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1999. 4. 1


 今日から、スルッとKANSAIネットワークに京阪電鉄、南海電鉄、大阪府都市開発(泉北高速鉄道)、和歌山バス、和歌山バス那賀が加わりました。
 1991年4月1日に阪急のストアードフェアシステム「ラガールスルー」が開始されてからちょうど八年、一枚のカードで十三社局が利用できる大ネットワークとなりました。

 今日加入した五社のうち、自社でカードを発行しているのは京阪、南海、泉北の三社です。いままでスルッと
KANSAIに加盟した各社局のほとんどは、それまでに独自のカードを発売しており、スルッとKANSAI加盟時に名称の異なる新しいカードに切換えました。今日加盟の三社も、新しいカードとなりました。

社局名 旧カード名 スルッと対応カード
阪急電鉄 ラガールカード (変更なし)
能勢電鉄 パストラルカード (変更なし)
大阪市交通局 タウンカード レインボーカード
北大阪急行 (な し) レジオンカード
阪神電鉄 ハープカード らくやんカード
京阪電鉄 Kカード スルッとKANSAI Kカード
南海電鉄 南海マイチケット コンパスカード
泉北高速鉄道 (な し) ブルーライナーカード

▲スルッとKANSAI加盟前後のカード

 阪急と能勢電以外は、スルッと
KANSAI加盟以前はストアードフェアでない(改札機に通せない)カードでした。
 ラガールカード、パストラルカードは、発行当初は券売機と精算機でのみ利用できましたが、カードそのものはラガールスルー開始後もそのまま使用できる形式になっていました。
 スルッと
KANSAIは、いわばラガールスルーのシステムに他鉄道が参加したものです。
 阪急と能勢電が新方式のカードに切換える必要がなかったのはこのためです。
 スルッと
KANSAIのなかった頃に発行されたラガールカード、パストラルカードは、そのままでは阪急と能勢電以外を利用する事は出来ませんが、阪急または能勢電の券売機に通すことにより、スルッとKANSAI対応になるよう磁気情報が書き換えられます。

 他鉄道の旧カードは、裏面印字欄がスルッと
KANSAIカードと異なるため、磁気データを券売機で書き換えてスルッとKANSAI対応カードにするというわけにはいきません。

新Kカード 表   新Kカード 裏
スルッとKANSAI Kカード(京阪)

コンパスカード 表   コンパスカード 裏
コンパスカード(南海)

ブルーライナーカード 表   ブルーライナーカード 裏
ブルーライナーカード(泉北高速)

 ブルーライナーカードの裏面には、「発行 南海電鉄株式会社  発売 大阪府都市開発株式会社」と書かれています。



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1999年 4月 1日 saiin@mbox.kyoto-inet.or.jp