畜類め、繁りやがれ! 08
Original text:LHS廚さん
「もふぅ!! らめらめぇー!!」
さっきまで私の体重に耐えていた御褒美として、マナさんは一本の柱から精液が出るまで
何度でもいっていいことになって、今のがちょうど二回目。それを斜め下から見ながら、もうすぐもうすぐと待つ私を襲うのは、シンジ君の中指。
「感じるなら、ちゃんと声に出して表現して?」
「(ふるふる)……声も、だせない、の、しゃべるのも、つら、いの」私の立場は殆ど変わってないのだけど、今度はシンジ君の上になっているせいだろうか
背中の体温から来る安心感が、達成感が、体に与えられる性感と交じり合っていく。
硬かった膣壁は、この15分でしっかりと揉み解され、彼に鳴らされて、痛みも無い。
「んふ……お、重くぅん、ない、の?」
「大丈夫、僕だって男だから。 それより、手が休んでるよ、レイ」強気になった彼は、依然とは比べ物にならない程に意地悪。
私の中にゆびを、入れ、って欲しいのなら……Vサインを作るように私の陰唇を開いていて、そう命じた後は、力が抜けて閉まりかけるたびに指を抜く。「だって、だって……自分の、あふ、むね、っもさわれ、なんっ」
その後さらに追加された要求はもっと意地悪だ。
『指をもっと奥に入れて欲しいのなら……オナニー……自慰を覚えて』とか
『胸をもっと力強く、しぼるように触ってくれたら、もっと奥に入れてあげる』とか。
私達の自慰の教科書になったマリイさんは、シンジ君の右手の指三本を軸にして、くいくいとお尻を回してるの。「しんじぃ! もうやだよぉ?! 切ないよぉ!?」
「ボク、ボクもですっ?! もっとほしくなっちゃいますぅ」
もう一人の生徒、ノゾミちゃんは……彼が差し出された左足に陰唇を何度も擦り付けて、甘い刺激に酔う。
「足の、うぶ毛がち、ちくして、あのとっきに、あうふっ?! からまてっ」
マリイさんが動かす手を真似て、でも彼女の未成熟な授乳器官は収束させても教師のようにはいかない。
それでも、この数分で『快楽を得るコツ』を理解、会得した彼女にシンジ君はさらに加熱させる。「おねーさんと一緒の所でおまんこを刺激してるんだよ、ノゾミ。 お尻を振って、とけきった顔をして」
そういって彼女の羞恥を煽ったばかりのシンジ君の顔が急に厳しいものに変わった。
私の腰といっしょに少しの間跳ね上がって、マナさんはふらふらになりながら三回目に向かう。その動きがさらに激しくなったときに、彼は私たちも一緒に達するように、
置いてきぼりにならないように、私達二人のクリトリスを潰して。
左足を引き上げるようにしながら、足の骨を使って早熟な彼女の『入り口』に大きな刺激を与えて。「……!!」
「い、いきますぅ?!」
「し、じさぁあぁんん!}私達を一度に絶頂に送り出してから、彼はマナさんと一緒に達していった。
「「は……!!」」
いっせいに倒れてくる三人の重みと朦朧とする体に意識を必死につなぎ止めて起き上がり、
シンジ君のをマナさんから抜く。
二人の腰が震えるのに合わせて、赤さが抜けて完全に白くなった体液がもれ……てるの。
「ごめ……」と休憩の意思を言い出しかけた口を陰唇でふさぎながら、さっき習ったやり方で
シンジ君のを勃起させようとつとめる。疲れてるのはわかるのだけど、相手はあと一人なの……。
最後にこだねをうけとる、わたしだけなの。……がんばって。
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「その、お願いを聞いて二人同時に奪っちゃったんだけど、やっぱり一人ずつしたほうが良い?」
「うん」
マナさんがシンジの上で弾けるように動き始めたとき、私の前に抱かれた三人との違いを作って
しっかりと覚えてもらおうと私は考えた。この数日、本部の女子職員の何人かが娯楽室の図書ルームの隅っこに作り上げた秘密の図書館。
そこで手に入れた知識を総動員して……この瞬間に出来て、ほかの三人には無い事を探す。
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「あ、あのねあやなみぃ」
「……二回目」いつもの彼らしい態度を横目で見ながら、ノゾミちゃんと同じ希望もこっそり叶えた。
二人の味を飲み込み、心に焼き付ける。シンジ君のおちんちんごと飲み込んだ雫は、やはりちょっと臭う。
でも、飲み込むのを見せてあげた方が喜ぶそうだし……絆が出来ると思えたから喜んで飲み込むの。「……あ」
屋上でした約束を、ようやく彼は思い出してくれた。
その場にいなかった三人は何がなんだかわからない表情。
「二回目って、何ですの?」
「さっきマナさんと抱きついた時もそう。 綾波って言った……レイって言ってくれる約束……」
「あ、あやなみさん?」
「ほらまた……。 甘い罰が必要なの」
それに……まだ収まらないの。「気持ち良かったけど、この数日で読んだ本にあった『えくすたしー』……多分、まだとどいてないの。
さっき達したと思ったのに、まだ先がある気がしてならないの。 証拠に火照りが、さらに酷くなったの」
「後数分だけ、みんな休ませて……くれないのね」左右からマリイさんとマナさんが二の腕を掴んで止めてくれる。
「明日はアスカさん達も帰ってくるし」
「決まっているのは後一回ぐらいしか出せないって事だけですもの」
息を整えるシンジ君の前で両肩、両膝ともについて。
四つんばいになりながら、内股にそって残る破瓜血の流れを見せ付けるように。
乾きかけた赤のながれをなぞって股間へ。
欲望が鎌首を持ち上げていくのを足の間から覗き見ながら……たどり着かせた内股の終点。
まだ、鈍く痛みが残る性器を左右の手のひらで開いておねだりするの。
それに……『罰』なんだから、シンジ君に拒否権は無いわ。
「このまま……ちょうだい」
----------------------------------------------------------------完成と試着は明日の朝だと言う事を伝えながら、技術主任として二人の質問に答える……二度目のお茶会。
完璧人間ドックとも言える総合検査の結果も伝えつつ、私は残りの気持ちも知りたかったから。
『好きな人が他にいるとわかってる相手なのに、彼の事を素直に好きになれる理由』を。
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「……という訳で、大体こんなカラーになるわ」ディスプレイに映っているのはあの二人と少し違うデザインの『服』。
マユミさんが選んだのはレイのデザインが色濃い。カラーは淡いアンバーにアクセント程度のスカーレット。
ヒカリさんはやはりと言うかアスカのデザインが近い。 コバルトグリーンとターコイスブルーのツートンカラー。
「ほんとにアタシのデザインに近いのにしたんだ……違うのにしてくれるかも、って期待したのに」
「違う所は幾つもあるし、色が違うから間違われる事は無いと思うけど……」持っている人が持っていない人の気持ちに気付かない、というのは真理かもしれない。
「そうですよアスカさん。 赤一色なんですから遠目でも十分貴女だとわかりますよ」
「だからぁ……」ちなみに、型崩れしないように、綺麗に見えるように注意してデザインしてあげた結果、二人のスーツはアスカのと比べると5%近く各種素材が多くかかるのも事実だけど。
どこに使われているかとかは聞くだけ野暮。
「あ、もしかして胸のこと?」
「お風呂場でも話題になりましたが、こればっかりは私達のせいじゃないですよ……」
「うう、リツコぉ……二人が苛めるのぉ」ミサトの真似をして私とじゃれ合おうとするアスカも始めて。
明らかに、彼女も変わった。「うう、やっぱり中学生としては胸が大きすぎるすのよぉ……パイズリしやすそぉ」
は、はい!?
そこまであっさりと飛びまくらなくてもいいでしょうが?!
「バランスはアスカの方が良いよ、ぜ、絶対?!」
「あの時着たのもそうですが、体のラインが目立ちますからね」
ちょっと変な方向に向かってはいるけど。 三人とも満たされていると判る。
話の内容はとことん淫靡な臭いがするのに、笑顔はそれを感じさせなくて。屈託の無い笑顔を微笑ましく見つめる私はその笑顔を見守る後見人みたい。 まるで……。
「……上臈(じょうろう)にでもなった気分ね」
「?」上臈というのは、大奥において将軍の奥様である……御台様(にだいさま)の側近兼世話係な役職のこと。
シンジ君が将軍様とは、とても思えないけど。
--------------------------------------------------------------水曜日のお昼。
シンジさんとその……アスカさんの言う『完璧美少女』達の昼食のお時間です。
(私が『完璧美少女』含まれてるかは疑問なんですが)今日はアスカさんと私が調理したコロッケと唐揚げをメインにした昼食。
最低限の唐揚げよりコロッケの方が多く、それもお肉、お魚をコロッケの具にしないように……。
菜食主義的なレイさんに配慮した、不器用なアスカさんなりの心遣いに気付かれたヒカリさんの感動やマナさんの冷やかしが一通り済んだ後。
「知っていて欲しいの」
その一言から……綾波さんの『報告会』が始まりました。淡々と、自分を含めた四人を『捕食』して行くシンジさんがまじまじと想像出来てしまうのは。
『女』になったからなのでしょう。
嫉妬心とそれを覆いつくせる興奮に包まれながら、シンジさんを中心にして円陣を組みます。
「恥ずかしいんだけどぉ……」
一番女性らしくなってしまう彼が……逃げられないように。
そして、その後に追い討ちをかける面々。
「恥かしいなんて……普通は、そんな事をされたレイさんの台詞なんだよ、シンジ」
イヤンイヤンと首を振りながら、両手は人数分の紙コップにお茶を入れているヒカリさん。
やっぱり……貴女は器用です。「私の時はアスカさん達に後ろからされてるのを魅せていたんですから、たまには」
これは私。「そんな事まで? わたくしにはしてくれませんでしたわ?」
レイさんに自分の事まで説明され、感化されたマリイさんの目は潤みきっています。「不思議ねぇ……バスタオルが解けた時は襲って来なかったのに、こんな猛獣になっちゃって」
そんな事あったんですか? マナさんも大胆だったんですね。「確かに……シンジさんは猛獣。 あんなに私を貪りつくしたもの」
自分のクライマックスを思い出して、真っ赤なレイさん。「ふうん……一日四回くらいかぁ……ふふっ」
アスカさん……。 発想が一直線すぎますよ……。
この時もシンジさんは真っ赤なまま。「恥かしすぎるよぉ……逃げちゃ、駄目……?」
スイッチが入ってないシンジさんは大抵こんな状態。 自信と迫力はどこへ行ってしまうのでしょうか。
「逃げてもいいよ?、ちゃんと屋上のドアには鍵かけたから」
「マナぁ……」☆◇☆
「阿賀野カエデ二尉、最上アオイ二尉両名、これより松代試験場へ出発。
参号機起動試験準備および本試験サポートの為、先行された赤木主任と合流します」「任務の完遂を期待する」
「今回はアメリカ支部との協力関係が何より重要となる。 あちらの職員達との友好を保ちつつ、参号機を完全な状態へ仕上げてくれたまえ」
「大井サツキ二尉。 本日より三日間、チルドレンたちの保護責任者代行を命じる。どちらの部屋に滞在するかは自由だが、可能な限りどちらかの部屋にいて欲しい」
「了解いたしました」
☆◇☆
『それじゃ、サツキ。 シンジ君達のことお願いね』
『昨日の事があるからって、手を出しちゃ駄目だぞ?』
『……あのね。 あたしは……』
はぁ。
あんな事言われちゃったから、さらに気になるじゃない。ま、まぁ、ミサトさんの部屋には美味しそうなお酒が沢山有るみたいだし……。
お邪魔するだけなら、いいかも。
オフィシャルな理由も副司令から貰っちゃったし……。って、何で期待してるかな、あたし。
「……あ。主任、鼻血」
でも、凄かったな、シンジ君。最後(?)、レイちゃんの時なんかノゾミちゃんを下に潜り込ませて『見学』させちゃうなんて。
両手は変わらずマリイ博士とマナちゃんを……。
お終いはこーはい座位、って言うんだったっけ、下からずんずんと……。
「ですから主任……って、顔、血以外でも真っ赤??」
股間から漏れ出すレイちゃん、うらやましいなぁ……。って、何で自分がされることを想像してるかな、あたし。
「大井主任?」
アオイの話だと、そういう時の彼って強引な上にメロメロになっちゃう位にキスも上手いらしいし。
あの陶酔しきった顔……多分、ショタ娘も本気になっちゃってるわね、シンジ君に。
や、やっぱりあたし三佐の部屋に泊まらなきゃならないのかな?
加持さんはいつの間にか葛城さんと一緒に行っちゃったし。
多分、マヤは『不潔』の一言で拒否されちゃうだろうし……。
あううう……。
シンジ君が襖を開けて、『我慢できないですよね、『サツキ』……おいで』なんて言われたら?!
『痛くしないでね』なんて言っちゃって……啼かされて……モノみたいに扱われて……。
って、何で自分がされることが確定的な思考になってるかな、あたし。
「サツキ主任!!」
「はい?」嗜好の海と言うか、妄想の谷間に潜り込んでいたあたしは部下の声に初めて反応したらしい。
周りのみんなは興味と不安と他の感情がマーブルに交じり合っている表情。
「え、えっと、ナニ?」
「ですから大井主任、鼻血が……その」
「え?」下を見ると、二筋のしずくが制服へしっかりと伝わっていた。
妄想の結果ね……恥ずかしい。
「昨日、マヤ達とその、かなり濃厚な『裏』もの見ちゃって、それが変にこびり付いちゃって、
その……へん、かな?」
とりあえず、うそじゃない。
内容は。
「あ、嫌、そんな事ないですよ? あ、はは、ははは……」
「あ、あは、あははははははは……ねぇ、管理主任は?」
「伊吹二尉なら今、顔を真っ赤にして出て行かれました。 なんだったんでしょう?」
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流石にしっかり二本の筋を追加している上着を着ているわけには行かず、
脇に担いであたし達の控え室に着替えを取りに行く。「んもう、マヤも気付いていたんなら……やっぱ不潔、って思われたのかな……」
赤木主任や葛城三佐と違って、あたし達三人は一つの部屋を使っている。
(カエデは冬月副司令の秘書を兼務しているので、ここには簡易席しか用意されていない。)あたしが鼻血を制服に垂らしたのを知っているみたいだから、ここに着替えに来るのは想像の余地のない、当たり前の事で。
もし、潔癖なマヤが逃げたのなら、この部屋には居ないと思っていたんだけど「あ、いた」
彼女は自分のブースに座っていた。
ドアの開閉音にも気付かなかったマヤ。
文句を言いたかったあたにしは『その理由』が全く思いつかなかった。
結果。「さっきは何でフォローしてくれなかった…の……よ?」
綺麗に動けなくなる。 ブースのドアを開いたあたしと一緒に。
「……はい?」
そこにいるのがあの潔癖なマヤだとは、とても思えなかった。
制服の隙間から手を忍ばせるように入れて。
そろそろと、机の脚に股間を摺り寄せてる彼女が。思考を停止させるには、十分な衝撃。
よく言う『ハンマーで殴られ云々』は、こういう時のたとえの筈だ。
一応、先に回復できたのはマヤのほう。
「あ、ちがうのよ! そのね、偶然なのよ!? 本当に、偶然!!」
「……なにが?」何かタブーに触れたみたいに……事実マヤのには触れたんだろうけど。
「ち、違うよっ?! 私は見たくて見てたわけじゃ?!」
「は?」
「いやぁぁぁ!! 不潔っておもわないでぇぇぇぇぇっっ!」
制服もろくに整えず、慌てふためきながら飛び出して行くマヤ。
今のあたしに追いかける気力なんて最初からないのに。
「不潔云々より、まず鍵ぐらい掛けときなさいよ……」彼女のスペースからかすかに漏れる女の臭いが。 また一つ、あたしを追い詰めた。
着替えをとりあえず終えてから、さっきマヤが飛び出した理由が知りたくなった。
マヤの端末の電源が律儀に切ってあったのも、それを加速させた。「えっと……さっき言ってたとおり、『偶然』なら、ログ残ってるはずよね」
さすがにマヤの端末に直接入るのは気がひけたから、ここの中央サーバとアクセス。
今日、MAGIにマヤがリクエストしたらしいデータを絞り込む。
業務に明らかに関係が無かったのは……一件だけ。「監視映像記録……? シンジ君たちの学校か……」
もう少しだけ、と絞り込む。
リクエストされていたのは、かなり離れた地点から屋上を撮影していた映像。
あたしもリクエストしてみたけど、そこに映っていたのはただの屋上。
「なんで? ……あ、そっか」
マヤがオナニーに熱中していたのなら、見たデータも彼女がいた時間のものだ。
映像データを保存しているサーバにアクセスして、その時点でのデータをコピーする。
その頃には、幾分冷静になったあたしの頭でも、おおよそこの映像に何が記録されているかが想像できるようになっていた。「もしかして……?」
また、「デバガメ」とかになってしまうんだろうか、あたし。
それでも走り出した興味は観るのを止められずに、再生を開始。
画面に映ったのは……。
「……?」
屋上のど真ん中に作成されてる、黒と金の髪で彩られた第一中学制服製のサークル。
よく理解出来ない『それ』を説明しろと言われたら、それが一番出来のいい説明文。
「これの何処がマヤにHを想像させたの?」
裸になっている訳じゃないし、別におかしいとは思えない。
アスカちゃん、レイちゃん、マユミさん、マナちゃん、ヒカリちゃんにマリイ博士。
六人が円陣を組んで、何かを見つめてる……?「あれ?」
異常はすぐに見つかった。
シンジ君がいない事と、何かを見つめてるにしては、あまりにも屈みすぎている事。
体格の違いこそあるけど、みんなが完全と言っていいくらいに同じポーズをしている事。「あ!」
シンジ君がどこにいるのはすぐにわかった。
彼のものらしい手やズボンを履いた足が、時々誰かの股間から伸びていって
明らかな意思を持ってショーツ越しに快楽を注ぎ込んでいくらしいから……!!ちょ、一寸ま、待って!!
手や足が『彼女たちの股間から』伸びて行くって事は、その、シンジ君は彼女達の真下で。
むっつの頭のあるあたりって……!!おちんちんの真上!?
--------------------------------------------------------あたしを悶々とさせたまま、時間は確実に過ぎていく。
「そ……れじゃ、マリイ博士とレイちゃんは明日朝の朝すぐに移動してもらいます。
マリイさんはそのまま松代の実験場へ。 レイちゃんは月一の定期健診に」
「はい。 判りましたわ」
「(こく)……了解」
口紅なんかで飾らない二人の薄い唇が言葉を紡ぐ。
レイちゃんのはすっとシャープな薄め。 マリイ博士はふくよかで、少し縦長な唇。この唇が少し前、本部職員のほとんどを前かがみにさせる溜息を……。
「マユミさんの待機は明日の正午から。
明日15時の最終の調整シンクロテストでOKが出たら午後6時に試験場の参号機に搭乗。
深夜だけど地下ルートに潜って貰って、操縦訓練がてら本部まで『徒歩移動』して貰う事になるわ」
「いきなりですか……ちょっと、自信ないですね」
「(んぐ……)大丈夫よマユミ! マユミより運動神経無いシンジですらちゃんとこなしてんだから」
ペットボトルに唇をつけてお茶を飲むマユミさん。
意外にもボトルにストローを挿して飲むアスカちゃん。
液体を飲むたびに……こくこくと動く喉。さっきは、その、シンジ君の……飲んだの?
「あ、アスカ、主任からちょっとお願いされてる事があるんだけど」
「ん? リツコから?」「明日、D型装備の「改良型のテストね? いいわよ」……いいの?」
「シンジに『ダルマスーツ』のテストをやらせるなら」
「何で?!」
いきなり振られて愕然とするシンジ君。六人がかりで奉仕されていた時の彼の顔は、夕べの彼みたいに誇らしげだったの?
のほほんとしたその笑顔の裏で、目の前のあたしの裸を想像して、欲情してたりするの?
「……という訳なんだ」
「……ぷっ!? や、やっぱりアスカさんがやるべきよ。 二つはセットなんでしょ?」
「た、確かにシンジだって嫌よね、動きにくいスーツなんて」
日向君から『ダルマスーツ』の事情を聞いて、からかう事に決めた二人。
意地悪な事を言って、アスカちゃんを困らせてるマナちゃんも、ヒカリちゃんも。
『してる時』もシンジ君に抱かれてる人をさらに堕そうとしてるの?
それでも、この言葉を言うときには「自分にもシテくれる」と言う期待が少なからず篭ってた。
多分もう、あたしは堕ちている。
「それじゃみんな、今日はあたしが保護者って事になってるから、一緒に帰りましょ?」
--------------------------------------------困った。 本当に困った……妄想が止まらない。
ヒカリさんとアスカちゃんのサポートのもとシンジ君が作った夕食は家庭的な美味しさだった……のに。
そんな時、ふと見たコップの中の氷から、体に落として遊ぶポルノを思い出して。
真っ赤になって不信の目を向けられてしまったり。夕食後、リビングで横になって落ち着こうと思って目を閉じていたら
「御免なさい!?」と切羽詰ったシンジ君の声にぱちっと目を開けたら開けたで、丁度顔の真上によろけたシンジ君がいて。
シンジ君の股間を短パンとトランクスの隙間から……。お風呂に入ったら入ったで、シンジ君にタオルをドア越しに渡してもらい、直後にドアを開けて乗り込まれちゃうんじゃないか、と。
また鼻血……最後じゃ無くてよかった。
もし最後だったら……何をやってたか。
☆◇☆
台所でのひそひそ話。
「それで、どうだった?」
「この家全体で『目』が20、『耳』が35。 本当に外さないでいいの?」
「外した所で、別な所に移動してしまうだけ。 シンジが気にしてないんだったらいいわ。
まだ『理屈』を知らないヒカリ達には秘密にしといて。 保安諜報部のおかずには丁度いいでしょ」
「『おかず』って……まぁ、そう言うなら……。 でも、慣れてるんだね」苦笑するしかない事情を持つ少女たち。
「……異常な日常ってのはわかってるんだけどさ。 あ、そうだ。『お隣』は?」
「『自分の目と耳』にできるみたい。 彼女の態度からもそう理解できるよ」
「偶然か必然か、とにかく覗いて……のぼせちゃってるのね。 彼女」
氷水が入ったプラスチック製のコップ、その隣には白い薬びん。
「多分ね。 でもアスカ、本当に使うの?」ちゃぽん。
「……あ」
「もちろん。 とりあえず、邪魔をされたくはないでしょ?」----------------------------------------------
「あ、ありがと」
お風呂からあがったばかりのあたしにアスカは氷水をくれた。
別の原因で真っ赤になった体と鼻血の跡を見られたからかな。
でも、この心遣いは嬉しかった。「全く……のぼせて倒れたらどうする気だったのよ。 明日は結構大事な日なのよ?」
「……うん」確かにそう、そうなんだけど……。
「最近ちょっと悩みがね……」
「ま、気が向いたら相談してよ。 アタシ達が相手でも話せば楽になる時ってあると思うから」
ジーンとしちゃった。
アスカちゃんって最初は突っ張った感じだったのに、本当はこんなに優しい子だったんだ。シンジ君も、やっぱりすごい。
強い棘があった彼女を、こんなに魅力的な女性にしちゃうなんて……。
やっぱりあたしも、惹かれちゃってるのかな……?
そう思いつつ、氷水に口を付けようとした時。「サツキさん?」
「ひゃい!」背後からきたシンジ君からの声に驚かされ、コップは滑り落ちてしまう。
「「あ……」」
それが、『牢獄に自ら入る為の鍵』となった事に気付いたのは、翌朝の事だった。
☆◇☆
時間は午後九時。 多少は涼しくなったベランダでの話。
「それじゃ、やっぱり……」
「はい、貴女の想像している通り、確かにあれは保安諜報部の管轄になってます。
そして、あの監視カメラ・盗聴マイクからの『データ』は大して重要視されていないようです。
アスカが貴女に言った「おかず」云々も、意外とある可能性かもしれませんね」
「それじゃあ、いったい誰が、なんのために?」
キーを叩くのをやめ、博士はポツリ、と。「カイルからのオフレコ話では……情報はSEELEと言う組織に渡っている、と言う話らしいです」
「なに? ゼーレって?」
「説明できるほど、わたくしも良く知らないのですが……。
Nervには、本体以上に機密の塊の……そういう名前の上位組織があるらしいのです。カイル、と言うのは向こうの友人でアメリカ支部の保安主任です。
アメリカ支部にいた頃、全てのチルドレンのデータは、日々の生活を記録した部分を含めて
彼ですら良く判らない所で、その組織にデータが引き渡されているらしいと聞きました。おそらくここも、そうなのでしょう。 そうする理由は……知りません」
☆◇☆
彼女が落としたコップの始末をしながらの相談。
『えっと、実はさっき、僕の部屋で、その』
『どったのシンジ? 何があったの?』マナを騙すのは気がひけるんだけど、彼女は判ってくれる、と信じたい。
『知り合いからもらった男物の香水のびん割っちゃって』
本当は<淫らな香水>というべき物なんだけど。
明日の為に寝たいのに、アスカやヒカリ、マユミの『におい』を纏った部屋やふとんは純粋に『寝る』と言う行為をするには落ち着かなくなっちゃった。それに……ほぼ一週間近く毎日のように……やっぱり休息は欲しい。
『それで、消臭剤と空気清浄機を使って匂いをとってるんですが……今日一晩は無理みたいで』
『そ、それで、リビングなの?』
『あ……お布団隣に…なっちゃいますね。 3号室のほうへ移られ』
『あ、いいわ一緒で。 別にシンジ君が襲うとは思えないし』サツキさんが傍にいるなら……アスカ達、あきらめてくれるかな。
明日の事もあるし、休憩したいんだけど……無理かな。-------------------------------------------------
コンフォート・一階。「はい、ノゾミの着替え……明日の朝、帰らせてよね。 昼から避難訓練だし」
「有難う、姉さん」
「外泊」理由を知っているせいか、微妙にギクシャクしている長女と次女。それでも長女は聞かずにはいられなかった。
「あの子、どう?」
無理はさせてないつもりよ。
そう言おうとして、次女はその台詞を口に出さず……飲み込んだ。
何もしてないはずは無い。
嘘を付く事を知らない蒼銀の少女から『きのう彼女は嬉々として精液を飲んだ』らしいから。
自分の真下でシンジの勃起が侵入して行く様を、入りきらない精液と自分の純潔を飲み干した……。
それは、彼女……本来そんな知識すら得てはならない筈の金髪の妹が。
純潔と言う言葉の意味……神聖な意味を持つ部分を自分からかなぐり捨ててしまった、と言う事だから。辞書では無く医学書の説明文……『一枚の膜』と言う意味のみにしてしまったと言う事実。
そして、自分はそれを止めなかった。 止められたのに……姉として、女としてそうすべきだったのに。
そうしなかった。本人の意思だから、とごまかして。
だから彼女は苦笑した。 するしかなかった。
「妹はまだ引き返せるよ」……その一言に全てをこめて。
長女もそれを理解していたから、それ以上たずねなかった。
それ以降、二人がその話しに触れる事も無く世間話に終始し……数分後にそれぞれの帰途についた。
次女は知らなかった。つぎに姉と再会するときが……父と彼女が疎開のため、長崎に向かう時だと知らずに。
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一階で姉二人が話し合っている頃。
「『……第一回目のお泊りも多分今日が最後。 今度は何時になるのか楽しみ』……っと」姉の為に用意された机の上で一日のまとめを書く少女。
少し丸い文字でしっかりと、丁寧に。
自分の中に収まりきれなくなった想いを書いていく。
こんこん。
「お邪魔じゃなければ……少し、いいですか?」
「マユミさん……ええ、大丈夫です」
彼女の話し相手となるのは、明日『四人目』になる女性。
冷たい麦茶を『妹』に渡しながら、彼女は話しだす。
「日記ですか?」
「はい。 シンジさんに助けられたあの日から、ずっと書いてるんです」
ぱたん、と音を立てて閉じられる日記帳は、彼女くらいの少女が良く見るだろうTVや漫画のキャラクタ絵なんかが無い、とてもシンプルなハードカバーの、水色の日記帳だった。
「しんぷるな日記帳、ですね」
「これはボクだけの恋の歴史ですから……それで、お話って何ですか?」眼鏡を拭きながら、彼女は思いの内を告白した。
自分が『四人目』としてやって行けるのか。
もしかしたら、戦いの最中に足手纏いになって、そのまま死んじゃうんじゃ無いか。自分が怪我をして、『女』じゃ無くなったら。
彼はちゃんと自分の事を見てくれるのだろうか……などなど。
「でも、そんな大事な事どうしてボクに……あ」
そう、自分以外のメンバーは全員、何らかの形であの怪物達との戦いに関わっていく。
マユミが泣き言をいえるのは、自分だけなのだ。
ノゾミは彼女の話を最後まで聞いて、出来る限りのアドバイスをして行く事に決めた。 それが自分なりに出来る何かだと信じて。
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漆黒に近い世界。リツコが皮肉を込めて『聖骸室』と呼ぶL.C.L.が満ちたシリンダーの中。
レイは静かに、昨日の事を思い出していた。
自分は『ヒト』とは違う。それを無視してでも手に入れたくなってしまった想い。
彼は、自分の母親の片割れとも言える自分を……受け入れてくれるだろうか。
そんな事ばかり考えていた。でも、今は違う。
根拠の無い確信だけど、その事を知っても彼は、そして皆は、私のことを受け入れてくれる。
「大丈夫か、レイ」
目の前の、少し前までは唯一、必要としていて欲しかった人。
でも……。たった今、私は今までの自分を支えていたものを全て捨てようとしている。
なんて自分勝手な決心なんだろう。
でも、そう思えるようになった自分も……綾波レイなんだ。
誰でもない自分を見つけるって、こんなにも簡単なことだったんだ。
ごめんなさい、碇司令。
私はもう、貴方の望みを叶える気は、ありません。----------------------------------------------------
シリンダーの中で微笑むレイを見つめる男は気付きもしなかった。
彼女がいつも通りに向ける、その微笑の裏で決めた決意がたった今、ほかならぬ彼の願いを叶える聖杯を完全に壊した事に。
適当な時に、彼女を『三人目』にしてしまえば息子への想いも全て忘れてしまうだろう。
そうたかをくくった事が、彼の敗因だった。---------------------------------------------------
興奮は疲れを呼んでくれたお陰で、あたしはシンジ君への挨拶もそこそこに床につけた。
これで終わってくれれば、大した事も無く終わった一日だったのだけど。その日のうちに、あたしもまた快楽の僕となる事になってしまったんだよね……。
……こんな形だったのは、ちょっと不満もあるけど。
まぁ、これでも良かったと思ってるわよ。 あたしの可愛い旦那様……?--------------------------------------------------
偶然は時として、意地悪な顔をしてやってくるみたいだ。
あたしがちゃんと寝ているかどうか確かめに来たノゾミちゃんの足。
最年少の彼女から来た一撃が無ければ、あたしはこの疲れを最高の睡眠薬に出来たんだと実証していた筈。
「……!!」大抵の人がそうであるように、あたしだって眠りから叩き起こされれば不機嫌になる。
たとえ痛みが無くても、偶然とはいえ『実際に蹴っ飛ばされた』時なんかは特に。でも、その怒りを一気に上書きする驚愕が目の前にあれば、事情は一気に変わる。
(端末の液晶画面の次は、微妙に鏡化した窓ガラスですかぁ!?)
丁度今のあたしは、そんな状態に置かれていた。
半日くらい前に、端末の画面経由であたしが見たままの映像。
違うのは一人入れ替わっていて、あの時と違ってみんな良く動くから。
視線をさえぎらないお陰で実にしっかりと状況が判るの。普段見る…ひ弱そうな彼の態度や姿とは似つかわしくない、モノが目の前にまる見え。
幾つもの舌が「竿」と呼ばれるらしい棒を、「うちわ」と言われたりもするらしい袋も。誰のものか、なんて詮索が意味をなさない位にしっとりと濡れていた。
そんな、それ以外の思考が排除されるしかない映像のお陰で脳裏が真っ赤に染まって
ここを超えたらもう後戻りできない、と思っていた心の封印を熱暴走したあたしの脳はあっさり封印を――張られた扉ごと――蹴飛ばして外していた。
昼間と違って服を脱ぐ自由があるからか、協力して彼を高めていこうともする。
唇と両手以外も使い、実に……バラエティー豊かに。
ヒカリさんとマユミさんがシンジ君のペニスを胸で挟み、出てきた先端をマナさんとノゾミちゃんが
交互に唇の中に、口腔の中へと包み込んでいく。
アスカさんはシンジ君の指人形にされて、踊りながら彼のおへそに淫液を貯めるのに熱中。マリイさんは三組目の『一対の珠』でシンジ君の顔をぺちぺちと。 興奮はすると思うけど、……気持ちいいのかな、あれ。
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シンジ君の上着はまだ脱がされていないみたいで、シーツとこすれる音が、妙に脳裏に響いて。
頭の中でそれは、圧倒的なまでの欲望を掬い上げてくれた。
あたしの方は、もう自分の力で静めるのはもう無理……そう自覚できた。
もう、鼻につくのがあの子達の匂いか、あたしの匂いかもわからないの。
明日おねしょしたと冷やかされてしまいそうな位にべったりと濡れているんだから。
あたしを含め、みんなが快楽に夢中になっている中、シンジ君だけは戸惑いの表情。
「もう、駄目だよぉ……その気になったら、ますますサツキさん起きちゃうって」
「大丈夫、アタシが睡眠薬飲ませたから……」あはは……ビミョーに、裏があったのね、あの優しさも。
瞬間、彼の中で何かが変わった気がした。「あ、そう……じゃ、いいかな」
豹変とは、こういう変化が似合のかもしれない。
その後は、彼の独壇場だった。
「や……!! また立ったままだなんて、こんなのっ」
「マユミとの思い出だよ、当たり前じゃないか……」マユミさんは、立たされたままシンジ君の餌食になった。
いやいやと口走る態度とは違いすぎる『下の口』は正面向き合って、受け入れていくの。「か、堪忍、て……くだっ?!」
「駄目。 それに、マユミのどこを見れば、それを本当だと思えるかな……?」
「え……あ!嘘?!」彼女の左足は本人の意思を無視してしまったかのようにシンジ君の右足へ。
絡みつき、足の甲を引っ掛けてまでしっかりと『拘束』している。
蔓のように……鞭のように。口から漏れる言葉が本当なら、手で払える筈……事実、彼は股間以外でフォース・チルドレンを拘束していない。
だけど、それは別の体の意思で不可能にされていた。
まず、マユミさん本人の手は、シンジ君の頭を挟むように伸びたマナちゃんの手が拘束。
彼女はキスマークと引っかき傷だらけの背中を舐めて癒すのに夢中。「や、こ、さすがのわた、しも、嫌ですっ」
「駄目だよ、マリイ。 だって、アスカはちゃんと言う通りにしてるし」
「そーだよマリイ。 二人でマユミを逝かせちゃえば、今度は二人のどっちかなんだしぃ。
私もシンジに可愛がって欲しいしぃ」
シンジ君はマリイさんへ右手を、アスカには左手を使って泉を開拓している。
可愛がる条件は一つの命令。『もっと強く弄って欲しいなら、マユミの体全体を愛撫して。 僕の手の代わりに』
その命令を果たすために、ふらふらになりながら二人はマユミさんに快楽を注ぎ込んでいく。
最後の一人はマユミさんの背後から彼女のアナルにいたずらし。
マユミさんがイって、ノゾミちゃんに潮が吹きつけられるまでそれは続いたの。
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最初にポツリ、と感じた違和感はマリイさんの態度。
彼に恋愛と忠誠を誓ってる彼女なら、こんな時でも彼の望むままになると思ってみてた。(何で、乗り気じゃないんだろう……?!)
最初、多数の視線が怖かったり羞恥の元?と思ってたけど、これからの『毎日』が苦しくなるし
何よりシンジ君の望んだ(望みだした)事なんだから、拒否と言うのはちょっと……。
次に違うのは、いつもと違うと判る所……それは、あたしの存在だ。
少しだけ頭を動かしてみると、彼女とマナさんの視線がちらちらと移動して、彼以外を見てる。
視線の先は……っ!! あたしの体が意思を無視してもじもじと動いて――大量の雫を塗り広げた――布団。
当初タオルケットに隠れていた部分が動く腰につれられペロンとずり上がってるから
……多分、説明不可な位にしっかりと開花したのもショーツ越しに見えちゃった!
もう一つ、このとき忘れていた事がある。
『本気』のシンジ君の傍から……一人抜けていた事。
「あの?」そろーっと視線を上にした先には。 本当に申し訳なさそうなヒカリさん。
それを見た瞬間、なにかが、切れた。
「やっぱり……起きてま「っっっつっきゃぁぁぁぁぁぁあっ!!!!」」盛大な悲鳴と共に、逃げ出したあたしはおでこを窓ガラスにぶつけてしまった。
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