INNOCENT TABOO, case Asuka & Rei
Original text:引き気味
『 淫獄昼夜〜惣流母娘の堕落 』
才女よ、エリートよ。美人科学者よと。女だてら肩肘張って生きてきて、なまじ遊びを知らなかったが故の厄介さか。
一度嵌ると限度も見境も知らなくて。
(ほんとに、どこまで―― どうなってしまいたいって言うの、ママ……)
女手一つで自分を育ててくれた母の、隣家のあの性愛至上主義者碇ユイに共鳴しつつまた違ったベクトルに向かって果てしなく堕落していく様。
我が身もまた人のことばかりは言えぬ、言わば道連れの途上にもあって。アスカの胸に折りにつけ過ぎる不安は、二人きり自分たちしかいないこの家族なのに、もうお互いのどちらもがしっかりと相手の歯止めになってやることは出来なくなっているという、薄ら寒い現況についてであった。
◆ ◆ ◆ 「なあに? アスカちゃん。ひょっとして、怖くなっちゃった?」
うふふ、と濡れた色艶の唇で微笑む母。
仕事着のスーツをあえて休日の今日も身に付けているその首元には、スーツと同じ深い緋色に塗られた革製ベルトが巻かれている。
革ベルトとしては最もオーソドックスなデザインの金具をうなじに向けて、こちら側に金のプレートを向けたそれは、首輪だ。
犬用の、ペットショップで買ってきたものだとアスカは知っていた。
本日の母は念入りにメイクを決めて、びしっとこれが私の戦闘服なのよと言っていたスーツを着込んで。そして首に巻いているのが、犬用の首輪。プレートには「KYOUKO」と、そのまま母の名前が彫られているのだった。
デザイン的にも彫られている名前からしても、言い訳不能でアウトだろう。
今日、家の玄関を出ようかという段になって、それでもまだ『本気なの?』とアスカが聞かずにはいられなかった理由の一つだった。
いくら美人のと近所で評判な母がつけていても、お洒落アイテムなレザー製品の範疇だと誤魔化されてくれるお人好しはまず滅多に居まい。
誤魔化されそうな希少例外にアスカは約一名の心当たりがあったが、その少年は今からドアホンを鳴らそうかという隣家の中だ。
そしてそこには、母キョウコにその首輪を持ってきて付けろと唆した当人たちもいるのだった。
鈴原トウジと相田ケンスケ。
今やアスカが碇家に出入りしているのと同じくらいの頻度で惣流家に入り浸っている同級生の少年たち。
放課後のアスカが家を空けている時、代わりに彼らが居るのだ。母と一緒に。
母から見れば娘のアスカのクラスメイトである彼らは、同時にそれだけでない。アスカ自身やキョウコと、碇ユイによって人生観を変えられた者達として同じ立場、同じ秘密を共有する関係でもあった。
隣家碇家の美しい主婦。いかにも貞淑そうなと周囲に思わせておきながら、その実は性愛の神の忠実な僕であった碇ユイの、つまり弟子。
ユイが導き、ユイの身体で大人になり、ユイにありとあらゆる淫欲を肯定された、言わばセックスに関するブレーキを取り去られた性欲の権化である。
その彼らが未だ若く、夫を持たない美しい女の家に入り浸りになる理由などたった一つ。
母の若いツバメたちだった。
母がのめり込んだ火遊びが続く中、いつの間にか母のことを顎で使うようになっていた、いけ好かない連中だった。
そして、今となってはアスカにとっても―― 。
「アスカちゃん?」
固い表情で黙り込む娘をどう思ったのか。
冗談めかして言ってみたものの、怖がっているのは本当だったのかと思ったのか。
ならばと頷いて、それにしてもと思わせる行動をキョウコは見せた。
不意にしゃがみ込んで、アスカのスカートを捲り上げたのだった。
そのまま母は、アスカの股間に顔を寄せてくる。
「マ、ママぁ!?」
咄嗟に声を上げかけたアスカであったのだけれども、
(やだ、聞こえちゃったら……!)
ここはどんな声を上げようと問題のない場所ではない。碇家の敷地の中ではあっても、まだすぐそこに道に面した玄関口だ。
塀があり、植え込みが目隠しになっているといっても限度がある。
往来の誰か、または近所に住んでいる誰かの耳目を引きでもしたら。そうしたら、惣流家の母娘が余所様の家の玄関でしでかしている破廉恥な一部始終が目撃されてしまうだろう。
「だめっ、だめよ……ママぁ!」
慌てて母の頭を両手で押さえ、引きはがそうとしても、母はなんでと思うほど頑固にアスカの股間を放してくれなった。
「やだったら。あ、あうっ。いやよ、ママ。ダメだって」
「んふン。固くなってないで。ね、アスカちゃん」
母が口を付けている。
自分の足の付け根に。不潔で、いやらしい―― 秘所に。ショーツの上から。
「どうしてっ、あっ、あっ、舐めちゃいやぁ……あ、なんでこんな所で。待って、ねえ待ってよ、ママぁ」
こんな場所で不意に始めるような軽いキスではない。母は最初から舌全体を平べったくアスカの秘部に押し当ててきて、まだ涎も染みこみはしない―― 羞ずかしい湿りなんて兆しも無い、素っ気ない布地に、クンニリングスというよりはペッティングのような愛撫を与えてきていたのだった。
「や……」
アスカは慄いた。
揉まれている。さすられている。
舐められているというより、指でそうされるように。
舌の平がアスカのふっくらとしたショーツの盛り上がりを揉み、舌の腹が真っ白な生地にも浮かび上がる姫割れの下端を真下からさする。
アスカの、14歳にしてはよく発達した性感。その最も感じやすい粘膜地帯を直に内包するクレヴァスへのちょっかいだ。
否応なく、危うい感覚が余所行きに包んだアスカの背筋を這い上ってくる。
アスカが(こんなところじゃ……)と堅く門扉を閉じておこうとする、アスカ自身の淫らさが、閉じ合わせたそこから漏れ出してきそうになる。
それ以上は、そこから先に進まれてしまったらという身震いは、必然、より一層にアスカの意識をそこへ―― 母に舐め揉まれている場所に集めてしまうのだ。
「……ッあ、あ、だめっ」
キョウコは更に、固い前歯による確かな感触をマッサージのように使った。
「あぅン!」
舌を使って責めている姫割れの、こちらは上端、ショーツの内側で包皮にも守られて縮こまっているクリトリスへと押し当てる。アスカががくがくと内腿をよじらせる程に、愛娘の敏感な肉芽から平静さを奪おうと窺う。
やわらかな上唇をクッション代わりに挟んでの技法は、直接前歯を押し当てられるよりはずっと刺激が軽い。代わりに、それはアスカのような大人の躯になりきれていない女の子にぴったりの愛撫となって、淫らな感覚を呼び起こすのだ。
娘のスカートに顔を突っ込んだハーフ美女が金髪をふるふると揺らす度、硬質な愛撫がアスカの秘芯を優しく嬲る。
「……ッ、ッ、っぅぅッ」
ふう、ふうっと息も荒くなり、肉体の興奮を表す体温の急上昇を押しとどめられなかったアスカは、口元を押さえて壁に背を預けるのがやっとだった。
ドアに倒れ込むのだけは堪えた。
何事だろうと誰かが家の中から出て来るのだけは。
そうして誰かが通りがかることに怯えながら、たっぷりと舌を使われてしまったのだった。
満足そうに母が身体を起こしてくるまでには、下ろしたてだったショーツの股布はたっぷりの濡れそぼちでじゅくじゅくに。肌の色が透けるようにされてしまっていたのだった。
「どうして……」
恨みがましくアスカは母を睨んだ。
そう考えてしまうこと自体が堕落だと自覚はあるけれど、いっそ家の中に入ってからならと思うし。今日わざわざ親子そろって普段以上のおめかしで碇家を訪ねる予定の中身を思えば、
「今更こんなところでしてこなくたって、どうせ……どうせなのに」
涙目なのだった。
せめてそう、今日は夜通しになるだろう―― 淫らな宴、碇ユイを囲んでの秘密の懇親会で、恥ずかしいも何もない状況にアスカを追い込む皆の手が肌に伸びてくるまでは、私はあんたたちみたいな根っからの変態、スケベ、淫乱じゃないもんと、清潔なままの下着でいたかったのだ。
でもこれじゃ、だった。
これを見られてしまうのかと思うと、本当に恥ずかしくて堪らなくなってくる。
今から、今すぐにも、このドアを開けて通い慣れた幼馴染みの家に入ってしまったら。今はもう、かつて無邪気に寛ぎ遊びんで我が家と同じにも思っていた頃とはまるで違う、おばさまと親しんでいたひとの真実の貌が支配する、淫逸の家に入ってしまったなら。
あっという間に、アスカはその下着を家の中の皆に見せねばならないことになるだろう。
そこでどんなに、不本意なの、本当は来たくなんかなかったのという顔をして、頑なにしていても。
台無しなのだ。
どこからどう見ても、この下着の惨状っぷりはまるで、アスカが今日のことを思って我慢しきれず淫蜜のお漏らしで濡らしてしまっていたようにしか思われまい。
ムサシやトウジ、ケンスケなどはいやらしいにやけ顔になって、やっぱりお前も仲間だなと馴れ馴れしくしてくることだろう。
「もう、最悪。ママったら信じられないわっ」
「だってぇ〜」
笑って小首を傾げてみせる母のその仕草は年甲斐もなく女の子女の子したもので、そしてぶりっ子のように言うものだから。アスカは本当に目眩がしそうになって、黙り込むしかなかった。
硬くなってるみたいだったから、ちょっとほぐしてあげようかなと思って。そんな言い訳。そんな頭の中がピンク色だらけでどうかしてるんじゃないのと言いたくなるような理屈を、真面目に娘に向かって言ってのけて、しかも実際に舐めてきてみせるようになってしまっている母の変貌ぶりに肩を落として。
おまけに、それで本当に気持ち良くなって所構わず喘いでしまっていた自分も自分だ。
母親にいやらしく股を舐められてひぃふぅと鼻息荒くして悦がっていたような女の子が、どの面下げて自分の正常さを主張出来たものだろう。
「もう、駄目なのね……」
その口ぶりはまるで、アスカがライバル視しているレイのもののようなのだった。
そして。
娘の心、母は知らず。最低限の身繕いだけで、泣きそうな顔をきゅっと引き締め身構えるアスカを余所に、キョウコあからさまにうきうきとしながら碇ユイの家のドアホンを鳴らしたのだった。
◆ ◆ ◆ 「……ママは?」
碇家のリビング。タオルケットを敷いた床から立ち上がって辺りを見回したアスカは、姿が見えなくなっている母親のことを誰ともなしに訊ねた。
先ほどまでは一緒になって四つん這いにされ、外人のマンコだの年増になると外人も日本人も無いのだな等と好き勝手に評されながら、犬の交尾さながらの格好で犯されていたのに。
気が付いてみれば母はいなくなっているし、代わる代わる自分たち親子の膣の具合を味わい比べていたトウジもケンスケもいない。
響いている嬌声を辿って見やれば、キッチンで裸にエプロンだけをつけたユイと一緒になって交わっているムサシ。寝室の方にレイと二人で盛っている最中の声を煩くさせているケイタ。確認出来るのは今はそれくらい。
「ん……」
手をやってみると、股ぐらがヘアのあたりから一帯全部ぬるっとしていた。
数えてみればトウジにケンスケ、ムサシとケイタ、シンジ、五人分の精液だ。お尻も少しひりひりとしている。
「シャワーでも使う? 今はわんこ君がミサト先生と使ってるみたいだけど」
「あ、そぉ」
アスカの声に応えを寄越してきたのは、リビングの向こう側でソファにのびやかな肢体をぐてんと寝そべらせていた少女だった。
真希波マリ、という。
イラストリアスという姓と青い瞳をも持つこの娘は、アスカ同様西洋と混じり合った血に生まれた娘で、そして正直、アスカよりもわがままなバストを持っていた。
ソファに横になっていても双丘は上を向いて形を崩すそぶりは皆無。
アスカたちの担任でもあるこの集団の一員、葛城ミサトの学校外での教え子だとかで、『レッスン』で度々顔を合わせる仲だ。
「ねー、にゃんこちゃん」
彼女はアスカやレイをそう呼ぶ。
ネコだ、タチだとアスカも知識にはあったが、このマリはそういった気配が多分にあって、しかも自覚的にそう他人から見られるような言動をしている素振りが見受けられた。
一方で、シンジのこともわんこ君と呼んでちょっかいをかけるのに躊躇いがない。
可愛い子なら男の子でも女の子でも構わないらしいわとは、ミサトの談。
そういったところはユイのスタイルと同じで、アスカは苦手だった。
「男の子たちみんな取られちゃってるみたいだしさ―― 」
んっ、と言って伸びを一つ。彼女は手頃なティッシュボックスを引き寄せてべったり白濁のへばりついていたメガネを綺麗にすると、にんまりとした顔をアスカに向けてきた。
「最初から数、釣り合ってないだろうなーって思って、用意してたんだよね」
卑猥な形を誇張させた模造ペニスを二つ、底部で一本に繋げた双頭ディルドを手に持って、ぶらぶらと揺すって見せる。
「うちの子たちも呼んでくれればさぁ、おちんちんなんて選り取り見取りだったのに。これってアスカちゃんの注文だったんだって?」
「見境無しなのよね。だったらムサシでもケイタでも、なんだったらシンジのとこにでも混ざってくれば良いでしょ」
「うわー、つれないなぁ。セキニン取って欲しいな〜ってだけだったのに」
「で、ママは?」
「あっち」
言ってマリは庭の方を指し示した。
リビングのガラス開き戸から直接出ることが出来る碇邸の庭は、個人宅にしては広々とした方。立派な木も植えられている。
そこに、トウジとケンスケと一緒になって、嬉々としてなにやら全裸のあちこちにロープを巻かれている自分の母親を見付けて、アスカは再びげんなりとした気分に襲われたのだった。
From:【母子相姦】淫乱美母ユイ3【寝取られ風味】