INNOCENT TABOO, case Asuka & Rei
Original text:引き気味
『 her honesty 』
幼馴染み。ただし、異性の。
その異性の家でお風呂を借りる。
意味深な行いである。
たとえ家族ぐるみの付き合いであって、幼い頃はそれこそこの幼馴染みの母親に実の娘と同様に面倒を見て貰っていたにせよ。
もう14歳ともなれば女の子は胸が膨らんでくるし、下腹では秘めやかな叢が性器の入り口を隠そうとし始める。
身体の成熟。
それに伴い、思春期を迎えた精神はちゃんと性というものを理解して、異性の家で風呂を借りる―― 裸になることへの羞恥を覚えるようになるのだ。
そういった正しい理解の元にあって。ところが、碇シンジという幼馴染みの少年の家の浴室、せっせと泡立てたボディソープで何一つ隠さない裸身をつま先まで丁寧に磨き上げていく。
アスカはこの時さらに、当のシンジ少年と入浴を共にしさえしていた。
が、しかし。けれど。
背にした浴槽から『はふ……』と軽いあくびの声。絶世の美少女であるアスカの肌を間近にしていて、あまりに暢気なシンジの態度はそっけないにも程がある。
いくらもう自分の背中だのお尻だの、見慣れているとしてもだ。
「お疲れみたいね」
ざぱっと湯を浴びて泡を流し、シンジに自分の分のスペースを退けさせた浴槽に入ろうとするアスカは嫌味を言った。
片足を持ち上げ、浴槽の縁をまたぐ。余分な肉など付けさせていない自慢の脚線美は勿論、この、跨いで入ろうという仕草がシンジの視界に入れさせたのは、濡れた秘毛の下に太腿の間から顔を覗かせたアスカの秘唇であった筈だ。
だが、シンジは動じない。
目もくれない。
(あたしみたいなガキのあそこなんて、今更ってことかしらね)
シンジのくせにっ、と軽くまた肩眉を跳ね上げさせたアスカの苛立ち指数は、これで二割増しの堪忍袋六分目といったところ。
(ええ、ええ。あたしの方こそ、あんたのみたいなお子様なウインナーぐらいでこの期に及んでおたおたしないわよっ)
『んっ』と小突いて更にスペースを空けさせた隣に可愛いお尻を沈めて、シンジと肩を並べて湯に浸かる。
腹の底で毒づいた割りには、ちらちらと少年の居心地悪そうにしている体育座りの股の間、お湯の水面にはそれこそふらふらと揺れて見える「ウインナー」を盗み見ていたりもするアスカなのだが。そこはそれ、実際に見慣れてきてもいることと―― シンジの母親のユイに唆され、さんざん見て触って受け入れて、舐めたりしゃぶったりもしたり『レッスン』のおかげだ―― 乙女の意地にかけて、素っ気無いシンジの前で自分が「素っ気ある」態度を見せるわけにはいかないのだ。
「…………」
暫くの意地の張り通し。つまり、アスカにとっては(私から話しかけてあげたりしないわよっ)という、だからそっちから何か言えという沈黙の間があって、ようやくシンジは観念したようだった。
「なにが言いたいんだよ……」
ぶつくさと、或いはうんざりとまたため息をつく。
このため息がまたアスカの癇に実によく触ってくれるのである。
いよいよむくれてそっぽを向いた幼馴染みに、シンジは渋々、釈明めいたものを口にしたのだった。
さっきまでのことなんだろう? と言って。
「今日は綾波のレッスンにみんなで協力するって、そういう話だったろ。綾波の方が進んだ段階にあるからって、母さんが言ってるんだし」
言い訳のようにそう言うということは、多少はこのニブチンで鳴らした少年もアスカの心中を察することが出来るようになってきているという証明だった。
不機嫌だ。面白くなさそうにしている。その目に見えて分かる表面的なところから、理由として嫉妬の心があるのだと想像が付くようになっているのだから。
「アスカがして欲しいって言ってればさ、別に今日だって―― 」
「今日だって、何よ? あんた、あたしに本気で言ってるわけ?」
『あの子みたいに……』と、一瞬口ごもったアスカの顔は真っ赤になっていた。
別段、今更シンジがご機嫌とりみたいに胸へ手を伸ばしてきたからではない。それで、まさしくご機嫌取りと言わんばかりの丁寧さで乳房を揉まれているからではない。
そこはやはり乙女だからだ。
肉体的には処女性からは随分と遠いところに来てしまっている。この短い間に恋する相手のシンジと経験を重ね続けたどころか、その他に、歳下の『レッスン』仲間であるムサシやケイタといった小学生相手にも股を開いて腰を振る、見境無しの域まで来てしまっていたとしても。
「あ、あの子みたいにお尻にも一緒に入れられて、その……『サンドイッチ』とか『4P』だなんて、絶対絶対イヤよ!」
まったくもって、だった。
かねてより肛門を使ったセックスの訓練を受けさせられ、これまたシンジ相手にアナルバージンをも同時に失ったアスカとレイの二人ではあったのだが、そこから更に今日までの間、二人の間にはお尻を使った性行為への習熟度に結構な差が開いていたのである。
理由は端的に言って積極性の差。
アナル感覚を開発する様々な責めを受けるにおいて、少女たちが相手をさせられたのはシンジだけではない。ユイの時もあったし、未熟なお互い同士でということもあった。そして、ムサシやケイタといった歳下の先輩であったことも。
そして道具を使った玩弄まではなんとか―― 例えそれがいけ好かないムサシやケイタによってであっても、アスカは我慢して受け入れていたのだった。
もうどうせ「前の方」じゃいくらでもさせてくれちゃってるんじゃん。そう言って迫ってくるムサシ達であったのだけれども、そこはまだなんとか拒み通して。
なんとか首を縦に振らせようとする悪ガキコンビの巧みなテクニックのお陰で、毎度トロトロの蜜が膣から湧き出る程に蕩かされてしまっていたのを、果たしてどんな我慢の内に入れるのかは別として。
ともかく拒み通して、唇、膣とこれまで失ってきたシンジに対する操を、そこアナルでは今のところ守り抜いている。
ところがだ。
この行きすぎた性教育の場、ともすればアスカ達が生け贄とされてただただ失神寸前まで肉体を貪られるセックス拷問の場でしかないのではとも思える『レッスン』において、弱者同士同盟を組んでいるべきあの子、綾波レイはと言えば、アスカとはまるで違う態度であって。
シンジ相手にはじめての体験を果たした次のレッスンの日には、
『シンジ兄ちゃんがもう開通させちゃったんだろ? じゃ、もう俺たちの方も道具までっての止めて、チンポ入れちゃうのアリになったんだよな?』
と、そこだけは大人並みの勃起をしごくムサシたちに、いつも通りながらこれこそ本当に何を考えていたのかアスカには分からない顔でもって、こくり『……ええ』と頷き、ベッドの上に這ってみせたのである。
悪童達の弓ぞりにぐんとおっ立てさせたペニス二本の前に、雪のように真っ白なお尻を差し出して。それはもう、従順に自分で尻たぶを開いてみせる牝猫奴隷のポーズ。
大喜びでローションを持ち出してきたエロガキ二人にたちまち両側からレイのお尻はいじくられにいじくり倒されて、『ああ、ああ……』と喘がされて、その日の内にこの物静かな少女のアナルを味わったことがあるのは、シンジにムサシ、ケイタと三人にもなってしまったのである。
今ではここに双頭ディルドを装着して堪能したユイも入れて、四人。
そして今日、たった今のついさっきまで碇家夫妻の寝室を借りて行われていた『レッスン』では―― 。
『おめでとう、レイちゃん。あなたは遂に、男の人を受け入れることのできる場所、すべてを使って愉しむことが出来るようになったのよ』
等と祝福するユイの言葉によるところの「記念」として、唇、膣、肛門、三つの器官で同時にセックスを行う三穴プレイに供されてしまったのだった。
「あ、あ、あああんな……いやらしいっ」
アスカは思い出すだけで目の前がチカチカと、目眩みに襲われそうだ。
ベッドには三重にシーツが敷かれていた。普段以上に「汁」で汚してしまうことを前提に、準備したものだった。
そこにまず寝そべったのがシンジ。これから自分のことを好きだと告白してくれた女の子が他の相手にも犯されるというのに、どういうつもりなのか『おいで、綾波』と興奮した顔で促して、レイは自ら騎乗位で結合を果たした。
そしてその華奢な背を倒していってシンジとしっかり抱き合うと、次にはムサシが後ろから挑み掛かり。最後に、既に息苦しそうに顔を真っ赤にさせていたレイの両頬を持ち上げたケイタがフェラチオをねだって、ぐにぐにと亀頭を唇になすりつけた。
それでレイがはぁはぁと辛そうに無理をしながら咥えてやって、挿入が完成。
『んぁあ、レイお姉ちゃん……!』
『ううう、ううっ……ン―― 』
『綾波っ』
『いよぉし、ガンガンやってやっからなレイ姉! ケイタも分かってんだろっ』
そして、行くぞ、行くからねと腰を送り込み、ぐちゅっ、じゅぷっと次第にいやらしさを増していく粘ついた音が響きだして、レイはどんどんと辛そうに『むぅっ、むぅんんんん!』と呻いていて。
四人が同時に一つに繋がり合った変態的なセックスだった。
あんなものを恋心の実った形、愛情を確かめ合う行いなどと一緒にはしたくない。
獣の行為だ。
素晴らしいわと手を叩くユイが三脚に乗せたカメラで録画を担当し、アスカが唖然とする眼前、シンジが、ムサシが、ケイタがレイの名を何度も呼び、言葉も漏らせず呻くばかりになった彼女を3方向から抉り抜き、揺さぶっていた。
同時にアスカの心をひどく打ちのめしていた。
(あたし、これで本当に良かったの……?)
ライバル多き恋の成就のためならばと、爛れきった性の世界に飛び込んだ決意。それをぐらつかせるには十分な光景だったのだ。
立ちすくむアスカを余所に、やがて果てる瞬間がそれぞれに殆ど同時に訪れて。
少年らのそれぞれたった一度のオーガズムだけで顔中股中白濁塗れになってぐったり伸びてしまっていた、あの痩せぎすな女の子の可哀想な姿。
『フゥムッ、フッ、フ―― ングゥッ、ンッ、ンッ、ンンンンムムムム……!!』と、見開いた赤い瞳を瞼の裏に裏返らせそうにして涙を宙に撒いていた瞬間、果たしてあの子もアクメを迎えていたのだろうか。
その無残な有り様はおろか、まさに蹂躙されているとしか言いようの無い最中の扱われ方を思い出すだに、いくらそれが意地っ張りな恋心を守り育ててきたシンジであっても、男ってなんてと嫌悪せざるをえない。
「あんた、アタシにもアレをやれって言うの!?」
「だ、だってさ」
「だっても何もあったもんじゃないでしょ! もうっ、信じらんないっ」
触らないでよっ、と胸にやられていたシンジの手を弾く。
こんなことをレイ相手にやらかしていた直後のシンジの手だっていうのに、ほとんど反射的に、馬鹿みたいに気持ち良さで乳首を固くしてしまっていた自分の浅ましさをも打ち払うかのように。
「アタシがあのムサシにお尻の穴犯されて、それでケイタのをしゃぶらされてるところを見て、アンタほんとに嬉しいってわけぇ? それで、そんなアタシに興奮して、あんたは犯したいっていうの!?」
叩きつけた疑問の答え。そんなものは既に出ていた。
嬉しいのだ。興奮するのだ。犯したいっていうのだ。口ごもったシンジの、本音では。
だからこそ、気持ちよさそうというよりどう見ても辛そうだったレイをムサシと二人で挟んで腰を叩きつけ、最後まで犯し通したのである。
目が血走っていた。
シンジが……とアスカが思うほど、ケダモノの顔をしていた。
そのショックもある。
けれど何よりもなのは。それで終わった後にレイが泣きでもしてくれていれば、ということだった。
アスカは味方として彼女の側に立って、蹂躙した側に反発してみせることが出来たのだ。
ユイの言葉はやっぱりおかしくて、自分は騙されていただけだと悔しがって。今度は今までと反対に、間違いからシンジを引き離し、取り戻すための闘争を行うのだと自分を奮い立たせて。
が、実際には。レイは苦にした様子を決して見せないままで、今の自分はどうだった、良かった? と言わんばかりの女の目をしてシンジを見詰めていたのである。
とどのつまり、そうやって異常なプレイに夢中になっていた彼らの間から、アスカは一人置き去りにされてしまっていた。そんな現実で締め括られただけのことだった。
ひどく寂しい結論である。
だからアスカは、レイ達との間だけで共有した空気をまとったまま、一緒に入浴しているというのに『ああ、疲れたな』とアスカを気にしてくれないシンジに、ひどく苛ついているしかなかったのだった。
実質、レイにすっかり取られてしまっていたシンジ。
妬心が疼き、寂しさがこみ上げる。
シンジが欲しくて涎を垂らしていたのにずっとほったらかしで、結局は湯浴みに紛れて流してしまうしかなかった女の唇を、見てもくれなかったと落胆して。
そんなアスカは腹立たしさと寂しさで頭に血を上らせてシンジを怒鳴りつけて、ふっと激高の後に訪れたむなしさの中、ふと妄想を巡らせ―― そこに逃げてしまったのだった。
(アタシは……、負けてなんていないもの。そうよ、レイになんて負けてない。あたしの魅力が分からないシンジがおかしいんだわ。これがムサシだったら―― )
浴槽を跨ごうと股間を目の前で開かせてしまった瞬間など決して見逃さずにいて、アスカにそこを湯船に沈めて隠す暇なんて与えず、悪戯して来たに違いない。
きっと自分は湯に浸かりも出来ず、立ったままでくちゃくちゃと性器をいじくられて。性感が高まってだんだんと股間の割れ目をだらしなく緩ませていってしまう一部始終を真正面から眺められるのだ。そして意地悪く揶揄され、恥ずかしがらせられて、湯あたり以外の理由でのぼせてしまったところをムサシに抱犯されてしまうに違いない―― と。
それは湯船の中でムサシの腰に跨がらされて行う、対面上位でだろうか。それとも、湯船の縁に掴まって差し出したお尻から貫かれ、啼かされる、バックスタイルだろうか。
妄想を滾らせ始めたアスカはそれこそシンジのことを意識から弾きだしてしまって。やがて、本当にアスカたちが入浴中の浴室に入ってきたムサシの顔に、反射的に、妄想の中身を言い当てられてしまったかのような錯覚を覚え、ぼっと頬を火照らせたのだった。
その、らしくない乙女っぽい表情を目撃したムサシは。当然ながら自分の真ん前にぎしりと固まってしまった可愛らしい先輩美少女の火照り顔、濡れた全裸に欲情を覚え、こちらもシンジを無視してアスカに迫ったのだった。
「アスカ姉……」
はあっと、想いの熱さを感じさせる一声で、アスカをたじろがせて。
「なぁ、アスカ姉ってば」
「あ、ああん……」
伸ばした手でさっきまでシンジに弄られていた胸を鷲掴みにしても、アスカがいつものように文句を返してくるどころか、やけに殊勝に怯えた風にさえしてみせる。そのくせの何かを期待したかのごとくに見える潤んだ眼差しに更に気を大きくして。
「あれ、してみせてよ」
ムサシは湯船につかるアスカの顔を上から覗き込んで、要求したのだった。
「あれ、って……」
ごくりと、大きく喉を鳴らして生唾を飲み込んだのはムサシではない。
浅黒い肌にレイの体臭をまといつかせたままの小学生は、膝でバスマットの上をにじり寄り、湯船に、アスカに迫っている。
「アスカ姉でもおっぱい、浮くんだよね。前、してみせてくれたもんね」
「アスカ……?」
これはシンジには分からない会話だった。
ムサシとこうしてアスカが風呂に一緒に使うのもはじめてではなくて、そうした『レッスン』の後に最中に何度かあった機会のどこかで、アスカと交わした会話、行った行為のことだった。
乳房とは湯に浸かれば浮かぶものである。それをユイに見せられ、ムサシは知っていた。
だが、まだ乳房という丸い果実のかたちに実るまでの成熟を迎えていないアスカだと湯に浸かるだけではそうはいかない。
そこをユイへの対抗心を煽られたこともあり、無理に成そうとして―― 結果、随分と破廉恥な真似をしてしまった苦い経験。冷静になってみれば、顔から火を噴きそうなとんどもない格好。
当たり前ながらそのままの流れでムサシに美味しく頂かれてしまった時のことだ。
あんなこと、二度とするもんですか……!
そう心に誓っていた少女の普段の強情さは、どこかに行ってしまっていた。
「ああ……」
歳下の小学生を前に、居竦んでしまったかの風情。青い瞳を揺らめかせるアスカは、へたりと湯船の中で尻もちをついてしまったようだった。
或いは、ムサシの強気に出た言葉に一種呪縛されてしまって、腰が抜けてしまったのかもしれない。
そうしてまた大きく喉を喘がせたアスカは、ムサシの視線から逃れられなくなった上目遣いをそのまま、ぐっと上体を反らせていったのだった。
つられて、お湯の水面からふたつ、西洋人の白い肌をした膨らみが姿を現す。
透き通ったピンク色をそそり立たせた乳首も現われた。
それでもアスカは身体を倒すのを止めない。
これは浮いているとは言わないから。
そこにきて、碇家の浴槽はユイの注文で家庭用にしては大きなものが据え付けられたものだった。横に戸惑うばかりのシンジが居て二人で浸かっていてさえ、未だ余裕がある。
壁側に向かってはシンジと並んで二人で少し残るくらいの幅でも、アスカが足を伸ばそうかという方には中学生の背丈もあってたっぷりと空間が残されていた。
彼女はそこに、足をばかりか全身を伸ばしたのだった。
首は湯船の縁に引っ掛かっている。しかし最終的にアスカがとった姿勢とは、伸ばした身体をまっすぐ湯船に浮かべる格好。ぷかりと浮いたアスカの身体は、お湯から胸の膨らみ、形良いお臍を中心にした腹部を、水面の上に出してしまっていた。
まさに丁度、浴槽脇に待ち構えていたムサシにいじくりやすいように。二つの島になったアスカの乳房は大きく上下していて。水面ラインから船底の形に浮上した腹の先では浅く少しだけ湯に沈んだ下腹部が、こちらもアスカの忙しなくなった息遣いに合わせ、金糸の恥毛を海藻のように揺らしていた。
アスカは十四歳の裸身をお湯に浮かべて、そして胸をどころか全てをムサシに差し出している。
これはそういう格好の、そういう意思表示になっているのだった。
「よぉし、アスカ姉!」
素直な姉ちゃんには、ご褒美。そんな口ぶりでムサシが伸ばした両手が、シンジの見ている前でアスカの胸を揉みしだき、わしゃわしゃと恥毛を指の間に挟んで秘唇をいじくりまわして、
「あっ、あんっ! あ、あふっ……うンッ! っッ、ぷはっ。はっ、はうっ、はうンン……ン、あああ、ムサシぃぃ」
そして膣に侵入させた指でじゅっぽずっぽと湯船に派手な波を立たせたのだった。
「ああ、アスカぁ!?」
ごんっ、ごんっと終いには湯船の縁に後頭部をぶつけだして全身をのたうたせる。慌ててその頭をささえてやったシンジのしていることは、痴態と言っていいあられもないポーズをとる美しい幼馴染みを蹂躙し倒そうという、ムサシへのサポートなのだった。
「ひっ、いっ、あっ……!」
ムサシはユイの弟子という意味ではシンジたちよりも数段上の先輩格にあたる小学生だ。
数ヶ月前、シンジはアスカにとってのはじめての男となったわけだが、やがてまんまと二人目の男の座を手に入れたムサシはシンジよりも遥かに恵まれた武器―― 幼さに似つかわしくない巨根とレベルの違うテクニックにものを言わせて、アスカの躯の頑なだった閂をこじ開けてしまった。
シンジの太さしか知らなかったアスカの膣をこじ開けて、自分のペニスの太さでセックスの味を教え直したのである。
今ではシンジより余程巧みにアスカの性感を操り、美しい嬌声で囀らせてみせる。
そんなムサシがコリコリと乳首を愛撫し、秘裂の中をかき混ぜる。
「あっ、ああっ。あ゛あっ! アッ、アッ!」
シンジを想って愛蜜を滴らせていたアスカの膣肉は、最初から初心者向けではなかったピッチの指ピストンにほぐされていく内、どんどんと柔らかくムサシの指に絡みついていくようになって、新たな淫蜜にまみれていった。
ぬっぷぬっぷと秘唇に何本も深く埋もれたムサシの指の、余り。親指。それが、包皮からツンと起ち上がって欲情を露わにしたクリトリスを刺激する。
「いっ、ああうっ! いい、い、い……イイっ」
かたち良く尖った顎を何度も何度ものけぞらせて喘ぎ、時には口に鼻にかぶってしまうお湯に咳き込みながらも、ますますきゅっと眉根を寄せた美貌は喜悦の色を深めていく。
平素、つんけんとした声でムサシを嫌う口の形は、ああ、あひぃとだらしくなくひしゃげた。
お湯とも涎ともつかない口の端からの滴りを『はあっ、はっ、はふっ、ふうぅぅっ』と荒い勢いの息遣いで湯気に撒いて、そしてアスカは『ムサ、しぃ〜』と、甘えた泣き声をあげて絶頂を迎えたのだった。
シンジの腕に顔をかき抱かれながら、しかし虚ろに見開いた目に幼馴染みの少年を映さないままにムサシの名を呼んでイったのだった。
しかし、ムサシはそそり立ったペニスに満足を得てはいない。
そうしてこの日、この時、この機会、今日まで虎視眈々とアスカの肉体の次なる貞操を狙い続けていたエロガキにとっては、それをどこに突き入れて射精をさせてもらうかなど、決まり切っていたのだった。
「アスカ姉をマットに寝かせてよ、シンジ兄ちゃん」
「ムサシ君……?」
「へへっ。アスカ姉、きっともう、イヤって言ったりはしないからさ」
自信たっぷりに言ってのける歳下の、しかし自分より先に母ユイの肉体を貪って経験を積んでいた少年。
薄々以上にムサシの言葉の仄めかせる意味を理解しながら、しかしもう本当にのぼせてしまっているのと変わらない幼馴染みを湯船に入れておくわけにもいかず、シンジはぱくぱくと口を動かしただけで、結局はその通りにしてやるしかなかったのだった。
自身の股間、ムサシよりはなんとも威勢に欠けた屹立の程に、自分がどんな期待を露わにしてしまっているのか、生唾と共に理解を飲み下しながら。
From:【母子相姦】淫乱美母ユイ3【寝取られ風味】