠するという、そんな選択肢が。
しかしアスカは、シンジを裏切ってのゲンドウとの関係に溺れてしまっていた。
ゲンドウの子を孕むやもしれないというリスクにいつしか慣れてしまっていた一方で、幼馴染の少年との間には壁を作ってしまっていたのだ。
ボーイフレンドであり、処女を捧げた相手のシンジに黙って、ムサシとケイタに誓わされた妊娠奴隷契約なる胡乱な約束事。それを期限の迫った今日までそのままにしていたのも、シンジに泣きつけずにいる理由の一つ。
まして、レイのこともあった。
レイが妊娠した時。その子供を産むと言いだした時。さんざんにその考えを非難し、否定したがアスカなのだ。今更、どの口でシンジに妊娠させてくれなどと言い出せたものか。
そう、アスカは思い込んでしまっているのだった。
――だからこそ。この美少女だと、エリートだ天才だと持て囃される可哀想な女の子は、道を間違え続けることしか出来ずにいるのだった。
「あぁ……お願いです。おじさま……」
今日、これでアスカの方からゲンドウを誘うのは三回目だ。
約束の密会が待ち遠しかったとばかりに迎え入れた玄関で抱きついたキスから、そのまま始めてしまった一回目。
その後、自分の部屋に移って。乳房が丸出しになるまでボタンを外されていたブラウスや、まだ残っていたスカート。そうした服を全部脱ぎ捨てている途中でゲンドウに腕を引き寄せられた他は、全部アスカがゲンドウに挿入をせがんでいた。
また壁に手を突いたアスカは、片手でみずからヒップのあわいを開いてみせた。
高校生になり、幾分かゲンドウに近付いた背をよじり、肩越しに振り返って。熱くぬかるんだ秘処をさらけ出す。
けれども、ゲンドウという男はやはり意地悪で。
「え……、おじさま？」
戸惑ったアスカが段々と不安げな顔をしていくのを他所にゴムを装着すると、
「出すのは前にだ。安心しろ」
そう言って、少女のアヌスの方を貫いていったのだった。
「おじっ、さまぁ……！ ぁ、アァァ――。あうッ!? ぉ、おおお……！」
遠慮を知らない少年達によってアナルにも十分な開発を受けさせられていた美しい少女は、じっくりと腰を使う五十男によって直腸側から深く刺激を掘り起こされ、家中に響くような悶え声を上げて悩乱したのだった。
「ああっ、あぉッ」
この日もっとも巨大なオルガスムスに直面させられたアスカは、自分をほんの子供の頃から知っている男に獣じみた声を上げさせられた居た堪れなさで、遂には繋がりながら泣き伏すに至った。
顔を隠して泣きじゃなくる美しい少女を床に組み敷いて、ゲンドウは再びやわらかな肢体へと雄の器官を突き立てていく。
彼女が待ち望んだ最後の膣内射精を浴びせてもらえたのは、まさにその啜り啼きと、ひぃぃ……という悲鳴じみた悦がり声が交錯していく、錯乱の只中でのことなのだった。
「あ……」
失神したかという状態になってしまったところから意識を取り戻して。
アスカは彼女の体も拭ってくれていたらしい男が、黙って服を身に着けていく様子を、ぼうっとベッドから眺め続けた。
子供の頃は見上げるばかりの長身を巨人か何かだと怖がったりもしていた。
その体つきは逞しく、意外なくらい筋肉質で。その歳でも贅肉が見当たらないぐらい引き締まっていて。毛むくじゃらな胸板も、抱きしめられると随分と分厚く感じられるもので、抱かれ心地が頼もしくすらあって。
「……おじさま」
掛けられていたタオルケットが肩を滑り落ちていく。
気付けばアスカはベッドから体を起こして、声を掛けていた。『お願いがあるんです』と。
◆ ◆ ◆
――その日。
約束の十六歳になるまでにまだ暫くの日数を残していた少女は、忌まわしいとばかりに整理箱の奥深くに放り込んでいたコピー紙の契約書を取り出すと、母親のラップトップを使って同じ文面で新しく一枚、印刷し直したのだった。
「私、惣流アスカは――」
少年達によるいつかの調教で見せられた、ユイの誓約のシーン。ゲンドウの妻である彼女が、夫を差し置いて年端も行かない少年達の愛人になることを宣誓し、妊娠するためのセックスを全面的に受け入れるばかりか、出産をすら誓ってみせるという、その録画。
同じ場面を演じるように、アスカはゲンドウの前に跪いていた。
「碇ゲンドウ様を主人とし、あるじの歓びのためにこの躰を捧げます」
今日だけで何度もアスカの唇を、膣を、アナルを犯した、黒ずんだ偉容のペニスに桜色のつややかな唇を差し出して。男女のもっとも神聖な儀式で行うのと同様にキスを捧げていく。
「契約にあたり、私の学生生活を阻害しないことを、自身の家庭における夫としての、父親としての……義務を、怠らないことを。誓って、頂けますか？」
「誓おう」
ユイの顔を、シンジの顔を思い浮かべたのだろう。
一瞬、遠い眼差しで言葉を詰まらせるようにしたアスカに続いて、ゲンドウはしっかりと頷いてみせた。
所詮はこんなものはおままごとも同然の、格好すら付いていないお遊びなのだが。それでもカーテンを締め切った暗い部屋の中で、祭壇に見立てた学習机の小さな照明だけ、机に載せたコピー用紙一枚だけを照らす、その昔ながらの白熱灯色をした光に横顔を浮かび上がらせていると、
「……ンッ」
ゲンドウのペニスの先端に口付けるアスカは、真剣そのものの、緊張した顔をしていたのだった。
それもやがて、剥がれ落ちていく。
堅苦しく文言を取り繕いつつも、書かれているのは淫らな目的の、世間の道理道徳に反する中身ばかり。まともな大人が未成年の少女に言わせるなどとは、ただただ倫理に悖るどころか法的には無効、違法でしかない。ほとんどは少女を一方的に拘束し、うら若い肉体を男の欲望に都合良く搾取させるだけと言っても良い内容だ。
それを、条項の一つ一つを諳んじて行くほどに、逆にアスカは目元をぽうっと上気させていく。
追い詰められていた中でたった一筋の救いの糸を掴めたとでも言うのかという、そんな狂気じみた輝きを瞳に宿して。はっきりとした陶酔を浮かべるまでに、表情を変えていく。
「あぁ……」
中年男がしごき上げた肉筒の先端からぶち撒けられた顔面射精シャワーを浴び、それで白濁した粘液が瞼に掛かるほど穢されながら。却ってうっとりと見上げる貌は、淫蕩の一言だった。
薄くルージュを引き、目元の他にも簡単な化粧を施しているだけに、少女娼婦めいてすらいたのだ。
「この録画ファイルに記録された、わたし惣流アスカの音声を契約書、ゲンドウ様の射精をもってサインの代わりとし、この契約が成立し、わたし惣流アスカが御主人様の契約愛人になったことを――」
『宣誓します』と、言い切ってしまった。
そのことこそが何よりの救いだと見出してしまったかのように、少女は晴れやかに笑顔を浮かべ、ゲンドウのつま先を舐めたのだった。
平伏するように身を屈めて、それはそれは熱心に。何度も中年男のつま先に舌を這わせながら、背後から丸出しになっている十五歳の女性器を、愛液でしとどに濡らしたのだった。
From：【母子相姦】淫乱美母ユイ３【寝取られ風味】