発車よし! 阪急京都線
1999. 3. 6
3月5日、阪急京都線の運転シミュレーションゲーム「発車よし! 阪急京都線」が発売されました。
Windows95/98
用で、制作は阪急電鉄創遊本部創遊事業推進室。昨年には「発車よし! 阪急神戸線」が発売されており、第二弾となります。
早速、今日(6日)、日本橋の電気街に買いに行きました。京都でも買うことは出来ますし、阪急の売店でも売っているのですが、売店だと定価になるし京都ではソフト類は一般に高いので、わざわざ大阪まで出かけたのです。交通費を考慮してもその方が安いし、何より、日本橋の色々な店を見てまわるのは楽しいですから。
安い店を探して、日本橋を橋から端まで歩き回りました。一番安かったのは、地下鉄恵美須町駅北出口のにあるOAシステムプラザで、3,330円でした。
前作の神戸線は売れ行きがかなり良かったこともあり、ほとんどの店で山積みとなっていました。
南方→正雀の各駅停車と、梅田→河原町間の急行、そして嵐山線が運転できます。京都本線は5300系、嵐山線は2300系での運転です。嵐山線はワイドビューでの表示です。
さて、肝心の内容ですが、ちょっと残念な点が目立ちます。まず、操作はマウスのみで、キーボードでの操作は出来ません。このことが操作性を悪くしています。このためか、停車位置の許容範囲はプラスマイナス10メートルと、大きく取ってあります。走行時の音は、加減速につれてなめらかに変化するのではなく、一定の速度をこえるといきなり変わります。またロングレールの区間やポイント部分でも、通常の区間と同じ音が使われています。
カーブや駅進入時の速度制限は一切ありません。
発車時と到着時の案内放送、ドア開閉、発車合図などの車掌業務が出来るというのが、このシリーズの売りでもあるのですが、到着時の放送は、リアルにやろうとすると減速中に行なうことになり、キーボード操作ができない現状では運転の邪魔になっているような気がします。
これらの点は、前作神戸線でも見られたので、改良されていることを期待していたのですが、残念ながらそのままでした。
この他の細かい点では、実際には、5300系や2300系で高速での走行中にノッチを入れると十秒ぐらい経ってから加速が始まるのですが、このゲームではノッチ投入と同時に加速が始まります。また、このソフトでは勾配を下ると加速するようになっているのですが、加速の割合が大きすぎます。
有名な列車運転シミュレーションソフトに、音楽館から出ている
Train Simurator
シリーズがありますが、こちらはシリーズを重ねるごとに改良されており、運転のしやすさやリアルさの面でかなり満足できるものになっています。阪急でも同様のレベルのものを期待したいところです。
それでは、ゲームの詳しい内容を紹介しましょう。
まず、
Level 1
では、南方→正雀の各駅停車です。各レベルをクリアしないと、次のレベルの運転は出来ないようになっています。
Level 2
は、高槻市→西院の急行。これをクリアするとボーナスステージの嵐山線が運転できます。
Level 3
は、梅田→河原町の急行。これをクリアすると、梅田→河原町の急行を自由に運転できるようになります。
ソフト自体への不満は色々ありますが、それでも毎日乗っている、馴染みのある路線ですので、けっこう楽しめます。
このソフトにはISBNコードが付いているので、置いている店がないという地方の方は、書店でも注文できます。
ISBN 4-939036-02-2
また、下記の公式ページから、通販で手に入れることも出来ます。
http://www.hankyu.co.jp/hankyu/soyu/game/index.html
淡路駅へ進入(1999. 1.30)
1999年 3月 6日
saiin@mbox.kyoto-inet.or.jp