1999.11.30
去る11月28日(日)、阪急京都線で標識板特急が走りました。
使用されたのは、5304F編成(八連)です。
現在京都線では、土曜ダイヤおよび休日ダイヤの、河原町19時50分発梅田行特急(運番197)に、特急専用車の6300系ではなく、一般のロングシート車(八連)が使用されます。
現在、表示幕改造がされていない八連の編成は5304Fしかなく、この編成が運番197の特急に入っるごく少ない機会にのみ、「特急」標識板を付けた列車を見ることが出来ます。
ただ、この5304Fも、前回の全重検の時期からすると、これから一年程度のうちには正雀工場入りするものと見られており、今回が阪急電鉄での標識板特急の最後の走行になってしまう可能性も大きいと思われます。
この列車は、夜間の走行となるために停車中に撮るしかなく、撮影できるポイントは自ずと限られてしまいます。
当日、高槻市駅には、20人程の人が撮影に集まりました。
この特急は、20時09分に高槻市に到着することになっていますが、ダイヤ上では、そのわずか後に河原町行急行が入線してきます。
しかし、この日は、この急行が先に到着してしまいました。急行が8300系で、足が速かったということもあります。これでは、特急の編成全体を撮影することは出来ません。
急行が先に来たのが判った時には、その場にいた人の悲嘆の声の合唱となりました。
5304F編成(←梅田 河原町→)
運番197ロングシート特急のダイヤ
河原町 1950
↓
烏 丸 1952
↓
大 宮 1954
↓
高槻市着 2009
高槻市発 2010
↓
十 三 2028
↓
梅 田 2032
上り急行「運番18006」(梅田発1847、河原町着1934)が河原町に到着後、下り特急「運番197」になって梅田へ。梅田到着後は、回送となって正雀へ入庫する。
(1999.11.28 高槻市駅)
1999年11月30日
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