宝塚線ダイヤ改正概要
2000. 5.11
更新がずっと滞っていたため、今頃何を言っているのだ、と言われるかもしれませんが、宝塚線区ダイヤ改正の概要をお知らせします。
今回のダイヤ改正は、長らく宝塚線で行なわれてきた路線改良工事(曽根・岡町・豊中駅等高架化、三国駅高架化およびカーブ緩和など)の完了に伴ない実施されるもので、スピードアップも図られます。なお、三国駅は、この改良工事により制限30キロから制限無しへと生まれ変わりました。
ただ、特急と特急日生エクスプレスの停車駅が異なる点は、混乱を招かないかちょっと心配です。また、過去に運転されていた準急は三国に停車していましたが、今回の改正で復活した準急では通過となっています。
現在の宝塚線の昼間時ダイヤは、急行と普通の二本立てで、普通は途中駅(池田および雲雀丘花屋敷)までで、普通のない区間は急行が各駅に停車するという、都市と郊外を結ぶ路線のダイヤの典型とも言うべきものでしたが、宝塚─大阪間の輸送で、阪急よりも高速な
JR
に乗客を奪われている現状をある程度打破するためにも、昼間特急の新設は評価できるものでしょう。
ダイヤ改正は、2000年6月4日から行なわれます。内容はおよそ次の通りです。
列車種別・停車駅の変更
新しい停車駅表
宝塚本線
特急
日生EXP.
-
● ● ● ●
通勤特急
● ● ● ● ● ● ●
特 急
● ● ● ● ● ● ● ●
急 行
● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
準 急
● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
普 通
● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
●
●
●
● ● ● ● ●
宝 清 売 中 山 雲 川 池 石 蛍 豊 岡 曽 服 庄 三 十 中 梅
荒 布 雀 西
塚 神 神 山 本 丘 能 田 橋 池 中 町 根 部 内 国 三 津 田
社 花 勢
屋 口
敷 (特急日生EXP.…特急日生エクスプレス)
箕面線
準 急
● ● ● ●
-
普 通
● ● ● ●
箕 牧 桜 石
面 落 井 橋
能勢電鉄妙見線・日生線
特急
日生EXP.
● ● ● ● ●
-
日 山 畦 一 平 多 鼓 鶯 滝 絹 川
生 の の 延 西
中 下 野 鳥 野 田 滝 森 山 橋 能
央 居 勢
口
(日生エクスプレスのみ記載)
(2000年6月3日までの停車駅表は
こちら
をご覧ください)
変更の詳細
・宝塚本線の認可最高速度が、時速90キロから100キロにスピードアップ。
・平日朝ラッシュ時の特急日生エクスプレスが、30分おきから15分おきに。
・平日朝ラッシュ時に、現在運転されている宝塚発の特急が、通勤特急に変更。
・平日夕ラッシュ時の特急日生エクスプレスが、30分おきから20分おきに。
・昼間時の種別が、特急20分おき、急行20分おき、梅田─宝塚間普通20分おき、梅田─雲雀丘花屋敷間普通20分おきに変更。
(現在は、急行10分おき、梅田─池田間普通20分おき、梅田─雲雀丘花屋敷間普通20分おき)
これに伴ない、梅田─池田間の普通は原則廃止。また、平日夕ラッシュ時の、梅田─豊中間普通もほとんどなくなる。
・現在、通勤準急のみで運転されている平日ラッシュ時の梅田─箕面直通列車が、準急と普通の二種類で運転されるように。
・平日深夜の運転間隔が、15分おきから12分おきに変更。
・休日・土曜の最終電車の発車時刻を繰り下げ。
・休日ダイヤ(2号表)と土曜日ダイヤ(3号表)がほとんど同一のダイヤに。
2000年 5月11日
saiin@mbox.kyoto-inet.or.jp