神戸高速のラガールカード
1999.10. 1
今日から、スルッと
KANSAI
が神戸地区で拡大しました。
この詳細は明日書くと致しまして、今日は神戸高速鉄道で発売されるカードについてです。
神戸高速鉄道は自社カードを発行せず、ラガールカードを発売するのですが、このラガールカードが、阪急のものとは少し異なるのです。
阪急発行のカードの裏面は、熱破壊方式というもので、銀色の金属光沢をもっていますが、神戸高速で発行されたカードは感熱式のカードで、白っぽいのが特徴です。
また、裏面の案内の文章も少し異なっています。さらに、カード裏面の右下には、偽造防止に効果があるとされる磁気バーコード(凹凸)があります。
阪急発行のラガールも、そのうち全部これと同じものになるのかもしれません。
下のスキャン画像では、金属光沢の感じや磁気バーコードがまるで判らないのが難点ですが…
阪急のラガール
神戸高速のラガール
※ 熱破壊式と感熱式について
鉄道カードでは、一般的に感熱式が使われています。これは、自動券売機の切符やワープロの感熱紙と同じ原理で、熱を加えることにより変色する色素を利用したものです。(ただし、切符などと違い、色素がむき出しにはなっていないので、あまり消えにくい)
阪急のフェアライド対応定期券(「裏が銀色の定期券」のこと)も、この感熱式です。
これに対し、熱破壊式は、表面の銀色の層が熱によって融け去ることによって、その下の黒い層が見えるという方式です。銀色に輝く金属光沢が特徴で、少し傷が付きやすいのが難点といえば難点です。
印字ヘッド側は、感熱式と同じものです。
私の知る限りでは、熱破壊式の鉄道カードは、阪急のラガールカードやカード式の一日乗車券、能勢電のカードのみです。
1999年10月 1日
saiin@mbox.kyoto-inet.or.jp