ICカード公衆電話登場
1999. 3.24


 今日から、ICカード公衆電話の使用が開始され、同時にICテレホンカードが発売されました。
 
ICテレホンカードは、ICカード公衆電話近くのカード販売機などで売られています。

カード表   カード裏
 

ICカード電話
ICカード電話(土田 卓さん撮影)

 カードは、買った後に端のつめを折り取ってから使います。少々つめが折りにくいのが難点です。
 スロットにカードを挿す際は、どの方向でも、また裏表はどちらでも良いようです。挿すというよりは、置くといった方がふさわしいかもしれません。スロットには二枚のカードを挿すことも出来、この場合は残額の少ない方から順に使われます。また、通話中にカードを抜いた場合には、通話は切れます。
 電話機にカードをセットすると、残額が表示されます。今までの電話機では「105」などの度数表示でしたが、この電話機では「1050」と金額で表示されるようになっています。

 カードは千円、二千円、三千円の三種類が発売されていて、千円、二千円のカードには一件の電話番号を、また三千円のカードには十件の番号と名前を記憶させることが出来ます。
 このカードは偽造防止対策が売りで、残額情報はカードと
NTTのホストコンピューターの両方に記憶されます。また、使用期限が設定されています。(発行から五年くらい。今日買ったカードは、2004年9月30日までとなっていました)
 カードを光にかざしてみると、電波を受信するためのコイルや配線などがプリントされている様子が透けて見えます。

 今回電話機が先行設置されたのは、関西では大阪駅、新大阪駅、大阪空港、関西空港で、このうち大阪駅では、今日は桜橋口の改札前に五台が設置されました。明日から数日かけて、大阪駅周辺では十五台が設置されることになっています。
 また、関西以外では東京周辺でも設置されます。


 電話機の写真は、
TUTTIさんの提供によるものです。(大阪駅桜橋口改札前の電話機)
 
TUTTIさんのページ:TUTTI HomePage



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1999年 3月24日 saiin@mbox.kyoto-inet.or.jp