雪の京都線
1999. 2.28
1999年2月4日、京都で雪が積もりました。この日は、京都だけでなく珍しく大阪や神戸でも少し積もりました。
阪急は京都、大阪、神戸、宝塚を結んでいますが、その中で雪が最も多いのが京都です。多いとは言っても年に二、三回積もる程度なのですが、大阪では年に一度積もるかどうかといった風なので、珍しい雪の阪急電車を見たいのなら、何と言っても京都線でしょう。阪急の発行しているカレンダーにも、毎年雪の京都線の美しい写真があります。でも、こうした写真が撮影された時には、確実にダイヤは滅茶苦茶になっているのです。ははは。
この日の京都市内の様子
さてこの日も、朝から京都線のダイヤは大幅に乱れていました。踏切の障害物検知機が雪で誤作動したのだそうです。それでも一昨年の雪の時よりはましでした。その時は、架線の送電が止まりました。
堺筋急行の運転は中止、朝ラッシュ時に行なわれている急行の十両運転も、一部の編成を除いて八両のままでした。
運転本数も少なくなっていたため、どの駅もすさまじい人で溢れていました。
私の乗った急行は、あまりにも人が多くて扉が閉まらず、各停車駅で五分以上停車していました。
どの駅でも、ホームの列車案内板は、列車が来る直前まで何も表示されません。これは、昼過ぎに乗った時もまだそのままの状態でした。ダイヤの乱れは相当ひどかったようです。
しかし、雪国に住む人から見れば、たかが十センチくらいの雪で大騒ぎしている様は、さぞや滑稽なことでしょう。
下の写真は、茨木市駅で撮ったものです。列車の屋根にも雪が乗っています。
朝ラッシュ時の茨木市駅
その後、帰りに昼過ぎの桂駅で撮影したのが下の写真です。雪もちらほら降るだけとなり、積もった雪も徐々に融けてきました。
昼過ぎ、桂駅にて
1999年 2月28日
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